セッションレポ:T&T完全版 シナリオ:「ゴブリンの巣を破壊せよ」 ◆あらすじ 数ヶ月前、カザンから東に5日ほど歩いた場所にゴブリンの巣ができた。 近隣の村々は冒険者を雇いゴブリン退治を試みたが何故かことごとく失敗してしまう。 そして冒険者達から奪った武器や魔法で力をつけたゴブリン達は瞬く間に勢力を拡大。 近隣の村々を滅ぼし「大ゴブリン民族国」の建国を宣言するに到った。 事態を重く見たカザン軍の司令官シャングはゴブリンの巣の破壊を命じる。 ◆冒険者紹介 ・アルブレヒト(人間男、3レベル戦士)  苦労人っぽくなっている戦士。最近IQが下がってきた。タレントは『反射神経、剣の名手、強運』。 ・ピザ(ドワーフ女、3レベル盗賊)  ブス笑顔が印象的なブス。徐々にゴリラ化が進行している。タレントは『鍵開け、密偵、窃盗、洞窟探検家』。 ・プレッツェル(ホブ女、2レベル盗賊)  パーティの清涼剤ポジション。意外と世話焼きさん。タレントは『歌唱、踊り、誘惑、回避』。 ・イグナイト(ドワーフ男、3レベル戦士)  飛び入り参加。猪突猛進を絵に描いたようなドワーフ。タレントは『サバイバル、料理、暴力』 GM:それではT&T完全版「ゴブリンの巣を破壊せよ」開始していきたいと思います アルブレヒト:よろしくお願いします イグナイト:はーい ピザ:ウホ イグナイト:よろしくお願いしますー プレッツェル:よろしくお願いします ◆シーン1:ブリーフィング 冒険者たちは物々しい雰囲気の陣内を通り過ぎカザン軍総司令官シャングのテントに辿り着いた。 武装した兵士達が立ち並ぶ中、床几に腰掛けた褐色の肌をした大男が唸るような声で話し始める。 シャング:「よく来たな。俺の名はシャング。親愛なるレロトラー陛下からカザン軍を任されている」 シャング:「お前達も知ってのとおり、カザンの目と鼻の先に『大ゴブリン民族国』なるゴブリンの国が誕生した」 シャング:「数ヶ月前まではただのゴブリンの巣だったらしい。近隣の村々が冒険者に退治を依頼していたようだが…」 シャング:「どんなボンクラどもを雇ったのかことごとく失敗したそうだ。逆にゴブリン共は武器や魔法を奪い力をつけたらしい」 シャング:「偵察隊によればゴブリン共は総勢10万匹。食料が足りないらしくカザンに手を出してくるのは時間の問題だ」 アルブレヒト:10万匹! ピザ:そんなに イグナイト:ゴブリン食べ放題 プレッツェル:業者よばなきゃ… ※ゴブリンの繁殖力はジッサイスゴイ シャング:「ゆえに、死の軍団を率いて先に叩き潰すことにした。働き次第ではお前達にも褒美をやろう」 シャング:「無論、巣で見つけた物は好きにしていい。それが冒険者の役得というものだ」 シャング:「何か質問はあるか?」 ピザ:(思いつかない) イグナイト:「ゴブリンは10万匹というが……10万匹とは、つまるところ何匹だ?」 ピザ:「……1000匹?」 イグナイト:「1000匹か!そりゃあやりがいがある! 奴らを鉱山の肥やしにしてやる!」 プレッツェル:「10万匹は10万匹だよ、100の10倍」 イグナイト:「倍? 聞いたことがあるぞ、魔術師の奴らが時々使う用語だな」 アルブレヒト:だめだこのひとたち…ちせいどがたりない ※プロレスラーでも間違うので仕方ないと思います アルブレヒト:「その褒美というのはどのようなものなんだ?こうモチベーションの問題とか色々あるので聞いておきたいかなって…」 アルブレヒト:レロトラーと一晩過ごせる権利とかだったら謹んでお断りします シャング:「そうだな。金や宝石が一般的だが…カザン軍の士官としての身分を与えられることもある。配下や奴隷も何人かつけるが、無論、名誉職だ。これまでどおり自由に振る舞ってくれていい」 シャング:「最大級の功績を残したものにはレロトラー陛下と一晩過ごす権利も与えれる。どうだ、素晴らしいと思わないか」 ※レロトラー陛下はエルフとオークのハーフでゴリウーのような見た目しています ピザ:「イヤッハアアアアア!」 プレッツェル:「やったねアルブレヒト!」 アルブレヒト:「みにあまるこうえいですがそれはつつしんでえんりょします」 シャング:「そうか、欲のない男だ」 ピザ:「カニを食べたい」 イグナイト:「とりあえず、どどっと行ってゴブリンを倒せばいいという話だな」 シャング:「そういうことだ。明日の早朝、各方面から攻撃をかける。ゴブリン共を殺しつくせ。奴らの巣を徹底的に破壊するのだ」 イグナイト:「おおっ!」 アルブレヒト:とりあえず殺せ!殺せ!殺せ!