「いやあ、良いライブだったなあ」  重たいリュックを背負いながら、月明かりに照らされた道を歩く。  今日は、大人気アイドルグループである“ミリオンスターガールズ”のライブを堪能できた。  やはり、百人の可愛い女の子たちが広いステージでダンスを披露しながら歌う姿は最高である。みんな素敵だったが、その中でも僕の推しのほっしーは輝いていた。背が高くてスリムな狐獣人である彼女はとにかくダンスのキレが良くて目を奪われちゃう。彼女のグッズを全部買う事もできたし、今日は有意義な一日だったなあ。 「おっと、ごめんなさい」  煌々と輝く月を眺めながら歩いていたせいで、ヒトにぶつかってしまった。よそ見して歩くのはダメだね。 「いってえな! どこ見て歩いてんだデブ!」  ぶつかった相手は、長身で筋肉質な白狼の獣人だった。フードが付いた灰色のジャケットに、紺色のダメージジーンズ姿。恐らく、二十代前半くらいかな? 若そうな見た目をしてるし、多分、僕の半分くらいの年齢だろう。 「おい、何じろじろ見てんだよ豚! 反省してんのか!?」 「僕は豚じゃなくて猪の獣人なんだけどなあ……」 「同じようなもんだろうが! それに何だよそのきっしょいシャツは!」  むっ。ほっしーの姿が大きく印刷されたシャツをきっしょいと言うなんて許せないな。 「お前アレだろ、オタクってやつだろ! あー、マジ最悪だわ! こんなキモデブにぶつかっちまったなんてな!」  ああ。楽しいライブの帰りにいかにもヤンキーって感じの子にぶつかって罵倒されちゃうなんて、今日はなんて──なんて、最高の日なんだ! 「……ふふっ」 「あ? 何笑ってんだよ? 舐めてんのか?」 「いやあ、本当にごめんね。お詫びといってはなんだけど……」  僕はポケットを弄った。 「おっ? 慰謝料でも出すつもりか? 良い心掛けじゃねえか」  彼は、僕が財布を取り出すと思ったようだ。けれど、僕が取り出したのは財布では無くスマホだ。  とあるアプリを起動した後、スマホの画面を彼の眼前に突き付ける。 「僕が責任もって君を躾けてあげるね」 「は? お前、何を言って……」  スマホの画面を直視した彼の目が虚になる。 「君の名前を教えてくれる?」 「オ……オレの名前は櫂狼……御橋 櫂狼(みはし かいろう)だ……」  うん、やっぱりこの催眠アプリの効果は抜群だね。生意気な子もすぐに素直になっちゃう。 「櫂狼くんね。僕は猪咲 蓮太郎(いのさき れんたろう)。今から、君のご主人様になる男だよ」  僕は、彼のようにいかにもヤンキーといった感じの男が大好きだ。他者の気持ちを考えずに誹謗中傷したり金をせびったりするような輩は、どう扱っても心が痛まないからね。 「猪咲、蓮太郎……」 「うん。けど、呼び捨てはダメだよ。ちゃんとご主人様って呼んでね」 「ああ、分かった……。ご主人、様……」  催眠アプリがしっかりと効いているようで、櫂狼くんは僕の命令に素直に従ってくれた。 「良い子だ。ご褒美にちゅーしてあげる」 「んうっ……!?」  ここは人通りが殆どない裏路地だ。だから、誰かの目を気にせず彼の身体をしっかりと抱き寄せて、くちゅくちゅと音を鳴らしながら舌を絡ませたキスもできる。 「んむっ。櫂狼くんの口の中、お酒の味がするね〜。これは、ウイスキーの味かな。強いお酒が好きなんだねえ」 「んむっ、んっ、んんんっ!!」  舌で口内を掻き回す度に、彼の身体が小刻みに震えて可愛い。意外とウブなのかな? 「ぷはっ。櫂狼くんってさ、彼女は居るの?」  長い口付けの後、僕は彼にそう問いかけてみた。 「い、居る……」 「へえ、そうなんだ。じゃあ、セックスはどのくらいした事があるの?」 「……一回も、した事がない」 「ん? もしかして君、童貞? そんなヤンチャそうな出で立ちなのに?」  櫂狼くんは、恥ずかしそうに小さく頷いた。  これは驚いたな。今までも、僕は催眠アプリを使用して何人ものヤンキーを躾けてきたけれど、大体は見た目通りのヤリチン野郎だったんだよね。だから、櫂狼くんみたいに彼女が居るイキリヤンキーで童貞なのは珍しい。 「そっかあ。じゃあ、僕が今から卒業させてあげるよ。まあ、君が今から卒業するのは……」  処女の方だけどね。  § 「んふっ、んっ、んんっ!!」  近くにあった愛を育む場所(ラブホテル)に櫂狼くんを連れ込んだ僕は、シャワーも浴びずに彼をベッドに押し倒し、再びディープキスをした。  舌を絡ませたり、歯茎を舌でなぞったり、唾液を流し込んだり──。