GM [導入]
星が輝く夜
ここはとある町にある大浴場
近場に似たような施設もなく、癒しを求めるならここ一択
多人数で入ると落ち着かないという客層向けに個室風呂まで完備
美容や傷病に効く薬湯を揃えていることで近頃人気です
"そういう"サービスも質が高い

君たちはいずれかを求めてここにやってきたのでしょう

また、君たちは当然お分かりでしょうが混浴です
入り口の混浴を示す看板は湯気かなにかで見えづらくなっていますが
混浴は常識ですし特に問題はないはずです!
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「……あれ、そういえばここ前も来たような」
ガラガラ入り口を開けてバジリスクが入ってくる。
今のところ風呂場は貸し切りのようだった。
母艦の移動の合間を縫ってきたので彼女がここにいられる時間はそれほど長くない。
手早く身体を洗い、さっさと湯船に着水した。
「ふぅ……そういえば母艦の皆さん、昔はあそこまで仲良しでしたっけ」
昨今はメンバー同士の交流が盛んな傾向にあるような。
そんな気がしている。
かく言う私も患者と医者の立ち位置でなく、より親密に話すこともそこそこ多くなった。
せっかくなら外科医が私以外も増えてくれ~と思いつつ執刀技術を教えたりもしているが……
「……いや、よく戦闘に活かそうと思ったなあの人たち」
私じゃ無理だぞ。ほんとに。
私の技術はフロウライト、リルドラケン、その他皮膚が非常に厚いタイプの生物種の硬度を無視して執刀するために編み出したものだ。
戦いに活かす前提で考案したものでは、決してないのだが……
「まぁ……それはいいか」
役に立っているなら、それで。
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「あー…疲れたな……あっ、丁度人居ないところだラッキー」ガララ……
※まだ気付いてない
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「……」
えっ?
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(………演技するのも疲れるんだよな………貸切で助かったよ……)
ヘレナ・アイテール [大浴場]
あっそういえばここ前も混浴でしたね。
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「あっ、失礼しま………え」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「……」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「は!?え!?」
「キャー!?」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「私のセリフだ、私の」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「ち……違うんです!これは……」
(クソッ!なんで混浴なんだよ!もっと分かりやすく書いてるもんだろふざけんな!)
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「いいさ、別に。入る前に身体洗いなよ」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「そ、そうですね!」ててて
(……落ち着けソリン。こういうことは初めてだがいつも通りやればいい)
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「心配しなくても長居はしない予定だから、あんまり気にしなくていいぞー?」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(いつも通り相手口説いて、ちょっとだけ信頼度上げて…マナ貰えばオッケーだ…)
じゃばじゃば
シャル=ヴェイネ [大浴場]
そんなことをやっている間に脱衣場に新しい客が来ていた。
客はスノウエルフの女性であり、これみよがしにラル=ヴェイネの宝飾品を8つつけていた
ヘレナ・アイテール [大浴場]
風呂に入るのに!?
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(よし……こんな貸切でもう出るってのなら大丈夫……なんで追加の女性が来てんだよ~~~!!!!????)
シャル=ヴェイネ [大浴場]
まだ脱いでないから!
ヘレナ・アイテール [大浴場]
脱衣所を空目しました
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
釣られました
体と頭洗って……そそそ……と湯船入って……
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「体を洗う必要はあるが、宝飾品を外す必要もある。難儀なものだな…」などと言いつつそのエルフは服を預けていった
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(………滅茶苦茶きれいな人じゃん……しかも新しく入ってきたエルフさんも……)
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「失礼する」ではそんなところに入っていきます
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「どうも~。失礼してますよ」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…ふむ、混浴か?看板を見逃したらしいな」少し困惑するが、そこまで恥ずかしがりはしないようだ
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「そのようで……まぁ私もついさっきまで忘れてたんだが」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「……いやぁ~!こんな綺麗なお二人方に出会えるなんて!湯けむりをくぐった向こうにはこんな綺麗な宝石があったわけで、幸運だなぁ~!」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「話はあとにしろ。とりあえず体を洗ってくる」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「あー……せめてターゲットは絞った方がいいと思うぞお姉さんは」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
そう言うとシャルは洗い場の方にいき、タオルでわしゃわしゃと体を洗っていく。あくまで体のメンテナンスという風だ
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「……片方に声を掛けるなんて勿体ないですよ、お嬢さん」
(仕方ないでしょ……!裸でナンパするなんて初めてなんだから……!)
(どっちもきれいなのマジなんだし!)