でいいのか イグナイト:ダイゴブリンダイ プレッツェル:「援軍とか…きたりしませんか?」 アルブレヒト:ゴブリン殺すべし シャング:「ゴブリン側の援軍はないだろう。それは安心していい」 アルブレヒト:「ゴブリン以外はいないと思っていいんだな?」 シャング:「報告ではそうなっているな」 プレッツェル:「なら安心だね!」 シャング:「まあ、ゴブリン以外の生き物がいても叩き潰せばいいだけのことよ」 ピザ:「今日殺るか、明日殺るか。アタイは昨日から殺っている」 イグナイト:「ああ、力はすべてに勝る。倒す、奪う、倒す、奪う。そうすれば勝てる」 プレッツェル:「言ってる意味はよく分からないけどとにかくすごい自信だ」 そして冒険者たちは1晩休んで戦いに備えることにする。 ◆シーン2:城門での戦い 翌日の早朝、冒険者たちは精兵たちとともに陣を引き払い行軍を始める。 兵士A「なあ、相手は10万の大軍らしいが2万で大丈夫なのか?」 兵士B「数が多いと言っても所詮はゴブリンよ。それにこっちにはゴブリン殺しの英雄がいると聞く。心配ないさ」 日が頭の真上に登る頃、目の前に城壁が見えてきた。 アルブレヒト:兵力差5倍か…なら2万対2万を5回やって勝てばいいな! ピザ:ジゴクめいている 城壁の上にはゴブリン共が溢れんばかりにひしめき合っている。前と後ろから喇叭が鳴った。双方、攻撃開始の合図だ。 城門が開きゴブリン達が津波のように押し寄せてくる。冒険者たちの前にもゴブリンの一団が現れる。その数、およそ30匹。 イグナイト:「躯を晒して土を育てろ!」 プレッツェル:「ひぃ!やっぱり多い!」 イグナイト:「いち、にい……ヒャァややこしい!いっぱいだ!」 アルブレヒト:「答えはじきにゼロだ!」 ゴブリン:「ぶっ殺してやるゴブー!!」 ここでゴブリン(MR=10)30匹と戦闘に入る。 戦場は敵味方でひしめき合っているため1度に襲ってくるのは最大20匹である。 パーティがゴブリンと戦っている間、毎戦闘ターンカザン兵が援護射撃を行い、ターンの終わりに1d3体減らしてくれる。 [戦闘ダイジェスト] パーティとゴブリン20匹のヒットはほぼ互角。 拮抗するかと思われたがアルブレヒト、ピザ、プレッツェルの射撃とカザン兵の援護でコンスタントに4,5体づつ減っていく。 5戦闘ターン目に入る頃にはゴブリンの数は9匹となり逃亡を開始する。しかしパーティは容赦なく追い打ちをかけて全滅させた。 他の場所でもゴブリン側は押されて逃亡を始めているようだ。ゴブリン達は城門を開いて逃げていく。 それを追うようにしてカザン兵たちも次々と突入していき城門周辺では小競り合いが起こる。 カザン兵の侵入をなんとか食い止めようと城壁の上にいたゴブリン達が石を投げつけてきた。 "ボムボム爆弾"のかかった石は派手に爆発を起こして被害を与えている。 ゴブリンと兵でひしめき合い城門からはとても中に入れそうにない。かといって城壁をよじ登るのはリスクが高い。 考えあぐねているところで、冒険者たちは攻撃の手を止めているカタパルトを発見した。これで城壁の上に飛べるかもしれない。 イグナイト:ナイスアイデア プレッツェル:そうかな…そうかも… アルブレヒト:跳べないかもしれないじゃん! ピザ:「アタイ…飛ぶよ」 ※乗る→飛ばす イグナイト:信じてくれればドワーフは空だって飛べます アルブレヒト:今はこれが精一杯 イグナイト:「よおし誰か操作してくれ、うまい子と頼んだぞ」 カザン兵は冒険者たちの申し出に驚くが無謀とも思える勇気あふれる提案に興奮し始める プレッツェル:私も驚いてるよぉ!? アルブレヒト:(なんで…?) カザン兵「よぉし、俺がしっかり狙ってやる!お前達は風になるんだ!」 イグナイト:「ゴブリンどもの真上に落としてくれりゃ手間が省けるってもんだ」 プレッツェル:「風どころか、千の風になっちゃうかもね!」 アルブレヒト:「いやいやいや、無謀すぎだろ!?」 イグナイト:「泣いたり笑ったりできなくしてやる!」 カザン兵「目標、チビゴブリンどものいる城壁の上!3…2…1…発射!」 イグナイト:(あっこれまずいな…) そして冒険者たちは宙を舞う。全員幸運度で2レベルのSR、失敗したら不足分のダメージ。 着地に失敗したイグナイトは5点、アルブレヒトは4点のダメージを受けた。 イグナイト:「ガハハ、かすり傷で済んだな! ゴブリンどもはどこだ!」 アルブレヒト:「めっちゃ痛かったわこれ!3分の1くらい削れたわこれ!」 プレッツェル:「ぎゅんっ!?」 ピザ:「さあ、死にたいやつから前に出な!」 