灰音は小柄な少女だった。 身長は150cmから160cmほど。 身の丈2mを超える母親と比べるまでもなく、現代日本の女学生にしては背が低い。 ただ、栄養は十分に足り、体を動かすのも好きと灰音は健康そのものだ。 発育は背や胸ではなく尻に行ったようで、腕や足は細いが尻とそのを支える太腿が太い。 スレンダーボディだが寸胴というわけでもなく、腰のくびれがはっきりしており、 それが余計に尻を大きく見せていた。 登下校時のミニスカート姿や、作業着のホットパンツやカーゴパンツ姿を見かけると、 ユーザはつい彼女の下半身を目で追ってしまう。 彼女の母・シスター服の死霊術師は、そういった服装ではなく、 作業場では霊的防御のためにも自分と同じ格好をして欲しがっていたのだが。 そんな灰音の鍛えた体とデカ尻を活かし、母の願いを叶えるのが今日の衣装だ。 シスター風逆バニー。 完璧だとユーザは得意げに頷いた。 「いや、そんなわけないでしょう……」 あ る ! 灰音のポニーテールを結ぶ黒いリボンは常日頃から兎の長い耳を連想させ、 シスター服の乳暖簾は逆バニーとも相性がいい。灰音にはこれがベストマッチ! 「流石の母様だってこんな格好してませんよ。  今から教会(うち)に来て確認するといいですよ隣人。  というか……これ、意味あります?」   早口で語るユーザに呆れ、灰音は乳暖簾の片方をめくりあげた。 小ぶりな膨らみが現れるが、先端どころか乳輪の桃色はそこにはない。 代わりに煌びやかな金色の彩りがあり、少女の乳房はマイクロビキニを身に着けていた。 シスター風逆バニー With ゴールデンマイクロビキニ! ゴマカレーで黄金を迎えるこの時期にこそ相応しい。 この組み合わせにも、やはりユーザは得意げだった。 灰音としても、着衣なのに普段は服や下着がある場所が丸出しになる逆バニー姿では、 胸や下半身を隠せるマイクロビキニの存在はありがたいのは確かだ。 こんな時でもなければ灰音が着ることもない布面積の少なさのため、 ある意味で譲歩的依頼法の成功ともいえたが、 その事実を認めるとユーザが組み合わせに意味ありと調子づくのは明白だ。 だから灰音ができることといえば、不満そうな顔で意味があるかを問うことぐらいだ。 既に金ビキニの上下のうちビキニボトムは、ベッドの脇に脱ぎ捨てられている。 床に置かれたマイクロビキニのボトムスは、金の輝きを陰らせていた。 フロント部から一段と布面積を減らした尻側、Tバックが白濁で汚れている。 先程までその水着を身に着けていた灰音のデカ尻にも、 ユーザの生殖器を勃起させ扱き上げた痕跡がべっとりと塗付され、 更には下から細腰を超えて雄汁の飛沫が広がっていた。 たっぷりと丸みを帯びながら形を崩さない張りのある尻肌の肉感は、 刺激した欲望を吐き出させ、今もなおユーザに続きを期待させている。 肉欲で肥大した陰茎の期待など、当然の様に決まっている。 灰音の溜め息をしぶしぶの承諾と取り、ユーザはビキニのトップスの紐を解いた。 金の覆いが失われる。肌面積が増えた裸同然だが、裸とは言い切れない格好こそ、 灰音が水着の意味があるのか問うた理由だった。 トップスもボトムスも同じく、その下には黒の前貼り。 胸には長細い帯状が交差したバッテンで、 傾いた十字のニプレスがシスター風逆バニーの良さなのだとユーザが力説していた。 うちの母親でもこんな頓痴気な服装にはなるまいと思いながら、 灰音は姿見に映った自分の姿を横目で見た。何度見ても恥ずかしい姿だ。 そこで初めて、マイクロビキニの重要性に気付く。あれは必要だったのだ。 まず、十字のニプレスの中心に気泡か何かを見つけた。 見間違いかとも思ったが、その小さな出っ張りは事実として存在し、 見間違いではなく勘違いというのが正しく、ニプレスの貼り損ないではなかった。 硬く隆起した物体が内側から前貼りを押し上げ、主張している。 尻たぶや尻谷間に擦りつけたユーザの雄性器と、吐き出された精液の匂いに興奮し、 平静を装いながらも灰音は我知らず乳頭を勃起していた。 股間の前貼りの下でも同じように、 包皮ごと貼り付けられた雌芽が起き上がろう姿を浮き上がらせている。 