神我狩 大正ミニキャンペーンログ第一話
◆概要
迫る大正12年9月1日を前に時間跳躍し、関東大震災を起こさず、そのエネルギーを喰らおうとする"改竄種”。
それを討ち現代の失った者を取り返すべく戦う"現実組”、そして、起こさぬように人柱をたてねばならないと命を受けた"現地組”。
それぞれの思いを背負って戦うミニキャンペーンの予定です。

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◆キャラクター紹介
PC1 焔木 遥(ホムラギ ハルカ)
性別:女性
年齢:17
種族:魔眼
称号:ソウルイーターA/エレメンタルアデプトA

最愛の妹をアラミタマの《時空改竄》により"居ないこと"になってしまった悲運のお姉ちゃん。
妹の前ではぐうたらと甘え倒す仕草からは想像できないほど、カミガカリの仕事場では冷静沈着に場面を見極める二面性が魅力。
武器は巨大な弓を持ち、自身の種族である《魔眼》の特性を利用し射撃戦では無類の強さを誇り、反霊力とも言うべき黒い霊力を操り高効率に動ける遠距離アタッカー。


PC2 霧島 三岳(キリシマ ミタケ)
性別:男性
年齢:24
種族:人間
称号:エレメンタルアデプトB/レガシーユーザーB

大正時代で災害を防ぐべく人柱の少女"かなめ"の護衛役として配されたカミガカリ。しかもこの女の子とは幼馴染という生い立ちであり、カミガカリに覚醒したのはその子を守るためという男の子。
自身を小僧と自嘲するもやることなすこと一直線で幼馴染を守らんと意思も願いも貫き通さんとする鋼の男。
装備は神が鋳造したとされる乗り込み型の大鎧"機神"と同様に鋳造された"大盾"を持ち、パーティ随一の硬さを持つタンクとしての役割を受け持つ。
行動の速さこそ他者に譲るものの、その大きさも相まって足止めまでこなす守護神。


PC3 狭間 花蘭(ザマ カラン)
性別:女性
年齢:15
種族:人間
称号:ディヴァイントーカーA/エルダーメイジB

うつむきがちで内気な少女であるが、その背景には怪異事件に巻き込まれ自身の記憶は一切なく狭間家という魔術の大家に拾われるという波乱万丈を絵に描いたような生い立ちを持つ。
現代組として、アラミタマの《時空改竄》により育った狭間家が"消え失せる"という異常事態に涙を堪えて立ち上がらざる得ない状況に追い込まれているというやや後ろ向きな立場。
パーテイ内唯一の魔法戦力として回復を受け持ち、初期資金ほぼすべてを注ぎ込んだ《秘跡のロザリオ》(モノとしては玉串)で相手の行動に介入しつつ癒やしを行う屋台骨で、余技としての魔法攻撃も非常に強力。


PC4 灰音 権(ハイネ ケン)
性別:男
年齢:32
種族:魔眼(戦士)/半妖(混じり神適応)
称号:ゴットハンドA/コントラクターB

へらへらと胡散臭い笑みを浮かべて場を和ます(?)系お兄さん。
その正体は〈魔術師連盟〉に極秘に存在する時空保安セクション、モイライ専属のカミガカリということで《時空改竄》を行うアラミタマを何度も屠ってきた猛者。
パーティ唯一30代として、凄惨な背景から這い上がった酸いも甘い噛み分けた良き保護者として立ち回る。
戦法は素手(扱いの武器)を扱いほぼ必中の物理打撃を叩き込みながらモノノケを召喚して支援にも回るマルチアタッカー。

