ドーモ、「」んチ=サンの夏休みニンジャ相談室があまりにも面白かったのでリスペクトさせて貰いました。 毎日ニンジャを更新してインスピレーションを与えてくれる「」んチ=サンに感謝です。 夏休みニンジャ相談室imgIRC独自(内なる)次元編 回答者は…… dice1d6=2(2) 1 ブラッドアサシン 2 デッドリーブレイカー 3 ライトニングヘッド 4 ブルークラッシャー 5 レッドヘッド 6 フラビウススコルポス ジリリリリリ!ジリリリリリ!「ハイ。こちら夏休みニンジャ相談室のデッドリーブレイカーです。アナタのお名前は?」デッドリーブレイカーは電話に出ながら、器用に音を立てずヨーカンの包装を開封した。 「ドーモ、マイクです!」 「元気なアイサツありがとね!早速だけどマイク=サン質問は何かしら?」  「えーっとね……」 マイクの質問は? dice1D6=4(4) 1 ネオサイタマの美味しい食べ物を教えて! 2 ブラッドアサシンとはどんな関係なの? 3 何故貴女の「」帥はDIYの時に間違ったデータを提出するの? 4 なんでいつも何か食べてるの? 5 AoMで今何してるの? 6 秩序を壊しておいて何故今も生き恥を重ねるのか? 「デッドリーブレイカー=サン個人への質問です!」 「えっアタシ?」デッドリーブレイカーは驚きながらも煎餅の袋も開けた。 「ハイ!トレジャーボックスや貴女の「」帥のドネートを見るといつでも何か食べている印象です。いつもお腹がぺこぺこなんですか?」デッドリーブレイカーの回答は…… dice1d6=5(5) 1 キレる 2 最もらしいことを言う 3 話を逸らす 4 正当化する 5 嘘をつく 6 そう言う事は女性に聞いてはいけないと忠告する 「そうね確かにアタシはお腹と背中がくっつく程「◯スリム」で大体お腹を空かせているわ」 「やっぱりそうなんだ!でもどうして?」 「それはね……カラテに必要だからよ」 「カラテ?」 「そうカラテよ」 デッドリーブレイカーは受話器を少し離して音が入らないようにヨーカンを咀嚼する。 「……マイク=サンはニンジャにとってスシとチャが優れた栄養源なのは知っているわよね?」 「ウン!」 「エライ!でもアタシの場合は胃の量が小さいから一度にスシを大量に補給ができないの。だからこまめに食べてるワケ、あとスシって日持ちしないからその時に食べれそうな物を適宜選んでるの」 「それじゃあ今も?」 「鋭い!今さっきまでヨーカンを食べてたんだよね。やるぅ!」 「ヘヘッ」マイクは頭の後ろを掻いて顔を赤らめた。 「期待には応えられた?」 「ウンッ!」 「スシ以外でもニンジャは栄養補給ができる。あくまで最適な栄養源がスシとチャなのは覚えておいてね」 「質問の回答アリガトゴザイマス!……あれ?それじゃ過去の独自次元エピソードンでスシ3人前を食べていたの一体」 「アッ時間だ!次のオトモダチが待っているみたい!また機会があったらヨロシクねー!バイバイーッ!」ブツッ。ツーツーツー。 次の回答者は…… dice1d6=5(5) 1 ブラッドアサシン 2 ポイズンクナイ(デッドリーブレイカーは叱られています) 3 ライトニングヘッド 4 デスアサシン(ブルークラッシャーは転売屋を殺しに行きました) 5 レッドヘッド 6 シトロイユ(フラビウススコルポスは画面外で爆発四散) ジリリリリリ!ジリリリリリ!「はぁい、夏休みニンジャ相談室のレッドヘッドです」鮮烈な赤いフードが特徴の女性が柔らかい声色で応える。 「ドーモ、ローラです!」 「ローラチャン良い名前。今日はヨロシク、ね」  「あのね!あのね!聞きたいことがあってね!」 ローラの質問は? dice1D6=3(3) 1 ショットガン弱くない? 2 ラオモティストってラオモトを盾に自分の欲望を正当化しているだけじゃないの? 3 アカチャンは何処から来るのか? 4 ムクロジって何? 5 好きな本は何? 6 どうして現実から目を背けるの? 「今度ね!私に弟ができるの!」 「お姉ちゃんになるのね?」 「ウン!楽しみ!」 「フフッそれは良かったわ。質問はその弟さんに関してのものかしら?」 「あっ、そう!そうなの!」 「それはどんな内容なの?」 「えっとね弟ができて嬉しんだけど……何処から来るのか分からなくって……あの!教えてください!」レッドヘッドの回答は…… dice1d6=1(1) 1 正直に言う 2 コウノトリが運んでくれる 3 キャベツ畑で収穫される 4 顔を真っ赤にする(ムッツリなので) 5 桃から産まれる 6 大岩に雷が落ちたら産まれる 「アカチャンはね。お母さんのお腹から産まれてくるの」 「そうなの?」 「ええ、そうよ」レッドヘッドは穏やかに微笑む。 「時間が経つにつれてどんどん、どんどん大きくなっていくの」 「エエッお母さん大丈夫なの!?」