だいたいクリスティがやってる

一番売れた「そして誰もいなくなった」でも鬼滅全巻の半分程度しか売れていない作家

ミステリの女王と言うより推理小説の母

>一番売れた「そして誰もいなくなった」でも鬼滅全巻の半分程度しか売れていない作家
化物かな？

>「そして誰もいなくなった」
遠く離れた日本で新本格ミステリという区分誕生の間接的な礎になった程度の作品

>だいたいクリスティがやってる
マジだから困る

>ミステリの女王と言うより推理小説の母
物理トリックについては正直そんなに爪痕残していないんだけど
小説という媒体と形式を利用して読者を騙すという点については本当にそう

ちょっと待って！その展開、アガサがやっていませんか？
見立て殺人
旅情サスペンス
忘れずもう一度チェックを

>「そして誰もいなくなった」
個人的には創作の本質も売れるのにも必要なのはキャラという定説を覆す実例の一つだな
キャラにはそんなに魅力なくてプロットの発想とストーリーの筆力で１億部売れたやつ

>ちょっと待って！その展開、アガサがやっていませんか？
>見立て殺人
>旅情サスペンス
>忘れずもう一度チェックを
驚愕の大どんでん返し！
とか
あなたは絶対騙される！
とか
ラスト１ページの驚愕！
とかは
絶対アガサがやってるので一周回ってチェックの意味がないやつ

>だいたいクリスティがやってる
アガサより洗練されてブラッシュアップされた展開は多々あれど
アガサがやってなかったことやってる作品はマジで見たことない

>一番売れた「そして誰もいなくなった」でも鬼滅全巻の半分程度しか売れていない作家
単巻１作品で化物シリーズと比較される時点で怪物だよ
そこらの鬼より怪物だよ

ミステリの女王と言うよりミスリードの女王だな
推理小説にと留まらずどんでん返しの大半はこの人がもうやってることの練り直しといっても過言ではない

うっかり聞いちゃったネタバレを忘れてからアクロイド殺しを読もうと思ってるんだけどかれこれ10年以上頭にこびりついてる

それポアロで良くないですか？

>それポアロで良くないですか？
なんであんないけすかないジジイが人気なのよ！！！

>それポアロで良くないですか？
クソァ！あんな老害さっさと捨てときゃ良かった！byアガサ

うーんこの小説の主人公ポアロにできませんか？

>うーんこの小説の主人公ポアロにできませんか？
ホロー荘の殺人はポアロのせいで台無しになった
的なことまで自伝で言ってるぐらい相当根に持ってた･･･

ホームズと言い名探偵は生みの親に憎まれて一人前なんだな･･･

クリスティがやってるなら悪いアイデアじゃねえな…

嫌いなくせに魅力的に描きすぎなんだよあの小太りのベルギー人

せめてなりたやクリスティ

事前情報なしに全集読んでビッグ４でキツネにつままれたような気持になるがいい

>せめてなりたやクリスティ
横溝正史はお前どう考えてもポーとかカーとかそっちの方だろ
ってのも含めてクリスティファンなの有名だよね

こりゃあ「アガサ作品」でいいですね…

実際ホームズと殴り合える数少ない探偵ではあると思うよポアロ
流石にホームズの方が強いだろうけど

>流石にホームズの方が強いだろうけど
（知名度と戦闘力の話とどっちだ…！？）

セ・ボン

>ホームズと言い名探偵は生みの親に憎まれて一人前なんだな･･･
クリスティがポアロ嫌ってた理由ってあいつのキャラクターそのもの以上に
人気ありすぎて何でもかんでもポアロ出せ出せ言われてたことらしいからね

ミステリの王は？

なんかの前書きで「私がポワロを書けばマープルを出せと手紙が来てマープルを出せばポワロを書けと手紙が来る」みたいこと書いてて苦労してんなって…

>なんかの前書きで「私がポワロを書けばマープルを出せと手紙が来てマープルを出せばポワロを書けと手紙が来る」みたいこと書いてて苦労してんなって…
そこに「トミーとタペンスは今どうしていますか？」も追加だ

>こりゃあ「ポアロ主人公」でいいですね…

>ミステリの王は？
エドガー・アラン・ポー？
作品数なら多分西村京太郎

現在描かれてるミステリ小説は全てクリスティの劣化版だ

>>うーんこの小説の主人公ポアロにできませんか？
>ホロー荘の殺人はポアロのせいで台無しになった
>的なことまで自伝で言ってるぐらい相当根に持ってた･･･
ポワロがいるかで言ったら割といらないよりの話だと思うけどヘンリエッタと対決するポジは必要だろ！？

