〈注意事項な〉 あくまで我が内なる次元の観測です。 imgIRCにて行われているニンジャスレイヤーdiceスレッドンの設定とは全く関係ない。 理解できない方はワンスクリューがアナタのもとに、しました。 【トレジャーボックス・オブ・DIYニンジャ・imgIRC】 -1.3/2.4- 「レッドヘッド」 ◆賽◆ IRCニンジャ名鑑#824【レッドヘッド】 バロンニンジャ・クランのレッサー級ソウル憑依者。もともと夢見がちな少女だったが、ディセンション時の劇的な体験と憑依の瞬間に目撃したサイケデリック風景の虜になり、やがて深刻な妄想癖を拗らせていった。自らをメルヘンチックな童話の登場人物だと思い込み、しばしば相手を怪物や魔物扱いして殺す。 ◆子◆ ◆レッドヘッド(種:ニンジャ)【カルマ:善】 名声:15 所属:ストリート 性別:女 カラテ   6 体 6 ニューロン 10 精 11 ワザマエ  8 脚 4/H ジツ    1 万 0(-12) 近/射/機/電 6/8/10/10  回/精/側/発 10/8/8/11 緊:0/即:0 家族の写真 ショットガン×3 チャージチャンバー・ユニット(一挺目)  『☆ゲン・ジツLV1』『◉翻弄』『◉ショットガン二挺撃ち』『◉跳弾制御』『◉移動射撃』『◉グレーター・ツジギリ』『◉キリングマシーン』『◉頭上からの死』 『◉◉知識:童話/ヨーロッパ諸国』『◉◉狂気:妄想癖(読み替え:聖人/偽りの記憶)』 シャード候補 「☆◯メルヘンめいたゲン・ジツ」 「☆◯ゲン・ジツによるミスディレクション」 「☆◯サワタリめいた狂気」 「◯赤頭巾」 「◯跳弾する魔弾」 「◯童話好き」 「◯子供が好き」 「◯夢見がち」 「私の弾道はアナタを許さない」 ///「めでたしめでたし」 ///「この本のタイトルはなんだったかしら……ナンデ思い出せないの?」///「これもフェアリーのすくふくよ」(ブラウニーを破壊して手に入れたスシを咀嚼する)///「こんこん、こんこん、ノーム=サン?わるーい魔女はどこかしら?」 ・幼少期と童話 概念年齢は20代前半。 モータル名はボタン・クニシゲ(国栄 牡丹) 彼女には実の親は無く、ある日とある孤児院の前に揺籠の中に名前が書かれた紙と共に捨てられていた。 クニシゲの苗字は彼女を拾った父親代わりの孤児院の院長と同じものである。 成長していく中で、院長の娘である自分は他の子達の見本にならなければならないと他の子達の面倒をよく見ていた。そんな生真面目な彼女のささやかな楽しみは童話だった。 自分だけでじっくりと読むのも好きだが、他の子達への読み聞かせや誰かに読んで貰うのも好きだった。 巨大な悪を打ち倒す王子様、果敢に風車へ突撃する騎士様、真実の愛で目を覚ますお姫様、オトモを連れてオニ退治をするサムライ、お腹を空かせている人を助ける旅人。 娯楽も少ない孤児院で自身の世界を大きく広げた童話は彼女の心の王国の礎となった。 そして様々な童話の中で最も彼女が愛していたのは「赤ずきん」 はじめて院長が読んでくれた童話であばあさんの家に着くまでのわるいオオカミとのやりとりにハラハラして、食べられてしまった際には嘆き、狩人による救出には笑みを大きく浮かべた。 ボタンは赤ずきんのように可愛くなりながらも、狩人みたいな誰かを守れるような存在になりたいと考え、狩人の使っていた猟銃から銃器に興味を持ち出し、それが現在のショットガン捌きへと繋がっている。 ・焼失とディセンション 日々が過ぎ去りボタンは大学生となっていた。 無金利の奨学金を勝ち取り孤児院への負担も少ない中での通学だ。 また幼い頃からヨタモノ襲撃の防衛などで腕っぷしを磨き、休みの日は少額ながら簡単な賞金首のビズをこなしたりしていた。 大学ではふわふわとした言動と図書室に入り浸って文学少女めいたアトモスフィアが目立つボタンだが、キレるとショットガン類を懐からとり出すギャップが学生達から注目を浴びていた。 