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「そうかい?まぁそれもそうか。まぁ悪い気はしないが……」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ふー…洗い終わったぞ。で、なんだ?」話聞いていなかったらしいエルフは湯舟につかった…
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「綺麗な二人に会えて光栄です~、だと」
あの子がねと手を向ける。
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
こくこく
リード・ジュニアール [大浴場]
「ふぅ…おや?」と入室して女性の声に足が止まる
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ふん…肉体の美しさなど私にとってはどうでもいいことだ。宝石の美しさに比べればな」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「………その宝石並みに貴女が美しいってことですよ、お嬢さん」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「ほう、一家言ありそうだねぇ」
リード・ジュニアール [大浴場]
「ここ、混浴だったか…」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「ん?看板見えなかったクチかな?まぁ私もそうなんだが」
リード・ジュニアール [大浴場]
「失礼…んん?」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ナメるな小僧。宝石とは私などより長い年月をもって熟成された石を磨き上げ、熟練の宝飾師の腕によって加工される自然の芸術品だ。人の美しさと比べるようなものではない」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(うぉ、かなり鍛えてる男じゃないか……こりゃあんまり変なところ見せるとまずいかな)
リード・ジュニアール [大浴場]
ヘレナの瞳を覗き込んで
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ああ…こんにちは」それはそうとリードに挨拶はしておく
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(おっと……地雷踏んじゃったか……)
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「おや……」
「声には出さないでくれると助かるよ」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(あれ!?そっちも訳ありな感じ?まずったかな……)
リード・ジュニアール [大浴場]
「こんなところで珍しいですね」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「まぁ気分転換にね。私みたいなのだってリラックスしたくなるときはある」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「………失礼しました、エルフのお嬢さん。でも、貴女が美しいと僕が思ったのは事実です……」(本心
リード・ジュニアール [大浴場]
「ここはあんまり問題ないですからね」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(あっちは知り合いかぁ……これ以上こりゃ止めといた方がいいかな……)
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「いや、私も言い方が悪かったな。宝石と比べないならそう言われても気にするつもりはない」
リード・ジュニアール [大浴場]
体を洗い終えて湯船に
ヘレナ・アイテール [大浴場]
(ふむ……)
(ああ、アルヴか。ウチにもいたな……)
リード・ジュニアール [大浴場]
「まあごゆっくり。裸同士なんでそこら辺は流していきましょう」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
メンバー的にはソリンのフォローは先生に一言頼みたいところだったりする
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「合間縫ってるからゆっくりとはいかないかもだがね」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「それは良かった美しいエルフのお嬢さん……申し遅れました、僕はソリン・ゲオルゲといいます。お名前を御伺しても?」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
まぁ私は一言残せるタイプではない……
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「私はシャル=ヴェイネ。『ヴェイネの一統』の子孫だ。本来ヴェイネは名字ではないが、まあ誇りの問題だな」
リード・ジュニアール [大浴場]
(ふむ…ナンパ…まあアルヴにはありがちですが…だいぶ慣れてなさそうですね…)
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「おー……えらいビッグネーム……」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「シャル=ヴェイネさん。いい響きですね……」
リード・ジュニアール [大浴場]
(もうちょっと見守りますか)
「おや、なにかお仕事が押してるんです?」とヘレナに
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「そうか。私の一族は魔法王ラルになぞらえた短い名を付ける。かの王の名と共に覚えてくれればいい」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「んー、移動拠点に今は身を置いてるから、それの停留時間ってところかな」
リード・ジュニアール [大浴場]
「うーん、悪巧みの匂いしかない」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「ええー私悪いことしてないですよー」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「あの宝飾品の……分かりました、その美しいお姿と共に覚えておきますよシャルさん」
リード・ジュニアール [大浴場]
「荒事向きじゃなさそうですね。普段は何を?」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「知っているのか。それはよいことだ。ラル=ヴェイネの宝飾品の知名度は私にとって大事なことだからな」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
(降りかかる火の粉を払うくらいはするけど)
リード・ジュニアール [大浴場]
「ああ、なるほど。魔導機術が得意なんですね」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(……あれも揃えるようになったらもっと生きやすんだろうなァ俺も……)
(いや俺の場合スマルティエ揃えてぇな……)
(………クソッ!綺麗な女性の裸なんて見慣れてないから上手くトーク進まねぇ!)
