二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1782045306460.png-(1151848 B)
1151848 B26/06/21(日)21:35:06No.1442233830そうだねx1 22:35頃消えます
ちょっと間が開きましたがマドックスの怪文書です
デジカやってると書く時間なくなるね!
fu6872262.txt
126/06/21(日)21:35:19No.1442233947+
ガチャリとベッドルームのドアが開く音がして、俺はうっすらと目を覚ました。
AM 06:04
時計を薄目で見ると、そう表示されている。
どうせ俺は謹慎中の身。こんな早く起きたところでやることなんてない。
「まーどーっくすー」
どこからか、俺を呼ぶ声がした。
寝かせてくれ…まだ二日酔いが残ってるんだ。
「おーきーろー!」
ユサユサと体が揺さぶられる。
…誰がやってんだ?俺は一人暮らしだぞ?
226/06/21(日)21:35:42No.1442234131+
「誰だ!!」
俺は飛び起きながらベッドの隙間に隠してあるデザートイーグルを手に取り、その相手と対峙した。
「誰って…アタシだよアタシ、ウルヴァモン。」
…そうだった。
昨日、俺は玄関前で倒れていた喋るフェレットを助けた。
暇だし行き場に困ってそうだったんで、俺はヤツを住まわしてやることにした。
動物は嫌いじゃない。嫌いじゃないが…相手が喋るとなると、調子が狂うな。
「んー…フェレット…じゃねえや、フェル、こんな時間に起こすな。」
「人間って長く寝るのね。」
「そう、人間は9時間は余裕で寝る。わかったら二度寝するからリビングでケーブルテレビでも見てろ。」
「テレビならデジタルワールドでも見れる。もっとこう…リアルワールドらしいのってないの?」
ワガママなヤツめ…
326/06/21(日)21:35:54No.1442234241+
「………お前、英語は読めるか?」
「当たり前でしょ。アタシを動物と勘違いしてる?」
「リビングの本棚にGuns & Ammoがある。それでも読んどけ。」
「わかった〜」
フェルはそれで満足したのか、ベッドルームを出て行った。
俺はデザートイーグルをベッドの隙間にしまいなおす。
そう、俺の家にはどの部屋にも銃を隠してある。
ベッドルームにはデザートイーグルが、シャワールームには不本意だがグロック17を、トイレのタンクの中にはM4コマンドー、リビングには普段使いのライフルに加え、本棚の隠し棚にM26 MASSや観賞用のリボルバーを……しまった、フェルに隠し棚を触らない様に言うのを忘れた。
まぁ鍵もある、多分大丈夫だろう。
そのうち思考はゆっくりと溶けていき、俺は再び眠りについていた。
426/06/21(日)21:36:08No.1442234346+
AM 08:58
次に時計を見た時の表示はそうなっていた。
「流石に、そろそろ起きるか…」
俺はぼんやりと起き上がり、フェルの様子を見に行ってみることにした。
「起きたのマドックス!この銃!試し撃ちできないの!?」
彼女は妙にテンションが高く、ガチャガチャと手に持ったリボルバーをいじっていた。
…リボルバー?
「オイ…そのリボルバー…!?」
「これ?本棚の下に入ってたやつよ?」
それは、俺の家に代々伝わるもの。
「そいつを返せ!そいつは『レ・マット・リボルバー』つってな、俺の爺さんの曾爺さんが南北戦争で使ってた銃なんだよ!」
レ・マット・リボルバー。
南北戦争中にアメリカ連合国陸軍が採用していた銃だ。
526/06/21(日)21:36:20No.1442234417+
俺はひったくる様にしてそれを取り返した。
「あ……ごめん。マドックス。面白そうな銃だったから気になって…大事なのだったのね…」
「……気持ちはわかる。」
レ・マット・リボルバーの最大の特徴は弾倉だ。
リボルバーの中央が16ゲージ散弾用の弾倉になっていて、2種の弾丸の撃ち分けができる変わった機構をしている。
「俺もガキの頃…爺さんがまだこれを持ってた時、勝手に撃とうとしてブン殴られたことがある。」
あんときゃ痛かったな。
「にしても、どうしてコイツが気になった?ショットガンだってライフルだってあるだろう?」
「リボルバーが一番クールでエレガントに感じたのよ。アタシの両腕ぐらいにね。」
そう言いながら、フェルのやつは俺に手のひらを見せる。
銃口がついてやがる…まさかこの腕、撃てるのか?
