二次元裏@ふたば

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133747 B26/06/20(土)22:01:01No.1441841315そうだねx1 23:12頃消えます
閉め切った窓の向こう側から、くぐもった雨音が聞こえてくる。雨の滴が弾ける音も車が水を切って走り去る響きも、近くで聞くと騒がしいのに窓一枚を隔てるとどうしてこれほど心地よく感じるのかと子供の頃から思っていたが、未だにそれは謎のままである。
ベッドの上を見れば、もうひとつの謎が横たわっていた。雨になるといつもやってくる、気まぐれな猫のことである。
「シービー」
名前を呼んでも猫は長い睫毛を少し震わせただけで、包まった毛布からぴくりとも動こうとしない。今用があるのは彼女ではなく毛布の方なのだが、どうも穏便な方法では渡してもらえなさそうだ。
126/06/20(土)22:01:20No.1441841443+
彼女を呼ぶ声が、さっきより幾分か上ずる。
「シービー」
起きないなら起きないで、実は構わないのだ。彼女の整った寝顔を堪能しながら名前を呼び続けるのも、そばに腰掛けると尻尾を巻き付けて眠りながらでも甘えてくる姿も、何もかも愉しい。
だが、頬を指先で擽っていると、流石の彼女も微睡みの中に沈んだままというわけにはいかなくなってくる。
「ん…
おはよう、トレーナー」
「おはよう。疲れたか?」
「雨で冷えてたからかな。お風呂もらったら気持ちよくなっちゃって」
薄目を開けて潤んだまま微笑む彼女の瞳は、自分が一番美しいと思うもののひとつだった。
226/06/20(土)22:01:35No.1441841541+
「毛布をちょっと貸してくれないか。洗濯したいんだ」
そう頼むと、彼女は答えを返す代わりに両脚で毛布を挟み込んで、恋人もかくやという勢いで熱烈に抱きしめてみせた。悪戯っぽく舌を出されると可愛らしいわがままを許してしまいそうになるが、彼女が寝るものだからこそ使い古しのまま放っておくのは恥ずかしいという気持ちも、少しは察してほしいものである。
この猫は気に入ったものを決して離さないことは長い付き合いで承知しているが、何も冴えない男の普段遣いの毛布を後生大事に抱え込むこともあるまい。
326/06/20(土)22:01:55No.1441841672+
「なぁ、頼むよ。別に大していいものじゃないだろ、それ」
「ううん。この毛布、好きだよ。
きみの匂いがしてさ。安心するんだ」
さらりと言ってのけられて、ますます恥ずかしくなる。彼女のそれと違って決していい匂いではないだろうから。
「…だったらなおさら洗わないとだろ。
毛布なら、ほら。新しいやつがあるからさ」
食い下がるこちらを見て、彼女も仕方ないと言うように溜め息をついた。だが、そのとき自分は忘れていたのであった。
「そっか。じゃあ、仕方ないね。
まあ、いっか。きみもいるし」
彼女が何かをやめるとすれば、それはもっと面白い別の何かを見つけたからに過ぎないということを。
426/06/20(土)22:02:13No.1441841797+
ドアの向こう側から、洗濯機のゆっくりと回る音が聞こえてくる。窓の外の雨音と同じように、その静かだが絶えることのない響きが心地いいと思えるのはなぜだろうと、また不思議で仕方ない。
「あったかいね」
「…うん。もう寝ちゃいそうだ」
彼女を腕の中に迎え入れて、ぬくもりと柔らかさを感じていれば、どんな音でも心地よく聞こえてしまうかもしれないが。
「せっかくきみといるんだから、始めからこうすればよかったね」
毛布を取り上げるのなら代わりになってほしいと言われて、あっさりと誘惑に負けてしまった様をからかうように、くすくすと微笑みながら彼女が言う。
「俺は待ってくれてありがたかったよ。
来てすぐにこんなことしてたら、家事が手につかないしな」
彼女の気まぐれをどれだけ口で窘めても、最後はこうして甘い時間を過ごしたくなってしまう。
そのくらい、彼女の微笑みには弱いのだ。
526/06/20(土)22:02:33No.1441841934+
さっきの毛布にそうしたように、彼女のしなやかな両脚が腰に絡んで、身体と身体がぴったりと密着する。お気に入りの玩具に甘える猫のような可愛らしさだが、胸に顔を埋めて鼻を鳴らされると、別の理由で頬が熱ってくる。
「…本当にいいのか?」
「ん?大丈夫だよ、臭くないから」
「いや、そりゃよかったけど…すごくいい匂いってわけでもないだろ」
「うん。きっとそうだと思う」
はっきりそう言われてしまうと、分かっていてもなんだか悲しい。けれど、わざとらしく俯いた視線の先には、悪戯な微笑みを増した彼女の顔が待っていた。
「でも、誰にとってもいい匂いと、アタシだけが好きな匂いだったら、きみはどっちがいい?」
626/06/20(土)22:02:50No.1441842062+
答えの分かりきっている問を投げられたときに、できることはひとつしかない。
問うた者が少しでも満足するような答え方を、必死で考えることだ。
「…他の誰にも見向きもされなくても、シービーが見てくれるなら、いいよ。
シービーがちゃんと、好きって言い続けてくれるなら、だけど」
「ふふ。大丈夫だよ。
好きを我慢するなんて、アタシはできないから」
もう爪先まで、彼女のものになってしまっているのだろう。こんなことを言われて、どうしようもなく嬉しくなってしまっているのだから。
726/06/20(土)22:03:06No.1441842177+
雨の滴も風の音も、何もかもが別の世界のことのように感じる。窓を開ければうるさいくらいに響いているだろうそれを、静かな部屋の中でぬくもりとともに遠く聞いているというのも、これはこれで面白い。
そんな魔法にかかれば、無愛想な洗濯機のアラームも、なんだか遠い汽笛のように思えた。
今はこの毛布の中だけが、アタシの世界。そこにきみとふたりでいるのは、手狭なはずなのにひどく心地良い。
「毛布、洗い終わったみたいだよ」
微睡むきみを起こすように、耳許でささやく。普段はこんな律儀な忠告はしないのだけれど、今は特別だ。
きみの答えがほしいから。

