誰だお前は！！

よくよく見たら唇が浮き出てるな…

戦隊終わるなら代わりに再放送してほしい

突然の戦隊終了に咽び泣く男！

>戦隊終わるなら代わりに新作やってほしい

>突然の戦隊終了に咽び泣く男！
戦隊モノ終わるの？！少子化が原因なのかな？

金が敵の世の中よ

レオバルドン: 東映版「スパイダーマン」に登場する巨大ロボット。宇宙戦艦マーベラーから変形し、全高60メートル、重量2万5千トンの威容を誇る。普段はマーベラーの状態で地下に隠されており、スパイダーマンからの呼びかけに応じて地面を割って出現。スパイダーマンの操る専用車スパイダーマシンGP-7を艦橋に収納し、「マーベラー、チェンジ・レオバルドン!」のかけ声でレオバルドンに変形する。アークターン、アームロケットなどの必殺技を持ち、中でも脚の張り出し部に内蔵された剣を敵に投げつける「ソードビッガー」は、鉄十字団が繰り出すマシーンベムどころか首領のモンスター教授(巨大化) すらも瞬殺した圧倒的な破壊力を誇る。(敵が 指一本触れる事すらできないレオバルドンは、いつしか「特撮史上最強秒殺ロボ」の名で呼ばれるようになったが、予算不足でとの絡みを撮る余裕がなかったのが、実状だという････)

東映 「スパイダーマン」の象徴ともいうべきレオパルドンは、そもそもはスパイダーマンの商品展開の弱さを補うために創作された存在である。変身ベルト”や“なりきり武器といった、特撮ヒーロー組にはつきもののアイテムに欠けるスパイダーマンのテコ入れ。 として考案されたのが、彼が乗る巨大ロボットだった。「スパイダーマン」が放映された1978年(昭和53年) 当時、ほんの数年前まで空前の活況を呈していた特撮ヒーロー番組は風前の灯だった。仮面ライダー、ウルトラマンシリーズは終了し、大ヒットした「秘密戦隊ゴレンジャー」も、後続の「ジャッカー電撃隊」が不発におわり、いわゆる変身ヒーロー番組はブラウン管から姿を消していたのだ(代わりに活況を見せたのがアニメの分野で、「宇宙戦艦ヤマト」の大ブレイク以降、「宇宙海賊キャプテンハーロック」 鉄道999」などのSF物、「超電磁マシーン ボルテスV」「無敵超人ザンボット3」などのスーパーロボット物がしのぎを削っていた。

さらば友よ誓いの友よ

この事態に、「仮面ライダー」以降、漫画家の石ノ森章太郎にほとんどの番組の原作を依頼してきた東映は体制の刷新を図り、アメリカのマーベルコミックスのキャラクターの向こう3年間の使用許諾を獲得する。その第一弾となったのが、マーベルの看板キャラクターであるスパイダーマンだった。それまでにも「スーパーロ ポット・レッドバロン」「大鉄人17」のような特撮巨大ロボット物 は存在したが、操縦者は基本的に普通の人間で、仮面ライダーのような変身ヒーロー物とは別路線の番組と考えられてきた。変身ヒーローは身体一つで戦うものというのが、当時の共通認識だったのだ。しかし、変身ヒーローとしては商品展開に不安の残るスパイダーマンの弱点を補完するために、変身ヒーローと巨大ロボットを組み合わせた結果、レオパルドンの超合金玩具は、東京12 チャンネルという(当時はマイナー局発信の番組ながら空前の大ヒットを記録。

手応えを得た東映とスポンサーのバンダイは、翌年79年に、同じマーベルのキャプテン・アメリカを翻案した「バトルフィーバーJ」をテレビ朝日でスタートさせる(ちなみにバトルフィーバーの世界もマーベルのマルチバースの一つで、番号はアース-79203)、こうして始まった「変身ヒーロー+巨大ロボット ト」というフォーマットは、現在も続く「スーパー戦隊シリーズ」 に結実する。そして1993年には、シリーズ第16作「恐竜戦隊ジュウレンジャー」をアメリカに翻案した「マイティ・モーフィン・パワーレンジャーズ」が全米で史上空前の大ブレイクを果たす。スパイダーマンの日本上陸に始まる物語は、ここに太平洋を挟んだ。見事な円環を描いたのである。