冒険者たちが城壁に降り立つとゴブリンの石投げ部隊は算を乱して我先にと逃げていく。 そしてゴブリン達が落としていった「おバカなサルの苦い薬」3本(うち1本は3回分)と 1日に1回ゴブリンに変身できる耳輪を拾った。 ※ゴブリンの耳輪の効果は24時間。姿形と能力値がゴブリンのものになる。 戦闘とカタパルトでのダメージが思いの外大きかったため「おバカなサルの苦い薬」をガブ飲みする冒険者たち。 イグナイト:「マズイ!もういっぱい!」 城壁の上から城の中へと道が続いている。城門周辺では凄まじい勢いで人とゴブリンがひしめき合っている。 イグナイト:「よし、奴らを全部叩きのめすか」 プレッツェル:「よーしそれいけー」 イグナイト:「ふぬのおおおおお」 冒険者たちは城内へと突入を開始する。 ◆シーン3:捕虜と堀 冒険者たちはカザン兵に先んじて城内に突入した。螺旋状の石階段を降りると石造りの広い部屋に出た。 部屋の中央には鉄格子に入れられた男がおり、か細い声で助けを求めてくる。 "戦略家"ソルヴァー:「おおい、キミたちは冒険者だろう?助けてくれないか!」 アルブレヒト:「あんたは何者だ?」 "戦略家"ソルヴァー:「我は戦略家ソルヴァー、ゴブリン退治を依頼され仲間たちとともに巣の前で補給線を断っていだのだが捕まってしまったのだ」 イグナイト:「鉄格子か、果たして壊せるものかな」 ピザ:ここは「鍵開け」持ちのピザにおまかせを ピザは器用度で2レベルのSRに成功し鉄格子の鍵を開ける。 ピザ:「開けてみせるわ、鍵も、ハートも(ブス笑顔)」 プレッツェル:「そうだね!大丈夫?ソルヴァ—さん」 イグナイト:「心臓を切り裂くのは大事だ。たまに気軽によみがえるやつがいるからな」 "戦略家"ソルヴァー:「ありがとう、助かったよ。ゴブリンの奴らめ。私と仲間をいじめるだけいじめ抜いて、あらゆる戦略知識を吐き出させて自分達のものにしたのだ」 アルブレヒト:お前のせいかよ! イグナイト:純粋なる力で戦略を覆す! アルブレヒト:「他の仲間はどうしたんだ?」 "戦略家"ソルヴァー:「おそらく、別の場所に閉じ込められていると思う。「もしこの先、"水攻め丸"という名の土木作業員がいたら助けてやってほしい。我の仲間なのだ」 "戦略家"ソルヴァー:「彼は我のプランを更に完璧なものにしようと川の流れをかえて水攻めをしようとしたが工事に失敗してしまったのだ……」 "戦略家"ソルヴァー:「カザン兵に見つかったら徹底的にネタにされるに違いない!頼れるのはキミたちしかいない。頼んだぞ!」 プレッツェル:マンチの末路きたな… イグナイト:火あぶり水攻め崩落かぁ ピザ:「そいつの特徴は?」 "戦略家"ソルヴァー:「ソナン・イエ(公式の日本めいた国)の底辺ニンジャのような姿をしている。語尾にござるがつくのですぐに分かるはずだ」 イグナイト:「ゴブリンじゃなければコイツの仲間に違いない!片っ端からゴブリンを殺して生きていたのがそいつだ!」 アルブレヒト:「そうでゴザルか」 プレッツェル:「わかったでござる」 "戦略家"ソルヴァー:「左様」 プレッツェル:「左様って…」 アルブレヒト:「左様って…」 ピザ:「左様って…」 "戦略家"ソルヴァー:「ええい、皆まで言うな!」 そしてこの部屋で《そこにあり》を使ったプレッツェル部屋の1画に石が凹んだところを見つける。 そこは物を隠しておけるスペースがあり、中を探ると1振りの宝石で飾られたダガーがあった。 ※宝石で飾られたダガー ヒット:2D6+9 価格:500gp 体力:1 器用:3/10(投げる場合) 重量:25  特攻:アンデットに対し防御を適用した後のダメージが2倍になる またソルヴァーの頭もピカピカと光る。どうやら隠していたハゲに反応したようだ。 ピザ:「かわいそうだねぇ、ハゲに人権はないんだ…」 プレッツェル:価値のあるものと価値のなくなってしまったものが同時に反応したのか… ピザ:「はい次!」 解放されたソルヴァーは冒険者たちにお礼を述べ自力で脱出する。 冒険者たちはソルヴァーと別れて先を進むと城の堀に出た。堀の上には3m四方の石畳が飛び石のように置いてある。 イグナイト:「ムッ」 水の中を覗き込むと……なんと!巨大なゴブリンシャークがうようよ潜んでいるではないか! アルブレヒト:ゴブリンシャーク…? プレッツェル:ゴリラなのにサメだー! イグナイト:ゴブリンを主食にしてるシャークに違いない ピザ:ゴブリンシャークはたしか実在してる ※ミツクリザメですね イグナイト:「むむむ、橋は、橋はどこだ!」 