【ワルサイタマ ボロアパートの一室:ダメダメージド、スモードロップ】 ワルサイタマ。邪悪と退廃を煮詰めた貪婪の都。明るい都市計画は中途放棄され、市議会が機能停止してから五百日以上が経過していた。眠る事を知らない この街の空は有害スモッグに覆われ、スカムTVプログラムのホロ映像が縦横無尽に投射され、警察権力は昼夜を問わぬカツアゲ行為に明け暮れていた。 空に浮かぶワルサイタマ・キャッスルは月を隠し、きらびやかな宮殿の庭では夜な夜な遺伝子貴族たちの無意味なパーティーが行われていた。それを羨む 想像力すら持ち合わせぬワルサイタマ市民たちは、耐用年数の過ぎたコンドミニアムや複合路地の狭間で暮らし、ドラム缶を破壊し、殴り合い、盗みと 刹那的性的快楽にまみれて暮らしているのだった。 …………トン、トトン、トントン……トン、トトン、トントン……「ハジメテ!」「「ハッキヨホ!!」」……「ノコータ!ノコタ!ノコータ!」…… 「ドッソイ!」「ヌゥーーーッ……!アッ」……「キマリテ!モロダシ!」「「「ブーッ!ブーーーッ!」」」「ウィーピピー!」「ウッ!」………… 築年数不明のボロアパートの一室。介護用ベッドにフートンごと縛りつけられているのは、ひょろひょろのうらぶれたナードめいた男。虚ろな目線の先では オスモウ名珍場面映像集が延々リピートされる、その時である。スターン!「ヒイッ!」突如開かれたフスマに男は悲鳴を上げフートンの中で失禁! 「ドッソ、今夜のチャンコです。脂肪強化プロテイン倍増、たくさん食べて強くなりましょうね」土鍋を抱え現れたのは、身長6フィート超のスモトリ!いや、 スモトリめいた女……とにかく女だ!名はスモードロップ。低俗な自我に目覚めたオイランドロイド、通称ヨタカにしてニンジャである! ズンズンと音を立て近寄る巨体に、男は震え泣く。「やめてくれ……やめてくれ……もう食べられ」「ドッソイ!」「アバーッ!?」スモードロップの力強い 張り手が男の頬に叩き込まれ、真っ赤な手形が刻まれると共に首が120度回転!「好き嫌いしては大きくなれませんよ。ドーゾ」「ゴボボボボボボボ!!」 白目を剥く男……ダメダメージドの口が無理矢理開かれ、工業廃油めいた色彩のギトついた油の浮く異臭を放つチャンコが流し込まれる!ガクガクと悶絶する ダメダメージドを凄まじい膂力と重量で抑え込むスモ―ドロップは乳飲み子を抱く母親めいた慈愛の笑み、しかし視線と口元には捕食者めいた不穏な狂熱! ――――――――― 退廃的オスモウ前後趣味の特殊性癖ヘンタイ・カネモチのオーダーメイドにより全身のオモチシリコンと人工筋肉を倍増されたスモードロップは、ある日自我 と並外れた性欲に目覚めニンジャソウルが憑依、所有者を強制オスモウ逆前後プレス殺!市井に解き放たれ恐るべき連続オスモウ逆前後殺犯と化したのだ! アワレにもそれと遭遇したのが、童貞を拗らせ日々ファック&サヨナラ妄想に浸るもそんな度胸も力もなく、ゴミ捨て場に打ち捨てられていた使用済み廃棄 オイランドロイドを発見。これ幸いと性病の危険も頭になく喜び飛びつき、その場で一心不乱に腰を打ち付けていた無軌道浪人生ダメダメージドであった。 重機関車めいて襲い掛かったスモードロップに路上で押し倒され、恐るべき体重で強制オスモウ逆前後されるも、彼もまたニンジャソウル憑依者であったため、 幸か不幸かプレス殺を免れた。スモードロップは運命の相手を見つけたと言わんばかりに目を輝かせ、穢されたオボコめいて啜り泣くダメダメージドを拉致監禁。 スモードロップの作る腹がはち切れる程の大量の奇怪なチャンコ以外の食事は一切認められず、一日の大半はベッドに拘束され延々洗脳プログラムめいてオスモウ 映像をループされる生活。そして合間に稽古としてシコを踏まされ、テッポウを強要され、ブチカマシされ……勿論逃げることは不可能だ。こうして今に至る。 ――――――――― 「一休みしたら表で稽古の時間ですよ。一日も早くリキシ・リーグデビューしてヨコヅナを目指し、華々しく引退後はオヤカタとして私を女将にしてくださいね」 「アイエエエエエ……!」この狂ったオイランドロイド……とにかくオイランドロイドだ。は何を言っているのだろう。畏れるダメダメージドは再失禁! 「ああ、汚れてしまいましたね。綺麗にしてあげないと。私も我慢できなくなってきました」「い……嫌だ!それだけは、もう嫌だアアアアーーーーーーッ!」 フートンと共に身ぐるみ剥がされ転がされたダメダメージドの下半身は意思に反して硬直!スモードロップがチャンコに大量投入した違法精力剤の仕業だ! スモ―ドロップはユカタをはだけ、マワシを緩めると仰向けのダメダメージの身を跨ぎ、ドヒョー・リング上のソンキョめいて深く腰を落としていく!視界を埋め 尽くすようなオモチシリコンの圧倒的質量が迫る!「さあ、オスモウしましょう」スモードロップは熱く吐息を漏らす!「ア……アイエエエエーーーーッ!!!」 …………ウォゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!「アイエエエエッ!?」「地震だ!」「コワイ!」「この世の終わりだ!」「誰でもいいから死ぬ前に前後させろ!」 「ブヒヒヒ!なら儂が!」「オゴーッ!?」凄まじい振動に軋むボロアパートから逃げ出す家賃滞納住人と不法入居者と前後ヨタモノら!その中では…… 「ンアーッ!」「アバーッ!」「ンアーッ!」「アバーッ!」「ンアーッ!」「アバーッ!」「ンアーッ!」「アバーッ!」「アァーーーーッ!」「アバーッ!」 「イィーーーーッ!」「アバーッ!」「私、幸福なんです!」「アバーッ!」「私今!体温何度!あるのかなーーーーッ!?」「アバババババーーッ!!!!?」 …………そして夜が明けた。ズズゥン……ズズゥン……「ドッソイ……!ドッソイ……!」汚染雲越しのカラシ色の曖昧な朝日の下、行為の余韻と幸福感やまぬ 紅潮した顔で、スモードロップはシコを踏んでいた。昨晩の余震めいた振動がアスファルトに轟き、近隣の者達を震え上がらせる。その背中は凄まじい。 いっぽう震災後めいて傾いたボロアパートの中。あらゆる穴から体液を垂れ流しに、ソクシンブツめいて干からび転がるダメダメージドはまたしても幸か不幸か 一命をとりとめていた。しかし一晩中執拗に激しくプレスされた全身はもはや重体、更に身動きのとれぬ看護生活へと突入……オスモウの悪夢は終わらない。