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ところでラル=ヴェイネの宝飾品だが。魔法王ラルが手づから付与したにしては流通量が多すぎると思わないか?」トークが進まなそうなので自分の話を始めるエルフであった
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「あぁ!そうですね……発掘品にしては多すぎますよね。でもその分、シャルさんのように、綺麗な方に似合う宝飾品になっていますから……」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「まあ話を続けさせてくれ」後半を無視しやがったこのエルフ
「いくら魔法文明時代は無限の魔力があったといってもラルの体はひとつだ。ヴェイネの一統が厳選した宝飾品に付与しただけで今の流通量になるとは思えない」そしてややメタかった
リード・ジュニアール [大浴場]
「あっちはあんまりうまく言ってませんね。大丈夫かなあ」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(………こりゃちょっと癖のあるエルフのお嬢さんだったかな?いやでも綺麗なんだよな透き通る水色の髪………)
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「んー……私からじゃ緊張させちゃうだろうしなぁ」
リード・ジュニアール [大浴場]
「アルヴにはよくある切実な事情なんで」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「個人的にだが、私としてはラルとは別に宝飾品に魔法を付与するためのマジックアイテムが存在していて、それほど質の高くない宝飾品はそちらで魔法を付与し、ブランド品として流通させていたのではないかと思うのだ」そして話が長かった
ヘレナ・アイテール [大浴場]
ところでソリン君はもうすぐ吸生しないとヤバい感じなんだろうか
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(ある物なら有効活用すればいいじゃん……それよりもっとこう……わぁ!)
dice1d100
ヘレナ・アイテール [大浴場]
diceは抜いていいのだ
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
1d100
[大浴場]
SwordWorld2.5 : (1D100) → 56
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
そこそこ
ヘレナ・アイテール [大浴場]
そこそこ
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「あー……その方がしっくりくるかもしれないですね。ならあのシリーズも上位互換とかがあったりするのかな?……それはそれで面白そうだな………」真面目に乗っかる
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「……まぁ今すぐヤバそうには見えないかな。エネルギー充填半分くらい?って感じ」
リード・ジュニアール [大浴場]
「そんな感じな顔ですね」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「うむ。そう考えた私はそういうマジックアイテムがないか探すことにした。それがあれば、現代の宝飾品でもラル=ヴェイネの宝飾品に加工できるしな」乗っかってくれたのでやや嬉しそうに
リード・ジュニアール [大浴場]
「というかなんで分かるんです?」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(よし、話がつながったな!いや偶に気になってたからいい考える切っ掛けになった!)
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「お医者さんなので」
リード・ジュニアール [大浴場]
「この時代に珍しい」
「私は孤児院を三桁やってたので」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「しかも外科医だ。珍しかろう」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「加工出来たらとてもおもしろそうですね!………更に綺麗な女性が身につける機会が増えそうですよ………」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「……三桁!?」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(なんかあっちすげぇ会話してる気がするが知らん知らん!)
リード・ジュニアール [大浴場]
「ああ、外科医。インフラ崩壊ですっかり少なくなりましたね。医療機械ももうメンテできなくなりましたし」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「そ。神聖魔法全盛になっちゃったから私はちょっと悲しいよ……」
「生物の身体って面白いのに……」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「そうすれば我々『ヴェイネの一統』は魔法文明時代の誇りを取り戻すことができる…かもしれない。そのために私は冒険者をしているのだ」長い自分語りが終わった!
リード・ジュニアール [大浴場]
「やはり貴方も危険では???石化標本コレクションが趣味とかじゃないですよね?????」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「素晴らしいお話でしたシャルさん!……夢がある話でしたよ」
自分の境遇とかと合わせて言葉つまりつつ
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「ひどいなぁ。石の力は他の子と違って私は全然強くないんだ」
「余裕で弾かれるし私は趣味じゃない」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「だが、それは一人ではできないとも思っている。あまりに古く、貴重な遺産を探すためには同志が必要だ」なんせコイツ魔法文明語覚えてないので…
リード・ジュニアール [大浴場]
「昔そういうのにあって殺し合いになりまして…」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「あれまそいつはご愁傷様」
「その生物生物ごとに違った器官、姿は違うのに類似した器官があったりね。そういうのを知っていくのは楽しいよ、私」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「そうですか……僕も魔法文明語を知っていれば……」
「それでも……僕なら少しでも貴女を支えることはできますよ?」
リード・ジュニアール [大浴場]
「生物解剖辞典魔神編とか見たら大興奮しそうだなあ…」
「おっと」
「そろそろ上がらなきゃ」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…そうだな。参考程度でもいいからこの話を覚えておいて、魔法文明時代の遺産でも見つかったら思い出してくれると助かる」これはみんなにぺこりと頭を下げます
リード・ジュニアール [大浴場]
ざぶと上がって
「覚えておきましょう」
「それでは」
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「じゃあね~」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「……お……あっ、僕も覚えておきます!」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「うむ。ではまた会う機会があれば」見送っておこう
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「と、そんなこと言ってたけど私もそろそろ出航のお時間」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「ど、どうも……」(良かった……何か突かれなくてよかった……凄い話してた気がするが分からんし気にしないでおこう
ヘレナ・アイテール [大浴場]
「じゃ、アルヴ君はナンパ頑張ってね」
あがります
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「さて頼むばかりでもなんだな。ところでソリンはさっきから色々話そうとしていたが、何か要求はあるか?」いい加減話振ろう!
