二次元裏@ふたば

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1301349 B26/03/08(日)02:19:31No.1408707631+ 05:13頃消えます
色鮮やかな深紅のペルシャ絨毯を、ランプの仄かな橙色の光が撫でています。好きだけれど自分では選ばない色彩が目に楽しくて、いつまでも足先で撫でてしまいました。
紺色のカーテンに走る金地の刺繍は、静かな夜空に煌めく星。こぽこぽと沸き立つサイフォンの音は、清らかな川のせせらぎ。私の好きなもので、この部屋の中が満たされていきます。
「お待たせしました。どうぞ?」
やわらかく笑うトレーナーさんが淹れた一杯の珈琲が、いちばん大切な最後のピースでした。
126/03/08(日)02:19:48No.1408707684+
「練習が終わったら、家に来てくれないか」
トレーナーさんにそう言われたとき、少し浮かれてしまったことを咎められる人はどこにもいないでしょう。その日は私の誕生日で、トレーナーさんがそのことを忘れるはずはないのですから。
何をしてくれるのかとあれこれ考えて、心の準備はしていました。しかしそれでも、玄関に入って居間のドアを開けたときに見た光景は予想もしていないものでした。
「誕生日おめでとう、カフェ。
色々考えたんだけど、プレゼントはこの部屋…でどうかな」
トレーナーさんはこの部屋を、私だけのための喫茶店にしてくださっていたのです。
226/03/08(日)02:20:06No.1408707729+
トレーナーさんが淹れてくれた珈琲は、ほんのりと甘くてやさしい味でした。淹れる手から彼の人柄が滲み出たようです。
「おいしいです…とっても。
ありがとうございます、トレーナーさん。この味はきっと、いつまでも忘れられない一杯になります」
私がそう言うと、今まで本当のカフェの店員のように余裕のある態度だったトレーナーさんは、ほっと安心したようにあどけない笑顔を浮かべました。
「よかった〜…!カフェの舌を満足させられるかずっと不安だったんだけど、そう言ってくれて本当にうれしいよ。
こちらこそありがとう。また、一緒に頑張ろうな」
「…ふふっ。
ええ。必ず」
326/03/08(日)02:20:23No.1408707770+
喫茶店に来たような気分を壊さないために、不安をおくびにも出さずプロの店員のように振る舞う健気さも、それでも肩の力が抜けると出てくるどこか愛嬌のある微笑みも、何もかもが愛おしい。
やはり、ここは私の好きなものでいっぱいです。
──だから、何もかもこの腕の中に包み込んでしまいたい。
「カフェ…!」
「…ん。
珈琲の匂いがしますね」
この部屋の空気も、あなたの愛も、ぜんぶ。

