GM
[導入]
星が輝く夜
ここはとある町にある大浴場
近場に似たような施設もなく、癒しを求めるならここ一択
多人数で入ると落ち着かないという客層向けに個室風呂まで完備
美容や傷病に効く薬湯を揃えていることで近頃人気です
"そういう"サービスも質が高い
君たちはいずれかを求めてここにやってきたのでしょう
また、君たちは当然お分かりでしょうが混浴です
入り口の混浴を示す看板は湯気かなにかで見えづらくなっていますが
混浴は常識ですし特に問題はないはずです!
大浴場は導入とエロなし
各個室でエロとなっています
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「ふふふ……やっぱりボクは賢い……」
以前は混浴と知らずに入って恥ずかしい思いをした。だが、やっぱり温かいお湯は良いのだ。普段のように水浴びだけだと、お風呂でゆっくりしたい気持ちが湧き上がる。
でも裸を見られるのは恥ずかしい……なら、誰もいない時に入ればいいのだ!
そんな考えで、時間帯を厳選して忍び込んだ。目論見通り誰もいない大浴場にご満悦である。
「〜〜〜♪」湯船で気持ちよさそうに目を細めている。
「はふぅ……お風呂は人族の叡智だねぇ……」
首狩
[大浴場]
そんな大浴場に。堂々と。男が入って来た
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「…………ふぇっ!?」
思わずすっとんきょうな悲鳴をあげてしまう。自分の後から誰かが入ってくる、そんな当然の可能性に、まったく思い至っていなかった。
首狩
[大浴場]
当然、そちらの方を向いて「……先客か。こんにちわ」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「あ……う……ぁ……」縮こまってお湯の中に身体を隠す。お湯の透明度は知らない
「あ……えと……こんにちは……」
首狩
[大浴場]
はて、と心の中で首を傾げる「混浴とは書いてあったはずだが……」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
慌てて大浴場を出る……? いや、お湯から出た瞬間、身体を見られてしまう。くっ、ラピス、一生の不覚……!
首狩
[大浴場]
「タオル……貸すか?」なんだか悶々としているようだ
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「きゃっ!?!?!?」話しかけられてびっくり。そして
「べ、別に? ボクは誇り高きミストエルフだもん、そんな施しなんて受けなくて大丈夫だもん!」
無駄に意地を張ってしまった。すぐさま後悔した。
首狩
[大浴場]
「男が……それも初対面の女性を裸体をじろじろ見るものではないと思うし。女性も初対面の男に見せつけるべきでもないとは、俺は思うが……いくら自慢の体であろうと」
「恥ずかしいのなら、事前に用意しておいた方が良いと思うぞ」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「…………はぃ……」あまりにもな正論に、消え入るような声で返す。そこまで考えが及んでいなかった。おっふろーおっふろーと浮かれていたのだ。
首狩
[大浴場]
「取り敢えず今日の所は、俺がスケベ野郎の名を拝領しないためにこのタオルを受け取ってくれないだろうか」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……し、しかたないなぁ! 寛大で可愛いボクは、お願いを断ったりはしないとも……!」
明らかに安堵した表情で、タオルを受け取ろうとざぱっと湯船を出て──
首狩
[大浴場]
「助かるよ」フ、と笑う「あ」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「…………あっ」
当然、全てが晒された。
「っ〜〜〜!!!!?!?」
首狩
[大浴場]
「スッ──」まずいな、こういうのは苦手だ
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
茹でダコになりながら全速力でタオルを受け取って、身体の前に当てて湯船に再度沈む。
首狩
[大浴場]
「あ~その、すまない」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「…………いゃ、うぅん、だいじょぶ……」
首狩
[大浴場]
これは──慰めればいいのか?それとも褒めればいいのか?先程の口調から考えるに普段はお調子者のようだが
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
そもそも安易な考えで来たのは自分で、彼は何も悪くない。むしろ気を使わせて申し訳ない。ボクが悪……
首狩
[大浴場]
「その、綺麗だった」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
そこまで考えて、傲慢なミストエルフの思考が待ったをかける。ボクは悪くないもん、間違えてないもん!
でも、とはいって彼が悪いというのも違う。ならば……
「と、当然だね! このボクが可愛くて綺麗なんて、当たり前のことさ! ふふん、良いもの見れてよかったね、キミ!」
ぐるぐるした目で、真っ赤になりながら、そう言う。そうだ、分かってて入ったのだ。この美しい身体で目の保養にしようと、慈悲深くて可愛いボクはそのために……!
首狩
[大浴場]
「取り敢えず深呼吸をしないか」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……すーはー、すーはー……」言われるがままに深呼吸する。
呼気で胸が揺れる。ぷるんっ。
首狩
[大浴場]
(気付いてないんだろうなあ)と思うので指摘はしないでおこう。状況が繰り返される
パライバ
[大浴場]
ではそんななんともいえない雰囲気の浴場に一人のシスターがやってきた
シスターはパパッと服を脱いで浴場に入ってくる
パライバ
[大浴場]
「こんにちはー!みんな元気にル=ロウド様を信仰してるかなー!!」ガラッ!