あらゆる方法で彼の口内を蹂躙する。 「ああ、そうだ。ムードは大事だよね」  ひとしきり彼との口付けを楽しんだ後、僕はスマホの音楽アプリを立ち上げた。流すのはもちろん、ミリオンスターガールズの曲だ。 「やっぱ、“恋の熱帯雨林”はアダルトな場面によく合う神曲だよね〜」  おしゃれでムーディーなジャズに男女の情事を匂わせる歌詞が合わさり、最強に思える。 「……ん? 不思議そうな顔をしてるね。女の子のアイドルが好きな僕が、君みたいな男に手を出してる状況が意外?」  図星だったようだ。少しの沈黙の後、櫂狼くんは頷いた。 「僕はね、恋愛面では女の子が好きだよ。でもね、オナペットにしたいのは君みたいに生意気な男の子なんだよねえ。乱暴に扱っても心が痛まないし、妊娠する心配もないしね」  彼の腰に巻き付いたベルトを外し、ジーンズをゆっくりと下ろす。 「や、やめろ……っ!」  櫂狼くんは脚をバタバタと動かして、抵抗した。 「おや、催眠がちょっと解けかけてるね。これはいけない」  再び催眠アプリを立ち上げ、画面を見せる。 「僕に逆らうな。いいね?」 「お、おう……」 「うん、良い子だ」  ジーンズを剥ぎ取った後、黒色のボクサーパンツに手をかける。今度は抵抗されずに済んだ。 「小さいとまでは言わないけど、大きくはないね」  出会った時の態度に比べたら、彼のおちんちんは大きくなかった。中の下くらいのサイズかな。先端まですっぽりと皮を被っているが、真性では無さそうだから剥けるはず。 「はーい、それじゃ剥き剥きしちゃおうねえ」  根元を指で掴み、おちんちんの先端をぱくりと口内に含む。その状態で舌を包皮に捻じ込み、ゆっくりと剥いていく。 「うあっ、ああっ……!」  童貞である櫂狼くんには刺激が強かったようで、彼の口から間の抜けた声が漏れた。  口内に、汗とおしっこが混ざったような風味が僅かに広がる。一応、入浴の際は剥いて洗っているようだ。恥垢が舌に触る感じは無い。  口内で剥き出しになったであろう亀頭を強く吸いながら頭を前後に動かすと、彼のおちんちんはじわじわと体積を増していった。 「あっ、イくっ! イくうぅっ!!」  口淫を開始してから一分も経過してなさそうだが、彼は呆気なく僕の口の中で果てた。 「んっ……童貞のうえに早漏なんて情けないね」 「ぐっ……」  枕元に備え付けられたティッシュを取り、そこに放たれた精子を吐き捨てる。けれど、粘り気が強いからまだ口内にへばりついている感じがあるな。 「ほら、自分で処理しなよ」 「んむうっ!? ん、んんんっ!!」  彼に覆い被さった状態で口付け、新鮮で濃厚な精子を流し込む。俗に言う、ザーメンキスというやつだ。 「ううっ、にげえっ……!」  彼が喉を鳴らしたタイミングで口を離すと、櫂狼くんは目尻に涙を浮かべながら咳き込んだ。どうやら、自身のザーメンの味はお気に召さなかったらしい。 「口直ししなよ。僕のおちんちんでね」  ズボンを下ろし、自慢のイチモツを取り出して彼の眼前に突き付けた。 「で、でけえ……!」 「うん。よく言われる」  僕のおちんちんはとにかく太い。櫂狼くんのそこそこサイズのやつとは比べ物にならないほどに。  でも、彼はマズルが長くて口が大きな狼獣人。ぼくの大きなおちんちんを問題なく咥えられるだろう。 「ほら、咥えて。歯を立てないように気をつけてね」 「んぐっ、んんんんっ!!」  彼の口をこじ開け、我慢汁でコーティングされた肉棒を無理やりにねじ込む。 「あ〜、櫂狼くんの口の中気持ちいい〜」  温かくて、まるでおちんちんが名泉に浸かっているようだ。極楽極楽、ってね。 「ほら、ちゅうちゅう吸ってご奉仕しなよ。オナペットとしての自覚が足りないよ?」 「んむっ、んっ、ぐっ……!」 「そうそう、その調子。まるで赤ちゃんみたいで可愛いねえ」  命令に従って僕のおちんちんに吸い付く彼の頭を優しく撫でる。躾けは飴と鞭が大事だからね。上手にご奉仕できたら褒めてあげないと。 「ふんふんふ〜ん、夏空が溢した甘い雫〜♪」  恋の熱帯雨林の後にスマホから流れたのは、爽やかな曲調の青春ソングである“夏空恋時雨”だ。まあ、櫂狼くんが今吸っているのは甘い雫ではなく僕のしょっぱい我慢汁なわけで、この場に相応しい曲とは言えないけれど。 「胸に染み込みいつまでも消えず〜♪」 「ぐぶっ、んごっ、おっ、おごおっ!!」  歌いながら、リズムに合わせて腰を前後に振る。肉が擦れる感触が気持ち良い。オナホとしては上等品だ。 