期待しているのはユーザだけではないと、痴態に興じているのが男女なのだと、 脱がされた水着と共に素気無い振る舞いの仮面が剥がれ、灰音は赤面した。 その紅潮は羞恥よりも高揚が勝り、 ユーザへの想いとこれから彼とする淫猥な行為に、胸を昂らせてのことだった。 灰音の心情を汲み取ったのか、ユーザの指が繋がるための場所をまさぐり伺いを立てる。 反射で思わず尻を浮かすが、触られた事は不快ではない。 むしろくすぐったくはあるが心地よい撫でられ具合で、 異性以前に同性で肉親の母にさえ触られるという想像がなかったのが嘘のようだ。 躊躇いから自慰で触れることはまだないが、 ユーザ相手ならいくらでも撫でて欲しいと灰音は思う程に、 性感帯として開花させられてしまっている。 ユーザが灰音たち母娘のお隣さんとして引っ越してくる前まで、 気持ちよくなる場所だと考えもしなかった。 そこは不浄だった。 エラ張った亀頭の膨らみが、体表の肛肉を巻き込みゆっくりと奥へ押し込んでいく。 宛がわれた尿道口よりも狭い隙間が雄の圧力で変形し、徐々に口を開ける。 シスターを題材にした衣装に相応しい慎ましいさに思えるが、 拡がりが一定に達すると、アナルはあっけなく雄の生殖器を飲み込んだ。 にゅるり……と。そこに挿入るのが当然だとお澄まし顔で、 不浄のはずのその場所は平然と肉太な長物を埋没させていく。 流石に灰音自身は平然とはしておれず、 「入口」の通過からずっと可愛らしい嬌声を発していたが。 少女の艶声に合わせる様に、体の中へとユーザの一部が侵入していった。 ぴっちりと栓をされたアナルは菊皺をつるつるに伸ばされ、限界まで拡がっていた。 男性器で一番大きな先端が潜ってしまえば、残る陰茎も挿入るのは道理ではあるが、 灰音の尻が如何にデカケツであろうと、備わった排泄門は小柄な体相応の寸法だった。 それがぱんぱんに張り詰めた大人の肉欲を遂には最深部まで受け入れ、 これが男女の交合であると、肛肉と直腸に隙無く密着した感覚を楽しんでいる。 奥まで繋がった状態でユーザに抱きしめられ体温を感じ合う。 この時間を灰音は好んでいたが、交合であるからには動いてこそだ。 灰音が肛門性交に慣れた今、どちらが動くのかの取り決めはないのだが、 寝台の上でシスター風逆バニーの自分が姿見に映る背面座位を見止めると、 少女はゆっくりと腰を浮かせた。 「あっ……❤ く、ふぅ……ッ❤」 排泄とは逆の行程で直腸に収まった雄の生殖器が、灰音の意思で引き抜かれ、 その僅かな運動だけでも思わず声が出る程の快感が生じた。 日常で馴染みのある感覚であったはずのそれは、既に性行為に塗り潰されている。 開閉に伴った解放感での副交感神経がもたらす安らぎの心地よさではなく、 行為中は開いたままのアナルが摩擦される悦びを、少女は味わい刷り込まれてた。 「出口」ではなく、「入口」。老廃物の排泄門ではなく、射精のための排泄孔。 挿入すればそれを引き抜き、また挿入する。 精液混じりのローションの滑りに助けられ、肛交の入口まで陰茎が引き抜かれた。 少女の直腸から大半を排出されても未だ萎えることはなく、 腸内では膨らんだ亀頭の肉傘が鏃の返し如き働きで内肛門に引っかかり、 退出を拒否している。 この程度の形状と抵抗なら、ここまでくれば簡単に抜くことができた。 だが内側から抉る雄肉の感触は、 意思無き老廃物の排泄では決して味わうことができないと、 そう灰音のアナルに教え込んだのもこの形だった。 焦らしているのは灰音のはずであったのに、ぐりぐりと粘膜同士を擦りつける雄肉は、 もっと気持ちよくなるための方法を知りながら、その程度の快楽しか与えない。 括約筋がきゅっとカリ首を締めあげた。逃してなるものかと貪欲に肉輪が雄を咥え込む。 結果、入口はより狭くなるが抽挿を妨げる程ではない。 むしろ後孔の扱き肉がその柔軟さと弾力でみっちりと抱擁し、 摩擦の愉悦で雄性器を歓待する意欲に満ちた挿入の再開を意味していた。 雄腰に跨ったガニ股で逆バニーの少女が尻を振る。 その格好では脂肪のたるみなど一切ない腹筋が姿見に映り、 鍛えられた小柄は足腰もそうだと体幹を助け、苦も無く肛交の上下運動が繰り返される。 