ガタッ。ローラは立ち上がり声を荒げた。 「大丈夫よ」 「えっでも!」 「私の言ってることが正しいならローラチャンもお母さんから産まれてきた。お母さんは今も無事でしょ?」 「アッ」そしてレッドヘッドの発言により即座に落ち着きを取り戻した。 「落ち着いたかしら?」 「うん……」 「一つ言っておくとお腹が大きくなる分、弟さんを守るためにお母さんは大変になっていくの」 「お母さん辛くない?」 「そうね、きっと辛いわ」レッドヘッドは諭すように肯定する。 「けど、もしそんな時に誰かが助けてくれるならお母さん嬉しいかもしれないわよ?」 「……ローラお母さんを助ける!」 「スゴイ立派ね。お母さんを助けて弟さんも助ける。お姉ちゃんとしての第一歩よ」 「うん!」 「お姉ちゃんなら弟さんを守る為にも頑張らなくちゃ、ね?」 「ローラ!頑張るよ!」ローラは元気な張りのある声で返事をした。 「良くできました、ハナマルをあげちゃう!……途中不安にさせちゃってゴメンナサイね?」 「ううんダイジョブ。レッドヘッド=サンは質問に応えてくれただけだもん。ワタシこそ勘違いしてゴメンナサイ」 「謝れて偉いわ。それじゃお互いゴメンナサイしたからこの話はオシマイ」顔が見えずとも2人はお互いが笑顔であることを理解した。 「そうだ私の名前をIRCで検索すれば連絡先が出てくる筈だから、また何かあったら連絡ちょうだいね?お姉ちゃんの活躍楽しみにしているわ」 「うん!また連絡するよレッドヘッド=サン!アリガトゴザイマシタ!」ツーツーツー。 「やっぱり子供は元気なのが一番ね……」 最後の回答者は…… dice1d6=1(1) 1 ブラッドアサシン 2 ポイズンクナイ(デッドリーブレイカーは罰として拘束されながらくすぐられています) 3 ライトニングヘッド 4 デスアサシン(ブルークラッシャーは転売屋と連携していたハンザイ・コンスピラシーとイクサをしています) 5 デスレイ(レッドヘッドは孤児院へ読み聞かせに行きました) 6 シトロイユ(フラビウススコルポスは画面外でn回目の爆発四散) ジリリリリリ!ジリリリリリ!「オウ、夏休みニンジャ相談室のブラッドアサシンだ」オニめいたメンポの大男はメモ帳を取り出す。そこにはどのように返答すれば良いかシミュレーションがびっしりと書き込まれていた。 「ドーモ、ゲンゴです」 「ゲンゴか、何でも聞いてくれ。依頼を受けた以上は納得のいく回答をしてやるプロだからな」  「では……」 ゲンゴの質問は? dice1D6=6(6) 1 何でオニめいたメンポなの? 2 好きな人がいるんだけど…… 3 カニと仲良しって本当? 4 勝てない相手がいる時はどうするの? 5  6 どうしてあの時逃げたの? 「弟にカタナの切先を向けられただけで何で逃げたんですか?」 「……ア?」 「何でニンジャになってはじめてのイクサで逃げたの?」 「おい待て何でそれを知って……」ブラッドアサシンはコーナーの趣旨を無視して受話器の先の相手に問いただそうとした。その時だ。 「グワーッ!?」突如ドロリとした何かが耳から入り込みブラッドアサシンの頭に激痛が走る。たまらず受話器を取り落とし片膝を地面へ着けた。この痛みは身に覚えがある。あの邪悪なる欲望の塔で受けたモノと同じ、精神に直接作用するニンジャのジツだ! 「グワーッ!?何が……起きてやがる!?」ブラッドアサシンは必死に状況を打開しようと顔を上げ瞠目した。 『なぜ逃げたなぜ逃げたなぜ逃げたなぜ逃げたなぜ逃げたなぜ逃げたなぜ逃げた何故逃げた何故逃げた』頭痛の原因はすぐ近く、線が机から伸びてブラブラと弧を描く受話器。それはノロイの言葉のようにただ同じ言葉が流され同時に黒い靄が漏れ出ていた。頭に入ったナニカがブクブクと泡立つ。 「ッ!イヤーッ!」ブラッドアサシンは傭兵の直感に従う!アイロニーを纏った湾岸警備隊仕込みのカラテを持つ男が繰り出したカナシバリ・ジツを受けた時のように、自身を縛る呪詛をカラテで振り切り決断的に黒電話をチョップした!KRASH! 呆気なく黒電話は壊れて、それと同時に痛みも水音も引いていった。ブラッドアサシンはそのまま数十秒ザンシンを続け……力を抜いた。 「チクショ……なんだってンだよ」ブラッドアサシンは力無くへたり込んだ。メンポの裏側に流れた脂汗がじわりと嫌に纏わりつく。 「……オーボンも過ぎたが墓参りにでも行くかァ?」ブラッドアサシン自身ユーレイやオカルトなどは信じていない。だが先祖を弔う事で怪奇現象が起きた時に助けてくれると以前小耳に挟んだ事があり一考した。 「オハライにも行っておくか……」腰を持ち上げ、散乱した書類や破損した黒電話を片付けながら墓参りの計画を練り、今まで築いたコネから神秘修練者の伝手を探すのだった。 夏休みニンジャ相談室imgIRC独自(内なる)次元編。 ……おわり?