「…ん」
寝起きが悪いきみには申し訳ないけれど、まだ少し眠りの内にいるきみの顔が、アタシはどうしようもなく好きだ。普段の頼れる大人の化粧がいい塩梅に剥がれた、素直で少し甘えん坊なきみの姿が。
826/06/20(土)22:03:31No.1441842355+
わかったから、と言う代わりのように、きみはアタシを抱きしめた。それはそれで嬉しいけれど、アタシが今ほしいものはそれじゃない。
言葉にしないと、許さない。

いつも優しいきみが好きだ。アタシがどんなに気ままに生きても、どこまでも続く海のように優しく受け止めてくれるきみのことが。
でも、おおらかな海の本音も、たまには聞いてみたい。
「いい。
もっと一緒にいたい」
──海にわがままを言われるなんて、愛していなければできないと思うから。
926/06/20(土)22:03:49No.1441842467そうだねx1
小さな世界にくるまりながら、てのひらの中に海を抱いて眠る。
雨に烟る海は、少しだけ甘えん坊だ。
1026/06/20(土)22:04:28No.1441842766そうだねx1
おわり
今日は雨だったからシービーとくっついていたい人生だった
1126/06/20(土)22:05:55No.1441843366+
https://futaba-id.site/
1226/06/20(土)22:06:26No.1441843567+
匂いがついてないと使わない猫
1326/06/20(土)22:09:20No.1441844814+
雨に濡れたCBの髪乾かしてあげたい
1426/06/20(土)22:15:34No.1441847536+
雨降ってて寒い日は体温高いCBを抱っこして寝たい
1526/06/20(土)22:20:55No.1441849870+
濡れるから外はやめたらって言っても聞かないくせに寝床に落ち着いたら逆に離してくれなさそうでいい
1626/06/20(土)22:23:57No.1441851194+
弱者男性の妄想すぎる…
1726/06/20(土)22:26:12No.1441852146+
ウマ娘抱っこしてると耳で鼻くすぐられたりして楽しそう
1826/06/20(土)22:31:15No.1441854205+
CBを撫でてるうちに寝落ちしたいし起きたら逆に楽しそうなCBに恥ずかしいって言ってるのに撫でられたい
1926/06/20(土)22:38:10No.1441857294+
温くてちょっと湿ったお風呂上がりのCBの耳がぴこぴこ動くところに指を持ってきたい
2026/06/20(土)22:43:00No.1441859399+
そういえば
2126/06/20(土)22:43:36No.1441859595+
>ウマ娘抱っこしてると耳で鼻くすぐられたりして楽しそう
タイシンのおみみシザーでほっぺた挟まれたいだけの人生だった
2226/06/20(土)22:43:55No.1441859719+
ご奉仕大好き!(パパパン♥パパパン♥)
コスプレ中毒!(パン♥パン♥パパン♥)
ド ス ケ ベ
CB のどっぴゅんご奉仕ナイトはまだまだ続く…!
まずはCBさんから!
1シスター 2チャイナ 3メイド 4スク水 5ブルマ 6婦警 7ナース 8エプロン 9アメスク 10全部
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