二次元裏@ふたば

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151023 B26/07/30(木)21:39:35No.1453928432+ 23:09頃消えます
『ホメテ〜オ♪』
「…………ビリーヴ」
少し前の仕事、デュランダルさんに頼まれ出演したMV。その完成品が届いたので、トレーナーさんと確認をしていたのですが――。

「……すまん。ビリーヴがこんなに褒めて欲しかったなんて、今まで気付かなくて……!!」
「いや。これはそういう仕事というだけで」
「よく頑張ったな……! 偉いぞ、ビリーヴ……!!」
「……あの、聞いてます?」
トレーナーさんが、情けなさやら後悔やら使命感やら、とにかくなんだかよく分からない感情を詰め込んだような表情でこちらの頭に手を差し伸べるので、とりあえず逃げました。

「本当は、本当はビリーヴだって褒められたいよな……ビリーヴだって、褒められたら嬉しいし、褒められるんだったら褒められたい筈だったのに……くっ」
「いやだから、別に僕は褒められたいという訳では……これはこういう仕事だからやり切っただけで」
何かを盛大に勘違いしている様子のトレーナーさんに、僕は言い聞かす。
「……本当か……?」
「はい」
126/07/30(木)21:40:38No.1453928776+
「実は素直に褒めて欲しいと言い出せなくて……というあれではなく……?」
「ではなくです。僕は自分の仕事に賞賛を求めてないって知ってますよね?」
「じゃあ一人集合写真で目をつぶっちゃって落ち込むことも無いのか……?」
「はい。……あ、いや。無い訳ではないか……えっと、それと褒められたいは別に関係なく無いですか?」
「でもぐっぢょぶ大賞貰ってるぞ?」
「……なんでしょうね、ぐっぢょぶ大賞って」
トレーナーさんの指摘に、ふと考える。デュランダルさんの企画だからそういうものかと思ってたけど、よく考えたら目をつぶってもグッジョブ扱いされないですよね。

「でも何があっても無条件で褒めてくれるのって素敵だよな」
「……そうですかね? 賞賛は正当な評価の上でされるべきでは無いでしょうか」
デュランダルさんの在り方に口出しする気はありませんが、少なくとも僕は自分の納得できない仕事への賞賛は素直に受け入れられないと思います。
「うーん……まあ、それも正しいな」
トレーナーさんは、うんと唸ってからそう答える。けれども、ただ……と一言置いてトレーナーさんは言います。
226/07/30(木)21:41:53No.1453929178+
「毎日一生懸命なビリーヴに、無条件で褒めてあげたい気持ちはぶっちゃけあるんだよな。すごく偉いし許されるなら毎日ぐっぢょぶ大賞あげたい……っ!」
「そんなに」
心の奥底から吐き出すように、そう願望を漏らすトレーナーさんの必死さに、なんだかどこか、ついていけないモノを感じます。

「ビリーヴは……!! いつも真面目で真摯で一生懸命で……! 誰にも見られてなくても気付かなくてもみんなの為に必要だってことを自分から積極的にしてくれて……! もっと感謝も賞賛も貰って良いところなのに……っ!」
「いえ、別に僕は自分のできることをしているだけで」
「そういう謙虚な所も含めて、偉いんだビリーヴは」
「そ、そうですかね……?」
「ああ、ビリーヴは偉い……!!」
力強く、トレーナーさんは力説します。えっと、自分では意識したことないけど……トレーナーさんが言うなら、そう、なのかな……? よく分からないけど。

「――という訳で、MVの仕事をやり切ったビリーヴのこと褒めて褒めて褒めまくっても良い?」
「……どういう訳ですか。いや、まあ……分かりますけど」
「じーっ……!」
326/07/30(木)21:42:43No.1453929435+
じっと期待が籠められたような表情で、トレーナーさんが僕の顔に、キラキラとした眼差しを向けてくる。だから……。

