二次元裏@ふたば

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197110 B25/11/08(土)22:24:20No.1370766073そうだねx1 23:39頃消えます
まろび出そうになる乳房を下から支え、なんとかブラジャーの落下を食い止めた。
ずれた肩ひもを戻し、背中のホックをかけ直し、こぼれた下乳を押し込む。
考えるより先に体が動いていた。
「こんなことはいけない。こんなこと望んじゃいない。今後一切こんなことはしないでくれ。一生のお願いだ、他のことなら何でもするから、許してくれクリーク!」
呪文を唱えるようにこんこんと説くトレーナーを、クリークは呆然と見つめていた。
「すみません……つい我を忘れてしまって」
そのときになってようやく、クリークのブラジャーの柄に気がついた。
薄い水色に、コスモスの花がひしめくように咲き誇っていた。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/11/08(土)22:24:38No.1370766211+
でちゅね遊びは学園中に広まり、今では一つの性癖として定着していた。
だが本家スーパークリークに並ぶ者はおらず、誰もがただその独走を見守るしかなかった。
クリークはトレーナーをお姫様抱っこし、子守唄を歌い、哺乳瓶でミルクを飲ませた。あらゆるプレイが白日の下に晒された。
「いいこいいこ、さあ、いっぱい甘えてくださいね〜」
暴走機関車となった二人の遊びは、ついに頂点を迎えた。
クリークは体操着を脱いでブラ一枚となり、トレーナーの上体を抱き起こして乳房を露わにしようとした。
幸いトレーナーには理性が残っていた。寸前のところで踏みとどまったのだ。
225/11/08(土)22:24:56No.1370766324+
「そらクリークが悪いわ。ていうか何してんねん、アンタら」
昼の喧騒とは打って変わり、夜のカフェテリアは静まり返っていた。
緊急招集されたタマモクロスとオグリキャップが、同時にクリームソーダをすする。
クリークは被告人のようにうつむき、神妙な顔をしていた。
「まあ、トレーナーも逃げ出すわな。ウチでもいたたまれんわ、そんなん」
「私は……嫌われてしまったんでしょうか?」
「あたりまえやろ。と言いたいけどな、多分違う。行き過ぎたプレイに戸惑ってる、ってとこや」
「なぜ、そんなことをしたんだ?」
オグリキャップが話についてこれているのか不安だったが、質問くらいはできるようだ。
「当然の帰結だと思ったんです。ご褒美として行き着く先は、“授乳プレイ”しかないと――」
「はー……ホンマ、試し行動の典型的な破滅パターンやな」
「試し行動?」
325/11/08(土)22:25:13No.1370766433+
「結局プレイっちゅうのはな、愛情の確認やねん。自分の非常識な欲求をどこまで受け入れてくれるか試してんねん」
「?? 私にはよくわからないが……」
「オグリは知らんでええ。でな、試し行動を続けてると、どんどん飽きたらんようになっていく。エスカレートして、もう本人らにも止められへん。最終的にはどっちかが音を上げるか、二人まとめて墜ちる。共依存メンヘラのバッドエンドや」
「そんな……私は純粋な気持ちででちゅね遊びをしていたんです! 試し行動なんかじゃ……」
「本当にやましいところがなかったと言えるんか? 神に誓って」
「……言えます。私たちにとっては、神聖な儀式でした」
「ふーん。ま、トレーナーにとってはそうやなかったみたいやけどな。アホらし」
「タマ、言葉がきついぞ。もう少し優しく」
「親友が道を踏み外しそうになったら、止めるんが優しさや。間違ってへん」
425/11/08(土)22:25:30No.1370766557+
「……タマちゃん。これから私たちは、どうすればいいのでしょうか?」
「そのしゃらくさい“ママの皮”を、いったん脱いでみることやろな」
「ママの皮を……脱ぐ?」
「クリークはな、自分の中身を見られるのを怖がりすぎとる。そのせいで、ママって役を演じんと他人と関われんようになっとるんや。でも今回のことで、それじゃあかんってわかったやろ。隠し事にも限度がある」
「ありのままに、ということだろう、タマ」
「そうそう。けどな、オグリみたいな天然はともかく、クリークみたいに頭の回るタイプは、つい“自分の立ち位置”ばっか考えて動けんようになるんや。で、ママ役に逃げる。そしたらまた元の場所に戻るだけや」
「でも、でちゅね遊び以外で、トレーナーさんとどう関わればいいのか」
「なんでも構わん。たこ焼きがうまかったとか、金木犀の香りがしたとか。大事なんは内容やなくて、ちゃんと自分の気持ちで話してるかや」
525/11/08(土)22:25:47No.1370766699+
天頂には夜が訪れ、水平線に残る茜色と混ざり合って柔らかなグラデーションを描いていた。
