「夏って感じしないねシュウジ」
「そうだね、温かいけど、暑くはないね」
夜通しキラキラを演じた後、水シャワーで身体を禊いだ二人。
季節は8月13日だというのにまったく熱くありません。
サイド6は開放型コロニーであった為、反射板から得る太陽光を調整し、春夏秋冬を演出していました。
人口の大地であるが四季が演出されていました。マチュが制服姿でプールへダイブしたのも初夏の頃でした
ジークアクスは6月から7月までのほんの数ヶ月のお話だったのです。宇宙の存亡を占う壮絶な「小さな恋のメロディ」が繰り広げられていました。
「学校のプールで泳ぎたいなぁ」マチュ「そもそもプールがあるのかな？このコロニー」シュウジ
サイド3はシャングリラコロニーに次ぐ古いコロニーで密閉型コロニーの為、季節がありません。人類が生き残れるギリギリの環境を常に維持しているにすぎません。ズムシティ常春です。
「ニャアンが言うにはあるらしいよプール、屋内にある温水プールね。マタニティスイミング教室に通いたい！ってこの前話していた」
「大きな産道を泳ぐ感じだねプールは子宮なんだよ」
「難しいことばかり言わないでシュウジ！」

「実家…どうなっているのかなぁ…」「何があったの？」
「お盆といえば実家に帰るのが風習じゃん」
「そんな事もあったね」シュウジは長い間、刻（とき）を彷徨っていたので風習や文化に疎いです。
「お母さんの顔、見たいな…せめて声くらい聞きたい」
「電話して見たら？」シュウジはマチュの画面が割れたスマホを手に取る
「ダメ、コロニー間通話はジオンが規制されているみたいなんだ、繋がらない」
ためにしタマキさんの電話番号にかける
<こちら、ジオン通信局です、おかけになった電話番号はジオン通信法により許可されていない通信です
と電子音声でおねえさんが案内してくれる。
「お母さん…元気にしてるかなぁ」
「聞いてみたら？偉い人に」「偉い人？」
「そう、偉い人」シュウジはにっこりして言います

「あーモシモシ？ヒゲマン？元気してた」
マチュが明るい声がシュウマチュの部屋に響きます。相手はもうわかっているますね？
「ごめんねお盆休み中に！ちょっと困った事があってさぁ…」
「いいんですよ、ジオンに盆はありませんから」
という優しいCV銀装騎攻オーディアン、主人公「哉生優」っぽい声が聞こえます
ユウににしては随分シブい声になってますね。
「実は―――で―――でさぁ、サイド6のおかあさんと、ちょっと話したいんだよね」
ヒゲマンちょっと黙りこんでいます

「少し、難しい話かもしれません。今日中におかあさんとお話という理由にはいきませんね。逢えますか？今日」
「うん、いいけど何処にいけばいいの？」
「ジオン公舎で合いましょう。私の名前を言えば入れるように伝えておきます午前中はちょっと手があけられないので、15時頃着てください」
「わかった！ありがとうヒゲマン！」
「お待ちしております」
電話がキレました！
「ズムシティに来いってさ！気合の入った服でいかないと！」
「ズムシティか…懐かしいな…僕は何を着ればいいだろう」
「シュウジはシュウジのままでいいよ。とにかくご飯食べて着替えよう！」

マチュ、団地に不釣り合いのウォークインクローゼットで服選びです
数時間後、即席で作ったニンニク抜きペペロンチーノ(別名油パスタ）とバゲットでブランチを済ませ
マチュ服選びに励む。
結局。いつもの「ビキニスタイルにホットパンツ」というマチュの勝負服に決まる。夏だからね。いいと思う
シュウジは洗濯したての白いツナギを着る、できるだけスプレーの染みがない奴。
「ニャアンちょっと出かけてくる！」と隣室のニャアンに一声かける。褐色の手が玄関先で降ってる。
いそいそとメトロに乗って乗り継ぎ一回で小一時間。ジオン公舎がある「ジオン公舎前」駅下車。
ジオン公舎前は街の雑踏とは違いものしずかで計画的に作られた田園と一本道があるだけだ
「いい散歩だねマチュ」「これを毎日通勤するのは大変だねヒゲマン」とポツポツと歩きながら
どう考えても悪の組織のアジトにしか見えないジオン公国公舎がそびえたっている
「相変わらず趣味ワルッ」とマチュが呟くと衛兵達がジロっとマチュの方を向く。うかつのな事は言えない