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「……いやぁ、綺麗なお嬢さんに出会えて幸せだなぁ……」
「………こんな機会に会えたのも縁かと思いますし、宜しければマナを頂いても……?」
(あー!やっぱりこう!こういう場だと上手く出来ねぇ!)
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…マナ?何の話だ?」セージじゃないのでアルヴを知らないらしい
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(…………今日は我慢すっか!)
シャル=ヴェイネ [大浴場]
あきらめんなよ!!
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「………僕アルヴでして、ようは吸精を必要としてるんです」
こう言う度にソリンの心はサクサクになるぞ!
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ふむふむ。どちらも聞いたことがないが、吸精でマナを吸うわけか?」別にイヤな顔するでもなくふんふんとうなずいています
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「……そういうことです」
吸わないと死ぬってことは言わない、言えない
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「どれくらい吸うんだ?倒れるほどならさすがに問題だが」精神ボーナス+穢れくらいでしたっけ?
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
ですです
「………少しだけですから安心してください」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ふうん。まあ今日は冒険もないしそれくらいは構わないが。どこからどのように吸うとかルールはあるのか?」ちょっとやり方に興味わいたらしい
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
※過去に少しだけを母や養父母に繰り返した結果苦しめた…って過去を思い出して心がサクサクになる音
「せ、接触だけで大丈夫です」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「接触か。では手を」握手の形で手を差し出します
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
(………よくやる手の甲にキスなんて出来るはずもねぇよ、このシチュエーションじゃな……)
「………ありがとうございます」
キュルリルン♪
シャル=ヴェイネ [大浴場]
:MP-3
シャル=ヴェイネ [大浴場]
MP:45-3>42
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
:MP+3
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
MP:16+3>19
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…ふむ。なるほどこんなものか。参考になった。それはそうと…」シャルは吸精以外がちょっと気になったらしい
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「………いやぁ!シャルさんのような美しいエルフの女性と出来て幸せですよ!」
暗い気持ちを押し込めるように
「それじゃ僕はこのへんで……どうしました?」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…さっきから声と手が震えているな。どうかしたのか?」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「ッ!」
「それは…シャルさんのような美しい女性に出会えて感激で震えてるだけですよ!」
「では!」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「まあ待て」手で肩とかつかんで引き留めます
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「わっ!?」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「いいかソリン。私はお前に頼み事をした。魔法王ラルの遺産について覚えておいてほしいという、な。お前はそこまで真剣に考える必要はないが、それでもわだかまりは残したくない」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「………は、はい」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「私は私なりに真剣なんだ。お前も逃げるようなことはせず、真剣に私に向き合ってほしい」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
女性は好きだが、頼まれた事を億劫にするような根っからのチャラ男じゃないソリンである
「………は、はい!」
ドキドキ
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…吸精を必要と言った辺りからその様子だったな。どの程度の間隔で必要で、吸わないとどうなるのだ?」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「………週1です」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「吸えなかった場合は?」ちゃんと聞いていきます
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「………不器用な体質ですよ、1週間で体がガタガタになって、2週間で……ですから」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「2週間で死ぬのか」ちゃんと確認はしていく
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「……………」
沈黙は肯定である
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「なるほどな…大変などという言葉で済むものではないようだな、アルヴという種族は」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「…………こうでもしないと生きていけないってのがね」
(…………一般の人だともっとスムーズに出来たのに、冒険者相手だと難しすぎるなぁ………)
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…そうか。では、私の質問に答えてくれたソリンに、私も誠意で応えよう」
「私は最近~(冒険者の宿の名)の辺りで活動している」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「えっ」(素