高台の公園のベンチからは、街灯がひとつずつ灯っていく様子が見える。
待ち合わせの二時間も前に来て準備していたが、結局クリークに何を言えばいいのかわからなかった。
謝るべきか、怒るべきか、それとも泣き落とすべきか。
悲しさと、どこかせいせいした感情が胸の奥で混じり合っている。
あの日、“授乳プレイ”を拒んだ瞬間から、世界は少しずつ変わりはじめた。
それが進歩なのか退化なのか、いまだに判断がつかない。
「トレーナーさん、お待たせしました」
黒茶のローファーがわずかに光を返す。だが、その違和感に気づくのは少しあとだった。
そこに立っていたのは、奇妙な服をまとったスーパークリークだった。
625/11/08(土)22:26:05No.1370766845+
まず目を奪われたのは、恐るべき絶対領域だった。黒のニーソと黒フレアのミニスカート。
ひざ上15センチのミニとは対照的に、トップスは淡いピンクのブラウスで、裾やボタン脇のフリルが効いていた。
長い髪はツインテールに分かれ、毛先へ向かってゆるく波を打っていた。
一瞬「地雷系」という言葉が浮かんだが、すぐ振り払う。
「クリーク、その格好はいったい」
「先日はすみません。トレーナーさんのことを考えず、無理強いしてしまって……あれから私は、たくさん反省しました。私たちの関係を壊さないために、また屈託なく笑い合えるために。いつまでもママでいられるように」
黄昏を背に、長いまつ毛が強調され一枚の絵のようだった。
「そのために、一度私を清算しなければならなくなったんです」
725/11/08(土)22:26:25No.1370766998+
「……清算って?」
「トレーナーさん、“未亡人”という言葉はご存じですよね。夫に先立たれた妻のこと。でも――子どもに先立たれた母親の呼び名って、ないんです」
何を言いたいのか掴めず、ただ首を傾げた。
「母親は、どんなことがあっても母親のまま。いちど“ママ”になったら、もう元の自分には戻れないんです」
クリークはスカートの裾をぎゅっと握りしめる。
「私、ママになる前の自分が思い出せないんです。気づいたら、ママのほうが私より強くなっていて……どんな少女で、何が好きだったかも、もう曖昧で」
その顔から“ママ”の面影は消えていたが、口を挟む気にはなれなかった。
「誰かに尽くすことが、私の存在意義でした。だから、それを失ったら……もう、何も残らないんです」
825/11/08(土)22:26:43No.1370767136+
それは違う、と叫び出したい気分だった。
クリークに少女らしい趣味があることはわかっている。ウェディングドレスを見て目を輝かせていたことを覚えている。
本当は慎ましくなんてなくて、年相応の茶目っ気といたずら好きな側面を持っていることも知っている。
「今日は地雷系に身を包みました。本当は何でもよかったんです。何かの装いをしていないと心を見透かされそうで怖かったんです。……でも今の私には、ぴったりかもしれませんね」
襟首をつかんで「目を覚ませ!」と往復ビンタしてやりたくなった。相手が男なら確実にそうしていた。
しかし、最愛の担当ウマ娘に手を上げるという選択肢はなかった。
「星がさ、ここからでも見えるらしい」
「え?」
925/11/08(土)22:27:05No.1370767282+
トレーナーは天頂を指さした。黄昏はもう過ぎ、空は深い闇に包まれていた。
光るのは月と、ひときわ強い一等星、そして名も知らぬ星々。
「今は明るい星しか見えない。でも目が慣れてくると、もっと暗い星も見えてくる」
クリークも空へ視線を投げた。潤んだ瞳に星が反射していた。
「何もなかったと思った空間にも、細部があって、構造があって、特徴があると見えてくる」
クリークは“何も残らない”と言った。それは単に控えめで、隠れているだけかもしれなかった。
「俺にはまだクリークという存在はわからない。でも、何時間でも何年でも、じっと目を凝らして追い求めるよ。そこに何もないだなんてこと、絶対に信じない」
言葉の終わりはかすれていた。
「俺にとって、たったひとつの大切な星だから」
音もなく、涙が頬を伝う。クリークはそっとトレーナーの胸に身を寄せた。
1025/11/08(土)22:27:22No.1370767432+
「トレーナーさん、背中をさすってください」
言われたとおりにした。親が子をなだめるやり方だった。
「トレーナーさん、頭をなでてください」
言われたとおりにした。親が子をほめるやり方だった。
「明日からまた“でちゅね遊び”を再開します。今度はもっと本格的にします。ベビーベッドを導入します。プレイマットを敷き詰めます。知育玩具を揃えます。離乳食を温めます。チャイルドシートも購入します」
異論はなかった。クリークの吐息が、首筋にやわらかく触れた。
「でも今日だけは、今日だけはただのスーパークリークでいさせてください」
言われたとおりにした。
1125/11/08(土)22:27:45No.1370767590そうだねx4