ネタが割れまくってる初期の有名作より白昼の悪夢とか五匹の豚見たいな中期作の方がクオリティー高い

トリックも多彩だが別にトリックと犯人が割れたらつまらなくなるわけではない

>現在描かれてるミステリ小説は全てクリスティの劣化版だ
劣化版ではないよ
ただむしろクリスティのブラッシュアップから逃れられないのがね

叙述トリックを最初に考案した人でいいんだろうか

西村京太郎もたまには鉄道ミステリーじゃなくて時代劇書きたいってあらゆる出版社に打診したら「いいですね、でもそれは他の社で」って返事されまくってた

西村京太郎は多作すぎてクオリティ維持できてないからあんまり王とは言いたくないな…

>叙述トリックを最初に考案した人でいいんだろうか
それはスウェーデンの作家の「スミルノ博士の日記」が初

バートラムホテルにてのOPで他の老人客から死んだ扱いされてあの世から蘇ってくるミスマープルとか
純粋に小説としておもろいシーンが多いからな…

>西村京太郎は多作すぎてクオリティ維持できてないからあんまり王とは言いたくないな…
赤川次郎も結構な確率でふざけんなよクソが！！！ってなるやつお出ししてきたよね…

>だいたいクリスティがやってる
人外探偵による超常的解決までやってるからね…

特定の作品ばかり求められてたら名探偵殺してえとなって
実際カーテンは早い段階で書いてたんだっけ

メフィスト賞の頭おかしいやつのどれかがクリスティのやってないことやってたりせんのか

コロンボの作者の作品が日本語に翻訳された時に勝手にコロンボにされたのは酷いと思う

>西村京太郎は多作すぎてクオリティ維持できてないからあんまり王とは言いたくないな…
ぶっちゃけトラベルミステリーより殺しの双曲線の方が今後読まれ続けるんだろうなって

ミスマープルはドラマの出来も素晴らしいよね

>>叙述トリックを最初に考案した人でいいんだろうか
>それはスウェーデンの作家の「スミルノ博士の日記」が初
だね
ぶっちゃけアクロイド殺しにおける重要要素は回想の殺人の方で
叙述トリックはクリスティの中でそこまで比重の高いものじゃなかったんじゃないかと思っている
個人的にその正統後継が多分叙述トリックとは一見無縁の五匹の子豚だと思っているので

クリスティが原作の情婦って映画オススメ
白黒映画だけどミステリー的には全然古さを感じない

このおばさんそもそも小説が上手い

実は作中作だったネタはあるのかな
アクロイドがそれっちゃそれだけどもっと匣の中の失楽くらいメタに振ったやつ

最近春にして君を離れの評価がどんどん上がってないか？

>>せめてなりたやクリスティ
>横溝正史はお前どう考えてもポーとかカーとかそっちの方だろ
>ってのも含めてクリスティファンなの有名だよね
それとは直接は関係ないけど孫の方も実はかなりクリスティを下敷きにしている

クリスティばかり評価されるがこのメアリ・ウェストマコットさんも並び立つ才能の持ち主だと思う

ポアロは今でも新しい映画やってるけどあれ見に行く人の何割がもう犯人知ってるよってなってるんだろう

なんだったら真似したら良いぐらいの人

日本は昔は人間ドラマの重視のミステリが流行りすぎて本格ミステリは糸でも使ってろwみたいな時代があったって本当なの？

>最近春にして君を離れの評価がどんどん上がってないか？
個人的な興味は主人公が云々より明らかに作者の理想を投影されてるキャラが必ずしも絶対的に正しい風には書かれていないこと
自己投影してるなってキャラをそう扱うところにクリスティの客観性を見て取れる

「警察も真っ先に疑った一番怪しい奴」が真犯人だったパターンは滅茶苦茶驚いた
しかもちゃんとミステリしてやがるっていう

>日本は昔は人間ドラマの重視のミステリが流行りすぎて本格ミステリは糸でも使ってろwみたいな時代があったって本当なの？
島田荘司が本格ミステリ書くのやめて刑事社会派書いてた程度には

松本清張から社会派が流行った時期か

>日本は昔は人間ドラマの重視のミステリが流行りすぎて本格ミステリは糸でも使ってろwみたいな時代があったって本当なの？
森村誠一とか松本清張が幅を利かせてたあたりがそうだったとは聞く
トリックとかごちゃごちゃやるのはガキっぽいよなー！社会派テーマの作品が大人の読むものだぜー！みたいな時代