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「私がそこで活動している間は、吸精に困ったら私を尋ねてこい」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「………………ははっ、シャルさんも冗談が……」
と言いかけて、さっきの「向き合って欲しい」って言葉思い出して止める
「…………良いんですか?」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「さっき言っただろう。私の目的は私一人で叶えられるものではないと。私の望みの欠片を託した者が、勝手に死なれては困る」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「……………………」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「いつまで付き合えるかは分からんがな。これは私の目的のためでもある。いつでも尋ねてこい」
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「……………………分かり、ました」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「うむ。では手を。今度は純粋なやつだ」吸精ではなく握手を求めます
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「……………」明確震える手で……握手。
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「よろしく、ソリン。ほんの少しでも、夢を共有するために」シャルはしばらく手を離さず、手の震えが止まるまでソリンに体温を伝え続けたのだった…
ソリン・ゲオルゲ [大浴場]
「………………」その温もりに、過去を思い出して、ツゥーと涙がこぼれるソリンであった…/
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
……湯気の満ちる大浴場に、長身・巨乳の女が静かに入ってくる
風体は人間に近いが、胸に埋め込まれた赤い宝石…のようなもの?が、彼女がティエンスであることを物語っていた
シャル=ヴェイネ [大浴場]
ではシャルはソリンと別れてから、ちょっとお湯から出て涼んでいたことにしますかね
「おや、新しい客かな。こんにちは」サウナの外の椅子的なやつに横たわっていたエルフが挨拶してきた
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
先客がおり、声をかけられたことに一瞬だけびくっと肩をすくませるも
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「……こんにちわ、エルフさん」 柔和な笑みで挨拶を返す
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「うむ、私はシャル=ヴェイネという。よろしく」さっきも名乗ったので律儀に挨拶した
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「私はイメンシー・ハイルーンと申します……えっ?」 名乗られれば名乗り返すが、エルフの語った姓は非常に聞き馴染みのあるもので
「ヴェイネって……もしかしてあの《ラル=ヴェイネ》の……?」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ああ、知っているのか。ありがたいな。そう、私は『ヴェイネの一統』に連なる者だ」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「末裔の方と出会えるなんて……ふふ。長生きはするものですね……」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「そちらもティエンス。魔法文明時代から続く血筋だろう。せっかくだから、背中でも長そうか?」魔法文明繋がりなのでちょっと気安い
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「はい、私はティエンスですが……その、あまり自分の血筋について良く思ったことはなくて……いろいろと……」 長命のエルフの語る血筋という言葉にちょっとだけ嫉妬を覚えて眉を潜めるも
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「………でも、せっかくそうおっしゃられるのでしたら、お願いしましょうかしら」 静かに洗い場の椅子に腰掛ける
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「そうか…悪いことを言ったかな。すまない。では謝罪の代わりに、体を洗うとしよう」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
そう言ってシャルはイメンシーの後ろに座ると、自分のタオルをとって泡立てていく。同姓なので気安い
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「……でも、ラル=ヴェイネの装飾品には普段からとてもお世話になっているのですよ。気弱な私でも、この装飾品を身につけると冒険に出向く勇気が出ます」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「そうか…?それは嬉しいな。出来に差はあれど、それらは我らが祖先が作ったものであることは間違いない。今の時代でも、少しでも彼らに追いつきたいものだ」泡立てたタオルで背中を優しく洗いながら、嬉しそうにする
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「ほとんどは『かつての』夫から贈られたものなのですが……」 言いつつ、左手薬指にはまった指輪を見せる 美しい宝石と意匠はラル=ヴェイネの一品であることを物語る
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「結婚指輪か…夫君は、亡くされたのかな?」そんな重要な品に使ってもらえて嬉しいと言いかけたが、さすがに空気を読んだ
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「亡くなった……のだと思います。私がティエンスとして『休眠』している間に……」 他の可能性もありうるが、彼女の中では亡くなったと考えるのが一番救いになる
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…なるほど。ティエンスは一部を除けば他種族より早く老いるが、休眠によって寿命を止めると聞くな…」他に思うところもあったが、さすがにイメンシーを傷つけるかもしれない。シャルは最低限のことを話した
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「…………怖いのです。人間より早く老いるのが……。ゆえに頻繁に休眠をとっていたのですが、そんなことをすればパートナーに愛想を尽かされたり、死別の瞬間に立ち会えないのも当然の話……」 長命のエルフに対して共感を求めづらい話題ではあるが、逆にそれゆえにこそつらつらと吐露することもできるともいえる
