「あっ」とニャアンから声が漏れる。
土曜日夕暮れのジオン公共団地、エグザベくんが傍にいた。半ドン勤務の帰りだった
「どうしたんだい？」伺う
「いま、蹴った」
「蹴ったって…この子がかい？」エグザベくん伺いながらニャアンのお腹を撫でる。
「この子以外にありえないよ、『あなた』」
ニャアンは着ていたワンピースセーターを脱ぎ、上半身だけ肌着姿になる。
お腹をめくる。エグザベくんが撫でる。
夫婦の中に神聖な時間が流れる。

その胎児が眠るお腹には小さい、小さい。ちぎれてしまいそうなほど小さい足が見えた
ニャアンのお腹にはっきりと、生きている「証」を刻んでいた。
ニャアンのお腹、薄皮一枚下には羊水が満ち、赤子が泳いでいるのだ
「ほら、エグザベ少尉…蹴ってます」
「そうだね、元気な赤ちゃんだね」エグザベくん頷く
「エグザベ少尉…あなたとの赤ちゃん…うれしい」
神聖な夕暮れが過ぎようとしていた。
―――どんな経緯も過程も事実もすべて戯言にすぎない。
今ニャアンに胎動しているのは、エグザベくんの赤ちゃんなのだ
エグザベくんが愛する赤ちゃんなのだから。
それだけが真実。それだけが事実。否定する者はいない。二言はない。

夕食と湯浴みを済ませ、二人床につく。
エグザベくんはニャアンのお腹を抱いて眠っていた。
もう仰向けに眠れないほど切迫しているお腹を横臥位（横向き）に眠る。
そのお腹をエグザベくんは抱いて眠った。
我が子を抱いて眠ったのだ。

―――日曜日の朝、というより昼前、夫婦ふたり。買い物を済ませる。
「ニャアンはお留守番していて」とエグザベくん促すが、「ちょっと運動しないと」とニャアン
臨月の妊婦、絶対安静とは言うが、ニャアンはちょっと身体を動かしたかった。というのは方便で
エグザベくんと一緒に街を歩きたかった。日曜日の買い出しは週末デートのようなものだった。
買い物の内容もだいぶかわった、夫婦生活を長く続ける事で衝動買いは減っていった。
味気ないといえばそうだが、必要な物だけ替えばいいのだから、本来の「買い物」を熟しているだけだった。
メトロで1駅。最寄りのスーパー。乾き物は後日配送してもらい、魚や肉などの生鮮品のみ持ち帰る。
ふと、街を歩いていると赤い壁紙と、何故か堂々と立つ掛け時計を構える店舗を見つめる
「ねぇ『あなた』今日はここでお昼にしよう」ニャアンが提案
「ライスボゥル（牛丼）か、考えてみれば食べた事ないな、おいしいかい？」エグザベくん伺う
「うん、ジャンキーな味だけどあっさりしている…変な日本語だね」とニャアン説明する
二人、引き寄せされるように店内に
エグニャア夫婦によるすき屋概念がはじまる

夫婦連れの二人を見て、せわしくなく働くバイト店員はマニュアル通り、カウンター席に案内しようとした
しかし、店長格の男はテーブル席を案内する
バイト店員は夫婦の姿をよく見てみた。妊婦さんだった。店長の配慮に納得した。
二人、丸テーブルの椅子に座る。郊外型の店舗であった為、忙しない雰囲気はしない。
しかしカウンター席の回転率は高く。人の出入りは多い方だ。
「あまり、ゆっくりできるお店じゃないみたいね」
「うん、食べたらさっさと帰る…けど今日はちょっと長居しよう」
とニャアンはタブレットでメニューをとる
「タブレットか…ファストフードらしいね、ネコちゃんロボットが配膳してくれるのかな？」
「このお店はネコちゃんロボットが動けないほど狭いの」とニャアンが一言

エグザベくんはニャアンとしかファストフード店に入った事がなかった。だから新鮮だった
ニャアンは「オクラととろろの牛丼セット」を頼む。
エグザベくんは「ねぎたま牛丼」の中盛と味噌汁を頼む。
3分も待たずに品物が出てくる。ハンガーガーより早い提供時間にエグザベくんは困惑した
こんなドンブリがホッドドッグの屋台感覚で出てくるなんて…と驚いている
「食べようニャアン、いただきま…」ニャアンの様子がなにやらおかしい
時計を見ているニャアン。時間は14時15分を刺そうとしていた。
粗末なスピーカーを指差すニャアン。店内放送が流れている。聞き触りのないBGMめいた音楽が流れていた
「ちょっと静かにしていて」ニャアンは耳を済ませる
その時、声が聞こえる