衛兵達に臆することなくマチュ達は荘厳すぎる門をくぐる、中は近代的でホテルのロビーのような待合室が佇んでいる
「シャリアブル中佐に15時にここに来いって言われたんだけど…」
ビジネスシーンなんて一切知らないマチュはアポイントを確認する
「ユズリハ少尉ですね。はい15時から伺っております、ご案内します」とお姉さん
アマテユズリハは少しの間だけ軍籍にいたが名誉除隊した。しかしまだその軍籍はジオンの都合でこっそりと残しておかないといけないみたいで
軍では「ユズリハ少尉」と呼ばれています。
ちなみに彼女とシュウジに配られた「ジオン十字勲章」の恩給で月1万ﾊｲﾄ（日本円で約50万円）がポンと支給されます。
長いエレベータと長い廊下を歩くと、ヒゲマンのオフィスが見える。
「すごい緊張する」「緊張することはないよ、中にいるのはシャリア・ブルさ」
ｺﾝｺﾝとノックする
「アマテくんだね、どうぞ」と渋い声が聞こえる

会議室ほどある事務室にヒゲマンがいた
「ヒゲマンおひさー」とマチュ
「おひさしぶりです。そちらから連絡があるなんて珍しいですね…びっくりしましたよ」
「シュウジくんも…ご顕在でなにより」
「僕はこの世界からいなくならないよシャリア、安心して」
「ところで頼んでた事…できそう？」
「お母様との通信ですね。これは同じジオンでも外交面の問題でして…あなた、サイド6じゃ今でもおたずね者だそうですね」
「ホントに！？」
「ええ、あなたは今、中立コロニー連合からなる警察機構により指名手配されています。ジオンの庇護の元であなたの身柄は健全な生活が保証されているにすぎません」
「ヤバいじゃん」
「それほどの事をあなたは犯したのですから、自戒しなさい」
「はい…でもクラバがないとシュウジと出会えていないよ？」
「それはそうなのですが…」

「じゃあ？やっぱ無理そう？」
「いえ、安心してください。外交・諜報部にはこちらから手を回したので、普通にお母さんとお話いたせますよ」
「よかったぁ…」マチュ、安堵する
「ですが、今日という訳にはいきません。2日後。指定された場所で指定された時間。10分間のみ話ができます」
「わかった、15日ね」
「10分は長いようで短いです。このような機会はなかなか作れません。次がいつになるかわかりませんので」
「大事に言葉を選んで大事なお話をしてください。人生にとってかけがえのない10分間になります」
「…めっちゃ重たいじゃん」
「まぁでも話せそうでよかったねマチュ」

「とりあえず15日、◯時☓☓分にまた公舎へ来てください。」
「わかった！ヒゲマンありがとー」
「もう少しお話したい所ですが、今日はこの辺で切り上げましょう」
「ごめんね…忙しそうなのに時間割いてもらって」
「あなたから受けた『恩』に比べたらこんな奉公は些細なものです、君もですシュウジくん。本当にありがとう」
「僕はマチュに導かれただけだよ、シャアは元気かい」
「話したい事がたくさんありますが、またの機会にしましょう。では」
ヒゲマンがドアへと導く、公共の場には似つかわしくないビキニスタイルの女と男がトボトボと公国の棲家から出ていく
「なに話そうかなぁ」「彼はああいってたけどなんでもいいんだよ、今のマチュの事を話せば」
帰り道はとても明るかったそうな

