「お掃除をするのかい？」
「ええ、マチュが住んでいた日本人コロニーではそうみたいですよ少尉殿」
「キミだって少尉じゃないかニャアン」
そうです、行きずりの後にキシリア様に拾われた野良猫であったニャアン。辛かった軍籍時代には「少尉」を意味する階級章を胸に輝かせいた。
銅細工にスズをコーティングした安作りであったが。そのバッヂとジフレドがニャアンがジオンで生きる為の糧であり、そして「誇り」であった。
ニャアンとエグザベくんは同期ではないにしろ。同じ少尉であった。同階級の同僚であったのだ。
「わたしはもうぐんたいじゃないから…」
「ボクだって同じさ、今は軍属じゃない。階級だって返上した」
そう、エグザベくんとニャアンはもう退役しております。「ジオン十字勲章」を与えられた後の退役であった。
名誉少尉という下士官なのに偉そうな微妙な名前をアルテイシア公から授かったエグニャア夫妻
「でもエグザベ少尉は『エグザベ少尉』なんですよ」
ニャアンはジト目で語る、ふんわりとした印象をもつタートルネックのセーターが、大きなお腹を包んでいた

「みかん」
マンダリンめいた小型の柑橘類の皮を指で剥き、もぐもぐ食べながらニャアンは語るのであった。
「おこた」
炬燵と呼ばれる日本式暖房器具でニャアンの下肢は暖められていた。デニールが濃い厚手のタイツの中はしっとりと湿っていた。

「階級の話はいいんだ」「そうですね」
「大掃除…どうしようか？」エグザベくんは疑問符を投げる
ニャアンしばらく黙り込む
「掃除は常にしてますよ…少尉」とニャアン
「考えてみればピカピカだねこのおうち、引っ越してきてから汚れているイメージがないよ」
「毎日、暇ですから…」
謙虚に答えるニャアンの瞳は誇らしい黄色い光を帯びていた。午前中の日課である清掃をニャアンは怠った日はない。
「あまり無理はしないで欲しい。ニャアン、キミの熱意をボクは見過ごしていたようだね」
とエグザベくん、当たり前のようにある「きれいな我が家」とニャアンの存在に謝辞。
「あなたは働いてるし、わるびれるひつようはない、それに」
ニャアンは答える、なにか含みをもたせる
「それに？」
「空き部屋は掃除してない。あなたの書斎も手を出していません…少尉」

エグザベくんの書斎。というかテレワーク用に机と椅子とノートPCしかない殺風景の部屋があった
それが書斎だった。
「空き部屋の掃除なんてしなくていいんだよ。ボクの部屋は掃除していいよ」
「やましいものとか…ないのですか少尉？」
「やましいものとは？」エグザベくん訝しむ
「男の人ですから…性的なものを嗜んでらっしゃらないので？」
ニャアンはあの日と同じジト目でエグザベくんに問いかける。
エグザベ・オリベ。22歳と8ヶ月。男性であった。かつてフラナガンハイスクールの2段ベッド6人部屋で。性的興奮を禁忌としていた過去を持つ。
そんなエグザベくんは今は性欲に関しては解放されていた。もっとも、伴侶であるニャアン以外をその対象とするのは背徳行為であった。
そんなエグザベくんに、ニャアンは問うのだ

「性的な部分は、ニャアン。キミで十分補われているよ。すこし搾りすぎなぐらいだ」
エグザベくん、昼の団欒にニャアンの性事情をここに暴露する。
「キミの性欲を受け止めるだけでボクは手一杯だよ…ニャアン」
「性欲じゃない、『愛』って行って下さい少尉」
ニャアン、毎晩エグザベくんとのペッティングと口淫に励んでいた。
時折本番も致していた。

淫らな悲しき過去と今の自分が重なるようで。「性欲」という言葉は使ってほしくなかった
「そうだね、ボクとニャアンは夫婦だもんね。性欲なんて言葉じゃなくて愛だね」
「そうですよ少尉…愛…『あい』なんですから」
蜜柑の味がする唇がエグザベくんの唇と重なる。紫色に光る瞳孔が広がる
口づけであった。エグザベくん、直角系の身体ながら、口吸いを求めるニャアンを優しく抱きとめる。
「積極的だね…ニャアン」
「お掃除しなくていいなら、わたしは少尉とこうして過ごしたいです」
「そうだね、こうして過ごそうか。寝正月ってアジア圏の言葉にあるって聞いたよ」
「マチュたちがいる日本文化圏の言葉ですよ少尉…わたしは旧正月を祝っていたからあまり」
「旧正月？」
「はい、陰暦の正月です。だいたい2月第二週が正月になって」
ニャアンとエグザベくんによる愛の語らいがはじまる。年末年始だねニャアン
おこた、日本式暖房機。こたつに入りながらの語らいだったそうだよ。

一方シュウジとマチュはお風呂のカビ取りをしていた。大掃除であった
漂白中につきお風呂に入れない事をいい事にキラキラと性行為にみだれていた
ステキな夫婦ですね
内紛、のちに宇宙戦争。そしてザベ家の紛議。
常に戦乱の渦中にあったサイド3。ジオン公国に静かな年末が訪れようとする

以上がニャアン大掃除概念の全容です。
明日はおやすみです
次回のジークアクスの内容次第で語り足りない所があると思うので、続きはまた後日。

よかったねニャアン

ニャアンはいいおかあさんになれるよ

エグザベくんの事を「エグザベ少尉」って呼ぶニャアンいいですよね
世間一般のエグニャア界隈では基本「エグザベ少尉」もしくは「少尉」呼びみたいですが
人妻概念のニャアンは「あなた」と呼んでいます。人妻ですからね
8話以前にエグニャアを書き始めてしまい齟齬が発生しています
エグニャアいいよね

エグニャア
いいよね

ディアボロ太郎さん今日もありがとう

エグニャアとか幻覚

>エグニャアとか幻覚コモ

コモッ！コモッ！

>褐色肌ってもしかしてえっちなのか？

コモリンは艦隊任務だからサイド3にはいない
でも正月くらい寄港するか
ゆっくり年を越してくれコモリン少尉

ニャアンでシコると罪悪感がない
いいキャラだねニャアン

近所迷惑