▲問題文
「な、なかなか白いとこって街にも少ないんですのね……横断歩道とか山ほどあるイメージだったのですけれども」

【沙都子は罰ゲームに負けて白いところしか踏んではいけないというルールでエンジェルモートに向かっていた】
黒い場所はマグマで踏んだら焼け死ぬらしいわよ？
【他の部活メンバーが沙都子を見張っており、白い場所以外を踏んだ瞬間にさらなる罰ゲームが課される】から沙都子は必死にジャンプをしたりして何とか焼死を免れていたわ

さてそんなエンジェルモートに行く途中の沙都子に一つ問題が起きたわ

【今いる歩道と反対側の歩道にエンジェルモートがあるのに横断歩道がなかった】の
すなわち【車道をそのまままっすぐ横断するためには、必ず黒いコンクリートを踏まなければならない】ということ

もちろん多少迂回すれば行けるかもしれないけど
【エンジェルモートにたどり着くのが遅いとそれはそれで罰ゲームとなる】【沙都子が迂回して横断歩道を目指す場合、罰ゲームをくらうぐらいの時間はかかる】
からそれも難しいわね

車に乗せてってもらうのを頼むというズル技を使うにも【沙都子を乗せてくれる車は存在しない】

これじゃあどう考えても灼熱のマグマに溶かされてさらなる罰ゲームが課されること確定よね…でも大丈夫！だって……

「をーほっほっほ！最初っからわたくしはこの切り札を隠し持っていたのですわ〜！！」
「くっそー！沙都子のやつめ！！」
沙都子は魔女で空を飛ぶ魔法が使えるんだもの
【沙都子はさらなる罰ゲームを課されることなく、エンジェルモートにたどり着くことができた】

魔女幻想定義
・白い地面がないのにエンジェルモートに沙都子がたどり着くことができたのは魔法によるものだと主張するわ

おまけの赤
【歩道橋はない】【地下道もない】【部活メンバーは沙都子を助けない】
それじゃあスタート！！

復唱要求「踏んでいい白い場所とは、常に客観的な視点にて決定される。例えば、視覚的な障害により、すべてのものが白く見える人が居たとしても、その人が黒い場所を踏んだら、アウトとなる」

『斜めもしくは蛇行しながら横断した』

>復唱要求「踏んでいい白い場所とは、常に客観的な視点にて決定される。例えば、視覚的な障害により、すべてのものが白く見える人が居たとしても、その人が黒い場所を踏んだら、アウトとなる」
【それを認める】
【少なくとも沙都子も部活メンバーも沙都子が踏んだところを白だと判断したわ】
【その上で部活メンバーはめちゃくちゃキレたけど】

復唱要求「車などの乗り物を足場にしていない」

『ライン引きみたいなものを使って新しく白い部分を作った』

復唱要求「白いところはゲーム中増減しない」

>『斜めもしくは蛇行しながら横断した』
【沙都子はまっすぐ車道を横断した】
空は飛んだ上でまっすぐね

『沙都子は黄金をばら撒いて黒を白だと言わせた』

復唱要求「部活メンバー以外も沙都子を助けない」

>復唱要求「車などの乗り物を足場にしていない」
【このゲーム盤に乗り物は登場しないと考えてよい】

>『ライン引きみたいなものを使って新しく白い部分を作った』
【新たに地面を白く塗ったりしてない】

>復唱要求「白いところはゲーム中増減しない」
んー…【それを認める】

『ふたなりの沙都子は、とてつもない射精によって〔白濁した道〕を作り出した。いきなり下半身を露出して射精するという蛮行を目撃した部活メンバーはキレた』

>『沙都子は黄金をばら撒いて黒を白だと言わせた』
【黄金の真実は使われていない】

>復唱要求「部活メンバー以外も沙都子を助けない」
【部活メンバー以外も沙都子を助けない】というか【このゲーム盤は沙都子以外の登場人物がいないとしても成立する】

復唱要求「沙都子は移動に自分の足しか使用しない」

>『ふたなりの沙都子は、とてつもない射精によって〔白濁した道〕を作り出した。いきなり下半身を露出して射精するという蛮行を目撃した部活メンバーはキレた』
【新たに地面を白く塗ったりしてない】

復唱要求「沙都子は移動に自分の足しか使用しない」
復唱拒否……だって空飛んでるから足使ってないし

復唱要求「エンジェルモートは移動も拡大もしないし新しく作られもしない」

『地面に文字で白と書いてその上を通った』

『靴底が白色だったのでセーフ』

復唱要求「身につけているものを踏んで渡っていない」

>復唱要求「エンジェルモートは移動も拡大もしないし新しく作られもしない」
【エンジェルモートは移動も拡大もしないし新しく作られもしない】
おまけで【元々二号店が近くにあるとかもない】

白い下着を脱いで道とした

>『靴底が白色だったのでセーフ』
ぐえええええええええええええ！！！！！
かなり意地悪な屁理屈だからこの段階で当てられることはまずないと思ってたのに！！！！！

リザイン！！！！！！！猫箱を開くわ！

▲真相
「はぁ…仕方ありませんわね切り札を切らせていただきますわ」

【沙都子は黒いコンクリートとか一切気にせずに車道を突っ切った】

「おいおい！沙都子！それはズルだろ！！」
「いやぁ〜やっちゃったねぇこれは罰ゲームだよ」

「え？わたくしはちゃんと白いところを踏んでいましたわよ？ずっと」

沙都子はそう言って…【器用に立ったまま靴を片側だけ脱いで"白い中敷き"を見せた】

【「狭い範囲ですがここも立派な白い場所・ところですわよ？をーほっほっほ！最初っからわたくしはこの切り札を隠し持っていたのですわ〜！！」】
「くっそー！沙都子のやつめ！！」

よしリザイン戴けました