そのくせ尻肉は角ばることなく雌の曲線を保ったままデカデカと育ち、 軽さとは無縁であるかの様に体重以上の勢いを淫欲ごと叩きつけ皮膚をたわませた。 鏡に映った腹筋の上では、 動きに合わせて乳暖簾が捲れあがって主張の強い勃起乳首を見せつけ、 首に掛けた十字架は狂った計測器の針の様に位置を定めず激しく揺れていた。 更にその上に映る灰音の表情は、母親にも級友達にも見せたことがないものだった。 アナルが肉摩擦で律動する度に愛液でぐちょぐちょになった膣の肉割れの現身じみて、 少女の顔は喜悦の涙と欲情の涎にまみれ下品に濡れそぼり、 普段は無愛想に横一文字に結んだ口はだらしなく緩んで、舌を垂れ下がらせていた。 ユーザが隣に引っ越してきてから初めて知る自分の一面が、 こんなにも淫らなものであったとはいつ見ても驚きだが、 見せる相手を選ぶのであれば恥ずかしくはあれど、灰音は今の自分が嫌いではなかった。 ユーザもまた、灰音越しに鏡でその姿を見ている。 逆バニーでの痴態を愉しんでくれていることは、アナルを満たす雄肉の硬さが保証する。 期待通りの灰音として振舞えているかと、 そんな気持ちで少女は鏡の中のユーザに向かい肛門性交の最中に両手のピースで応じた。 添えるのはぎこちない笑顔だが、 作り笑いではなく相手への好きの感情を込めたつもりだった。 その効果が十分にあったのか、ここにきてユーザの物がより一層の硬さを増した。 堪らないという気持ちを伝えたいのか抱き締め、 灰音のリードを奪うように彼女の体を腕で操り上下させる。 動きを相手に委ねることになった灰音は、腰振りではなく肛門括約筋に注意を向けた。 繰り返しの抽挿で感度を増したアナルは圧迫と弛緩をより繊細に行って、 通過する陰茎の限界と自分自身の絶頂を推しはかった。 灰音とその排泄門が搾精のための肉孔になる瞬間が近づいていた。 今までなんとか押し殺してきたものが、堰を切って吐き出される。 肛門管が脈打ち跳ねる雄生殖器を感じ取り、尿管壁の蠕動に合わせアナルが締め付ける。 絞り袋からフィリングを押し出す様に、何度も大量の精液が直腸にぶちまけられた。 最後の一滴まで尿道に残すまいとの締め付けは、射精を適時後押しし、 射精で陰茎が震えるたびに品の無い声を灰音に上げさせた。 家と家が離れた田舎でも今二人がいるユーザの住居は、 灰音母娘が済む教会の離れであった空き家だ再利用したものだ。 母に聞かれかねないと我慢していた声が最悪の形で部屋に響くも、 灰音はそれを止めることはできず、むしろ肛悦絶頂に身を任せる心地よさに耽溺する。 どびゅる、どびゅる……と吐き出された白濁が、ハラワタの襞の一本一本まで染め上げ、 雄の臭いを充満させていく恍惚の時間。 灰音は自分の体の中で泳ぐ精子、無駄撃ちされた3億の末路を想像した。 魂が生じるのは卵子と結びついたその瞬間なのだろうかとも横道に反れながら。 水着や尻に出されたものと変わらず、命を紡ぐことはない射精だ。 そしてそれが膣内に吐き出されたとしても、 その運命は変わることがないと灰音は知っている。 死霊術によって作られたデザイナーチャイルド。 現代のフランケンシュタインの怪物。 成長するアンデッド。 それが灰音という少女。 設計で性器を持たされているが生殖器を持ち合わせてはいないのだ。 如何なる性行為も生殖には値し無い。 創造主(ははおや)は、望むのなら機能を持たせてあげると娘の精神の成長を貴ぶが、 まだ学生だということもあり今の灰音は妊娠を必要としていない。 級友たちが月経で苦しむ姿を見ながら無関係に育ったこともあるが、 何よりもユーザによって教えられたこの行為は、 孕まないからという言い訳が丁度都合のいいものだった。 ユーザみたいな変態になっちゃったな……とひとりごちるが、 そうある事を灰音は悪くないと思っている。 出会った時から灰音が何者か知らされながら近所付き合いを続け、 ずっと一緒に居たいと言ってくれたユーザとこうしていられるのなら、 アンデットで変態でいるのも悪くはない……そう思っている。 「いや、本当にそうかなあ……?」 灰音は再度ひとりごちた。