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…そうかもな。髪も、洗おうか?」分かるとはとても言えない。なので代わりにささやかな提案をした
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「……ほんと、図々しい女ですよね、私。お願いできますか? 終わりましたら今度は私にもシャルさんを洗わせていただけると嬉しいです……」 相手に見えないよう自嘲的に笑いつつ、穏やかな口調を保ってお願いをする
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「そうだな…お願いしようか」一度洗った身ではあるが、この流れで断るのも気が引ける。シャルは鷹揚に了承した
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「シャルさんには……パートナーと呼べる方はいらっしゃいますか?」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
シャルは手櫛でイメンシーの髪のもつれをほぐし、ぬるま湯で1~2分洗っててから洗髪液を泡立てていく。自分にはあまり頓着はないが、美しくする方法は知っているのだ
「ん…今はいないな。定期的に会うかもしれない相手ならさっきできたが」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「まぁ…! 恋人ができたということですか! ふふっ、素敵なことですね……!」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「いや、ちょっと違うな。命がかかった関係というか…。まあ、向こうがどう思っているかは分からんが…」話しつつもシャルは染髪液を頭皮に馴染ませ、指の腹で優しく洗っていく…
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「……………?」 シャルの口ぶりにピンと来ていない様子 アルヴ絡みのことであるとは容易には想像できず
髪は普段から手入れされているようで、洗いやすいだろう
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「まあ、こっちの話だ。流すぞ」ぬるま湯を用意して、髪の中に指を通しながらしっかりとすすぎます
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「シャルさんの手指、こころなしかヒンヤリとしていて、気持ちよかったです……」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ふむ。私はスノウエルフだが、別に常時体温が低いわけではない。風に当たっていたからかな…」染髪液を洗い流すと、今度は髪油(トリートメント的なもの)を取り出し、イメンシーの髪に優しくなじませていく…
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「くつろいでいたところに気を遣わせてしまって申し訳ないです……」 そう言いつつも図々しい女なのでされるがままに髪の手入れを初対面のエルフに委ねる その傍らで自分も手に石鹸を取り、身体の前面や脚を手早く清めている
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「いや。謝罪だしな。それに、もう数分待って洗い流せば終わりだ」体を洗い終わった頃に流せばちょうどいいでしょう
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
よく爪の切り揃えられた足先までも石鹸をまぶし終えると、髪の手入れを邪魔しないようにそっと自分の身体に湯を流す
シャル=ヴェイネ [大浴場]
ではそこからちょっと待って、またぬるま湯を用意してぬるつきがなくなるまで丁寧に髪を洗い流します
「…こんなところか。では私も頼もうかな」と、今度はシャルが背中を向けます
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「ありがとうございます、シャルさん。これで明日も自信をもって外を歩くことができます……♪」 心よりの感謝を述べつつ、席を譲る
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「私は宝石の美しさが好きだが、髪や肌の美しさを重視する者がいることも理解はできる。イメンシーが嬉しいならよかった」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
髪のうるおい具合や先ほどまでの口ぶりから、すでにシャルさんは身体を洗った後であることは察せられる ではこの返礼は最低限にしておこうと考え、手のひらに直接石鹸をとり、泡立てて……
「では失礼します……」 両の手のひらで直接、そっと背中をなでる
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「んっ…他人に洗われることなどないから、不思議な感覚だな…?」ややくすぐったいが、我慢できないほどでもない。シャルはイメンシーに背中を預けた…
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「宝石の美しさも、身の美しさも、どちらも大事と考えます。どちらかがおろそかになっていては、もう片方の美も損なわれてしまいます……。私もなるべく、ラル=ヴェイネの宝飾品にふさわしい身体であり続けたいと常々思っておりますが……」 ぬるぬる なでなで
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「……シャルさんのお背中、とても白くて美しいです……♪」 うっとりとした声
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「なるほど。宝石の美しさに合った体を作る。そういう考え方もあるか…」
「ありがとう。イメンシーの肌も柔らかく、女性らしかったぞ」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「美しいものを身に着け続けていれば……美しいものに触れ続けていれば、自分も美しいままでいられる。そんな奇跡や能力があればいいのに……」 ねっとりとした運指でシャルさんの背中に石鹸の泡を塗りたくり続ける
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ふむ…イメンシーは先ほどパートナーの話をしていたが…」リラックスしてきたのか、背中を預けつつ、話を振っていく
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「はい………」 話題への躊躇が一瞬だけ指使いに現れるが、すぐに平静を取り戻して
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「イメンシーは先ほど、休眠でパートナーに愛想を尽かされるなどと言っていたが…それは、パートナーにいつも美しい姿を見せたいと思っていたからではないか?」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「理由はいくつかあった……と思いますが……」 あいまいな返事になったのは自分でもそうしていた理由をすべて納得してはいないからで