「すき家にお越しのお客様、アマテ・ユズリハです！」
「シュウジ！すき家の前で何やっているの！？」
「おなかが空いたんだよ、マチュこそ何をしているんだい？」
「ニャアンと待ち合わせしていたの！しょうがないな！わたしが奢ってあげるから食べようシュウジ」
シュウジとマチュによる軽快な掛け合いが聞こえてきた。
マチュの声は明るく、まさに宣伝めいたハキハキした声を発している。普段のマチュとはちょっと違う
シュウジは相変わらずだった、スピーカーから拾われない声が聞こえていた。

―――シュウジとマチュの新しいお仕事だった。ガンダムジークアクスフェアの宣伝だった。

一通り、放送が終わる。

「これを聞きたかったんだね、ニャアン」エグザベくんが聞く
「うん、これが聞きたかった…来月までの放送なんだって、マチュから聞いた」
「赤ちゃん産まれたらそれどころじゃないだろうから…今しかチャンスがなかったの」
ニャアンは淡々と語る。しかしその口角はうれしそうだった
「二人がこんなお仕事しているなんてね」とエグザベくんがタブレットを見つめる
シュウジくんとマチュ、そしてニャアンが牛丼を食べているイスラトがうつる。
「これはイラストだから…」とニャアン恥ずかしがる///
「知らなかったな…楽しく食事していたんだね」
「イズマコロニーにいた頃は、こんな感じでご飯食べられなかった」
「なんで？」「こんなファストフード店でも、難民にはめざとい。追い出される」
ニャアンは淡々と語る。その口角は下がっており寂しかった。

「今、ボクと食べている。それでいいじゃないか」とエグザベくん
「うん、そうだね…わたしもそう思っている。エグザベ少尉とお食事できて嬉しいです」
「敬語はやめようニャアン」
「そうだったね…ありがとうねあなた」
本来の意味の感謝の意だった。
「さぁ食べよう、ライスボゥルが冷めてしまうよ」「そうですね」
二人、箸をつかってパクパク牛丼を食べている。エグザベくんはしゃもじでパクパク
幸せな夫婦生活がそこに映る。

こうしてニャアンのささやかな外食欲求は満たされていくのだった
もうお腹を蹴りはじめる赤ちゃん、産まれてきたらきっと外食もままならないだろうから
今のうちにエグザベくんと楽しみたかった。
それが今日できた、だから、ニャアンはしあわせ
陽が落ちる前に、二人は家路についた。
ふたりはいい夫婦になれるよ
ニャアンはいいおかあさんになれるよ

以上がニャアンすき屋店内放送概念の全容です
いいですねシュウマチュによる店内放送。平和な世界線のおはなしでしたね
次回のジークアクスの内容次第で語り足りない所があると思いますので、続きはまた後日。

今日もありがとう

すき屋いいよね…

お腹蹴ってる…もうすぐ産まれるのか

すき家でも難民だと追い出されるんだ…

妊娠10ヶ月
ニャアン出産概念の日も近い

>―――どんな経緯も過程も事実もすべて戯言にすぎない。
>今ニャアンに胎動しているのは、エグザベくんの赤ちゃんなのだ
>エグザベくんが愛する赤ちゃんなのだから。
>それだけが真実。それだけが事実。否定する者はいない。二言はない。
でもエグザベくんの赤ちゃんじゃないですよね？

暴漢達に犯されて孕んだ赤ちゃんなのにね
おかしいコモね

コモりん💢

事実を言っただけだコモ

ニャアンさんは現実に目覚めるコモ
その命はエグザベくんとの命じゃないコモ
エグザベくんから離れるコモ

出てきた子の肌の色が怖い…

すき家の放送よかったね…いいシュウマチュだった
でもあの場にニャアンもいてほしかったな

>出てきた子の肌の色が怖い…
ニャアンと同じ褐色だよ
瞳は外人さんみたいに青いよ

黒人の子が産まれても
ニャアン元から褐色だからバレないバレない

エグザベくんと同じ紫色の瞳を宿した
ニャアンそっくりな赤ちゃんが産まれるよ
産まれるんだよ！じゃなきゃ嘘だよ！

そうだよ！
この子はボクとニャアンの子供だッ！

お会計の際に貰えるジークアクスのおまけ
シュウジマチュニャアンの三人が当たってちょっとジャンプするほど嬉しがるニャアンの姿があったとさ

緑のおっさんを引き当ててショックを受けるニャアンもいいと思う

ニャアンの赤ちゃんはニャアンそっくりな娘さんだよ
でも暴漢の遺伝子を引いているから性欲旺盛だよ

暴漢の血が騒いでしまって
年下のマチュの息子を襲ってしまうニャアンの娘
「ごめんね、ごめんね」って泣き崩れながらチビマチュを抱きしめる娘ニャアンに
白いおしっこが出て方針する事しかできないチビマチュ