ピザ:「うようよいるなら倒すのは無理だねえ」 アルブレヒト:「あの飛び石を飛ぶしかないか」 イグナイト:「……それしかないのか」 イグナイト:「ええいままよ!」 向こう側に渡るためには石をぴょんぴょんと飛んで渡るしかない。 冒険者たちは全員、器用度で1レベルのSRを行う。失敗したら水の中に落ちる。 アルブレヒト、ピザ、プレッツェルは難なく成功したが、イグナイトは水の中に落下してしまう。 続いてイグナイトは幸運度で1レベルのSRにも失敗し、水中のゴブリンシャーク(MR=30)と戦う羽目に。 水中ではヒットが1/2となり、突いて使う武器しか使用できない。また、3戦闘ターン以内に勝負がつかなければ溺死する。 ※ただしゴブリンになれば水中ペナルティを受けない。 絶体絶命のピンチにイグナイトはプレッツェルからダガーを借りて応戦する。 しかし、水中は圧倒的不利。ゴブリンシャークに噛まれて怪我をするイグナイト。ヘルメットも損耗する。 イグナイト:「これはまずいぞ ロープロープ!」 幸い、プレッツェルは4mのロープを持っていたためイグナイトにロープを投げてなんとか陸地に引き上げる。 イグナイト:「ぜふふぃー ぜふぃふぃー おのれゴブリン! 卑劣な罠を!」 プレッツェル:「この怒りはゴブにぶつけよう!」 堀を渡った冒険者たちは生えていた蔦をよじ登り要塞の正門に出た。 ◆シーン4:2匹のホブゴブリン、そして、2つの選択 要塞の正門からは橋が延びており先の城壁に続く道につながっている。 正門にはホブゴブリンが2体おり、それぞれ巨大な袋と棍棒を持っていて周囲を警戒している。 アルブレヒト:よし殺そう!(脳筋) イグナイト:鬱憤晴らし隊 ※IQが下がってきたようです。 ピザ:「でかい玉袋だねえ」 イグナイト:「奴らが大事にしてるもんは何だって奴らが持ってていいもんじゃない。奪わねは」 ホブゴブリンの衛兵たちは冒険者たちの姿を見るや語りかけてくる ホブゴブリン_1:「飛んで火にいる夏の虫…いや、もう冬ホブゴブ!」 アルブレヒト:「ホブゴブのくせにむつかしいことしゃべりやがって!」 イグナイト:「虫けらはお前らだあああああ」 ホブゴブリン_2:「俺達の頭脳連携プレイを見せてやるホブゴブ!いくでホブゴブ!」 ※IQ高いホブゴブリンとIQ低い戦士たちの会話でした。 するとなんということか!ホブゴブリンの1匹は袋から小麦粉を撒き散らし始めたではないか! ピザ:「なんてこった!こいつらうどん職人だ!」 アルブレヒト:やべーぞ!粉じん爆発だ! プレッツェル:マンチ戦術やめろや! アルブレヒト:またあのあほあほ冒険者が余計なこと教えやがったんだよ! イグナイト:どんな所でも粉さえあれば使える最強のニュークリアブラスト ホブゴブリンの1体が小麦粉を撒き、もう1体が通常通り白兵戦を行う。 小麦粉が戦闘3ターンばら撒かれた次のターンでホブゴブリンの1体は<<理系知識・粉塵爆発>>を唱える。 これは全員に10ダメージが入るコワイジツだ。 アルブレヒト:「ころしたらー!」 [戦闘ダイジェスト] 第1戦闘ターン。パーティは小麦粉をバラ撒いている方のホブゴブリンに射撃を集中させる。 パーティのヒットが若干上回り被害は悪意ダメージ3点のみ。 ホブゴブリン_1:「あっ、こら、戦ってない方を攻撃するのは卑怯ホブゴブ!」 イグナイト:「何故戦わん!!」 プレッツェル:「小麦粉撒いてるからだよぅ!」 ホブゴブリン_2:「ジツの準備ホブゴブ」 ホブゴブリン_1:「余計なこと喋るんじゃないホブゴブ」 イグナイト:「そらみたことか!怪しげなことをしよって、ならどちらから倒そうが結果は一緒というもんだ!」 アルブレヒト:「何事も力で解決するのが一番だと教えてやる!」 第2戦闘ターン。パーティは再び小麦粉をバラ撒いている方のホブゴブリンに射撃を集中させて倒す。 ホブゴブリンは悪意ダメージ5点を与えるもヒットで上回ることはできなかった。 ホブゴブリン_1:「あっ、お前達さては俺達のジツの正体を知っているな!?」 プレッツェル:「ん~?なんのことかな?」 イグナイト:「殺されて破られるジツなんぞなんのものでもないわ!」 ホブゴブリン_1:「キャラが知り得ない情報を元に行動しやがって…このマンチ野郎どもめ、ホブゴブ!」 イグナイト:「俺はどっちかというとリアルマンだオラァーーー」 ピザ:「皆川漫画で読んだ」 アルブレヒト:「戦闘は火力!」 残されたホブゴブリンはその後も果敢に白兵戦を挑むも4戦闘ターン目に撃破された。 プレッツェル:「ふっ…ルールを守ってちゃんと戦わないものの末路よ…」 ピザ:「ヒャッハー!」 