「冗談でもやめろ…銃口をやたらと人に向けんじゃねえ。銃口を向けるのは引き金を引く時だけだ。…でもお前がどれだけ撃てるのかは気になるな。ちょっとついてこい。」
626/06/21(日)21:36:43No.1442234586+
俺の家には射撃場がある。
…とは言っても、裏庭を防弾壁で囲ってターゲットを設置しただけの簡単なものだ。標的も50ヤードまでしかない。
だが、それだけあれば十分。俺はスナイパーじゃない。
「よし…じゃあまずは一番手前、15ヤードからだ。撃ってみろ、フェル。」
「任せなさい。この距離なら簡単よ!」
そう言いながら、彼女は両手の平をターゲットに向ける。
「ラピッドバースト!」
その掛け声と共に発射された光る弾丸は、見事に標的を捉えた。
普段ならば、当たった銃弾が跳ね返る”カーン”といった小気味のいい音が鳴るはずが、ジュワジュワと何かが溶ける様な、焼ける様な音のみが静かに聞こえる。
「嘘だろ…防弾鋼板だぞ!?」
ウルヴァモンが撃つのは、実体弾ではないらしい。
丸く溶け落ちたターゲットが、そのことを如実に語る。
「どう?これがアタシの、デジモンの力よ。」
「面白いじゃねえか!次は50、一番奥を狙ってみろ!」
「わかったわ!」
726/06/21(日)21:37:10No.1442234811+
彼女は再び両手の平を前に向け、手前の地面から掬い上げる様にして光弾を連射していく。
「ダメだダメだ!フェル!一旦やめ!」
それを俺は大声を上げて中断させた。
「なによマドックス!何か問題?」
当然、彼女は不満気だ。
「いいか、的を直接撃て。あんな撃ち方したらすぐ弾がなくなる。それに余計な被害が出る。いいな?一発で狙え。」
「……わかった。」
彼女は片手だけを向けてしばらく狙うと、俺の言いつけ通り一発だけ射撃した。
しかし、それがターゲットに当たることはなく、あらぬ方向へ飛んでいった。
「あ…あれ?」
続いて何発か撃つも、やはりそれも当たらない。
「…お前、狙うの下手だろ?」
「なっ…そんなことない!いつもはさっきみたいに撃って当ててるのよ!それにアタシのラピッドバーストはエネルギー弾!弾切れの心配なんてない!」
「あの撃ち方じゃ射線が丸わかりだろ。感覚教えてやる。腕貸せ。」
俺はウルヴァモンの腕を脇に抱え、照準を合わせる。
826/06/21(日)21:37:25No.1442234930+
「いいか、標的に目の焦点を合わせるな。フロントサイトに焦点を……お前にはないな。…親指をサイト代わりにしろ。」
「…わかった」
「次に、撃つ時はトリガーを引く指に余計な力を入れずに…お前トリガーもないな。まぁあれだ、力を抜いて撃て。」
「わかった!ラピッドバースト!!」
一瞬彼女の腕が火傷しそうなぐらいに熱くなり、光弾が発射された。
それは見事にターゲットに命中し、またしても丸く防弾鋼板をぶち抜く。
「ほらな、当たったろ?」
「確かに、照準に関してはマドックスの方が上みたい。でも、アタシにはまだまだ手があるわ。火炎放射とミサイルとかね。」
「やめろ、ここでそんなモンぶっ放されたら家がなくなる。」
926/06/21(日)21:37:36No.1442235014+
フェルの射撃を見ていたら、なんだがこっちも興が乗ってきた。
俺は愛用のM16を構え、彼女が撃ったターゲットの溶け落ちなかった部分、要するに柱を狙って撃つ。
