「…絆創膏？」
動物がプリントされた、可愛らしい柄の絆創膏。
少し幼いデザインだから私は使わないけど、燈ちゃんはこういうのが好みなんだろうか。
「好きなの？」
「えと…探して、見つけるのが」
「そうなんだ」
好きとも集めているとも違う答えに戸惑いつつ、安心させるように笑みを浮かべる。
拾い上げたパッケージを手渡すと、燈ちゃんはじっとそれを見つめた。
「バイカルアザラシだ…」
「え？」
「ぁ…ここの水族館でも飼育されてるアザラシで…えと、こっちはゴマフアザラシで、こっちは…」
鼻息荒くパッケージを私に見せて、指差しながら教えてくれる。燈ちゃんってこんなに楽しそうに喋るんだ…
「アザラシも好きなんだ？」
「…どう、なんだろう…」
「え？」

上手く会話が噛み合わなくてもどかしい。
一生懸命喋ってくれるからちゃんと拾って繋げたいのに、するりと逃げていくような感覚。
「アザラシ詳しそうだから…違ったかな」
「詳しい…のかな…」
「う、うん。私は全然名前とか知らないし」
現に、もうパッケージのアザラシの名前が分からない。
白いのとか黒いのとか、デフォルメされてるから見た目の違いは分かるけど。
燈ちゃんは手の中にあるパッケージをじっと見つめた。
目を輝かせて見ているわけではないのは分かった。
「私はただ…知って、ちゃんと分かりたいって思うから…」
「…分かりたい、かあ…」
不思議な子だな。
気弱そうに見えて、揺るがない彼女らしさを強く感じる。
初めて出会った時からその印象はあって、こうして会話する度にそれは強くなっていく。
どうして祥ちゃんがあのノートを大事にしているのか、少しだけ分かる気がした。

「邪魔してごめんね。燈ちゃんが見えて、つい声をかけちゃっただけだから」
「あ…」
彼女の時間に無遠慮に入り込んでしまったのを申し訳なく思う。
私はまた「初華」の笑みを浮かべると、燈ちゃんに背を向けてその場を離れた。
祥ちゃんにとって大切な人で、祥ちゃんの中できっとまだなによりも大きな存在で。
だからまだ…燈ちゃんが怖いって気持ちはある。
けど、それでもなにか惹かれるものがあった。
私とは似ている部分があるような、もしかしたら仲良くなれるような。
燈ちゃんとまたばったり出会った時、私はきっとまた声をかけるんだろう。
いつか親しみを込めて名前を呼ぶ日が来るのか、今はまだ分からないけど。
「私も水族館、行ってみようかな…」
でも今日は…とりあえずプラネタリウム。

ともうい！？

浮気ですわーーー！！

さきタコたすかる

私の翼ですわ…

間に挟まりてぇですわ〜

祥が…壊れた…

椅子の人は...いつも通りすがりに私のことを気にかけてくれてて…

浮気現場にカチコミですわ！愛音さん行きますわよ！

ともういはｹﾝｺｳﾆｲｲ!!

>椅子の人
燈からはまだこの認識なのか…

学校も違えばライブに来るわけでもないから…接点がおおよそプラネタリウム周りしかない…

>燈からはまだこの認識なのか…
実際にはモーティス突き落としてないからね

椅子の人認識はここだけだと思うぞ
多分

いつか燈にも初音の顔を見せる日が来るのだろうか

初音と燈はバンドリちゃんで一緒に歌った仲ですわ

>>椅子の人
>燈からはまだこの認識なのか…
現時点では「歌詞に文句を言ってきた人」だと思う

プロ同士なので
祥ちゃんいいよね…
いい…
で通じる

>初音と燈はバンドリちゃんで一緒に歌った仲ですわ
なんか強化人間＆ニュータイプみたいになってましたわね
第１話の初音＆燈

>現時点では「歌詞に文句を言ってきた人」だと思う
そう思ってるのクライシック本気でやる気だったお花畑な睦だけで燈は迷子の歌詞のつもりじゃないかな…

燈に今すぐに祥子のパートナーで立希ちゃんのクラスメイトで祥子の叔母であることを教えて混乱させたい

たしかに燈って今のところ
本当に初華のことを何も知らないんだよな…
祥子と一緒にアベムジカやってる一員だってことくらいしか

しっとりした初音とともりんを組み合わせるとオブの情緒がサクサクになるぞ

最後に会ったのはRINGの喫茶で１０人勢揃いした時
しかもそのとき初華はほとんど喋ってなかったしな

迷子で1番初音に近いのがりっきーなのも不思議な話だ

>迷子で1番初音に近いのがりっきー
まあ学校ある日はほぼ毎日居合わせてるだろうけど
会話した文章量ならおそらく愛音のほうが多いかと

やっぱこのアニメ交友関係おかしいよ！

同じ事務所とか仕事の関係者とかならともかく
他人のバンドとそんなに接点あるほうがどうかしてるにゃむ…

初音も多分星の話させると早口になる

燈と睦ちゃんがプラネタリウムから出てきた時に偶然居合わせて空想の中で睦を殺したあの時燈は何を思ったのだろうか…

>あの時燈は何を思ったのだろうか…
現状あれから一度も初華と再び言葉を交わして無いから何とも…
燈の中では今でもちょっと怖い印象のままかも

燈にとってのアベムジカ
・親友
・親友
・プラネタリウムで会った人
・１回サポートで来てた人
・全然知らない人

>燈の中では今でもちょっと怖い印象のままかも
現実には何もしてないし物々しさは感じたかもしれないけど別れた後即睦が勝手に壊れた方が記憶に残ってると思う

mygoから見たムジカで5人全員と友達ないし因縁が深いキャラがそもそも居ないし…
逆もまた然り

>>燈の中では今でもちょっと怖い印象のままかも
>現実には何もしてないし物々しさは感じたかもしれないけど
それに２人が口論してるとこは燈も見てるからね

メンタル安定してる時のともむつういの全然続かないであろう会話見てみたい