首狩
[大浴場]
「最近の研究ではニ剣と結論づいたようだが……」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……知らないなぁ」
パライバ
[大浴場]
「おっキミル=ロウド様知ってるの!?お目が高いね!!体洗ってくるからあとで話し合おうか!!」
首狩
[大浴場]
「知ってるくらいでしかないが……」
パライバ
[大浴場]
そういうとシスター…いや服着てないんだから分からないかもしれないがシスターらしきものは洗い場に行くとざばっとお湯をかぶり、しかし丁寧に体を拭いていく…
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
視線が外れて少し落ち着いてきている。ふぅー……良かったぁ……おゆきもちー……
首狩
[大浴場]
晶石の体というものは、目立つものだ「フロウライトか、結構珍しいな」
パライバ
[大浴場]
「…あっしまった!ちょっとおしろいが割れちゃった!ちゃんと耐水性のやつ使ってたのに!!」
首狩
[大浴場]
「ミストエルフの方が珍しいが」と視線を横のエルフに
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
見られてないと思って油断してます
パライバ
[大浴場]
「そうでもないよ!フロウライトはテラスティア大陸にもいるからね!ボクはそっちのザルツ地方から来たんだ!!」さっきから声がでかい
首狩
[大浴場]
「根本的に抜けてるな、君」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……あっ!?」
首狩
[大浴場]
「筋肉は付いてるから冒険者だと見受けるが……冒険の最中騙されたりしていないか?」心配になってきたらしい
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
いやべつに……? 恥ずかしくないし……? ボクの美しい身体は芸術だし……?
「騙されたりなんかしてないよっ! 失礼なっ! ボクがそんなおバカさんだとでもっ!?」
首狩
[大浴場]
「でもこの場に2人しかいない人間の目線に気付いていなかったろう」
「タオルも持って来ていなかったし……」
パライバ
[大浴場]
「まあまあそんな小さいことでケンカすんなよキミたち!アルフレイム大陸のみんなは平等にミルタバルとかいうヤツに騙されてるんだからさ!」ざぱっと風呂に入りつつ
首狩
[大浴場]
「凄いこと言うなあ君は」
パライバ
[大浴場]
「だってそうでしょー?ダルクレムから第二の剣イグニスを盗み出して神話の戦いを終わらせるきっかけを作ったのは我らがル=ロウド様なのに、この大陸じゃミルタバルとかいう馬の骨がやったことになってるんだよ!!」
首狩
[大浴場]
「俺は、そのあたり寛容な方だが……敵を作る物言いだぞ、それは」
パライバ
[大浴場]
「うん!実はこの真実をミルタバルの神殿で演説してきたら追い回されて更生プログラム送りにされかけてね!やっぱりアイツら邪教だよ!!」
首狩
[大浴場]
「そりゃそうだろ」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……えぇー……」凄いことするなぁこの人
首狩
[大浴場]
「まだ、そこまでで済んでいることを感謝した方がいい」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
なおラピスはアステリア神殿でアステリアを批判して破門されかけている。そのことを棚上げしてドン引きしている。
パライバ
[大浴場]
「なんでー?ウソつきはドロボウの始まりって言うじゃない?まああの神殿の連中ドロボウ多そうだからふさわしいかもしれないけど」
首狩
[大浴場]
「お前の中の真実が皆の真実じゃないからだ」
「お前の言葉をそっくりそのまま返そう。皆からすれば、お前こそがウソつきだ」
パライバ
[大浴場]
「そんな…!アルフレイムのみんなはそこまで洗脳されてたの…!?」ガーン
首狩
[大浴場]
「皆からすれば、お前がそこまで洗脳されているように見える」
「神紀の時代のことなんて誰も見て来てない。誰もが残った言い伝えを信じて今まで伝えてる」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……まぁ正直、伝聞だもんねぇ」
首狩
[大浴場]
「そうだと言うならお前が信じる事実を伝えるのではなく、お前の信じる現実を証明してくれる物証がいる」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
ひいひいお祖父様とかは実際に見てるかもだけど
首狩
[大浴場]
「ないなら、誰も信じない。今までと変わらない」
パライバ
[大浴場]
「物証かー。ル=ロウド様に直接聞けば分かるかなー?」
首狩
[大浴場]
「【コールゴッド】か……生き延びていればそのうち使えるようになる」
パライバ
[大浴場]
「なるほど…つまりボクが第二の剣イグニスを見つけて剣に聞くなり神様に聞くなりすればいいってことだね!!」ポジティブ。
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「神様に直接聞けるならそりゃ……とは思うけどぉ……」
首狩
[大浴場]
「それも、ありだな」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……なんか話のスケールが大きくなってきた……こわぁ……」わりと小市民なところがあるらしい
パライバ
[大浴場]
「よぉ~し燃えてきたぞぉ~!真実をみんなに伝えるために明日からがんばろう!!」
首狩
[大浴場]
「望むところが大きいと、自然とそうなってしまうところはある」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
多分首狩さんの実力に気付いたら目を回す
首狩
[大浴場]
「君は?冒険者になら、何かしらは目的があるのだろうが」ラピスに
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……しょーじきなところ、あんま考えてなかったんだよねぇ。とりあえず義兄様みたいにカッコよくなりたいって里を飛び出したから……」
首狩
[大浴場]
「いい理由じゃないか」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「まぁ、ね。ボクは姉様の妹だもん。可愛くて綺麗で美人なのは当然さ」
「だから……ボク自身の力で、カッコよくなりたい」
首狩
[大浴場]
「いや、美貌ではなく。可愛いのも綺麗なのも美人なのも肯定するが」
「落ち着いて、自分に出来ることに集中していればいい」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……それは、経験則?」
首狩
[大浴場]
「ああ、俺にも駆け出しの時期というのはあった」
「筋肉の付き方と……立ち方を見るに、バトルダンサーだろう。なら、戦闘の際に俺たちに出来ることというのは、あまり差がない」
「出力は、かけ離れているだろうが」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……キミ、そんな強いの?」いや強いんだろうなー。少なくともボクの目じゃ実力を測りきれない程度には
首狩
[大浴場]
「相対的に見れば、かなりな」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「…………そっか、良いなぁ」強さを自覚して、しかしひけらかすことはなく。泰然としていて。
それはなんとなく──カッコよかった
パライバ
[大浴場]
「強くなりたいなら修行あるのみだよっ!大丈夫!冒険者が努力し続ければ、追いつけない相手も、見つからない宝もないのさ!」※3レベル
首狩
[大浴場]
「一番重要なのは、死なないことだ」
「エルフなら、時間は多いだろう」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……ううん、人生は短いんだ。あまり無駄にはできないね」
首狩
[大浴場]
「焦りは、失敗を産む。確かに無駄な時間は削るべきだが」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「そうだね!努力を続けて、宝物見つけるぞー!」
パライバ
[大浴場]
「いいね!強くなるのに何百年もかけてたら神様もあくびしちゃうよ!命は大事に、でも生き急いでいこう!」※寿命400年
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「おー!」拳を上げる
首狩
[大浴場]
「あまり、無茶はするなよ」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「ふふん、可愛くて綺麗で、そしていつかカッコよくなるボクだもん。そのうちキミも追い抜いてやるさー!」実力に気付いてないから安易にそんなことを言っちゃう。
パライバ
[大浴場]
「もちろんボクも死ぬ気はないよ!死んじゃったら真実を聞けなくなっちゃうもんね!」
首狩
[大浴場]
