[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 営利目的の誘拐でもされようか。それは流石に不穏すぎるかな

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「……あっ、あれ瑞さんに似合いそう……」
店頭の展示で目に入ったそれは、ちょっとしたブランドの髪留めだ。普段髪を縛っている彼女に似合いそうな。

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 戦闘をする人である以上、ネックレスとかは迷惑だろう。だけど、あれなら……

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「……ふふ、では、先程のお礼に……」

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : こっそりと購入する。プレゼントだ。

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「むぅ、でしたら長月さんの分も買わないといけませんね……」仲間外れはよくないです、と彼女に似合いそうなものを探す。

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「……あ、あの香水なんか……」

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : そうやって二人に送るお買い物をしたところで気付く。

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「……あれ、瑞さん? 長月さん……?」

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 一人になると、あれだけ楽しかった未知のテーマパークが、途端に広く心細いものに感じられた。

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「……あはは、これは、お二人にご迷惑を……」戸惑いながらウロウロする。

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「…………」

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「…………いえ、寂しくなんてありません。だめですよゆかり、早くお二人と合流しなくては」

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 連絡先を知っているのだから電話すればいい。そんな当然の考えも浮かばないほど、ひっそりとテンパっていた。

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : そんな感じでキョロキョロしながら不安そうに歩いているのは、目立ったのだろう。

[迷子専用] モブチャラ男 : 「やぁ嬢ちゃん、どうしたのー?」

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「……はぇ?」

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : そんな感じでしつこくナンパされて、上手いこと断りきれない感じのところに──

[迷子専用] モブチャラ男α : 「可愛いね~君~!胸も大きいし!ハハハ、冗談だって!」
とかなんとか。

[迷子専用] 玖珂 ゆかり : 「……え、と。すいません、私、お友達と一緒に来てまして……」