キャラクター設定 ◆ セリア・アクアリア 年齢:18歳 役割:魔導士(治癒・補助魔法が得意) 特徴: 鮮やかなエメラルドグリーンの髪と瞳を持つ。 湖のほとりの小国「アクアリア王国」の出身。 幼い頃より精霊に愛され、自然魔法の適性を示す。 穏やかな性格だが芯は強く、仲間や庶民を守るためなら危険にも身を投げ出す。 背景: 国を襲った魔物災害で故郷の村を失い、旅に出る決意を固める。その道中でレオンと出会い、共に冒険を始めた。 実は彼女の一族には「失われた水の大精霊の巫女」という伝承があり、物語の鍵を握る存在。 ◆ レオン・バルドレッド 年齢:19歳 役割:剣士(前衛、冒険者) 特徴: 快活な笑みと褐色の肌を持つ青年。 赤毛と燃えるような瞳が印象的。 剣の腕は若くして一流で、直感力と行動力で危機を切り抜ける。 正義感が強いが、突っ走りすぎる一面もある。 背景: 山岳地帯の傭兵の家系に生まれる。幼い頃から「守るために戦う」ことを叩き込まれ、数々の戦場を経験。 セリアと出会った際、彼女の優しさに触れ「ただ戦うだけではなく、守り抜くための剣士になりたい」と考えるようになる。 二人の関係 二人は 深い絆で結ばれた相棒。 出会いは旅の途中で、魔物に襲われていたセリアをレオンが救ったことから始まる。 セリアはレオンの「無鉄砲だが人を守ろうとする心」に惹かれ、レオンはセリアの「優しくも強い心」に支えられている。 やがて物語が進むにつれ、二人の間には恋情が芽生えるが、使命感や立場からすぐには結ばれない。 最終的には 「剣と杖が揃ってこそ世界を救える」 という伝説の体現者として共に戦い、互いに欠かせない存在となる。 世界観のフック この世界は「古代の精霊文明」と「人間の王国」が対立した歴史を持ち、失われた精霊の力を巡る戦いが再び始まろうとしている。 セリアは精霊と人をつなぐ存在、レオンは人の希望を剣で切り拓く存在として物語の中心に立つ。 あらすじ案 ◆ 序盤:出会いと旅立ち 山岳地帯を旅する青年剣士レオンは、魔物に襲われていた少女セリアを救う。 セリアは湖の小国の出身で、精霊に選ばれた「水の巫女」の血筋を継いでいた。彼女は故郷を滅ぼした魔物の謎を解くため、遺跡を巡る旅に出ていた。 二人は共に行動するようになり、行く先々で村を救い、人々の信頼を得ていく。 しかし同時に、暗躍する「黒き契約者」と呼ばれる勢力がセリアを狙っていることが明らかになる。 ◆ 中盤:失われた精霊の真実 セリアが操る魔法は、古代に封印された「大精霊」の力の断片であることが判明する。 黒き契約者たちは、人間界を滅ぼし精霊の支配する世界を取り戻そうとしており、セリアはその儀式の鍵とされていた。 レオンは、彼女を守るために戦い続けるが、次第に「ただの剣士では敵わない」ことを痛感。 彼はかつて伝説に語られる「英雄王の剣」を探す決意を固め、命を賭けた試練に挑む。 一方で、セリアもまた自分の運命を受け入れ「大精霊と完全に同調すれば命を失う」危険を承知の上で力を磨く。 二人は互いに「共に戦い、生き抜く」という誓いを立てる。 ◆ 終盤:決戦と選択 黒き契約者の首領が大精霊の復活を強行。世界の均衡が崩れ、大地が裂け海が荒れる大災厄が始まる。 セリアは巫女として自らを犠牲にし精霊を鎮めようとするが、レオンは彼女を止める。 「お前を犠牲にする世界なんて、守る価値はない!」 レオンの奮闘により英雄王の剣が真の力を解放し、セリアの命を繋いだまま大精霊の力を制御することに成功する。 二人は互いを支え合い、黒き契約者を打ち倒す。 ◆ エピローグ:新たなる旅路へ 世界は救われたが、セリアの中にはなお大精霊の力が眠り続けている。 彼女は「再び災厄が訪れるなら、その時は共に戦おう」とレオンに告げる。 レオンは「お前の隣にいる限り、俺は何度だって剣を振るう」と笑う。 二人は英雄として称えられつつも、伝説に縛られることなく新しい旅へと歩み出す。 ――剣と杖、そして二人の絆は、これからも世界を照らし続ける。