「イカれとるやろ! バカップルが!」
激昂するタマモクロスをよそにクリークペアはいちゃいちゃ生活を続けていた。
でちゅね遊びは対象年齢が三歳程度に上昇し、抱っこやハイハイからは晴れて卒業することになった。
更に加えて、二人の間には新たなプレイが習慣化された。
ゴスロリ、パンクロック、ナース、ボンテージ、小悪魔系、ジャージメイド、対魔忍、魔法少女など様々なコスチュームが並べられる。
「うふふ、今日はどれにしましょう〜。さあ、自分発見伝、開幕です〜」
クリークは毎週末、衣装を変えてトレーナーにお披露目し、なりきりプレイに没頭していた。
地雷系で甘えられたことに味をしめ、手を変え品を変えてトレーナーにアタックするようになったのである。
「よかったな、タマ。クリークはついに自分を見つけたんだ」
「ホンマか? ホンマにこれハッピーエンドか? ウチにはさっぱりわからんわ!」
実際幸せそうだった。
1225/11/08(土)22:30:01No.1370768542そうだねx1
狂気の世界の始まりだぜぇ
1325/11/08(土)22:30:33No.1370768792+
でちゅね遊びですかこれ
1425/11/08(土)22:30:38No.1370768818+
頭おかしなるわ
1525/11/08(土)22:31:03No.1370769003+
妙にプレイに詳しいタマはなんなんだよ!
1625/11/08(土)22:31:06No.1370769024+
異論はなかった
1725/11/08(土)22:31:08No.1370769055+
タマのくせに恋愛上級者ぶりやがって…
1825/11/08(土)22:32:55No.1370769815+
>でちゅね遊びは対象年齢が三歳程度に上昇し
日本語間違えて…いやなんでもない…
1925/11/08(土)22:32:55No.1370769817+
このトレーナー狂って…
2025/11/08(土)22:35:27No.1370770801+
オグリに変なこと教えるな!
2125/11/08(土)22:40:43No.1370773155+
スレッドを立てた人によって削除されました
男性トレーナー前提スレ?助かる
2225/11/08(土)22:45:34No.1370775373+
アブノーマルどころじゃなかった
2325/11/08(土)22:59:28No.1370780704そうだねx10
>でちゅね遊びは学園中に広まり、今では一つの性癖として定着していた。
終わりだ…
2425/11/08(土)23:01:55No.1370781681+
普通に名文な気がするぞ…
2525/11/08(土)23:03:51No.1370782386そうだねx1
真ん中だけ切り取るといい話なんだがでちゅね遊び部分のノイズがでかすぎる
2625/11/08(土)23:11:34No.1370785543+
ただの惚気ではある
2725/11/08(土)23:13:37No.1370786315+
でもクリークのブラジャーは見たいかも
2825/11/08(土)23:14:23No.1370786610そうだねx2
>妙にプレイに詳しいタマはなんなんだよ!
タマもしとるんやろ
悪魔が
2925/11/08(土)23:21:06No.1370789136+
バレンタインの時はあんなに初心だったタマがこんなに進んで…
3025/11/08(土)23:24:23No.1370790405+
スレッドを立てた人によって削除されました
>終
オワリの人騙ったらレスしてもらえると思ってる浅ましさ
3125/11/08(土)23:25:04No.1370790671+
スレッドを立てた人によって削除されました
>メ欄に終わりやオワリ入れてるだけで書き手が固定されてるとでも思ってらっしゃる?
でもそうすればあの人気怪文書作家と誤認してもらえると思ったからやったんだろ?普通は終わりでいいし
浅ましいよ
3225/11/08(土)23:26:32No.1370791171+
オグリタマイナリクリークはトレーナーとの関係が浸透してるから人気高いよなあ
やっぱりウマ娘同士の関係はネタ程度にしておくのが一番いい
3325/11/08(土)23:29:11No.1370792072+
でちゅね遊びとかgoogoobabiesは武豊要素なんだよねすごくない?
3425/11/08(土)23:36:31No.1370794665+
しれっとタマも陰で色々プレイしとるな?
3525/11/08(土)23:36:57No.1370794812+
>オグリタマイナリクリークはトレーナーとの関係が浸透してるから人気高いよなあ
>やっぱりウマ娘同士の関係はネタ程度にしておくのが一番いい
スレ「」もそう思うってさ


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