二次元裏@ふたば

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691089 B26/07/05(日)23:53:32 ID:lGqbpomANo.1446596389+ 01:33頃消えます
202607052328
イモゲンチャーの怪文書できました、ひと屋です。今回は決着に向けての準備回です。
雪山編完結まではエピローグ含めあと二つ予定!
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お借りする味方枠「」イマー
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敵枠でお借りする「」イマー
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前回までの
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126/07/05(日)23:58:29 ID:lGqbpomANo.1446597938+
「何だ貴様らは!救助の邪魔をする気か!!」
犬童三幸と霜桐雪奈がフロスベルグモンと交戦を始め数分後、灰かぶりの城へと続く一本道はアイスデビモンやパンジャモンのような寒冷地帯に住むデジモン、アウルモンやモッキンバーモンなど、飛行するデジモンの群れに塞がれている。
フロゾモンが威嚇のグラシエイトミサイルを放つも、群れは動かない。
「待伏はここだったか」とミミックモンが金の目を細めると、ソフィーは唾を呑み込み、桜色のデジヴァイスを取り出した。
「こんな所で時間を取られたくないし、アレを使っちゃいま……あっ」
その直後に篤人が迷わず、ジャンクモンは一瞬考え、歩み出た。
「アツト。流石にソフィーちゃんとフロゾモンの力は借りとけ」
ジャンクモンの提言に篤人は、まだ拭えない怒りの目を彼と合わせないまま、首を横に振った。
「待ちなさいアツト。あの数相手に本気で……」
「ごめん、ソフィーさん」
篤人は制止するソフィーにも顔を向けず、デジヴァイスを取り出し、敵の群れを睥睨した。
「ちょっと、八つ当たりさせて」
226/07/06(月)00:02:37 ID:lGqbpomANo.1446599223+
冷静に努めきれない声音で、篤人はジャンクモンをデストロモンまで進化させ、雪面を抉るような咆哮と共に、敵の群れに向け砲撃を始めた。
吹雪と曇り空の中、紫の巨竜から放たれる三連装砲の驟雨を浴びた敵は、麓の集落まで届くような爆発と轟音を伴い体を四散させ、0と1と化し召されるように空へと昇る。
「完全体も混ざっているのだぞ!?あいつ、こうも容易く……!」
「それだけ強い望みから果たした進化……奇跡を望むための力、か」
フロゾモンは僅かに後退り、ミミックモンはこの雪山ごと断ち割るように横薙ぎで放たれたジャガーノートブラスト、止められない力の奔流の中で何も残せず消えて行く敵を、複雑な目で見据える。
「……C'est terrifiant」
その凄惨な光景を、どこを見ているかも分からない目で引き起こした篤人を、ソフィーも硬い表情のまま目を逸らさず見続けた。
326/07/06(月)00:06:24 ID:RenMmQFMNo.1446600334+
「すまねェみんな。こいつも少しは落ち着いたみてェだ」
進化から戻り息を乱すジャンクモンの刺す視線に、篤人は無言で目を合わせると、ジャンクモンは小声でくぐもり、黙った。
気持ちは、晴れなかった。敵を倒せば一先ずは消えると思った怒りは、風見のデジヴァイスを握る鳥谷部の我が物顔の笑みが脳裏に映る度、すぐにまた激情が満ち溢れていく。
世界を救うために築いてきた道程の成果が、世界を奪うための力として使われる。言葉を並べ立てるだけで沸き続ける怒りの中、篤人は自分のデジヴァイスと紋章に目をやった。
自分が死んでいたら、これも使われた。今は三幸の持つ勇気の紋章とデジヴァイスもだ。もし、ここで自分か三幸が倒れることが、あれば。
「何を考えた、アツト」
ジャンクモンの咎める声で、篤人は周囲がはっきりと見えた事に気付くと、ジャンクモンへと顔を向けた。
426/07/06(月)00:08:53 ID:RenMmQFMNo.1446601086+
