レスリングに比類なき強さで月桂冠を賜った和田アキ男の武名は天界にまで轟き
神々が宴の最中楽しげに囁き合う時にその名がしばしば上がるほどであったという
ある夜アキ男がタヴェルナにてプライベートで飲んでいると
「アキ男の強さは如何程なりや」と血気にはやる三人の神が空を駆ける馬に乗り
人の身に姿を変えて外套を目深に被り酒場に忍び込むとアキ男に握手を求めた
快く握手を交わした刹那アキ男は「汝ら人に非ざる者なり」とたちまち三人の正体を悟った
三神はそれぞれ自らの名を冠した武具すなわち剣と弓と槌を取り出し
「しゃあっ」と恐るべき雄叫びを上げてアキ男に襲いかかった
アキ男は片足を切り落とされ片目を射られ槌が頭にめり込みながらも
三人の神の御魂を冥界へと送り二度と戯れに人々を試すことなきよう天に向かって叫び
隻腕でひといきに葡萄酒をあおると壁にもたれながら絶命した
三神との死闘においてもアキ男の月桂冠には傷ひとつ血の一雫すら付いておらず
その誉は死してなおアキ男の武名を高むるに至ったとされる

何度見ても素手相手に武器取り出して三人で襲いかかるのカス過ぎるんだよね
ひどくない？

アポロンにバレないよう夜の時で狙うのセコくて好き

>アキ男は片足を切り落とされ片目を射られ
>隻腕で
最初から隻腕なの好き

和田アキ男屈辱という見出しで目を引かせておいて実際は大神3人をバカにする高等テクニックと考えられる

>何度見ても素手相手に武器取り出して三人で襲いかかるのカス過ぎるんだよね
>ひどくない？
ひどくないもなにもゼウスとポセとアレスの三馬鹿だぞ？
奴らに何を期待してるんだ？

3柱組が誰かなんて一言も言及ないんだよね
凄くない？

まじふざけんなよ…

>3柱組が誰かなんて一言も言及ないんだよね
>凄くない？
誰が襲ったかは明確には不明なの神話っぽくていいよね

>>3柱組が誰かなんて一言も言及ないんだよね
>>凄くない？
>誰が襲ったかは明確には不明なの神話っぽくていいよね
でも誰がやったかバレバレなのも

とりあえずアレスは一番最初に負けるのだけはわかる

神々にも見放されている村中のヒジ

>とりあえずアレスは一番最初に負けるのだけはわかる
この間男戦争の神なのにいつも負けてるな

>神々にも見放されている村中のヒジ
よく見ろジヒ（慈悲）だ

>>とりあえずアレスは一番最初に負けるのだけはわかる
>この間男戦争の神なのにいつも負けてるな
戦だから勝者と敗者が発生してしまう
戦の神が出てくるような話はだいたい主人公側の強さを誇る話
戦の神が負けるしかないが戦なので勝ち負けするのは当たり前

シシン先生からも解説されるんだろうなアキ男の話…

大神3人と相打ちで屈辱なんて言われるのは神より人のほうが強い世界観と考えるのが自然

>>神々にも見放されている村中のヒジ
>よく見ろジヒ（慈悲）だ
ホントだ
見放すどころか慈悲深かったわ…

三柱の狡猾な所は夜の時を狙ったところ
三柱の迂闊な所はアルテミスの存在を考慮してないところ

神はルール無用だろ

剣弓槌はそれぞれ誰のなんだろう
剣はたぶんアレスだけど

こういうのをやるという意味ではアポロンも選択肢に入るけど月桂冠あるから絶対違うんだよな…

他にも人がいるタヴェルナで弓使ってんじゃねぇぞ神！

>剣弓槌はそれぞれ誰のなんだろう
>剣はたぶんアレスだけど
神話の時期が時期だから基本みんな象徴になる装備槍か矛なんだよね

夜に狙うセコさを考えると得物も自分のヤツ以外を使ってそう

武器持って襲ったくせに素手の人間如きに返り討ちされてんじゃねぇよ

これアポロンキレない？

なんならハデスも頭を抱えるわ

投石の名手であった村中は戦闘に於いて常に先発として戦列に加わり、敵を全て撃ち取るまで一人で投じ続けた
その鉄腕は比類なきものであり、立ちふさがる巨人や竜をたちまちの内に封じ込めてしまったという
村中の武勲は羨望を呼び、くちさがない者たちが村中の噂を口にするようになった
曰く村中が石を投げて白兵には加わらないのは、これは軍勢へ面する度胸もない臆病であるからだという
村中はこれに憤り「アテーナーの梟を例に、真に力あるものは其れを直接に振るうことはない」と反論した
民たちはそれを聞き引き下がったがアテーナーは激怒し村中から慈悲を取り上げた
するとさる戦で村中は肘に矢を受け、2度と投石が出来なくなってしまったという

巨人と竜ってそういう…