二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1781578478232.jpg-(691089 B)
691089 B26/06/16(火)11:54:38No.1440434467そうだねx3 13:49頃消えます
イモゲンチャーの怪文書を書きました。ひと屋です。かなり長くなったけど今回でバトルは終わり!
とりあえず1周年前に完成して良かった……。
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お借りした味方枠 
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お借りした敵枠
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
126/06/16(火)11:55:01No.1440434540+
薄っすらと白い冷気が漂う灰被りの城の地下、斃れたデジモンであろう一部をキャタピラで踏み潰し、フロゾモンは大扉の前に立ち塞がるブルーメラモンへロケット砲と共に突き進む。
迎え撃つブルーメラモンが拳を突き出し氷色の炎を放つと、凍てつく炎に呑まれたロケット砲は推力を失い落ち、砕ける。フロゾモンも凍り始めたキャタピラを無理矢理動かしたまま、ブルーメラモンへ向けてグラシエイトミサイルを放つ。
雪山を歩む中、十二分に取り込んだ雪の塊が再び放たれた氷色の炎と触れ、瞬く間に巨大な氷柱へと変化する。そしてすぐ、再び飛んだロケット砲が、氷柱とフロゾモンのキャタピラの氷を破壊した。
226/06/16(火)11:55:28No.1440434625+
「乱暴な奴め!まぁ今回は許す!!」
フロゾモンはロケット砲を放ったウルヴァモンとそのテイマーである小麦肌の少女、ラリッサの方を振り向かずに突き進み、右の巨腕を振り上げブルーメラモンを殴りつけた。
巨腕の重みと威力に、ブルーメラモンは体勢を僅かに崩した。その機を逃さずフロゾモンが振り上げた左腕の赤熱する剣が青い炎の魔人を両断し、魔人は0と1と化し地下室の天井へと消えた。
「馬鹿者め、吾輩の救助の邪魔をするからだ」
フロゾモンはそう呟き、ラリッサ達に振り返った。
「全員無事だな!?」
「う、うん。ありがとう」
「よし!今から城の主を……なっ!」
ラリッサ達と更に後ろを固めるテイマー達の様子を確認したフロゾモンは木製の大扉を開くと、氷の中に囚われたサンドリモンの姿に、声を漏らした。
326/06/16(火)11:55:59No.1440434725+
「これは……なんという……」
フロゾモンは道中で現れた鳥谷部とそのパートナーの姿を連想し、気にする事では無いと思い直し首を横に振ると、かつてのことを思い返した。
いつも通り、バロッコ各地に招待状をバラまいていたある日「しばらく戻るな」とサンドリモンから一方的な通告を受け、それからしばらくして連絡すら取れなくなった。
その間に自分は、戸惑いと憤りを抱えたままフロゾモンへと進化を果たした。そして数日前に、かつてサンドリモンの許にいたテイマーから異変が起きたと聞き……戻ることに決めた。
まずは【遭難者】を出さぬため、そして、力と志を持つものと共に【要救助者】を救うため。
自分の目的は、果たされる寸前。フロゾモンは目の奥に熱を感じながら、息を吐いて己を鎮めた。
「……出力が足りぬ!すまぬが、貴様らの力も分けてくれぬか!!」
「……ラリッサの、私のテイマーの力を分けるのは癪だけど、今回だけ許す」
ひと屋に城に囚われ、無理矢理組まされただけのテイマーとパートナーの関係と思えぬウルヴァモンの言葉に、フロゾモンは小さく笑いデフロストソードの出力を高め、呟いた。
「姫様、しばしお待ちを」
426/06/16(火)11:56:35No.1440434827+
ミミックモンが乱射するオベリスクの銃弾は最低限の動きと鎧で凌がれ、デストロモンの砲撃は大きく動き、避けられない光弾は刀で切り裂きながら、ガイオウモンはデストロモンへと距離を詰めていく。
雪山に聳え立つ城の中、鉄と光の雨嵐を乗り越え巨竜と檻の怪物を討つべく駆ける鎧武者。古臭い物語の一幕のような光景を前に、ソフィーは敵である鎧武者の動きを注視し、思い返す。