「俺はただの人間だしな。お前達が人生の折り返しにも行かないうちにお陀仏だ」
「いつの間にやら、追い抜いているだろうさ」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「えー、そんなのダメだよ。ちゃんと死ぬ前にボクが追い抜いたところを見てよね!」
パライバ
[大浴場]
「生きてるうちには追い抜けないだろと言いたげだよね!ボクらの努力を見せてやろうよ!」
首狩
[大浴場]
「ははは、じゃあ。未来の英雄達の名前を聞かせてもらおう」
「その暁には、是非立ち合わせて貰わないといけないからな」
パライバ
[大浴場]
「ぼくはパライバ!風来神ル=ロウドの神官にしてトルマリンのフロウライトさ!よろしく!」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「ボクはラピス! ラピス・アウイン・ノーゼライト! 誇り高きミストエルフさ!」
「そういうキミは?」
首狩
[大浴場]
「今は首狩という名で通っている」
パライバ
[大浴場]
「えーそれ二つ名ってやつじゃないのー?本名はー?」
首狩
[大浴場]
「……ふむ」首狩を知らないということは、それに連なるゴシップも知らないということで
「ハンス・フォン・ゼークト」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「ハンス……ハンスか。また会うときがあればよろしくね、ハンス!」
パライバ
[大浴場]
「おお!追いついたら名乗ってやるって流れかと思ったよ!じゃあまた会ったらよろしくね、ハンス!」握手を求めて手を伸ばしてみる
首狩
[大浴場]
「ああ、よろしく」握手を返しますよ
パライバ
[大浴場]
「えへへ!ありがとね!」見た目は人間だがフロウライトなので硬い感触がした
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
じゃあ続いて握手しようとして──手を開いたせいでタオルを取り落そう。
首狩
[大浴場]
「あ」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「…………あっ」
真っ赤になって、握手した後は慌てて大浴場から逃げようかな! いい感じに〆られそうな雰囲気だし
パライバ
[大浴場]
「おーっぷるんぷるんしたねー」性的な意味はない実況しつつ見送った
首狩
[大浴場]
逃げる姿を見送ってから「タオル……」
「ま、いいか。あげたということでも」
パライバ
[大浴場]
「よっハンス!太っ腹!」ペちんと背中を叩く。まあレベル差的に痛くはないでしょう多分
首狩
[大浴場]
「あの焦りっぷりだと言うのも可哀想だったしな」
パライバ
[大浴場]
「他の人族には羞恥心ってのがあるんだよね。一応聞いたことはあるよー」
首狩
[大浴場]
「鉱石だもんなあ、パライバは。感覚はちょっと違うだろうな」
パライバ
[大浴場]
「うん。ボクたちは地中から勝手に生まれるから男とか女とかよく分かんないんだよね。マナーとして化粧はしてるけどね!」
首狩
[大浴場]
「気になっていたんだが、自認なのか?フロウライトの性別は」
パライバ
[大浴場]
「見た目が他の人族の男女に似てるから、男女に分類されて、分類通りに育てられるって感じかなー?」
首狩
[大浴場]
「なるほど、見た目か」
「たまに女顔の男もいるが、勘違いも起きてそうだな」
パライバ
[大浴場]
「かもねえ。でも別にボクが男って名乗ったって同族はなんとも思わないと思うよ」不思議な種族である
首狩
[大浴場]
「それは、確かに」
パライバ
[大浴場]
「疑問は大体分かったかな!?迷える子羊を導くのは神官の務めだからね!!」※神官は2レベルしかない
首狩
[大浴場]
「気になっていたことへの解は得た」
ざばっと湯を持ち上げながら立ち上がる
「俺はそろそろ出ようと思うが……」
パライバ
[大浴場]
「そうだねー。ボクもホコリは大体落ちたから、上がろうか」
首狩
[大浴場]
「疑問を解消してくれた礼に飲み物でも奢ろう」
パライバ
[大浴場]
「やったー!飲食はできないけど味覚はあるから、できるだけ少量でもおいしいやつを頼むね!」少量をちまちま舐めてれば楽しめるそんな種族
首狩
[大浴場]
「中々難しい要求が来たな…………善処しよう」
パライバ
[大浴場]
「よろしくね!わーい飲み物飲み物ー♪」とハンスの手を取ってお湯から出ましょう
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
誰もいなくなった浴場に新しい客がひとり入ってきた。
エルフだった。全体的に身体の色素が薄く、どことなく雪国を思わせる。
ひっそりと身体を流すと湯船に身体を沈める。ふう、とため息を付いた。
顔だけでは男性とも女性とも見分けがつかない。どこか儚げな印象を帯びていた。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
タオルに全身を包みながら、ゆったりとした雰囲気でその人間は入って来た
先客を認めると「こんにちは~」これまたゆったりとしたトーンで声を掛けて洗い場に座る
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「あ………ごきげんよう」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
手始めに長い髪から洗い始める。ここだけは丁寧に洗うようにしている
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
うっすら微笑みかえす。あまり動じた素振りはなかった。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「ここぉ。浴場が広くて気持ちいいよね~」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「そうですね。私はあまり湯船に浸かるという習慣がないのでいまだ慣れませんが……」
「よいものだとは、思います」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
髪をしっかり洗ったかと言えば身体を洗うのはささっと終わらせて湯船に入って来る
「放浪種族?珍しいねー」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「放浪………そうですね、各地を旅してはいますけれど……」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「ええ。出身を尋ねられると驚かれることは多いですね」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「へえー珍しいところなんだ」興味が湧いたようで「どこなの?」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「ダイケホーンです。ディガッド山脈の窪地にある、あの……」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「あー。寒いところだ」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「ええ。あの国の人は故郷から出ることは少なくて……」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「なんで出て来たの?」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「え…………」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「出る人、少ないんでしょう?」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「そう……ですね。思うところあって……」
少し答えにくそうに言い淀んだ。湯船の水面に眼差しを落とす。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「あ~」
そっと体を寄せて頭を撫でる
「ごめんね?私の悪い癖なんだ~気になったらずけずけ聞いちゃうの」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「あ……………その、いえ」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「言いにくいことだったら言わなくていいよ~」なでなで
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
不意に優しくされた。どきりと胸が弾む。あ、ダメだ。
まだ名前も知らないこの女の人のこと、もう好きになってる。
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「あ、ありがとうございます……」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「んーん」頭を横に振る「今は私がごめんなさいしないとだから」