後日。8月15日。イズマコロニー官庁内某所。
タマキ・ユズリハ部長が某政府外交官により拉致される。
目隠しとイヤーマフを装着され、見知らぬ場所へと連行される。
目隠しとイヤーマフが外される。コンクリートで固められた四角い「箱」の中であった
自分の座っている椅子と赤電話が一つおいてあるだけの空間。
「ユズリハさん、娘さんが話したい事があるとの事でして」
外部スピーカーからコモリ少尉の声が聞こえる
「アマテ！アマテなの！？」
まさかの出来事にタマキさん困惑するばかり。
「電話が鳴るまでしばし、お待ち下さい」
それからの時間、タマキさんにとっては永遠とも思える「待ち時間」が続いた

そして数分の時が経ち、ｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘｯと古めかしいベルがなる
受話器を取る！耳をあてる…無言だ
「…アマテ？アマテなの？」タマキさん声を荒げる
「…お母さん！」あの頃と何も変わらない夏の果実のような新鮮で元気な声が聞こえる
「アマテ！元気！？元気にしてるの！」
「うん、場所はいえないけど元気だよ！おかあさん！話したい事がたくさんあるんだ」
「わかった、おかあさんも話したいことがたくさんあるけど、まずアマテのお話から聞こうかな」
「うん、この電話10分しか繋がらないから手短にはなすね―――」
それから10分。母子のたわいない会話が続いたという
たわいないとは言うがタマキさんの瞳には涙が溢れていたという
「じゃあ元気でねアマテ。身体に気をつけてね」
タマキさんの言葉はそれが最後だった。

こうしてマチュのささやかな盆休みの帰郷は終了した
言葉だけのやりとりだが、二人の想いはきっとつながっているに違いない。

これがニャアン人妻概念補講マチュ人妻概念の全容です。
お盆、いいですね。浴衣姿のマチュやニャアンの姿がみたいですね
次回の放送次第で語り足りない所があると思うので続きはまた後日

きたな…

あいつ

おっすおっす
親は大切にな

これも全てバスク・オムって奴の仕業なんだ

ニャアン人妻概念及びマチュ人妻概念
Pixivに投稿して良いものなのか迷っています
界隈から怒られるんじゃないかなぁ？

>あいつ
よしなよ

ヒゲマンありがとう...

ニャアンのベトナムだかタイだかのお盆はどうなんだろう

https://danang.style/tourism/363
あるらしいよベトナムのお盆

🦈<pixivの人に集団レイプされて妊娠したニャアンがエグザべ君とくっついて幸せになるお話をブツけて怖がらせましょう

>いCV銀装騎攻オーディアン、主人公「哉生優」っぽい声が聞こえます
川田さんオーディアンに出てたんだ

娘のせいでいきなり拉致されるタマキお母さん…

>ちなみに彼女とシュウジに配られた「ジオン十字勲章」の恩給で月1万ﾊｲﾄ（日本円で約50万円）がポンと支給されます。
不労所得…

強盗及び殺人未遂だからなマチュ
未遂で終わってよかったねアンキー

次は孫を連れてイズマコロニーに里帰りしないとね

タマキさん娘の件で降格とかなく職場復帰できたんだね
よかった

タマキさんに罪はないからな

ｿｰﾚﾊﾄﾃﾓｼｰｽﾞｶﾆ

>不労所得…
不労所得50万円ですが
シュウジとマチュが経営する「イトウ工房」の稼ぎでだいたい食べていけるので
「将来できる赤ちゃんのために🍼」と
マチュが全額学資口座に注ぎ込んでいます
学資口座は学費保険と似たようなものです。当然非課税です

コモリ少尉何者なの…

>ニャアン人妻概念及びマチュ人妻概念
>Pixivに投稿して良いものなのか迷っています
>界隈から怒られるんじゃないかなぁ？
大丈夫だよ…夢小説書いてる人もいるからカップリングなだけ風当たりはキツくないよ