初華は首をかしげながら自分のトートから紅茶の茶葉やポッドやらを取り出そうとしたけど、それを手でやんわり制した。
これから勉強していけばいいから。さきちゃんのことは。

「いろいろ言いたいことあるけど……でも、幸せにやってるんだねお姉ちゃん」
「……うん」

初華とはいろいろあったけど、さきちゃんやまなちゃんの協力もあってお互いにわだかまりはなくなった。
私達が抱えてたコンプレックスやどろどろした感情もぶつけ合った結果……今では普通の姉妹の時間を少しずつ取り戻すように過ごせるようになってる。

「………えいっ！ぎゅーっ！」「きゃっ！？初華！？お湯使ってるから抱きついたら危ないよ！」
「えへへ、お姉ちゃんに甘えたくなっちゃったんだもん！」「もう……抽出は集中してやりたいのに」

私のお腹に手を回して、後ろから抱きついた初華。こういうスキンシップも普通の姉妹ならでは……なのかな？………わからないけど、これからふたりで知っていけばいいよね。

「このままコーヒー入るとこ見てていい？」「いいよ……お湯かけるとね……ポコって膨らむんだよ、ほら」「わっ……ほんとだ、なんかかわいいね！」

この初々しさ、新鮮かも。今度初華とまなちゃんの妹夫婦にコーヒーの淹れ方教えてあげようかな？
ワークショップってやつ。興味持ってハマってくれたら嬉しいな。


………。


甘えてくれるのは嬉しいんだけど……でも、この、優しく後ろからお腹に腕回されてる体勢……ちょっとまずいかも。
「初華？少しだけ手、お腹じゃなくて別のところに」「………？お姉ちゃん？えっ？なんで？……さすがアイドルって感じの引き締まってるお腹だと思うけど……」

「そ、そうじゃなくてね？あっ……んっ……ちょっと……お腹押さないで……！」「へっ？お、お姉ちゃん大丈夫？具合悪いとか怪我してるとか？手の場所……？じゃあ、こっちの方に……」「下の方はもっとダメぇっ……！あっ……！さわさわしちゃ……ダメっ！ダメぇっ！」

そこはさきちゃんにボルチオ……っ！開発されて……っ！すぐっ…！あっあっあっ………💛

「ふっ……ッ💛……待っ💛……ダメダメダメ💛キちゃうっっ゛💛ぉ゛💛あ゛〜゛〜゛〜゛〜゛〜゛〜゛〜゛💛💛💛💛💛」「お、お姉ちゃん！？！？！？」

ｼｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱ……ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ……

「………」「………」

最悪……。

「私がタオルで床拭いとくから……早くお姉ちゃん着替えてきなよ……」「初華……ごめん」
「その……わ、私もごめんね？お姉ちゃん」「ううん……あと……お願いだから忘れて……」


そしてびちょびちょに濡れた下着とスカートを替え、少しだけ前みたいなギクシャクしたよそよそしい雰囲気のまま、粛々とお茶会の準備を進めた。

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「さきちゃん！！！！！お姉ちゃんにあんな……ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ仕込んで……爛れすぎだよ！！！！！」
「なんなんですの……初華、紅茶おかわりですわ」
「初華っ！？忘れてって言ったのに！？あとさきちゃんは紅茶じゃなくて私のコーヒーだよね？……ねえ？」
「ういちゃんズと祥子ちゃんとまなでヌンチャしてま〜〜す！みんな撮るからこっち見て〜〜！」

今日は妹への負い目みたいなのがなぜか増えた気がする……けど、

「お姉ちゃんに変なこと覚えさせないでよ！さきちゃんの変態！！信じらんない！！」
「あれはもとをただせば初音の方からですわっ！」
「ち、ちがうよ？もうっ……！やめよう？この話禁止！はいっ！コーヒーのおかわりだよさきちゃん」
「まなもウイちゃん開発しちゃおっかな〜〜！」「まなちゃん！？」

こういう気まずいのも、それで賑やかで楽しいって思えるのも、ちゃんと仲直りできたからかな。

「うん、とりあえず初華も私と同じ若干日常生活困る身体になればいいと思う」「お姉ちゃん！？」

妹の日なので

おやsumimi〜〜

突然汚くなってダメだった

これは真実だよ…全部忘れさせて…

姉妹ボルチオレズセックスに挟まれる日も近いですわ？

これが豊川の恐ろしさか…

>姉妹ボルチオレズセックスに挟まれる日も近いですわ？
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お姉ちゃんのせいでお腹でイケるようになっちゃったじゃん！！！！！

さきちゃんにコーヒー飲ませようとしてるってことは真実か…

ういまなはつさきいいよね…

途中まで微笑ましい姉妹百合だったのに…