撫でるのを一度止めて正面に向き合って
「ごめんなさい!」しっかり90度体を折り曲げて
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「…………………」
いい人だな。出会ったばかりの私へ真摯に向き合ってくれている。好きだな。
よく見たら綺麗な瞳をしている。身体も豊かで美しい。好きだな。……あ、でもそんなに謝らなくてもいいのに。
「……大丈夫ですよ。それほど大した理由ではありませんから」
「旅立った家族を追いかけたというだけで。未だに会えてはいないんですが……」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「そう?よかった~!」そういわれるとすぐに礼をやめてスススと隣に移動してまた頭を撫で始める
「そうなんだ」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「…………」
頭を撫でられているとどきどきと胸が弾む。あっというまに惚れ込む自分の悪癖は分かっていても止められない。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「お名前、教えて貰える?私色んなところ行ってるから聞いたことあるかも~」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「スフェリです。スフェリ・グラシェルン」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「見ての通りエルフです。……人間たちは私たちのことをスノウエルフと呼ぶらしいですが」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「私はダリア・イナンシアだよ~”どこ吹く風”とも言うね~」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「ダリアさんですか……」
可愛い響きの名前だ。名前を知っただけで嬉しさが増す。
シオン
[大浴場]
「………」がらりと音を経てて脱衣所から子どもが一人入ってくる
一見すると真っ白なこと以外はただの子どもだが、その下半身が人族とはかけ離れていた
―ラミア、蛇足を持つその種族の少女らしく、人間姿部分と大差ないサイズの蛇足を器用に動かして洗い場に向かっていった
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「ひぇ」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「おお~ラミアだ~」スフェリを撫でる手は止めずに新しい客の方を見る
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
びっくりした。いきなり蛮族が入ってきたらさすがに驚く。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「大丈夫だよ~お姉さんが守ってあげるからね~」ちょっと抱きしめてあげる
シオン
[大浴場]
「…む」
声に気がつくとそちらの方を向いて
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「い、いえ大丈夫です。私、こう見えてもきちんと成人していますし……72歳ですから」
シオン
[大浴場]
「…あぁ、大丈夫、私はルミエルに連なる神官でもある身だし、代々昔から人族側」
と、スフェリのリアクションを見て冷静に声を掛ける
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
人の気配がするのに躊躇いつつ、そっと浴室に足を踏み入れる。さっき逃げ帰ったせいでお気に入りの自作石鹸を忘れてしまっていたのだ。あとうっかり持ってきてしまった借りたタオルも返さなきゃだし……
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「あ、ああ。ルミエル神にお誓いを立てておられるのですね。失礼をしました」
シオン
[大浴場]
「普通に風呂に入りに着ただけだから、気にしなくていい」
そう言うと、自分で身体を洗い始めて
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「あ……」とはいえ見た感じ女性客しかいなさそうで安堵する。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「ごめんね~不躾な目で見ちゃって~」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
あ……エルフだ。珍しい。
(少なくとも湯船に浸かって身体が隠れていると)女性客。ほぼ。
シオン
[大浴場]
「正確に言うならエルピュセ神の巫女、こちらではあまり見ないだろうけれど」
「大丈夫、普通に話せばわかる人なら特に問題ない」
髪を洗い、身体を洗うとそのまま下半身の鱗を丁寧に洗っていき
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「そっちのエルフさんもこんにちは~」
シオン
[大浴場]
「…む」ラピスの方をチラ見すると、軽く会釈して
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「ハンスは……居ないか」タオル返さなきゃだから居てほしかった気持ちと、居なくて安堵する気持ちが両方。
「えと、こんにちは」ダリアさんとシオンさんに会釈する
シオン
[大浴場]
「こんにちは、エルフの人」
鱗は汚れが溜まりやすいのだろう、念入りに洗っている
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
ああ、とても若いエルフだ。エルフ全体から見たら自分もまだかなり若い方だけれども。
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
シオンさんにはびっくりするけど、堂々と入ってきているのだから、受け入れられている蛮族なんだろう、となる。
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
……ラミアが自分の体を洗っているところを見るのは初めて……でもないか。
あまり不躾な眼差しを送るのも悪いので、自然と視線は新しく入ってきた若いエルフへ向く。
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
それでもやっぱりちょっと怖いのはあるので……足は自然と同族の元へ進む。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
その同族をちょっと抱きしめてる人間
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
抱きしめられてちょっととろんとした目でどきどきしている同族。
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「やほやほー、湯加減どーお?」さっき入ったから知っているけど、話しかける取っ掛かりとして。
シオン
[大浴場]
「……」
知り合いだったのだろうか、知り合いの中に居るのは少し気まずい気がする、そんな事を考えつつ、ようやく洗い終えた真っ白な鱗を満足そうに見て
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
女の子同士だと思っているので隠す素振りはありません
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「気持ちいいよねえ」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「こんにちわ。エルフのお方」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「わあ、大胆」隠さないので
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「ええ、とても。故郷にはないものなので入るたび新鮮な気持ちになります」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「こんにちはー。あっごめん、お隣大丈夫?」
シオン
[大浴場]
「……エルフは風呂の習慣がないの?」
えっ、という顔で思わず聞く、こいつには希少種を見分けるほどの経験はない
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
なお、あまり女性の裸身を見てもどきどきはするけれど恥ずかしがったりしません。
「隣……あ、どうぞ……」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
気にしない子なのかもしれないけど、あんまりよくないよねえとスフェリの両目を手で覆う