「…それは、今までコーヒー淹れてたし」
「…それと、あなたの匂いも。
とっても安心する、やさしい匂いです」
この場所を作ってくれたあなたのすべてが、限りなく愛おしく思える。そのぜんぶを感じて、愛していたくて仕方ない。
どうか今日だけは許してください。今日は一年に一度の、特別な日なのですから。
426/03/08(日)02:20:36No.1408707820+
「このお店…閉店時間は何時ですか?」
「え?あー…
日付が変わるまで、かな?」
「…ふふっ」
つい、笑みがこぼれてしまいます。こんなときでも少し意地悪で、私に唐突に抱きしめられた仕返しを忘れないのも、実にこのひとらしい。
私が外泊届を書いてきているのも知っているくせに。せめて夜が明けるまでは、好きなだけ付き合うと言ってくれてもいいではないですか。
「…では、あの時計が12時を過ぎるまでは、いつまでも私の相手をしてくださるのですね」
そう言った私の顔と壁の時計を交互に見つめるトレーナーさんの表情が、可笑しくて仕方ありません。
11時59分で止まった時計を見れば、私の言いたいことはわかってくれたと思います。こんな楽しい時間を、ただ日付が変わってしまったというだけで終わらせられるはずもない。
恋人同士の時間は、これからなのですから。
526/03/08(日)02:21:05No.1408707907+
抱き合ったまま大きなソファーに倒れ込むと、ぽふり、という優しい音がしました。
「…どうしてここまでしてくださったのですか?」
「…カフェに喜んでほしくて。
大好きなひとの、誕生日だから」
ここまでしてひとりじめしたいと思ったひとも、そんな私を結局は受け入れてくれるひとにも、きっともう出会えないのではないでしょうか。
626/03/08(日)02:21:16No.1408707936+
誰とも違う私のあたりまえを、それでもあなたはそっと抱きしめてくれた。
「心配しなくても、夜明けには元通りになっています。
…だから、それまでは私だけを見ていてください」
だから私も、私のすべてであなたのすべてを愛していたい。
──私だけのやさしい夜が、いつまでも明けてしまわないように。
726/03/08(日)02:22:12No.1408708115+
おわり
いつも優しいカフェを掛からせるくらい祝福してみたい人生だった
826/03/08(日)02:23:54No.1408708454+
親しくなるとカフェはちょける
恋人同士ともなれば違う表情も見えてこよう
926/03/08(日)02:25:16No.1408708755+
これじゃただのミルクココアじゃん
1026/03/08(日)02:26:23No.1408708963+
もうそのまま一緒に住めばいいのでは?
1126/03/08(日)02:31:06No.1408709717そうだねx1
カフェは賢い子なのでこの部屋の演出のためにどれだけお金と労力がかかったかもそれを言うのは野暮ということもわかる
だからこそここまでしてくれたことが愛おしくてしょうがないのだ
1226/03/08(日)02:35:46No.1408710434+
う…美しい……ハッ
1326/03/08(日)02:39:37No.1408711039+
ふたりの新居の家の居間がそのままこれになってもいいし特別な日にだけ出すとっておきの家具として扱われていてもいい
1426/03/08(日)02:43:32No.1408711628+
カフェにじんわりとした独占欲を出されたいよね…
1526/03/08(日)02:48:47No.1408712382そうだねx1
スレッドを立てた人によって削除されました
男性トレーナー前提のトレラブ怪文書でありがたい…
ちゃんとアイちゃんの怪文書も書いて
1626/03/08(日)02:49:35No.1408712477+
スレッドを立てた人によって削除されました
これいつものまとめ目的の子?
1726/03/08(日)02:58:57No.1408713795+
スレッドを立てた人によって削除されました
弱者男性の妄想すぎる…
1826/03/08(日)03:03:25No.1408714372+
一晩中抱きしめられてカフェの匂いを移されたい
1926/03/08(日)03:05:07No.1408714670+
>一晩中抱きしめられてカフェの匂いを移されたい
四半時間間があったのにこのレスと同時に管理してるの見ちゃった…
2026/03/08(日)03:06:38No.1408714873そうだねx1
カフェが抱きしめる側なの良いな…
2126/03/08(日)03:19:38No.1408715979そうだねx1
「よかった…ちゃんと朝になってる」
トレーナーさんが安心してくれたのはいいですが、少し心外です。別にずっと閉じ込めておくつもりはなかったのに。
「…それはよかったですね。
では、お伺いします」
私のそばにいたいと、あなたが望まなければ意味がない。そのくらい、私も心得ています。

両手で目を塞いだとき、トレーナーさんは少し動揺していましたが、やがて全てを受け入れたように、私に身を任せてくれました。
どうか、選んでください。
「今は朝ですか?
──それとも、まだ夜のままですか?」

この甘い夜を、いつまで続けていたいのかを。
2226/03/08(日)03:20:31No.1408716045+
おまけ
夜が明けてもカフェに愛されたいだけの人生だった
2326/03/08(日)03:24:21No.1408716331+
無糖のコーヒーが甘ぇや
2426/03/08(日)03:33:01No.1408716934+
もちろん夜と答えたいけどカフェが淹れてくれる朝のコーヒーも捨てがたい
2526/03/08(日)03:34:23No.1408717020+
人様のキャラクター借りてやることが恋愛ごっこて…
2626/03/08(日)03:39:34No.1408717302+
>人様のキャラクター借りてやることが恋愛ごっこて…
まあええやろ
2726/03/08(日)03:53:17No.1408718163+
カフェいいよね…
2826/03/08(日)03:56:29No.1408718348そうだねx1
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ご奉仕大好き!(パパパン♥パパパン♥)
コスプレ中毒!(パン♥パン♥パパン♥)
ド ス ケ ベ
マンハッタンカフェのどっぴゅんご奉仕ナイトはまだまだ続く…!
1シスター 2チャイナ 3メイド 4スク水 5ブルマ 6婦警 7ナース 8エプロン 9アメスク 10全部
dice1d10=10 (10)


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