サンドリモンを……恩人を救うため、篤人達に助けを求めた。当然、戦いは覚悟していた。だがその相手が自分を誘拐した組織で、あまつさえデジタルワールドの侵攻を企ているとは思わなかった。
鳥谷部の言葉には驚きのあまり、言葉が出なくなった。自分のための……このままはイヤと思っただけの行動が想像よりも大きいものを巻き込んでいた。
それでも、やめるつもりはない。隣に立つ篤人の意思には絶対に負けるが、自分だって、あいつらに腹が立って仕方ない。だから、張っ倒してやる。
そう断じ、ソフィーは冷たく震える城の空気を大きく吸って吐き、ガイオウモンとそのテイマーである傷だらけの顔の女を睨んだ。
526/06/16(火)11:57:02No.1440434924+
「ミミックモン!今度は電撃!!」
「ロード。プラズマクラック!」
ミミックモンがオベリスクから電撃を放つ。駆ける最中に稲光を見たガイオウモンは、電撃を前足を大きく引いて躱し、二振りの刀の柄を合わせ大弓へと変え、ウィルオウィスプのように青白く燃える矢を射た。
ミミックモンは矢を落とすため鉄球を振り回し、投げつける。だがガイオウモンの矢は鉄球を砕き、その勢いのままミミックモンを射抜き、彼は0と1を金属片のように飛び散らせ、呻きを漏らし倒れた。
「ガイオウモン、ミミックモンは後で!」
生源寺の声に応え、ガイオウモンは倒れたミミックモンを一瞥し大弓を刀へ戻すと、デストロモンに向かって再び駆け始めた。
「ぐっ……すまぬ、ソフィー」
「悪いけど無理して。
究極体の相手は、流石にアツトだけじゃ……」
ミミックモンは苦痛で呻きながらも起き、デッドショットを構え直す。ソフィーは向いた銃口の先を……デストロモンへと接近するガイオウモンを注視した。
626/06/16(火)11:57:38No.1440435048+
「っ……パワーなら勝ってるはずだデストロモン!
何とか弾き飛ばして!」
篤人が接近されたデストロモンへ、苦しげに指示する。デストロモンもやむを得ずという様子で、左の大爪をガイオウモンへと振るう。
城壁ごと抉り取るような風圧と轟音を響かせ迫る大爪を、ガイオウモンは逆袈裟に斬り上げた。
ぶつかり、火花が散った瞬間、デストロモンの大爪はバターのように切り裂かれ、0と1となり消えた。
「っ……こんな簡単に!」
「爪だけでは済まさぬ!燐火斬!!」
歯噛みする篤人を嗤うようにガイオウモンが叫ぶと、逆袈裟に振るった刀の軌跡から青白い炎が放たれ、デストロモンの左腕を糸鋸のように引き裂いた。
726/06/16(火)11:58:11No.1440435168+
デストロモンの絶叫と共に、落ちた左腕も0と1となり消える。
城へと転送される直前、デジモンの群れを無慈悲に、そして一方的に討ち果たした巨竜の腕は、その半分程の背丈しかない鎧武者の一撃により容易く失われ、ソフィーは言葉が出せず、目を見開いた。
「ぐおっ、ぁ……腕くらいで怯むか!!」
デストロモンは絶叫を無理矢理呑み込み、ガラス片を撒き散らしながらガイオウモン目掛けて尾を振るうと、鎧武者は迫る尾に向け、刀を振り上げた。
「ミミックモン、止められるわね?」
「一瞬はな……ロード。スネークバンデージ!」
ソフィーは声を絞り出し、額から滲み出る汗を無理矢理作った笑みでごまかしながらミミックモンに指示を出すと、デッドショットから放たれた包帯がガイオウモンに腕に巻きつき、動きを止めた。
「……小賢しい真似を!!」 
包帯は、一瞬で千切られた。しかし、尾の切断は間に合わないと踏んだガイオウモンは守りを固め、巨竜の尾を一振りを受けて低く呻き、勢いよく壁に叩きつけられた。
826/06/16(火)11:59:07No.1440435357+
「助かったよソフィーさん、ミミックモン」
ソフィーは篤人へ微笑み、手を振って返す。ミミックモンは即座にデストロモンの失われた左腕を黒い霧で覆うと、斬り落とされた左腕を同じ大きさの剣へと変化させた。
「ナイトモンの大剣か!すまねェミミックモン!」
「我が振り回したとて、何の役にも立たぬしな」