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「お風呂って中々大変なんだよ、お湯沸かすのとか。普段は川で水浴びとかだねぇ」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「私はそもそも集落住まいのエルフではなく、ダイケホーンの出身ですから……」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
許可貰えたのでぽちゃんと湯船に入りつつ。
「……あれ、何してるの?」とダリアさんに不思議そうに首を傾げておこう。
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「水は雪を溶かさねば得られないものですし、貴重です。お風呂に使うほど潤沢には……あ、なんです……?」
おめめを塞がれた。手のひらの温度を目が感じる。どきどき。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「え?目隠しだよ?」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「な、なぜでしょうか」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「なんでそんなことを?」
シオン
[大浴場]
「……気にしたこともなかった」
「それに、寒い地域だから…なるほど…」
目を瞬かせ、素直に驚きながら3人の方に近づいて自分も湯船に入る
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「え?男の子だよ?」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……………………」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「……? あ、はい」
「そうですね」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「…………えっ?」
シオン
[大浴場]
「……」スフェリをきょとんと見て
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「私のことでしたらその通りです」
シオン
[大浴場]
「……」すっと湯船に顔を沈めて確かめる
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
ついてる。
シオン
[大浴場]
顔を上げる
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
口をぱくぱくして……どんどん顔が赤くなっていく。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「その確認の仕方ははしたないんじゃないかなあ~」
シオン
[大浴場]
「…ほんとだ」あ、そうなんだ、位の反応
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「あ、あの……どうされましたか? 大丈夫ですか、エルフのお方」
シオン
[大浴場]
「…一番早いと思った」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「それはまあ、そうかも」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
確認したシオンさんのそれで、間違いないのだと理解して。
「〜〜〜っ!?」慌てて身体を隠す。
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「あまりまじまじと見られるのはさすがに気恥ずかしいのですが……」
でも抵抗はしない程度。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「あ、見られると恥ずかしいタイプの子」
「じゃあ目隠し続行だよ~」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「……………? あ、そうか」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「あ、うん、そればごめんねっ!?」声が上擦ってる。
シオン
[大浴場]
「ん、ごめん」普通に適当に横に座って脱力して
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「こちらではそういう方もいるのでしたね。……あ、また」
シオン
[大浴場]
「ここにはたまに来るけど、たまにこういうやり取りを見る」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
真っ暗になっちゃった。視界が塞がれたことでダリアの息遣いを感じる。胸が高鳴る。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「あの混浴の立て札ちょっと見にくいよね~」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
とはいえここで出るのも失礼だよね……となって湯船の中で硬直してる。
シオン
[大浴場]
「広い湯船を使えるから個人的には歓迎だけれど…」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「う、ん。こんな良いお風呂に入れるのは良いよねぇ」さも気にしてません風に話す
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「あ、あの。ダリアさん。目を瞑っておくよう努力しますのでいつまでも私の目を隠さなくても結構ですよ……?」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「贅沢だよね~」
「ん~~~?嫌?嫌ならやめるよ?」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「い、いや? 混浴なのは知ってたよ? というかずっと目隠ししてるのも可哀想だと思うよ?」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「嫌とは言いませんが……腕が疲れてしまうのではないでしょうかと……気にはなります」
シオン
[大浴場]
「実家の浴場を思い出す、あっちは木造だったけど信徒の人がいっぱい入ってた」気持ちいいのか首から上だけ出して目を閉じて
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「これでも鍛えてるから大丈夫だよ~。それに、さっきみたいにきゃあ~!ってさせるのも可哀想だから~」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「目を瞑るのも別に……。公共の場で、そこまで気にしなくていいよ」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「そう、ですか。でしたら……」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
目を開ける。まだ真っ暗だった。
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「だ、大丈夫! 別に見られるのには慣れてるもん! ほら、美しくて可愛いボクの身体は魅力的だからっ!」強がり
「さっきのは……そう、ちょっとびっくりしただけ!」
シオン
[大浴場]
「…ふむ」横からじーっとラピスの素肌を見て
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「………。自分に自信があるんですね、あなたは」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「だって~じゃあ見てあげないと失礼だね~」とスフェリの目を開放
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「名をお聞かせください、エルフのお方。ご出身はどちらですか」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「じー」じーっとラピスの身体を見つめる
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「うん? まぁ、ボクは姉様の妹だからね! 可愛くて美しいのは当然だよ」ドヤ顔
シオン
[大浴場]
「じー…」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「私はスフェリ・グラシュエルン。ディガッド山脈はダイケホーンから旅立ってきました」
「じー…」