一応エロゲ出演経験者でもあるのかメアリさん

ポワロを読んで終盤まで流石に面白いけど五匹の豚辺りがピークだったかな…と思ってた
終わりなき夜とか70歳くらいで出してた

綾辻行人すら最初は「そんな幼稚な本格ミステリばっか書いてたら生き残れないよ？」って言われてたからな…

>ミステリの王は？
密室の帝王って異名のジョン・ディクスン・カーなら…

>>「そして誰もいなくなった」
>個人的には創作の本質も売れるのにも必要なのはキャラという定説を覆す実例の一つだな
>キャラにはそんなに魅力なくてプロットの発想とストーリーの筆力で１億部売れたやつ
キャラの個性強いから好き嫌いはともかくどんな過去で罪でどんな死を迎えるのか気になるのは魅力的ではないのか？

>綾辻行人すら最初は「そんな幼稚な本格ミステリばっか書いてたら生き残れないよ？」って言われてたからな…
新本格って何が新なわけ？とかよく言われるけどあそこで過去の古臭いイメージとの差別化を無理やり図ったのが宣伝上手だったし成功だと思う

鏡は横にひび割れまくって良し

最近ハヤカワ文庫の値段が高くなってて困る
2000円とか正気かよ…

いっそクリスティ文庫全部読もうぜ！…ビッグ4と青列車はちょっとアレだけどさ！
で済んでるのよく考えたらめちゃくちゃ凄いのだわ

>なんだったら真似したら良いぐらいの人
アガサ博士出てくる少年探偵いるけどそのままの犯行やったことないよね

今じゃ社会派ミステリの方が古臭いんだから時代は変わるもんだ

>最近ハヤカワ文庫の値段が高くなってて困る
>2000円とか正気かよ…
仕方ねぇだろ出版不況に紙代と版権料の値上げが重なってんだから

多すぎてどこから手を出したらいいか分からない
このレベルの作家

社会派ミステリは今だとそもそも社会派ミステリとジャンル付して売らないだろうし…

>今じゃ社会派ミステリの方が古臭いんだから時代は変わるもんだ
社会問題じゃなくてただ風俗書いてるだけじゃねえか！ってのが多すぎた

超名作ではあるんだけどクリスティ最初の1冊にするにはオリエントは捜査パートが長いイメージある
ABCはフォーマット的には連続殺人事件だし入りやすそう

>一応エロゲ出演経験者でもあるのかメアリさん
スチームパンクの黄金瞳が何だって？

名前覚えるの大変だからキャラ名だけ日本人にしたものを作ってほしい

そして誰もいなくなったがキャラ立ってるなら十角館もキャラ立ってるくらいは言える

いまいちパッとしないクリスティ賞

>名前覚えるの大変だからキャラ名だけ日本人にしたものを作ってほしい
もう
やってる
https://www.fujitv.co.jp/kuroido/

>日本は昔は人間ドラマの重視のミステリが流行りすぎて本格ミステリは糸でも使ってろwみたいな時代があったって本当なの？
島田荘司のデビュー作の賞での審査員コメント見るにそこまでバカにされてはないように思える…
トリック自体は現実感がないけど才能に溢れて素晴らしいと評価されてる
人間が書けてないとかストーリーが駄目とかそういう感じ
この時代やっぱりトリックが強烈かつドラマのある作品は求められてたんだろうな

いや…そして誰もいなくなったってむしろ登場人物が追い詰められてく心理描写も魅力じゃないのか…

>社会問題じゃなくてただ風俗書いてるだけじゃねえか！ってのが多すぎた
容疑者Xの献身はミステリだと思うんだけどなぁ…

>名前覚えるの大変だからキャラ名だけ日本人にしたものを作ってほしい
それやったやつあったけどうーん…
オリキャラに勧善懲悪の体現である主人公足したのもだけど
それ以上に欧米より馴染みない渾名の文化が肝の作品で
原作以上によくわからん渾名増やすなや！

シリーズ1作目勧めるか火曜クラブみたいな短編集勧めるかでも割と悩むなあ…

>最近ハヤカワ文庫の値段が高くなってて困る
>2000円とか正気かよ…
その分今までより装丁が上等になってるから…
電子だと関係ない？そうだね…

>メフィスト賞の頭おかしいやつのどれかがクリスティのやってないことやってたりせんのか
探偵いっぱい出して梁山泊みたいなことするJDCシリーズはクリスティでもやってないことに挑戦してると思う