また成績と素行の良さから教授陣からの評判も高く、ネオサイタマ基準でマトモな就職先も紹介された。 将来は自身の稼ぎで孤児院へ恩返しができるかもしれないと院長即ち父親へ報告した眠りについたその夜。肉が焼けた不快な匂いで目を覚ましてしまった。 愛用のショットガンを震えた手で持ち、ベットの上の焼け焦げた肉の塊達から目を逸らし、胸から込み上げるモノを押し殺しながら探索をすると、院長を殺そうとした不審者を発見する。 咄嗟にショットガンで傷を負わせるが不審者の指先から放たれた炎が彼女の衣服と孤児院を燃やした。 素早く衣服を脱ぎ捨てるが不審者がニンジャであると理解してしまう。 そして重度のNRSで行動不能となったボタンを庇って無慈悲にも院長は命を落としてしまった。 炎で舞い上がる思い出のページ、判別も出来ないほど焼け焦げた子供達、目の前で事切れた大切な父親。 この唐突に訪れた理不尽へ彼女が抱いたのは悲しみでも絶望でも無い、途轍もなく大きな喪失感とそれを埋める爆発的な強い怒りであった。 その大きな感情は何かと共鳴するかのように力を与えた。ニンジャソウルの憑依だ。 ・レッドヘッド 彼女には唯一、苦手な物語があった。 それは「マッチ売りの少女」 誰も彼も幸せになれない物語はどうにも好きになるのが難しく、相談した院長は誰かに悲しんで貰う為の物語であると言っていた。 幼い頃は納得することができず、歳を重ねた今は、そういう物語もあるという事は受け入れていた。 教訓として彼女は少なくとも自身の知る範囲では、あの少女みたいな悲劇を起こさせないと心に決めていたのだ。 だがそれも、大切なものを目の前の存在が呆気なく全て壊した。 自分のしてきた事は全て無意味となり、もう二度と大切な人と会う事もできない。 ただ今は力を求めた。目の前の悪を殺す存在として、原初の憧れを、物語を、主人公を自分なりに形にしたニンジャネーム、『レッドヘッド』を名乗った。 空間はぐちゃぐちゃに混ざった絵の具めいてサイケデリックに歪み、火の粉と舞い散るページは輝く鱗粉を撒き散らすフェアリーとなり、揺らめく炎はカトゥーンめいて大きく笑う。 憑依直後の一時的なソウルの力との強い共鳴、ニュービーでは考えられないジツの出力は相手の隙を突いて爆発四散させるのには十分であった。 父親と子供達の埋葬を終えた後、孤児院から焦げた数冊の本を持ち出して彼女はモータル時代の賞金首稼ぎで築いた縁を伝手に傭兵稼業へと身を投じた。 傭兵稼業で対峙した数々のイクサ、ニンジャソウル憑依の影響、心に残り続けるディセンション時の狂気的な風景、自身の居場所の喪失で情緒が非常に不安定となり彼女を支えていた物語は逃避の手段となっていた。 一度歪んだ心の器は修正されず、極度の妄想癖を拗らせてしまい元の人格とは大きく変わってしまった。 ・シナリオ導入のヒント レッドヘッドは単純にいうと【カルマ:善】ではあるが独自の価値観の中で善悪を決める狂人である。 見た目や言動が悪役っぽいなら、それがPCでも敵対的な態度をとる。 逆にロールプレイで丸め込めれば邪悪なニンジャでも一時的に誤魔化しが効く。 ストーリーテリングとしては傭兵なので大体どんな場面でも雇われとして出演が可能だ。 また知り合いや仲間が攫われる、閉じ込められるなどが起きた場合は依頼が無くとも自発的に行動を起こす。(参照エピソード:【デッドリー・ヴィジョンズ:ラビリンス・オブ・ニンジャ】) 戦闘スタイルは側転しての頭上死ショットガン。自身の強みをとことん押し付ける戦法だ(そもそも頭上死ショットガンがそんなに強くない?可能性を信じてください) そこにゲン・ジツマーカーで射撃ダイスを増やして●過充電ショットを狙ったり、出目が振るわなければ跳弾制御で次ターンへ攻撃を回せるなど中々トリッキーな分、低カラテでスシも未所持なので体力面はかなり脆い。 