「………おっしゃる通り、とても美しい身体をなさっているんですね」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「ボクはラピス。ラピス・アウイン・ノーゼライト。ミスト……エルフで……」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「ああ、深山の尊き血筋のお方だったのですね。道理で」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
ジロジロ見られることに流石に恥ずかしくなってきたけど、ああいった手前何もできなくてぷるぷるしてる。
シオン
[大浴場]
「…大きい」ぽつりと
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「終わり~」またスフェリの目を手で覆う
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「と、当然だよ! ふふん、目の保養でしょ、もっと見てもいいんだからねっ」ヤケクソ
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「私は雪山住まいのエルフでしたから………あ、また見えなくなった……」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「ラピスちゃ~ん」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「ひゃいっ!」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「よくないよぉ~やせ我慢するの~」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「…………………?」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「や、やせ我慢なんて……」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
痩せ我慢?どういうことだろうか。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「そこでさあ~じゃあもっと見せて~って目の前に来られたらラピスちゃん拒否できる~?」
シオン
[大浴場]
「……」ふーむ、という顔でやりとりを眺めて
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「こ、断る理由なんてないさ! 仕方ないね、可愛いボクがあまりにも魅力的だから、そうなるのは当然だしぃ……」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「そ、そのような無礼なことはしませんが………」
視界が閉ざされた中で先程目の当たりにしたラピスの裸身を思い浮かべる。
「ラピスさんの肢体は誰に恥じることもない、若木のように美しくみずみずしいものです」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「じゃあこうすると?」スフェリから離れてラピスの目の前に移動して、おっぱいにぎりぎり振れるかどうかまで手を伸ばす
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……それがどうしたの?」キョトンとしてる
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「誰であれ大変魅力に感じることでしょう。エルフの貴種として相応しい品格をお持ちだと思います」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「えーい」揉む
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「わ」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「ふふん、そうでしょそうでしょ!」褒められてご満悦。むふー
「きゃんっ!?」びっくり
シオン
[大浴場]
「……おぉ」眼の前で胸が形を変え、自分にない柔らかそうな動きに関心した目で見つめて
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「ね~?触られちゃうでしょ~?」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「ん……驚いたけど、それは別に……」不思議そうにしてる。
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
さすがに目の前で女性同士がそんなことをしているのを目の当たりにするのは気恥ずかしさが滲む。ちょっと視線をそらした。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「え~ラピスちゃ~ん」
「こうされるの、裸を見られるより恥ずかしいことだよ~?」
シオン
[大浴場]
「…………」自分の胸を見る、板
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……え、なんで?」
シオン
[大浴場]
「羨ましいサイズ」脱力してその場にぷかりと浮かぶ
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
そうなんだ……裸を見られるより恥ずかしいんだ……なんでだろう。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「だって~このあと繋がるのセックスだよ~?交尾、小作り~」
「ラピスちゃん私とセックスしちゃうの~?」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「……………」
ラミアがぷかぷか浮いているとすごい面積を取るな、とかちょっと思っていた。
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「……せっくす?」と首傾げつつ。
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
尻尾長いからね。
シオン
[大浴場]
子どもなので結構短いの(ちらっと描写はした
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「子づくりってあれでしょ? 愛する男女が世界樹様の元で祈りながらキスをすると子供を授かるっていう……」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
我々からすると十分長いです……。
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「……ラピスちゃん」
「お勉強、しよっか」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「近くに世界樹様ないし、ボク達女同士だよ?」
シオン
[大浴場]
かなしい
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「なるほど。深山のエルフはそういうふうに教えているんですね……」
シオン
[大浴場]
「ここですると怒られるとは聞いた」思い出したように
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「尊き血筋の方々はそのように遠慮した表現を……」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「遠慮……?」
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「よし!ラピスちゃん!スフェリ、移動するよ~」二人の手を取る
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「え、あ、はい………?」
ラピス・アウイン・ノーゼライト
[大浴場]
「えっえっえっ?」抵抗する余地はない
ダリア・イナンシア
[大浴場]
「ラミアさん!またね~今度その尻尾いっぱい見せてっ」
スフェリ・グラシェルン
[大浴場]
「え、あ、あのっ。ご、ごゆっくり……?」
シオン
[大浴場]
「ん。また」軽く手を上げて見送り
なるほど、エルフは3人で子作りするのか、とズレた事を思いながら見送る
「…」さて、一人になった、つまりこの浴場は今は自分のものだ
「………」水面に顔を浮かべてぷかぷかと浮かんでぼんやりと天井を見つめる
「これはこれで…」心地よさそうに目を閉じ、そのまま漂って
「………おなか冷たい」ちょっと息をを吸って、今度はうつ伏せに浮かんで
プニュー・プニン
[大浴場]
「おふろー、おふろー」
最近疲れることがあったので、リフレッシュにやってきたドワーフ
水浴びも済ませていざ湯へ…といったところで
「おー…?」
うつぶせに浮かぶソレを見つける
シオン
[大浴場]
「…」ぷかりと浮かぶ真っ白なラミア、今沈んだばかりのため息は普通に続いているがいつから浮かんでいるかわからないと焦るかもしれない
プニュー・プニン
[大浴場]
「ありゃりゃー」
周囲の様子…からは分からないな!