ナイルに死すの導入で引き込まれる感はいまだに一番好き

ホームズより優れてると言えるのはまだらのひもみたいな超トンチキ回の割合が少ないこと

>そして誰もいなくなったがキャラ立ってるなら十角館もキャラ立ってるくらいは言える
十角館は皆キャラ立ってるだろ！？

フランクフルトへの乗客は読まなくていい

好きだぜまだらの紐
大人になって蛇の習性知るとなんだこのヘビってなるのは確かだけど

>>そして誰もいなくなったがキャラ立ってるなら十角館もキャラ立ってるくらいは言える
>十角館は皆キャラ立ってるだろ！？
俺もそう思うけど昔の批評家たちは新本格作家をやれ人間が書けてないだのなんだの滅茶苦茶言ってたし…

>ちょっと待って！その展開、アガサがやっていませんか？
>見立て殺人
見立て殺人はアガサよりヴァン・ダインの方が先だな
僧正殺人事件は名作なのでぜひ読んで欲しい

>フランクフルトへの乗客は読まなくていい
むしろクリスティ極めたいなら是非読んでおきたい
同時に終わりなき夜に生れつくも読んでこれが決して老いによる劣化ではないことも含めて知っていただきたい

俺は王道を行く…謎のクィン氏が好きですね……
ラストは謎のダメージを負ったけど

まーキャラ小説と揶揄されるジャンルでもあるからな本格…
地に足がついた人間が書けてるかというと微妙ではあるが
読んでる側もそういうキャラ性を求めてるところあるから筋違いな指摘でもあるんだよな…
社会派みたいな泥臭いおっさん刑事とか求めてないというか…

メタミステリ的なことはクリスティは多分やってないというかやれないだろうなって
ミステリのお約束的なのが定まってないんだから東野圭吾の名探偵の掟とか流水大説みたいなのは難しいだろう

正直ここで昔の批評家とやらの意見を延々と言われても知らん…

まあ新本格ミステリーの登場人物は作り物臭すぎて
人間が描けてない…ってなる作品も確かにある

死者のあやまちが隠れた名作だと思ってる

>メタミステリ的なことはクリスティは多分やってないというかやれないだろうなって
>ミステリのお約束的なのが定まってないんだから東野圭吾の名探偵の掟とか流水大説みたいなのは難しいだろう
日本で虚無への供物が出てきた時も
作中に実在の人物が出て来たりするもんだから冗談小説みたいな扱いされてたらしいからな…

一番犯人が分からなかったのはねじれた家だったな…

西尾維新でラノベ的なキャラクター小説とミステリが接近するのは必然ではあったんだけどそこから継続的に作品が生まれたりはせずなんかブームが終わったな…

>西尾維新でラノベ的なキャラクター小説とミステリが接近するのは必然ではあったんだけどそこから継続的に作品が生まれたりはせずなんかブームが終わったな…
その西尾がすぐにミステリから離れたのが大きいんじゃないか

>まあ新本格ミステリーの登場人物は作り物臭すぎて
>人間が描けてない…ってなる作品も確かにある
十角館も死人がゴロゴロ出ている状況でもあだ名呼びやめないのかよとか言われてた

>>フランクフルトへの乗客は読まなくていい
>むしろクリスティ極めたいなら是非読んでおきたい
>同時に終わりなき夜に生れつくも読んでこれが決して老いによる劣化ではないことも含めて知っていただきたい
晩年に傑作と超問題作を出してるのいいよね
いやいいのか…？

西尾はまぁ後追いめちゃくちゃいたし影響与えてはいると思うよ

西尾維新は戯言シリーズで最後までミステリー続けて欲しかったよ…

デイムの称号を賜っているので女騎士でもある人

>>メフィスト賞の頭おかしいやつのどれかがクリスティのやってないことやってたりせんのか
>探偵いっぱい出して梁山泊みたいなことするJDCシリーズはクリスティでもやってないことに挑戦してると思う
でもコズミックとかオリエント急行じゃない？

>西尾維新は戯言シリーズで最後までミステリー続けて欲しかったよ…
クビキリサイクルは好きだけどぶっちゃけミステリー書きとしては微妙だな…ってところあるから仕方ないとは思う…

日本の純文学作家でも坂口安吾の不連続殺人事件は
ずいぶん登場人物のキャラクター性が高くてびっくりしたな