篤人が口元を緩めパートナーの腕にロードされた剣を見るも「アテにしすぎるなよ」というミミックモンの苦々しい声音に、彼は想像はしていると言いたげな渋面で頷いた。
「斬られたら終わり、ね……フロゾモンが戻るまで耐えろって話にはならないわよね」
ソフィーは逡巡し、地下室へと扉に目をやってからデジヴァイスを取り出し、篤人達に苦笑を見せた。
「アツト、デストロモン。ワタシ進化させるのに人より少し時間がかかるの……時間、作れる?」
「……勿論!」
篤人とデストロモンは期待した表情で頷くと、ミミックモンの前に出て、壁に叩きつけたガイオウモンを睨みつけた。
926/06/16(火)11:59:41No.1440435470+
「ソフィー、無理は」
「無理じゃなくて当然」
ミミックモンの言葉は聞かず、ソフィーはデジヴァイスへと力を送る。すると皮膚に穴を開けられ、そこから水が流し込まれていくように体が重くなるのを、ソフィーは口元を硬くして堪える。
「それ、ひと屋が最初期に作ったデジヴァイス……何故その不良品を?」
生源寺が訝しみ、少し前に颯乃が投げ捨てた物と同じデジヴァイスに目を向けると、思い出したように瞼を動かし「今はいいか」と呟いた。
「ちっ。馬鹿力め……完全体相手にこれとは……」
「ガイオウモン。癪だろうけど……デストロモンには力勝負は押し負けるわよ。
でも斬れるなら、何とでもなるわね?」
「癪でござるが……無論!」
舌打ちをしたガイオウモンを、生源寺も同じ気持ちからか目を細めて嗜める。ガイオウモンはその言葉に気を取り直すように小さく唸り、再度駆けた。
「アツト。ミミックモンを」
「言われなくてもだよ!ね、デストロモン!」
身体が、徐々に重くなる。拍動は強まり額から不快な汗が滲む。ソフィーはそれらを堪え篤人へ懇願すると、彼とデストロモンは笑い返して応えた。
1026/06/16(火)12:00:04No.1440435555+
再び駆け始めたガイオウモンに、再びミミックモンとデストロモンは砲撃と稲妻を振りまくも、左腕が斬り落とされた影響が如実に現れ、先程よりも容易く、鎧武者が接近する。
「くそっ!手数が足りねェ!!」
デストロモンは先んじて弾き飛ばそうと尾を振るい、ミミックモンも包帯での拘束を試みた。だがガイオウモンは好機と捉え、迫る尾を真っ向斬りで斬り落とし、返す刀で包帯も容易く切裂く。
そして再び放たれた燐火斬が、デストロモンの背部の砲塔へ迫り、デストロモンは苦痛を抑え込んで叫び、大剣の左腕を力任せに振り下ろす。
巨竜の剣が膂力と質量を以て燐火斬を掻き消し、鎧武者を粉微塵にせんと獣の唸り声のような轟音を鳴らす。ガイオウモンは倍以上の巨体から振り下ろされた一撃を無理に受けず、跳んで躱した。
「Merci!もういける!!」
大剣が空を斬り潰しながら城の床へと叩きつけられた瞬間、ソフィーが篤人にウインクを投げ、デジヴァイスを強く握り締めた。
1126/06/16(火)12:00:33No.1440435666+
「Sors de la cage……ミミックモン、進化!」
1226/06/16(火)12:00:54No.1440435742+
スレに貼る分はここまで!今回は二本纏めてやっちゃった感もあって18000字くらい!
次回は雪山編エピローグと次回の話の前準備!
いつも通りだけど色々とごめんなさぁい!!
1326/06/16(火)12:10:41No.1440438250+
みんなボロボロだな……
1426/06/16(火)12:16:16No.1440439875+
大分まともなサンドリモンだ……
1526/06/16(火)12:32:37No.1440445152+
話進んだ前提とはいえ敵が究極隊ポンポン出してきてるのほんとやばいな……
1626/06/16(火)12:52:10No.1440451353+
ソフィーちゃんもたいがい無茶するね
1726/06/16(火)13:32:16No.1440460877+
書き込みをした人によって削除されました
1826/06/16(火)13:46:52No.1440464102+
そろそろ落ちるね見てくれた「」ありがとう
次は短くしたい


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