「……たしかにそれが大きな理由の1つではありました。眠ってるイメンシーも美しい、と言ってくださったので」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「なるほど…イメンシーの夫君の内心はもはや分からんが。少なくとも、彼はいつも美しい貴方が見られて、嬉しかったのではないかな。パートナーが美しくて、喜ばぬ男はそういるまい?」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「そうであれば嬉しいです……が。その……ただ美しいものが存在しているというだけでは、美術品と変わらないでしょうから……」 歯がゆさに似た心の乱れが、シャルさんの背を洗う指先に現れる
「こちらからも質問をいいですか、シャルさん…?」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ああ。どうぞ」指先の乱れは感じたが、あえて言及はしない
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「シャルさんはまだ若いエルフであるとお見受けしますが……。これからの長い人生の中で、成し遂げたいことってありますか?」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ふむ。自分から言うことはよくあるが、聞かれるのは珍しいな」
「私の今の目的はひとつ。魔法王ラルの遺産…ラル=ヴェイネの宝飾品を作るためのマジックアイテムか、技術か…そういったものを見つけることだ」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「古代魔法文明時代の技術を今に蘇らせる……ということですか。途方もない話です…!」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…それほど難しい話ではない。私には師がいる。クリステン=ヴェイネという。ユーシズの北東で工房をやっている…もはや老年の男だ」
「師はヴェイネの一統であることに誇りを持ち、ヴェイネの姓を名乗っている。私がそう名乗っているのも彼の影響だ」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「………技術と名を受け継ぎ、また次の代へとつなぐ……どころか、さらに洗練させようとする。とても素敵なことだと思います……!」 今度は抑えようのない興奮が指使いに出てくる まるで陽気な音楽を爪弾くときのように
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「いいや。私の目的はもっと子供じみたものさ」
「師は師の誇りを持って、今も宝飾品を作り続けているが。もしも師の宝飾品を堂々とラル=ヴェイネの宝飾品として扱うことができるようになれば。師は喜んでくれるのではないか…?私の動機はこんなものさ」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「是非については私にはなんとも言い難いですが……子供じみているなんてことはないと思います。お師匠様のことを思ってのことなのですから」
「喜ばれたなら万々歳、万一受け入れられなかったとしても、その時に遺るものはきっとあるはずです」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…ありがとう。だが、私には時間があるが、師には時間がない。できれば師が神のもとへ行く前に何か…せめて手がかりだけでも見つけたいものだ」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「シャルさんもまた……焦っておられるのですね……」 人生に焦りを覚えている者が自分以外にもいた……それも長命の者に。そのことに奇妙な安堵を覚え、ちょっとばかりいやらしい笑みを浮かべてしまう
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ああ。だからイメンシーも、魔法王ラルの遺産のことを少しだけ覚えていてくれると嬉しいな。頭の片隅程度でいい」シャルの身の上話はこんなところです
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「それは今更な話でしょう。冒険者の中でかの王の偉業を知らない者は皆無のはず。……ユーシズにその技術を継ぐ方がいらっしゃることは初耳でしたが、お師匠様の話も、シャルさんの為したいことも、私は絶対忘れませんよ」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ありがとう、イメンシー。私は得難いものを得たようだ」言葉を受け取ってもらえたこれとに感謝を覚え、シャルはイメンシーにそう告げた…
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「私のように、ただ死にたくない・老いたくないということばかり考えて無為に生きているよりはずっと殊勝に思います。できれば私もあなたのように……なにか極めるべきものや継承するものがあればいいのですが……はぁ……」 話し込んでいる間にシャルさんの背中には石鹸の泡がたっぷり、そこに熱く湿ったため息がふわりとうなじを撫でる
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「んっ…。いや、イメンシーにもできていたことはあるだろう。人を愛する、ということだ」息がかかってぞわっとしつつも言葉を続ける
「…イメンシーは、夫君を愛していたのだろう?」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「愛していました……いえ、いまも愛しています……が。もはや行き場のない愛となりましたし、その愛が間違っていないとも言い切れなくなってきました」 石鹸にまみれた指で、左手のリングをそっと弄る
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「そうか…イメンシーは、後悔しているのだな」死に目に会えず、とはさすがに残酷なので言えない
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「後悔……そうですね。後悔という側面もあるかもしれません。ですが私には恐れでもあるのです。また人を愛そうとして、また同じ過ちを繰り返してしまうのではないかと……」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ふむ…では、あえて聞こう。夫君が生きている間。夫君がイメンシーを美しいと言ってくれる間。イメンシーはその生き方が間違っていると思っていたか?」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「………………………」 十数秒、考え込む間があいて
「…………はじめのうちは、そして彼との多くの時間は、とても幸せでした。ですが晩年、彼の顔にごまかせない皺が刻まれ始めたころからは、自分への…あるいはこの関係性への疑問が少しずつ積もっていました。それが積もり切るよりも前に彼はいなくなりましたが」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「そうか…だが少なくとも、確実に幸せな時間はあったのだな」
