26/06/20(土)23:59:12No.1441887863そうだねx1
01:25頃消えます
苦しい。
最初に感じたのは、それだった。
ジリジリと、焼ける陽射し。熱い砂浜。気付けば俺は、そんな場所にいた。
やけに呼吸が苦しい。浅く、薄く、そして息が詰まる。そっと、口元に手を当てて――俺は、理解する。
口を覆うのは、忘れもしないあの“マスク”。場所も時も、ああ。忘れることはできない、まさしくあの日だ。
周りには、誰も居ない。ウマ娘たちの活気の溢れた声など、存在しない。あるのは、夏の陽射しと冷たく波打つ海と、肺をキリキリと締め付けるこの薄く極限の空気。
『――スタート』
パンっ。
俺のよく見知った声が響いて、手が打ち鳴らされる。その言葉に従って、俺は走る。
走る、走る。
途端に、息が上がる。呼吸が乱れて、喉がカヒュと鳴り、肺が潰れる。
| … | 126/06/21(日)00:01:07No.1441888523+「ゴっ、こひゅっ――! ガッはっ」 |
| … | 226/06/21(日)00:02:33No.1441889135+走って、走って、苦しんで、走って。 |
| … | 326/06/21(日)00:03:53No.1441889608+しかし、実際に今体験して。そんな自分の行為に何の意味も無かったと分からされる。だって、こんなにも苦しいのだから。何を分かった気になろうとしていたんだ。 |
| … | 426/06/21(日)00:04:58No.1441889983+後悔は無い。あってなるものか。俺はビリーヴと最高の仕事をやり遂げる為に、この選択をした。 |
| … | 526/06/21(日)00:06:25No.1441890533+―――――― |
| … | 626/06/21(日)00:07:30No.1441890953+それは、疑問……などでは、無いだろう。彼女の眼差しにはそんなものは含まれていない。言うなれば、厳しさを含んだもので。 |
| … | 726/06/21(日)00:09:01No.1441891482+「あのトレーニングがあったから、あの過酷な夏合宿があったから、僕は限界のその先に辿り着けた。僕は最高の仕事ができた。なので……僕は、あのトレーニングを誇りに思っています」 |
| … | 826/06/21(日)00:11:12No.1441892257+彼女は初めから、俺を許している。分かっている。そんなことは。自分がどれだけ愚かしく正しくない行為をしているかは、痛いくらいに。だから、ただ謝ることしかできなかった。 |
| … | 926/06/21(日)00:13:00No.1441892950+「……顔を見れば、分かります。それくらい。……貴方が、その……罪悪感にまだ向き合っていたいって、そう思っていることくらい」 |
| … | 1026/06/21(日)00:14:18No.1441893386+「っ、ビリーッがっ! っっ」 |
| … | 1126/06/21(日)00:16:24No.1441894133+「……トレーナーさんが罪悪感に苛まれて、この苦しみを味わっていたいのなら。……僕も、その苦しみを、味合わせてください」 |
| … | 1226/06/21(日)00:18:35No.1441894918+「……はい。あの時の僕は、担当で、教え子で、学生で。あの時のトレーナーさんは大人で、指導者で……だから、すべての責任を一人で背負った。 |
| … | 1326/06/21(日)00:19:41No.1441895323+……本当ならば、ともに堕ちていく選択は正しくない。ともに苦痛の中に身を投じるなど、バカげている。 |
| … | 1426/06/21(日)00:20:41No.1441895656そうだねx1「……トレーナーさんと一緒に、走る感覚も、あの苦しみも、二人で分かち合えるのはその……嬉しい、ですから」 |
| … | 1526/06/21(日)00:22:05No.1441896130そうだねx1おわり |
| … | 1626/06/21(日)00:38:23No.1441901188+本編でも普通に入水しだすから危ういよねビリーヴのトレーナー |
| … | 1726/06/21(日)00:39:55No.1441901592+スレッドを立てた人によって削除されました |
| … | 1826/06/21(日)00:41:41No.1441902047+ビリちゃんのドスケベ二次創作もっと増えて… |