「いいか?奴らにムカついてんのは俺様も同じだ」
はっきりと顔が見えたパートナーの言葉に、篤人は少し楽になったような気で、彼の目をしっかりと見据え、頷いた。
「一旦怒りは引っ込めとけ。本番はこの先だからな」
唸って感情を堪えるジャンクモンに、篤人は未だに湧き続ける激情を放り出そうと、大きく息を吸って、一気に吐いた。
「……ワタシの切り札を使わなかったの、もしかしたら良かったかもしれないわね。
でもアツト貴方、大分力を使ったんじゃない?」
逡巡しながらのソフィーの問いに、篤人は迷いなく背嚢を降ろした。
「ジャンクモン。幼年期まで戻って、リュックに入って少しでも休んで」
「お前、荷物どうする気だよ」
「捨てる。少しでも君を休ま……」
背嚢のチャックに手を触れた瞬間、篤人の腹の虫が鳴った。
526/07/06(月)00:12:17 ID:RenMmQFMNo.1446602066+
「貴方、かなり力を使ったのよ?それで急いで、どうするワケ?」
「ソフィーの言う通りだ。我らが力を使わなかったのは幸いかもしれぬが、城でも戦いになる。
この中で一番力があるのは、お主なのだぞ篤人」
苦渋も感じる二人の声音から、篤人は今もまだ、鳥谷部と戦っている三幸や雪奈、灰かぶりの城にいる被害者達、そして雪奈から託されたディーアークの持ち主のことが頭に浮かんだ。
続けて、ジャンクモンを見た。彼も自分の愚かな八つ当たりで、消耗させてしまった。だからこそ、自分の空腹に構わず休ませようと、背嚢で背負うつもりであった。
(……待て、ソフィーさん達がどうなんだ……?)
彼女たちのことを、考えて無かった。それを思った篤人の空いた腹はすぐに決まり、篤人は無理矢理和らげた表情と声で、彼女達を見た。
「ソフィーさん、ミミックモン。君達は「よいか、片桐」
言い切る前、そしてジャンクモンが咎めようとする前に、沈黙していたフロゾモンが歩み出て、篤人の肩を掴んだ。
626/07/06(月)00:15:04 ID:CRkxZoYQNo.1446602845+
「ここからバロッコを救うのが僕の望む奇跡だ。
そのためなら何でもす……いや、し始めたから」
篤人は三幸の顔を思い浮かべ、募る罪悪感から歯を軋ませ、首を横に振り無理矢理振り払ってから、ジャンクモンに声をかけた。
ジャンクモンは渋い表情で空き缶の大砲から錆びたメダルを撃ち出し、受け取った篤人はそれをソフィーに見せた。
「ソフィーさん、もう休むか行くかは、コイントスで決めよう」
「アナタねぇ……ま、今回だけは良い事にするわ。
決めるのはワタシでトスは「待て貴様ら」
不服ながら渋々とメダルを受け取ろうとしたソフィーにフロゾモンが割って入ると、頭部のハッチに空け、ガラスの靴を取り出した。
726/07/06(月)00:15:49 ID:CRkxZoYQNo.1446603115+
「C'est pas vrai!それサンドリモンの城への招待状!!」
「フロゾモン、お主……」
「先程言ったな。吾輩はサンドリモンの許に居たと」
ミミックモンの視線に、フロゾモンは目を背けようとしながら低く言った。
「フロゾモン。持ってるなら何で出さなかった?
それの確保が最優先だったんだぞ」
「定員1名の帰還用だ!あの人数を送れるか!」
少し荒い語気のジャンクモンの問いに、フロゾモンはやはり目をそらし、荒げた声で答えた。
「なら何で、今になって出したのさ」
「……遭難者救出のためだ!吾輩はフロゾモンだぞ!今更聞くことか!!」
やはり目は合わせないフロゾモンに、篤人は何も言わなかった。それからフロゾモンは咳払いと共にガラスの靴を指差し、また声を荒げた。
826/07/06(月)00:52:16No.1446613368+
検索用 エラー品
926/07/06(月)01:02:46No.1446615970+
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10330 B
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
1026/07/06(月)01:02:55No.1446616024+
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