「──昏い空に弾けて消えた〜♪ ってね」  結局、彼の口オナホを堪能しながら一曲丸々歌い切ってしまった。うん、丁度キリが良いし上澄みを抜いてしまおうか。 「櫂狼くん。今から君の中におちんぽミルクをぴゅっぴゅするから全部飲むんだよ?」  催眠アプリが効いているから、拒否する事はできないんだけどね。 「んぐうぅっ、んっ、んぐうううっ!!」 「あ〜イくイく。おちんぽミルク出るよ〜」  彼の喉奥までおちんちんを突き立て、欲望が凝縮された汁を放出する。  命令通り、彼はごくごくと喉を鳴らして僕のおちんぽミルクを飲み込んでくれた。 「は〜い、上手く飲めまちたね〜! なんつって」  射精を終えてもまだ硬いままのおちんちんをゆっくりと引き抜くと、彼の舌と僕のおちんちんの先端を結ぶ白濁の橋が架かった。 「げほっ、がはっ……! これで、終わったのか……?」  彼が咳き込んだせいで橋がぷつんと切れちゃったな。記念撮影したかったから残念。 「まさか。これで終わりなわけないじゃん」  おっ。僕のスマホから、丁度良いタイミングで“私の旅は終わらない”が流れ出した。これは、諦めずに困難に立ち向かうヒトを応援する歌だ。 「未知なる道の果てへ〜♪ ……行ってみようか、櫂狼くん」  ローションが入った容器を、櫂狼くんに手渡す。 「それを使ってお尻の穴を解してね」 「ほ、解す……?」 「ローションを塗った指をお尻の穴に入れて拡げるってコト」  女の子とセックスした事が無い櫂狼くんは、お尻を使ったセックスも知らなそうだなあ。あまり性的な知識が無いのかな。 「わ、分かった……」  櫂狼くんは、ベッド上で和式のトイレに座る時のような姿勢を取った。そして、彼は顔を顰めながら…… 「ぐっ……!」  透明なローションを垂らした人差し指を、自らのアナルにゆっくりと挿入していった。ぐちゅりと、湿った音が響く。 「どんな感覚?」 「きつい……っ!」 「指が一本入ったくらいで情けないなあ。もう少ししたらそこに僕のおちんちんが入る予定なんだよ?」 「む、無理だ……そんなの……っ!」 「無理じゃない。やるんだ」 「うう……っ」  拒否権が無いのを理解した櫂狼くんは、指を出し入れして必死でアナルを拡張し始めた。  ふさふさの尻尾を力無く垂らしながらみっともなくアナニーするヤンキーくんを眺めながら聴く推しアイドルの歌は格別だなあ。ライブの時と同じくらいテンションが上がる。 「っ、くぅっ……!」  二本、三本と、彼が挿入する指の数が徐々に増えていく。良い感じに解れていってるようだ。それでもまだ、僕のおちんちんを挿入するのはキツイだろう。けれど、僕はキツイ穴が好きなんだよね。 「そろそろ、本番をしようか」  仰向けに寝転がった僕は、天を衝く肉棒を彼に見せ付けた。 「自分で跨って、おちんちんを挿入するんだ」 「ま、待ってくれ……! まだ、それが入るほど解れてねえ……」 「あのさあ。今の今まで見逃してあげていたけど、ご主人様にタメ口を使うのは良くないよね? それに、命令を拒否するのもダメ。どう返事すれば良いか、分かるよね?」  念のため、再び催眠アプリを起動して画面を彼に見せつける。 「……わ、分かりました」  うん、素直な子は嫌いじゃない。 「こ、ここにご主人様のおちんちんを入れればいいんですね……?」  命令通り、僕に跨った櫂狼くんはおちんちんの先端を自らのアナルに宛てがった。 「そうだよ。体重をかけながら、ゆっくりと入れるんだよ」 「……はい」  櫂狼くんは歯を食いしばりながら、体重をかけて挿入を開始した。  僕の太い肉棒が、彼の中にメリメリとめり込んでいく。 「ぐあっ……! がっ、い、いてえ……っ!」  僕の肉棒を半分ほど飲み込んだところで、彼は動きを止めた。やはり、拡張が不十分だったため痛みを感じているようだ。けれど、痛みで涙を流す彼の姿を見るとより興奮する。 「いてえ、じゃないでしょ? こういう時は、『おちんちんを恵んでくださり、ありがとうございます』って言うべきだよ。はい、復唱」 「おっ、おちんちんを恵んでくださり……ありがとう、ございます……っ!」 「はい、よく言えました。それじゃ、スクワットするみたいな感じで頑張って腰を振ってね。懸命にご奉仕して、僕を気持ちよく射精させてよ?」 「分かり、ました……っ、くう……っ!」  息を吐きながら、彼はさらに腰を落とす。  時間経過とともに、じわりじわりと僕の肉棒の視認できる箇所が減っていき、やがて根元まで完全に見えなくなった。 【続く】