「……その、分かりました。どうぞ」
「……!! えっと、じゃあじゃあ……!」
心の底から嬉しそうにトレーナーさんは表情をぱあっと輝かせて。

「MVのビリーヴ、すごくカッコよかった! 振り付けもキレが良かったな!」
「……その、ありがとうございます」
「ビリーヴらしい演技だったと思う! クールで自然体だったな!」
「ああ、それは……監督のゴールドシップさんから、僕は演技するよりいつもの自然体の方が映えるって指導がありまして」
「なるほど……! 他の子たちがほわほわ可愛かったり、楽しげで面白かったりしたから、ビリーヴのクールな感じがより惹き立ってたと思う! 良いアクセント!」
「……あ、ありがとうございます」
「歌声もカッコよかったな!」
「そ、その……」
426/07/30(木)21:43:38No.1453929746+
「あっ、目を瞑っちゃってへこんでるビリーヴはすごく可愛かった!!」
「えっ、か、可愛……っ!?」
「完璧な仕事!! 流石匠! 仕事人ビリーヴだな!!」
「……〜〜っ! あ、あの……そ、その辺にしませんか……?」
「えっ?」
……っ、その、トレーナーさんがあんまりにもいっぱい褒めてくるから、うぅ……。
僕の気など知らずに、トレーナーさんはまだまだ語り足りないといった表情をしていて……。け、けど……これ以上褒められるのは、僕――。

「……ぅぅ、その、分かりましたから……一旦終わりにしましょう」
「でもまだまだ褒められるぞ?」
「……ダメです。これ以上は、僕が耐えきれないので……」
「そ、そうか」
……はぁ。たぶん、今の僕の顔、ちょっと赤くなってそうだな……と、登ってきた熱を感じながらそう思う。
トレーナーさんは、ウズウズともっと褒めたい様子ですが……うぅ。
526/07/30(木)21:44:56No.1453930160+
「……僕は、褒められ慣れてないので。……容赦してください」
「す、すまん」
しゅん、とトレーナーさんの表情が反省の色になる。……相変わらず、表情で分かりやすいトレーナーさんだけど、僕もまあ、今は変わらないかも……。

「……あの。でも、褒められるのが、嫌という訳では無いので」
「そうなのか?」
「……まあ、はい。その、おじいちゃんに褒められのとかは、嬉しかったですし」
「あっ、確かに」

「……それに、その。……僕のこと、仕事のこと、一番によく見てくれてるトレーナーさんに褒められるのも……同じくらいに、嬉しくは、あるので……」
「……えっ」
626/07/30(木)21:45:40No.1453930384+
「だから、その……。……たまになら、さっきみたいに、いっぱい褒めて貰っても……と、トレーナーさんがしたいというなら……その、良いですよ?」
「……!!! び、ビリーヴ……!!!」
太陽ですかってくらいに、表情をばあっと明るくさせて、トレーナーさんが身を乗り出してきます。

「……あの、たまに、ですからね?」
「――ああ!!」
……うぅ。何がそんなに楽しいのでしょうか。
やっぱり、トレーナーさんは変わってるな、と思いながら……ウキウキと表情に嬉しさを浮かべるトレーナーさんを尻目に、僕はどうにか顔の熱を冷ましていくのでした。
726/07/30(木)21:46:31No.1453930647そうだねx2
おわり
ビリーヴはもっとホメホメメテオされるべき
ホメホメメテオしたい
826/07/30(木)21:47:00No.1453930792+
かわいい
926/07/30(木)21:49:48No.1453931634そうだねx3
>「でもぐっぢょぶ大賞貰ってるぞ?」
>「……なんでしょうね、ぐっぢょぶ大賞って」
そうだね
1026/07/30(木)22:10:17No.1453938204+
耳ペタビリーヴかわいいよね
1126/07/30(木)22:33:03No.1453945894+
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1226/07/30(木)22:48:38No.1453951063+
どっちがメンタルケアされてるのか分かんねぇや
1326/07/30(木)22:50:07No.1453951620+
スレッドを立てた人によって削除されました
アフィカスの立てたスレ


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