イグナイト:「武器を持って立ち上がらぬものに命はないのだ」 ホブゴブリンの死体を漁ったパーティは「アホアホなホブゴブリンの甘い薬」(知性度を-2し、耐久度を+2する。効果は永遠)と 「ホブゴブリンの金の玉」(400gpの価値がある黄金の玉)を見つける。 イグナイトは迷わず「アホアホなホブゴブリンの甘い薬」を飲んだ。 プレッツェル:「そーれ、イッキ、イッキ」 イグナイト:「ふごっふごっふごっ」 脳天を突き抜けるような強烈な甘さが口いっぱいに広まる イグナイト:「ククク、さあこれでヤツバラめに匹敵する程の筋肉がてにはいるとおもいました」 アルブレヒト:「どんどん知性度下がってってる!?」 イグナイト:「ごぶりんたおそう」 アルブレヒト:「言ってることは変わらん、よし直ちに問題はない」 イグナイト:「ごぶりんたおす、きんにくつよくなる、あたまよくなる」 イグナイト:「いこう」 プレッツェル:「うん、そうだね…いっぱいゴブリン倒してやったーしようね…」 ピザ:「ウホホ」 ※IQの低下が深刻です。 冒険者たちの後方からはワーワーと雄叫びが聞こえてくる。カザン軍の部隊が近くまでやって来ているのだろう。 ここでパーティは2つの選択に迫られる。正門を開けて跳ね橋を操作する装置を破壊し、カザン軍がやって来るまでここで時間稼ぎを行うか、 もしくは裏口から中に潜入するかだ。 アルブレヒト:「…先走って功績ゲットしようぜ!」 ピザ:「どうせ後続が装置を壊すんだろ? だったらアタイたちは裏口だね」 イグナイト:跳ね橋を操作する装置という言葉の意味が分からないので、突っ込んで壊そう イグナイト:「いく、なぐる」 プレッツェル:「うん、うん、そうだね…いっぱいなぐろうね…」 アルブレヒト:「やっぱり言ってることが変わらない…あの薬に副作用などなかったのでは?」 ピザ:「ウホッホ、ウホ」 ※なんか巻き込まれたのまでいる… イグナイト:「なぐる……なんでそんなめをする? かなしいだめ」 そして裏口から要塞の中へと足を踏み入れる。 ◆シーン5:ブレイン&頭脳 冒険者たちは裏口から難なく要塞に潜入することができた。幸いにも気づかれていない様子だ。 しばらく廊下を歩くと光の漏れてる部屋があった。半開きになったドアから中の会話が漏れ聞こえてくる。 GM:男A「だから言ったでござろう!奴らに科学を与えるのは危険であると!」 GM:男B「水攻めやろうとしたボンクラにとやかく言われる筋合いはないなあ……」 プレッツェル:ござる、いた イグナイト:水攻め太郎だ アルブレヒト:いたわ GM:男A「その言葉、宣戦布告と看做すでござる!」 GM:男B「それは結構だが、どうやって戦うというんだい?お互いこんな姿なのにさ」 中を覗き込むとラバースーツを着せられた男2人があられもない姿で縛り上げられていた。 アルブレヒト:どうしようこれ、助けなきゃ駄目なんだっけ?見捨てたい… イグナイト:「あれはなんだ」 ピザ:「ござる口調がどうのと言ってたね」 プレッツェル:あれはなんだと言われたら…なんだろう… イグナイト:「ごぶりん? ごぶりんじゃない? ごぶりんじゃないならいらない」 プレッツェル:「ごぶりんじゃないからね、まだなぐっちゃダメだからねー」 イグナイト:「……わかった」 アルブレヒト:声かけるか… 「おい、水攻め丸というのはどっちだ?」 アルブレヒトの呼びかけに男の1人が反応する。 "水攻め丸":「やや?やややや?その声は人間?これはまさに天佑ではござらんか!」 "水攻め丸":「拙者が水攻め丸でござる。こっちのカスは放おっておいてかまわないゆえ、助けるでござるよ」 イグナイト:「たすけよう」 プレッツェル:「そうだね、両方助けよう」 アルブレヒト:「ちなみにそっちのカスの名前は?」 サギリーア:「誰がカスだ!私はサギリーア、IQ4000の天才だぞ?」 アルブレヒト:「やばい…イグナイトより頭悪いこと言ってる…」 イグナイト:「4000っていくつだ」 ピザ:「……800?」 サギリーア:「知らぬのか。4000だ!」 イグナイト:指で800を数えようとして10以上数えられなくて困る プレッツェル:「400の100倍、いっぱいってことだよ」 イグナイト:「そうか、いっぱいなんだなカスは」 冒険者たちは親切にも2人を解放する。 イグナイト:「ここでなにしてた」 彼らの話によればどうやら2人はここで拷問を受け、"水攻め丸"が建築技術を、サギリーアが理系知識もとい科学を洗いざらい話してしまったという。 