NMはロールプレイをする際にはサワタリめいた妄想癖や狂気を持ち、ゲン・ジツの描写はメルヘン重点を意識すれば動かしやすいかもしれない。 また子供がいる時はレッドヘッドでは無くモータル時代の側面が強くなるので比較的まともになる。困ったら子供を出そう。 また彼女自身、信頼できる人物が近くにいるならば同様に妄想癖は落ち着く。 PCがレッドヘッドとの仲が深まればまともな会話も可能だろう。 ・レッドヘッドのユウジョウ表 ストリートニンジャなら最初から、それ以外のニンジャは余暇やシナリオ中に遭遇する事で 「ユウジョウ判定/センパイ判定」対象にできる。 最重視するパラメータ: 【ニューロン】 RPで童話の話題に出すのなら初回のみ難易度を-1しても良い。 親密度1:「ドーモ、レッドヘッドです。怪物退治は得意なの。任せてちょうだい」  報酬:『◉タクティカル移動射撃』/『◉知識:ストリートの流儀』/『◉知識:童話』 親密度2:「いい物語を選んだわね。私はこっちにする。読み終わったらお互い感想をゆっくり話し合いましょう?」  報酬:『◉ショットガン二挺撃ち』/『◉翻弄』/『◉知識:銃器』 親密度3:「この衣装とショットガンは私の憧れ、大事な大事な思い出なの。あなたにも同じようなモノはあるかしら?私、もっともっとあなたを知りたい」  報酬:『◉グレーター・ツジギリ』/『◉跳弾制御』/『◉知識:ファッション』 親密度4:「……ん」(膝の上乗らせろ、この本を読む聞かせろしろ、あとココアも淹れろという意味) 「急にどうしたって?今はトコトン甘えたい気分なの……見返り?そうね、私あなたにならなんでもしてあげる。なんでも、ね?」  報酬:『◉ 頭上からの死』/『◉キリングマシーン』 爆発四散:「ねぇお父さん……私、なれたい自分になれたかな?………サヨナラ!」 報酬:『**鉄祓いのショットガン**』 若しくは 報酬:『**焦げた本**』 【万札:UR】:『**鉄祓いのショットガン**』 レッドヘッドの愛用していた違法改造ショットガン。 実弾では無くプラズマ弾を跳弾させていたのは、なんと!このショットガン固有の能力!……ではなくレッドヘッド自身のカラテなので使う際には注意。 古来よりフェアリーは鉄を忌み嫌うとされている。物語の中の彼女はその脅威を祓うハンターでもあったのだ。 以下の追加効果を持った「ショットガン(カスタム:チャージチャンバー・ユニット)」とみなす(スロット占有数やカスタムスロットは全て通常どおり)。『射撃判定』の【6,6】成功時、この武器は『種別:戦闘兵器』を持つモブ敵に『即死!』の効果をもたらす。 それが『種別:戦闘兵器』を持つ「ボス級の敵」ならば、代わりに『痛打+D3』と『弾き飛ばし』に派生しても良い。 (参考アイテム:**ワニ殺しのショットガン** ) ◆参考アイテム登場シナリオ◆ ニンジャスレイヤーTRPG2版 【下水道の怪物たち】 ニンジャスレイヤーTRPG https://diehardtales.com/n/nfb418b9916b8#06d3a432-9984-406a-82b1-846806fc223f 【万札:UR】:『**焦げた本**』 レッドヘッドの思い出の品。焼けた孤児院で残っていた唯一の宝物。どこもかしこも煤けて読むのは非常に難しい。 レッドヘッドは時折この本を開いて誰かへ読み聞かせるかのように音読をする。 もう誰もおらず、文字も残っていないが記憶の中で生き続ける事は可能なのだ。 あなたも彼女を覚えていてくれるだろうか? 以下の効果を持つレリックとみなす:【精神力】+1、交渉/シャード判定を一度だけ振り直しが可能。 装備者はショットガンを装備している場合シナリオ中一度だけ命中が確定したショットガンによるダメージを1d6+1(任意の属性へ変更可能)追加できる。これはエンハンスでも痛打でもない。