シュバババ(敏捷5)で慌てて回収に向かいます
シオン
[大浴場]
「…ぷぁっ」回収されると情けない声が上がりながら水面に顔が浮かぶ
「…うん?」不思議そうにプニューを見る
プニュー・プニン
[大浴場]
「ぜー、ぜー…」
マジで焦っていた
こういうの苦手なの!身長的にも敏捷的にも!
「ごー…ご無事ー?」
シオン
[大浴場]
「…うん、そっちも大丈夫?」普通に受け答えし、焦っている様子のプニューに首を傾げて
プニュー・プニン
[大浴場]
「んー…?………あー?」
溺れていたにしてはあまりにも平然としている
「………ひょっとしてー。浮かんでただけー?」
シオン
[大浴場]
「…うん、仰向けに寝てたらお腹冷えたから」
プニュー・プニン
[大浴場]
「そっかー。……そっかー」
まぎらわしい!!と叫びたい気持ちはあったが、勝手に勘違いしただけとも言える
シオン
[大浴場]
「…心配かけたなら、ごめんなさい?」
その様子になんとなく気づいたのか、少し眦を下げて
プニュー・プニン
[大浴場]
「いやー、こちらこそー」
悪気はなかったみたいだし、ここらで収めておこう
シオン
[大浴場]
「ん……」
それにしても、先程の人といい、でかい、と少し羨ましそうにプニューの胸を見る
プニュー・プニン
[大浴場]
「……んー?」
そして今になって、その体…正確には下半身が常ならざるものである事を意識する
シオン
[大浴場]
「……」いいなあ、と見る、その下半身は水中でゆらゆらと揺れて
プニュー・プニン
[大浴場]
「へー。ラミアー」
ここまで堂々と晒しているのは初めて見た
シオン
[大浴場]
「ん、そう、ラミア」
「でも蛮族側に居たことないから大丈夫、ずっと昔に人族についた家系だから」
その声に冷静に答えて
プニュー・プニン
[大浴場]
「ほほー。……本当みたいだねー」
隠すべきとか、後ろめたさとか、悪意とか
そういうものが一切感じられない瞳と言葉の重さだった
もちろん自身を騙し切れる相手である可能性もあるが…
先程までの様子から考えるに大丈夫だろう
シオン
[大浴場]
「まあ、そもそも人族に頼らないと生きてられないんだから蛮族側のラミアの方がなんでそんな事してるかわからないけど」
生まれてこの方人族側だからこその思考なのだろう、それが当たり前という様子で
プニュー・プニン
[大浴場]
「まーねー。だからこそ支配して手元に置いておきたいー、って感じなのかもー」
蛮族の思考ならそんなものだろう
「じゃましちゃったねー。…隣、いいー?」
飛び込んだのもあって、ここから移動するのも憚られた
シオン
[大浴場]
「仲良くしてるほうが楽だろうに」
水面から顔を浮かべて脱力して
「構わない、さっきまで一緒にいた3人があっちに行って暇していた」
プニュー・プニン
[大浴場]
「あっちー?…ああー」
エロしにいったのか…仲間?を置いて
「それじゃー、えんりょなくー」
ぐてーっと脱力して湯を楽しむ
シオン
[大浴場]
「ん…よろしく」
首から上だけを水面から出して脱力する、気持ちいいようだ
プニュー・プニン
[大浴場]
身長に不釣り合いな胸が、湯で浮かび上がっている
シオン
[大浴場]
「……やっぱり」でかい、とぼそりと呟いて
プニュー・プニン
[大浴場]
「ここのお湯はー、いいよねー」
隣の様子を見て
シオン
[大浴場]
「…ん、気持ちいい、広いお風呂は冒険中は入れないから助かる」
プニュー・プニン
[大浴場]
「んー?」
なにか呟いたような…
シオン
[大浴場]
「…さっきのエルフの人といい、やたら大きい人が多くて羨ましい」子どもらしいまな板が水中で揺れて
プニュー・プニン
[大浴場]
「おー、冒険者だったんだねー。あたしもだよー。えーっと…」
そういえば出会い頭であれだったから名前知らんな
「あたし、プニュー・プニン。貴女のお名前はー?」
シオン
[大浴場]
「シオン、シオン・シラランカ、今はギルドの依頼よりは神の示す道に従っての旅のほうがメインだけど、一応ギルドに所属はしたまま」
プニュー・プニン
[大浴場]
「シオンちゃんねー、よろしくー」
見た目よりしっかりしてる子だ
シオン
[大浴場]
「プニューはここには良く来るの?」
プニュー・プニン
[大浴場]
「おおきいー?あー」
身長、なわけないわな
「ときどき来るよー。疲れがすごく取れるからー」
「すごいでしょー」
フフン、と冗談交じりに胸を下から腕で持ち上げて強調
シオン
[大浴場]
「なるほど…確かに良く取れそう」
「差が凄い」
持ち上げられた胸の横に軽くくっつくと、もうその差は明らかというにもおこがましいサイズ差で
プニュー・プニン
[大浴場]
「あはー、くすぐったいー」
横乳をつんつんされてむずがる
「シオンちゃんはー、ココが大きくなりたいのー?」
シオン
[大浴場]
「……姉も皆大きい、私だけ小さい」少ししょんぼりして
プニュー・プニン
[大浴場]
「まーまー、胸なんて成長したら大きくなるってー」
自分が大きくなったからとお気楽に
シオン
[大浴場]
「そういうものだろうか…」いやでも今までの仲間もデカかったな…と思い起こしつつ
プニュー・プニン
[大浴場]
「そうそうー。仮に大きくならなくてもー、困ることはないってー」
胸が大きいこと、小さいことのメリットデメリットはないではないが…
冒険者的にはそこまで大きくない
シオン
[大浴場]
「…大きいと困るの?」想像もしたこともなく、こてんと首を傾げて
プニュー・プニン
[大浴場]
「少し疲れやすくなってー、動きの邪魔になるー」
ズレたりしたら痛い、みたいな話も交えつつ
「良いことはー…男の人が誘惑しやすいー?悪いことでもあるかもだけどー」
酒場でセクハラされた事もある
こんなド饅頭でも
シオン
[大浴場]
「…なるほど、見た目はとても魅力的になるけど、それはそれで大変そう…」
むぅ、と悩むように
プニュー・プニン
[大浴場]
「シオンちゃんもー、キレイな肌で魅力的だと思うよー?」
「ただー。手を出そうとする男の人にはー、気をつけたほうがいいけどー」
外見年齢がね…!