「…イメンシー。私にも怖いことはある。もし、私が魔法王ラルの遺産を見つけ、あのユーシズの工房に戻った時、師が亡くなっていたら…きっと私は後悔するはずだ」
「だがそれでも、私はただ師と共にいるのではなく、師に喜んでもらうことを選んだ。今の私は、自分が間違っているとは思っていない」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「…………強いのですね、シャルさんは」
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「…過去は大事かもしれない。だが、今だって同じくらい大事なはずだ。何かを極めること、継承することと、人を愛することに、優劣などないように」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「……シャルさん。少しだけ、互いに恥ずかしくなることをしてしまうかもしれませんがご容赦ください……」 そう言うと、シャルさんの背後でずずっとイメンシーの身体が寄ってくる気配がし、腕がそっと腰に回されて
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「んっ…なんだ?」質問はするが抵抗はしない
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
むにゅり、と爆乳が背中に押し付けられる 胸の谷間で熱を持つティエンスの「宝珠」の硬い感触も
「シャルさんの強さと若さを、少しだけ……この哀れなイメンシーに分けてください……」 エルフの長耳の裏に触れるか触れないかという距離まで口を寄せ、ウィスパーボイスで願望を露わにすると
厚ぼったい唇をエルフのうなじにそっと触れさせ、ちゅ、と軽く音を立てて吸う 跡にならない程度の力加減
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ふむ…そんなことができるかは分からんが…ここまで色々と勝手なことを言った身だ。イメンシーの好きなようにするといい」ふぅ…と熱い吐息を吐きながら、イメンシーに身を任せます
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
ひとつキスをし、ふたつ鼻をひくつかせて髪の匂いを体内に取り入れると、そっと身を離す
「ごめんなさい……。つい、こうしたくなってしまって。首のところもすぐ洗いますね……」 手に石鹸を取り直すしぐさ
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「んっ…もういいのか?」問いはしますが、体勢的にすぐ向き直ったりはしません
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「精気を吸う蛮族や人族もいるという話を小耳に挟んだことはありますが、私にはそういうことはできません……単に気分の問題で……ええ……図々しい自己満足です……」 自嘲的に微笑む
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「人族ならアルヴのことだな。彼らとて、若さを吸えるわけでもあるまい」
「私はイメンシーが今の幸せを、少しでも感じてくれたならそれでいい」
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「私も……誰かの幸せになりたいです……いつかの私のように、そして今のシャルさんのように……あ、お背中流しますね?」 洗面器に湯を取る
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「私の夢を少しでも共有してくれるなら、イメンシーは十分私の幸せになっている。…頼む」最後は背中について
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「であれば……シャルさんの為すことを見届けること、語り継ぐことが、私の長生きの理由の一つになりえますね。ふふ……貴女と出会えてよかったです♪」 じれったいほど静かに湯をかけ、石鹸を落としていく
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ああ、私もイメンシーと出会えてよかった。…最後にひとつ、いいだろうか」シャルはゆっくりと背中を流されたあとで、イメンシーに向き直る
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「はい、なんなりと……」 先ほどのスキンシップの余韻か、イメンシーの頬はぽかぽかに紅潮している
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「実はその胸の宝石だが、最初から気になっていたんだ。ラル=ヴェイネのものとも違う、生命の赤。はしたないが…少し、顔をうずめてもいいだろうか?」
「…なんなら、私の若さを吸ってくれても構わんぞ」シャルは提案のあとに、冗談めかしてそう言った
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「…………ええ。私のなんかでよければ、どうぞ?」 承諾する言葉は遠慮気味な口調だが、それとは裏腹に口元は緩み、受け入れようと両腕を開けばデカチチもぶるんと垂れて両脇に離れ、ティエンスの深紅の宝石を露わにする
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「おお…ありがとう。では失礼して」さすがに断られるかなと思っていたので遠慮がちにイメンシーを抱きしめ、胸の谷間の宝石に顔をうずめます
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
宝石は見た目通りに硬いが、肌と同じ体温を有しており、磨かれたようにつややかで摩擦がない そして触れれば、すぐ奥にある心臓の鼓動をとくとくと悉に伝えてくる……心拍は早い
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「暖かいな…それにイメンシーの生命の輝きを感じる…美しいぞ…」シャルは安心しているような、やや恍惚としているような顔でイメンシーの胸に顔をうずめている…
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「………あの人にもこうしていた時のことを思い出します。この瞬間だけは……ティエンスという体に生まれたことを感謝できます」 顔を埋もれさせるシャルさんの背筋にそっと手を回し、エルフ耳を折らない程度に優しく乳房で挟み込む
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「そうか…では存分に幸せを感じてくれ…」シャルもイメンシーをしっかりと抱きしめ、時に優しく背中をさすっていく…
イメンシー・ハイルーン [大浴場]
「私も……シャルさんの夢が叶うことを、願い続けます……」 幼子をあやすような手つきで頭を撫でる
シャル=ヴェイネ [大浴場]
「ありがとう、イメンシー…」そしてしばらく二人はお互いを抱きしめ続けたのだった…