アルブレヒト:「やっぱお前はカスでいいや!」 イグナイト:こいつらわるいやつだ! プレッツェル:この野郎…! "水攻め丸":「そうでござる!このカスが余計な知恵をつけなければゴブリン共はここまで強くならなかったでござる!」 サギリーア:「何を言うか!命じられるままに強固な要塞を作ったのは貴様であろう!」 イグナイト:「だいじょうぶだ、お前ら」 アルブレヒト:「どうすんだよカス!どうにかしろよカス!」 イグナイト:「ゴブリンはなぐればしぬ、つよくない」 アルブレヒト:「イグナイトは賢いな…」 イグナイト:「そらをとべば、なかにはいれる。たてものもよわい」 プレッツェル:「!…そうだね!イグナイト賢いよ!」 サギリーア:「このケリは後でつけるとして…まずはゴブリンだ。とはいえゴブリン達は所詮烏合の衆。親玉を潰してしまえばそれまでよ」 イグナイト:「おれかしこい、どうすればたおせるかわかる」 イグナイト:つぶそう! ※殴れば死ぬ "水攻め丸":「しかしあの究極メカ、ジャイアント・グレード・ゴリラフル・ゴブリン・ゴーレムをどうするでござる?」 アルブレヒト:「おいなんか頭悪い単語出てきたぞおい」 イグナイト:究極メカGGGGG プレッツェル:「GGGGG…」 イグナイト:「ゴリラなのか、ゴブリンなのか」 プレッツェル:「そのG5の事教えてもらえる…?」 サギリーア:「ゴブリンがゴリラのような強さを得られるようにと私が命名したのだ」 アルブレヒト:「またカスのせいかよ!」 イグナイト:「おまえたちもこんぼうもつ、たたかう」 "水攻め丸":「ああ、ジャイアント・グレード・ゴリラフル・ゴブリン・ゴーレムはこのカスが設計した巨大戦闘メカでござる」 プレッツェル:やっぱりお前かよ! サギリーア:「作ったのはござるの方のカスだがな」 アルブレヒト:「水カスも同罪か」 イグナイト:こいつらが粉塵爆発とか教えたのなら、後ろでそれをやらせておこう ※もちろんゴブリンに粉塵爆発を教えたのもこのカス2人です "水攻め丸":「ぐ、ぐぬぬ」 サギリーア:「だが、私はいざというときに備えて要塞の司令室の中に自爆スイッチを作っておいた……」 アルブレヒト:「やるなあ!10点ポイントアップだぞ!」 プレッツェル:「おっけー、司令室に行ってスイッチを押せばG5はバクハツシサンするんだね?」 サギリーア:「左様」 プレッツェル:「左様って…」 アルブレヒト:「何か障害があったりしないのか?」 "水攻め丸":「ん…拙者の設計ではあそこにはゴブリン達の行動を統括するスーパーコンピューター、ゴブ・ブレインが置いてあったはずでござる」 アルブレヒト:「なんでそんなもの作ったの…」 "水攻め丸":「もう…痛いの嫌でござる…」 ※拷問すごいですね。よい子のみんなは依頼人に拷問するようなプレイはしないように! "水攻め丸":「ゴブ・ブレインは知能が高いでござる。何かしら防御のためのシステムを用意しているでござろうな」 プレッツェル:「何の用途があってそんなもの作ったの!?」 サギリーア:「ゴブリンは考えるのが苦手だからな…」 イグナイト:「むずかしいものつくった、おまえ、いっしょにきてなんとかする」 アルブレヒト:「G5もゴブブレインもぶっ壊す!それで終わるんだな!?他に隠し事してないだろうな!?」 "水攻め丸":「あ、安心するでござる。何もないでござるよ!」 アルブレヒト:「財宝とかもないのか!?」 サギリーア:「金庫ならあったかもしれない」 プレッツェル:「一緒に来て協力するのが怖いなら、正門方面に行くといいよ」 プレッツェル:「あっちは今カザン軍が来て、多少安全だからね」 アルブレヒト:「よし聞きたいことは聞いた、後は問題ないな」 "水攻め丸":「本当でござるか?助かるでござる!」 サギリーア:「司令室までの道を教えよう。これこれこうかくかくしかじかだ」 ピザ:「ウホ……?」 プレッツェル:「ふんふんなるほど、覚えきれない描いて」 サギリーアがバババと地図を描いてくれる。そして2人はキミたちにお礼を言って去っていく アルブレヒト:「シャングに告げ口して後であのカスどもを捕まえてもらおう…」 プレッツェル:「ゴブリンにも教えられるぐらいならイグナイトの先生も出来るかもな—」 ピザ:「よぉし、じゃあウホう!」 プレッツェル:「よしごー!ピザの語彙が残ってる内にごー!」 イグナイト:「やつらひんじゃく、おそわることない」 イグナイト:「ごー!」 そして冒険者たちは司令室を目指して駆け出した。 ◆シーン6:脅威!人工知能ゴブ・ブレイン 冒険者たちはゴブリンの哨戒を始末しながら奥へ奥へと進んでいく。 