シオン
[大浴場]
「ありがとう、この色は昔からの血筋らしいのと、故郷では白蛇がエルピュセ神の使いとして信仰対象だったから祭り上げられたと聞いてる」
「……蛮族だからと絡まれる事自体はまあある、なんだかんだで解決はするけど」子どもだしね
プニュー・プニン
[大浴場]
「やっぱり大変なんだねー」
人族領域で平穏に暮らしている蛮族に、特筆するほどの悪感情はない
シオン
[大浴場]
「特にこちらの方だと少しそういう相手が増えた、昔は北方の奈落周辺で活動してたから、実力だけを見る冒険者が多かった」
対安楽優先で蛮族だろうとあまり気にしないところで冒険していたようで
プニュー・プニン
[大浴場]
「あー、北のほうだとねー」
実力以外の何かを見ている余裕があるヤツがそうそういない
シオン
[大浴場]
「代わりにこちらは比較的平和でいいと思う…ユーシズは少し騒がしかったけど」即応班のあれこれを見ていたことがある
プニュー・プニン
[大浴場]
「ユーシズはー、いろいろ例外ー」
自分が知る他の主要国家でアレだけの混沌はない!
シオン
[大浴場]
「やっぱり研究職系の魔法使いが多いせい?」
プリースト/ドルイドなのであまり研究とは遠い
プニュー・プニン
[大浴場]
「たぶんねー。歴史とかー、そういうのもあるだろーけどー」
神聖魔法と奈落魔法使いなので研究系からは遠い
シオン
[大浴場]
「奈落への対抗として研究を進めるのはいいけど……魔神が暴れる程の研究を中でやるのはどうかと思った」
プニュー・プニン
[大浴場]
「あたしもそう思う」
壁の守り人に連なる系譜なのでマジの表情で返す
研究自体は必要だろうけどさぁ!
「しっかしー、すごいねシオンちゃんー。雪みたいにまっしろー」
せっかくお湯を楽しんでいるのに魔神で汚染されるのもなー、と話題を変える
シオン
[大浴場]
「下手に対処出来る体制が整ってるせいなのだろうか…ん、一応汚れたりとかしないように気を使ってはいるけど、この色は生まれた時からずっと」
と、少し水面に下半身の先端を浮かべて、こちらも鱗が真っ白で目以外白一色だ
プニュー・プニン
[大浴場]
「ちょっとだけー、触ってもいいー?」
両手をワキワキさせている
シオン
[大浴場]
「ん、自由にしていい」
肌の色は結構自慢なのだろうか、そう言って軽く手を広げて
プニュー・プニン
[大浴場]
「いえーい」
許可ゲット!躊躇なくそのほっぺたをむに~
「おー、この触り心地ー。たまりませんなー」
美味しいスイーツみたいな白い肌をもにゅもにゅ
シオン
[大浴場]
「んー……」目を細めて、人との触れ合いも嫌いではないのか抵抗しない
プニュー・プニン
[大浴場]
流石に力加減には気をつけながら、持ち上げたり押したり引っ張ったり
シオン
[大浴場]
「…こっちも触っていい?」触られてばかりではなくお返しもしたくなって
プニュー・プニン
[大浴場]
「うむうむー、たしかなまんぞくー」
「いいよー」
触ってるのに触られるのはイヤはない!
シオン
[大浴場]
「ん…」ふにふにとほっぺたに触れ、かるーく密着して両方の頬を揉んで
プニュー・プニン
[大浴場]
「ふにー」
叩きすぎた餅のように柔らかく、そして伸びる
シオン
[大浴場]
「おぉ…」すごい、と感心しつつ、こちらも痛くない程度に済ませて
「プニューの頬もとてもよかった」うんうんと頷いて
プニュー・プニン
[大浴場]
「やわらかさにはー、自信があるー」
胸を張りだす
シオン
[大浴場]
「とてもよかった…ありがとう」
満足そうに離れると、流石に熱くなってきたのか会った時より赤らんだ顔で
「…そろそろ出ようと思う、とても楽しかった」
プニュー・プニン
[大浴場]
「こちらこそー、どういたしましてー」
シオン
[大浴場]
「また会った時はよろしく…旅先で会ったらそっちでも手伝える」と、軽く手を振って上がっていきます
プニュー・プニン
[大浴場]
「またねー、シオンちゃんー」
再会を楽しみに手を振り返し
GM
[大浴場]
そうして大浴場は健全も不健全も飲み込んで、閉館時間まで稼働したのだった…
お疲れさまでした!
皆さんご参加ありがとうございました!