紅晴:そう…あの人達は貴方が呼んだのねぇ
摩羽野:うん…
結菜は摩羽野の話を聞き終えた後、ゆっくりと目を開ける
摩羽野の結菜を見る目は優しき姉を慕う気持ちが溢れていた
その愛くるしい姿に結菜は顔が思わず綻んでしまいそうになる
だが、それを抑え
虎屋町の魔法少女達を束ねるリーダー、紅晴結菜としての判断を下す
紅晴:…

1.出て行きなさい、二木市から
dice1d1=1 (1)

摩羽野:────ぇ？
何か聞き間違えた？そんな表情で摩羽野は結菜の顔を見る
紅晴:今の貴方は既に竜ケ崎に私の懐刀だと認識を持たれている、確かにそれは誤解よ…でも、相手がその誤解を解いてくれるとは思わないわぁ
摩羽野:…足手纏いって事…？
紅晴:…
1〜3.私は、貴方を守りながら戦える程強くはない…
4〜5.そんな事ない…でも、貴方は此処に居るべきではない…
6.そうなるわぁ…
dice1d6=3 (3)

摩羽野:それは…
紅晴:それと真人さんから解決の糸口を知る事も出来た…
だから、これ以上摩羽野が二木にいる必要は無いと言い放つ
紅晴:貴方の家族が心配している筈…だから
摩羽野:そう、そうだよね…うん
本当は一緒にいて支えたいが…結菜がそういうのだから仕方がないだろう
紅晴:全部が終わったら…必ず会いに行くわぁ…

難しいからな付きっきりで守ってもらえるとかじゃないと

横で聞いてそうな二人はなんて声を掛けるんだろ

真人':お、戻ってき……？
扉を開け、俯いた表情のまま出てきた摩羽野に首を傾げる
真人':(大方帰るように言われた感じだなこりゃ)
まぁそれも仕方ないだろう
危険から遠ざけるには神浜に帰らせる方が此処で守るより何十倍もマシというものだろう
摩羽野:あ、あの…私…帰ろうと思います
真人':
1〜3.ふーん…わかった
4〜5.へぇ…そりゃどうして
6.それで 紅晴:聞こえたでしょぉ…？送ってくれるかしらぁ…
dice1d6=4 (4)

摩羽野:竜ケ崎の人達とも仲直り出来そうで、それに…結菜お姉ちゃんに迷惑かけたくないから…
フィーア:それは…っ
何か言いたげなフィーアを手で制し、摩羽野の視線に合わせる為にしゃがむ
真人':…お姉ちゃんにはまたねって言って来た？
摩羽野:…うん
これ以上こちらから言える事はないだろう
少なくとも、今のタイミングで…だが

無理を通せと言うのか

ここから虎と竜に首突っ込むんよ？

>ここから虎と竜に首突っ込むんよ？
蛇のこともあるしね

真人':まぁ摩羽野ちゃんが帰るっていうならそうするか！なっ？
フィーア:そうですね…
フィーアも特に反発する様子もなく、虎屋町の魔法少女達に一礼した後、後ろについてくる
真人':それじゃ帰ろっか
摩羽野:はい…

戦えない人を連れてくのもリスキーなの

会って話して結論出せたからヨシ！

鈴鹿:結菜…
紅晴:もう会えない訳じゃない、あの人から得た情報が本当なら…竜ケ崎の子達とこれ以上争う事は無くなる筈よぉ…
確証はない、だが信じても然程デメリットはないだろう
1〜3.紅晴:私は樹里と連絡を取るから、貴方達は此処で待っていて
4〜5.虎屋町の魔法少女:でも、アイツに摩羽野を預けて良いんですか…？
6.……
dice1d6=2 (2)

不必要な戦いはしなくてよくなるかもしれないけど…戦いが必要な子もいるんだよな

摩羽野:…あの、ちょっとだけ同級生に会いに行っても良いですか？
転移魔法をフィーアに唱えて貰い、魔法陣を展開した途端、バッと顔を上げた摩羽野は何かを決めたかのような表情でお願いをしてきた
……腹を括ったのだろう
真人':ああ、行ってきな…次いつ会えるかなんてわからないからな
摩羽野:…ありがとうございます！
駆け足で自分達から去って行く摩羽野を見送りつつ、フィーアに魔力でマーキングをして貰う
フィーア:こうなる事、分かってたんじゃないんですか？
真人':………似たような目をしてる奴を、見た事があるのさ

という訳でこの時間は此処までよ

いい目だ