長い廊下を駆け抜けていると警報音が鳴りそれにどこかのアニメで流れてそうなバンク用BGMが続く。 『エマージェンシー!ジャイアント・グレード・ゴリラフル・ゴブリン・ゴーレム、発進だゴブ!!!』 アルブレヒト:「なんでそんなお約束まで教えてるんだあのカスは!」 件の究極メカが出撃してしまったようだ。このままではカザン軍の危険が危ない。キミたちは光速を超えるマッハで要塞の司令室へと辿り着いた。 イグナイト:ビューーーン ピザ:音は光より早いかならな… 司令室に入ると一つ目のついた無数のケーブルで部屋中に接続されてる巨大な脳があった。 ゴブ・ブレイン:『よくぞここまで辿り着いた、ゴブ。我が名はゴブ・ブレイン、大ゴブリン民族国の核心的頭脳、ゴブ』 ゴブ・ブレイン:『冒険者達から奪った知恵や技術を体現したものがこの私、ゴブ』 ゴブ・ブレイン:『なぜゴブリンはニンゲンにすら勝てなかったのか?それは文明がなかったからゴブ』 ゴブ・ブレイン:『ところが、マヌケなニンゲンどもがご丁寧に我らに文明を授けてくれたゴブ。ゆえに、ここまで進化したゴブ』 イグナイト:「……ひらがなでたのむ」 プレッツェル:「でも、君はゴブリンには見えないけど…」 ゴブ・ブレイン:『私はゴブリンとして造られたゴブ。ゆえにゴブリンであるゴブ』 司令室のモニターに要塞の正門あたりが映し出される。そこには暴れ回るジャイアント・グレード・ゴリラフル・ゴブリン・ゴーレムの姿があった。 ゴブ・ブレイン:『雑魚モンスターの汚名は返上ゴブ、そこで善良なる種族が滅ぶ様を指を咥えて眺めてるがいい、ゴブ!』 アルブレヒト:「そうはさせるか!貴様を倒してゴブリンの野望を打ち砕く!覚悟しろゴブ・ブレイン!(棒読み)」 イグナイト:「おまえはゴブリン、ゴブリンなら倒せる」 イグナイト:「かつのはちからだ」 プレッツェル:「イグナイト!あれもゴブリンだって!なぐっていいやつ!」 イグナイト:「そうだ! おれ、なぐる!」 ゴブ・ブレイン:『フフ、私を止めるつもりゴブ?この防衛システムの性能、身をもって味わうがいい、ゴブ!』 ゴブ・ブレインが設置してある台座の下から無数のアームが飛び出て襲いかかかる。最後の戦闘の火蓋が切って落とされた。 [BOSSデータ] BOSS:ゴブ・ブレイン  耐久度:330 攻撃1:「酸性トイレ用洗剤とアルカリ性トイレ用洗剤を混ぜて毒ガス発生!黒幕は死ぬ」 ヒット230/ヒットで優勢に立った場合、冒険者たちは耐久度で1レベルのSRを行う。 失敗するとそれぞれ1d6の悪意ダメージを受け、更に次の戦闘ターンにおいてヒットに-20のペナルティを受ける。 攻撃2:「無数のアームで掴み動けなくしておいて顔面にフォース攻撃!敵は死ぬ」 ヒット25d6+125。この白兵攻撃で発生する悪意ダメージは1点ではなく2点である。 攻撃3:「周囲の目を盗んでキャラクターシートの耐久度を書き換える。耐久度?まだあるよ?」 ゴブ・ブレインの耐久度を即座に150回復させる。この攻撃を行っている間、60点の防御フィールドが発生する。 [戦闘ダイジェスト] 第1戦闘ターン。ゴブ・ブレインは「酸性トイレ用洗剤とアルカリ性トイレ用洗剤を混ぜて毒ガス発生!黒幕は死ぬ」の攻撃を行う。 ヒットは230。2本のアームから液体が混ぜ合わせられ有害な塩素ガスが発生する。 プレッツェル:聞いたことあるやつだそれ! アルブレヒト:おまえー! アルブレヒト:ホムセンで毒薬を調合はなー! アルブレヒト:ゆるさーん! ピザ:「あっガスが! ゴホッウホッ、ウホッウホッ」 イグナイト:「ずおおー」 パーティはダイスの目に恵まれ白兵133点と射撃108点でボスのヒットを上回る。 プレッツェル:「ブタ箱エンドにしてやる!」 ゴブ・ブレイン:『やるな、ゴブ。だが次はどうかなゴブ?』 アルブレヒト:「PC知識とPL知識をごっちゃにしてるんじゃねえ!」 第2戦闘ターン。ゴブ・ブレインは「無数のアームで掴み動けなくしておいて顔面にフォース攻撃!敵は死ぬ」攻撃を行う。 ヒットは242点かつ悪意22点とかなりの数値を弾き出す。 パーティは射撃戦に切り替え白兵58点と射撃164点の計232点。 悪意ダメージ22点を分配すると耐久度1桁が3人という状況に陥る。 第3戦闘ターン。ゴブ・ブレインは再度「無数のアームで掴み動けなくしておいて顔面にフォース攻撃!敵は死ぬ」で攻撃を行う。 ピザ:残り5! アルブレヒト:おまえー! プレッツェル:やべーぞ! ピザ:オイオイオイ イグナイト:ガクガクガク ゴブ・ブレイン:『GM!