当然的は小さいが、この程度当てるのは難しくない。カーチェイスしながら犯人の頭をブチ抜くよりもよっぽど楽だ。
「すごいじゃないのマドックス!」
「当たり前だ。これで何人も悪人を始末してきたからな。」
「私だって!」
そうして彼女がまたしても何発か撃つと、やっぱり的には当たらなかったが、さっきよりもマシなところに着弾した。
「あー…」
それを気にしたのか、フェルは軽くため息をついている。
「まぁ気にすんな、スジは悪くない。お前ならもっと上手くなれるさ。」
「……ねぇマドックス」
「なんだ?」
「アタシ、お腹が空いたわ。」
特に気にはしていなかったらしい。励ましの言葉が無駄になったな…
1026/06/21(日)21:37:59No.1442235196+
昨日のように冷凍食品でもいいが、せっかくだ。俺は近場の店にデリバリーを依頼した。
「まだ〜?」
「まだだ。大人しく待っとけ。」
そんな会話をしながら数十分。
「これも美味しそうな匂いがするわ〜!なんてやつ?」
彼女はデリバリーの袋から箱を取り出し、すんすんと鼻を鳴らして中身を窺っている。
「パンダのロゴ見りゃわかるだろ、チャイニーズだ。ベースはチャオメンとホワイトライスがあるが…お前はどっちがいい?」
「どっちもは?」
「…じゃあ半分ずつな。」
俺は適当にテーブルにベースの紙皿を置き、メインの箱を開ける。
「オレンジチキンとハニーウォールナッツシュリンプにモンゴリアンポーク、定番だな。」
「美味しそう〜!!」
そう言いながら手掴みで食らいつこうとするフェルを、俺は彼女の頭を鷲掴みにして制止した。
1126/06/21(日)21:38:19No.1442235355+
「何するのよ!」
「手掴みはやめろ!今時アメリカ人だって箸は使うぞ!」
「…そうだったわね。人間は確か…そういうのを使うんだったわ。」
まぁ、いきなり箸は難しいだろう。彼女にはスプーンとフォークを渡しておく。
「これが…オレンジチキンってやつよね。」
彼女はおぼつかない手つきでフォークでそれを突き刺し、口に運ぶ。
「んん〜〜!ふわっとオレンジの香りがして、甘酸っぱさの中にちょっと辛さがある…!!ご飯が進む〜!」
彼女は勢いよくライスを掻っ込んでいる。飯を食うだけでやかましいやつだ…
俺もオレンジチキンを二つほどまとめて口に放り込む。
その味が普段食う時よりも旨く感じたのは、多分気のせいだろう。
─────────
「そういえば、どうやってリボルバーを見つけた?鍵があったろ」
「鍵?かかってなかったわよ?」
「……かけ忘れてたか…」
1226/06/21(日)21:38:48No.1442235569+
以上ウルヴァモンにジャンクフード食わせた委員会でした
1326/06/21(日)21:43:32No.1442237718+
そんなもん食ってると下半身が太くなるぞウルヴァモン
もう太かったな…
1426/06/21(日)21:45:09No.1442238556+
そんなもの食べてるとベアキャットモンになれないぞ
1526/06/21(日)21:46:27No.1442239152+
>そんなもん食ってると下半身が太くなるぞウルヴァモン
>もう太かったな…
>そんなもの食べてるとベアキャットモンになれないぞ
想定ルートとしてはベルスターモンだから…まぁ多分胸に行くでしょう…


1782045306460.png fu6872262.txt