蛙の子は蛙

>蛙の子は蛙コモ

>ニャアンの赤ちゃんはニャアンそっくりな娘さんだよ
>でも暴漢の遺伝子を引いているから性欲旺盛だよ
それは本当に暴漢の遺伝子コモか？
性欲旺盛なのは淫売なニャアンの血を引いたからじゃないコモか？

ニャアンの娘とマチュの息子が結ばれるのすき
すてきな赤ちゃんがうまれるよ

淫売の血が受け継がれただけだコモ

シュウマチュの息子とエグニャアンの娘でおねしょたするのかい？
マチュの息子相手におかあさんニャアンから引き継いだオチンチンハンターの血が目覚めてしまうのかい？

幼きニャアンにはすき家の牛丼一杯の為に身体を売っていた時期があってぇ

明日のパンの為に身体を売っていた時期があってぇ

淫売の子は淫売だコモ

でも牛丼にありつく前にお腹いっぱいになってぇ

ザー汁でおなかいっぱいだニャアン

娘をオチンチンハンターにするのはやめたってくれんか…

でもマチュjrの精通はニャアンの娘の口淫でぇ…オチンチンハンターである血は争えなくてぇ

幼いニャアンはママニャアンとパパザベくんの毎晩の行為を覗き見しつつその意味はわからなかったんだけどシュウマチュの子供にした後でその行為の意味を知ってすごく後悔しててぇ
でも疼きは抑えられなくてぇ

ニャアンはニャアン同士じゃないと繁殖しないよ
ニャアン村は今日も平和だよ

>でも疼きは抑えられなくてぇ
精の目覚めを覚えてしまったシュウマチュの子供とニャアンの娘は初体験の後ギクシャクしはじめるんだけど
「なかよし！いっぱいなかよししたい」ってニャアンの娘に抱きくシュウマチュの子供にもう倫理の概念は消えてしまって
両親にも声が聞こえているのに
おうちでセックスをしてしまうんだ
「なかよし」とはニャアンの娘が呼称する性行為の意味であった

シュウマチュの子を孕んじゃってぇ…
まだ12歳なのにニャアンの娘は孕んじゃって
「赤ちゃん…あかちゃんだよ」って母ニャアンは娘ニャアンのおなかを撫で続けるだけで
どうしたらいいかわからない娘ニャアンが泣き出してしまってぇ

―――うみたい

という娘ニャアンの叫びを母ニャアンは受け止めていてぇ

話が飛躍しすぎだコモ！

シュウマチュ夫婦とエグニャア夫婦による家族会議が連日行われます
シュウマチュは愚息が起こした事件に何もいえない様子でした
マチュ息子はもう叱られまくって何も言えないです
娘ニャアンが顔を出します。
「産むか産まないか、この子に決めさせようじゃん」とマチュがあっさり言います
「うんでいいの？」娘ニャアンは問います
「いいんだよ」マチュ「産んでいいんだよ」ニャアン
しばしの沈黙の後。
「う・・・うみたい」娘ニャアンの言葉がこぼれた
「産みたい！マーくん（マチュ息子の仮名称）の赤ちゃん産みたい！！！」
魂の叫びであった
ここに12歳の母親が誕生した。
ニャアンはみんないいおかあさんになれるよ

あいつ
早口になって気持ち悪いコモ

これがニャアン島前史か

ニャアンママとエグザベパパがしていたようにマチュの息子にも同じ事しちゃうんだ
まだ精通前のチンチンをオチンチンハントしちゃうんだ…

淫売にもほどがあるコモ
エグザベくんの純潔な血がこんな淫魔の血と混じるのはよくないコモ

息子娘の代にまで受け継がれる淫売の血…

その血のさだめ

スレ開いた
ニャアンはいいおかあさんになれるよ
…カオスな流れになっていた

「あなたもわたしに似たんだね」
12歳の母になった娘を抱きしめながら
母になったニャアンはそう呟くしかなかった
抱きしめる事しかできなかった
「産もうね、赤ちゃん産もうね」とニャアン呟く
娘は静かに頷く事しかできなかった

負の連鎖だコモ…淫売の血がそうさせているコモ

この負の連鎖を断ち切るしかないコモ…
ニャアンさんを去勢します…

いけーっ

淫売の娘ー！

ニャアンはいいおかあさんになれるよ