相手が抵抗できない状態で攻撃しているのに即死しないのはおかしいゴブ!』 だがダイスは腐りヒット212点で悪意ダメージは僅か6点。 イグナイト:「ナイフがささったくらいでしぬわけないだろ」 プレッツェル:「その…げふぉっ程度…かはっかなぁ!?」 アルブレヒト:「ドワーフはそうだけど人間は刺されると死ぬよ…」 イグナイト:「にんげん、それはまずい、きたえよう」 パーティは白兵66点と射撃169点の計245点。 もう1戦闘ターン粘る予定が撃破される。 ゴブ・ブレイン:『ま、まさか私が負けるとは…理解不能ゴブ…』 ゴブ・ブレイン:『ゴブリンの、ゴブリンによる、ゴブリンのためのマンチキングダム建国の夢が…消えるゴブ』 プレッツェル:「あなたが負けた理由はたったひとつ!」イグナイトを見ます イグナイト:「おまえはきんにくがなかった」 アルブレヒト:(そうなの…!?) プレッツェル:大きく頷く! ゴブ・ブレイン:『そ、そうかゴブ…それに早く気づいていれば…ゴブフッ!!」 イグナイト:脳みそしかないゴブリンブレイン、脳みそは足りないが筋肉はある我々。 最後に絶っているのは我々脳筋なのだ アルブレヒト:(次はマッチョマッスルなゴブリンが出てくるんじゃねーだろうなぁ…) ゴブ・ブレインは脳漿を撒き散らし活動を停止した…冒険者たちの勝利だ ピザ:「戦いはウホった…」 アルブレヒト:やったー! イグナイト:ばんざーいばんざーい プレッツェル:生き残った…! 自爆スイッチはゴブ・ブレインの台座の裏側についていた。ポチっと押せば究極メカも自爆するだろう。 イグナイト:「あとはぜんぶばくはつさせておわりだ」 アルブレヒト:「じゃあみんなでいっせーので押すか」 ポチッ モニターに映し出されたジャイアント・グレード・ゴリラフル・ゴブリン・ゴーレムがサンライズ立ちでポーズを決めた次の瞬間。派手に爆発して消失した。 プレッツェル:「たーまやー」 アルブレヒト:「ゴブは滅びた…」 ◆シーン7:勝利の凱旋 大ゴブリン民族国は滅びた。カザン軍は凱旋しながら再び帝都へと戻ってくる。冒険者たちは戦勝の功績をシャングに認められ、王宮に招かれていた。 シャング:「お前達の働きは聞かせてもらった。よくぞ勇敢に戦い大いに戦果を得た」 シャング:「お前達の活躍は我軍にとっても模範となろう。これは少ないが俺からの礼だ。受け取る取るがいい」 アルブレヒト:「ははーありがたきしあわせ」 そうしてシャングは1個の巨大なエメラルドを手渡す シャング:「1万gp程度の価値のあるモノだ。仲良く分けるといい」 イグナイト:「ぴかぴかだ」 アルブレヒト:でけえ!すげえ! プレッツェル:「わーぉ!」 ピザ:「一万ってことは…いくらだ?」 イグナイト:「いっぱいだ、もう覚えたぞ」 プレッツェル:「正解!かしこくなったねぇ」 イグナイト:「たたかいにかった、だからせいちょうした」 シャング:「それと望むならカザン軍からお前達に「ゴブリンスレイヤー」隊の名誉隊長に任命してもらうこともできる。軍で仕事をしてくれるなら俸給は週/50gpだ」 アルブレヒト:やっす! 「いえそれは遠慮しておきます」 シャング:「今はそうだろうな。まあ、気が向いたら声をかけてくれ」 シャング:「それと……」 ここで全員、レベルを指定しない魅力度でのSR。高い人にはご褒美が待っている。 そしてまさか魅力度4のピザが最も高い数値を弾き出した。 シャング:「そこのピザという女、俺にもよくわからないがレロトラー陛下が『望むなら1晩の相手をしてもよい』と仰られているが…」 ピザ:「いいんだねやっちゃって」 シャング:「お、おう…」 イグナイト:「ピザはつよいからな、がんばるといい」 アルブレヒト:「女同士ですよね?いや女…?」 その夜、ピザはレロトラーの相手をした。レロトラーの唇は凍るほどに冷たかった。 ピザは極めて貴重な経験をした。+100点の経験値を得た上で、死んでも1度だけ即座に復活できる祝福を得た。 ピザ:「唇は冷たくても、心に火をつけた…ってところかしら」 さて、翌日の朝。再びキミたちはシャングに呼び出された。どうやら例のカス2人が逃亡したため身柄を確保して欲しいということだ。 シャング:「生死は問わない。あのカス共には煮え湯を飲ませてくれよう」 アルブレヒト:逃げたかカス… プレッツェル:悪を滅ぼさねば マンチの拡大を許してはならない。悪を滅ぼすため、冒険者たちはまた新しい旅に出るのであった。 イグナイト:「えいえいおー」 ピザ:「ガンバルゾー」 以上