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◆導入
●焔木 遥:導入
GM:――朝というのは当たり前のように毎日くるものである。たとえ夜を徹してアラミタマを狩ったとしても、だ
焔木 陽菜(ひな):「おねえちゃん!朝だよー!ごはんたべないのー?」と元気な声が聞こえてくるでしょう
焔木 遥:「あとごふん…でもごはんたべるけど…でもごふん…zzz」
GM:どんどんどんという荒々しいノックまで聞こえてきます
焔木 陽菜(ひな):「もう、入るよー?」と既に制服に着替え行く準備万端という感じの格好ですが…対して遥さんはどうでしょう?
焔木 遥:まだパジャマのまま寝相悪く布団の上で力なく寝ております
焔木 陽菜(ひな):「もう遅刻するよぉ!?」と慣れた様子で起こしてほっぺをむにむに。起こすルーチンになっているのかもしれません
焔木 遥:「はひゃい、おきるー、てやわらかい、ふへへ…」いつも朝こんなやりとりをしているかもしれぬ
焔木 遥:という感じで起床してだらだら動いてお着換えから食卓へ
焔木 陽菜(ひな):「もうもう…なんで夜ふかししてるのにお肌ぷにぷになの!?」もはや八つ当たりですね
焔木 陽菜(ひな):「すぐ食べれるようにパンでいいよね?」とテキパキと用意します。ここらへんも手慣れているのが良くわかります
焔木 遥:「才能?妹譲りの柔らか素肌だもんねー。ひなには負けちゃう」
焔木 遥:「いいよー、いつもありがとねぇ」
焔木 陽菜(ひな):「お姉ちゃん忙しいみたいだし、このくらいはさ…」とちょっと暗くなって
焔木 陽菜(ひな):「それでもちゃんと言われる前に起きてきてほしいなぁ」とちくり
焔木 遥:「うぇへっへ、起こしてもらえるの嬉しいしこのままでもよくないー?」
焔木 陽菜(ひな):「……うーん」と少し悩んで
焔木 陽菜(ひな):「私も毎朝お姉ちゃんの顔見れて嬉しいけど…友達にお母さんみたいだねって言われてその…」どよーん
焔木 遥:「えーいいじゃん、最高にかわいい妹の上にできるお母さんなんてもう最強じゃん」
焔木 陽菜(ひな):「そうかなぁ…そうかも…そうだよねぇ…」となんとなく納得です
焔木 陽菜(ひな):「はい、どうぞー。時間ないから早く食べちゃってね!」とにこやかに
焔木 遥:「はいはーい、いただきます」
焔木 遥:いつも通りの朝で今日もいい日だ。なんてのんびり思いながらパンをもぐもぐしていく
GM:そうして和やかな日々はいつも通りに始まって、唐突に終わる。
GM:パンをすべて食べ終わる頃、唐突に激しい縦揺れがこの家を襲うでしょう。鳴らしっぱなしにしていたテレビも嫌な警報音を立ててその揺れの襲来を伝えます
焔木 陽菜(ひな):「わわわ!?」流石に立ってられないと思ったのか素早く火を切り、その場にへたり込みます
焔木 遥:「んむっ!?地震!?陽菜!」カミガカリの身体能力をいかして揺れの中陽菜ちゃんのもとへ駆け寄っておのれの身でなにかあったらかばうかまえ
GM:そうした揺れの中で固定されてなかったものは容赦なく落ち、二人の周りには割れた皿の破片などが飛び散ります
GM:揺れは長かったようにも短かったようにも感じられますが、静まり返ります
焔木 陽菜(ひな):「収まった…のかな?」
焔木 遥:「かなー、ケガない?」
焔木 陽菜(ひな):「う、うん大丈夫」と流石に青い顔しています
焔木 陽菜(ひな):「す、すごかったね地震…震度いくつくらいなんだろ…?」
焔木 遥:「ん、ならよし。今日は掃除の日かなぁ」
焔木 遥:「あーどんなもんだろ、テレビテレビ」
GM:すると、遥は突然めまいを覚える。自分の周りで何かが書き換えられるような異様な感覚だ。
焔木 陽菜(ひな):「お姉ちゃん!」と声を上げると陽菜の体の端からほどけるように失せていく
GM:まるで最初から居なかったかのように、だ
焔木 遥:「陽菜?陽菜!」めまいに苦しみつつも陽菜の方に駆け寄って、消えていく存在をつなぎとめるように手を握ろうとします
GM:掴んだその手は一度は感触はありました。しかしすぐにそれは失せ、空を切ります。
焔木 陽菜(ひな):「やだ、やだ…なんで、なんで! おねえちゃん!」と声を上げますがその速さは早まるばかり。
焔木 遥:「あ、なんで…なにが、陽菜!ひなぁ」感触を取り戻すようになんども手を握ろうとして、手ごたえがなく必死に抱き着こうとしたりします
GM:そこまでしても努力は虚しく、その存在は消えてなくなります。
焔木 陽菜(ひな):「…ぉねえちゃん!」という最後の声を残して。
GM:瞬間、外からは轟音が響き、大きな瓦礫が崩れる音までするでしょう
焔木 遥:「ひな?ねぇひなどこいったの、ねぇ?」と音を聞きながらも呆然と消えたところを見つめるばかり
クロートー:「お嘆きのところ、申し訳ありません」瞬間、次元が凍りつく。
クロートー:「私の名はクロートー。魔術結社連盟の時空保安セクション”モイライ”の者です」と黒いスーツに身を包んだ女性が突如として現れます
焔木 遥:「ん、え、誰?」緩慢ながらリアクション
クロートー:「詳しい話はまた別にしますが――時空を改竄するアラミタマによって歪められ、あなた様の肉親はこの次元から消失されてしまいました」と静かに
クロートー:「端的に言うなら”最初から居ない事”になってしまったのです」
焔木 遥:この辺の時空の改ざんとかの知識はもっているものなのでしょうか?
GM:セクション的には結構秘密だけど噂話程度はあるとかないとか程度ですわね
焔木 遥:了解です、じゃあ全然知らない体でいこう
焔木 遥:「時空の改竄?、最初からいないってなにそれ…どういう…」
クロートー:「貴方様は特異点として変えられた歴史の証人としてここに残されています。――偽りの歴史を正したいというのなら方法はあります」
クロートー:「失ったものを取り戻す、その気概はありますか?」
焔木 遥:「ある。あるよ。取り戻せるっていうなら、なんだってやるよ!」
クロートー:「良いお声です」と微笑んで
クロートー:「ではこちらへ。詳しい話は本部で致しましょう」と門を開くでしょう
GM:という感じでよいだろうか
焔木 遥:「…」いなくなってしまった部屋を振り返り見て絶対に取り戻すと意思を固くし門に入ります
焔木 遥:はーい大丈夫です。ありがとうございます。


現代側トップバッターとしていつもの楽しい日常から失われる流れをやって頂きました。
そこから火が入り這い上がる気概を瞬間にして持ち合わせるよいシーンだったと思います。

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●狭間 花蘭:導入
GM:あなたはこの地の霊脈を管理する狭間家に拾われ、血こそつながってはいないもののその一員として育てられた
GM:その中で幸か不幸か、断片を宿しカミガカリとして覚醒。その力は更に伸びるだろうと周りに喜ばれたでしょう
GM:そうした中でいつもの朝、いつもの日常として日の出前の霊脈の巡回を行っていたことだろう
狭間 花蘭:(何もなかった私。でもカミガカリになって役目ができた…ここにいてもいい…)
GM:巡回のルートは決まっており屋敷を出て明かりが絶えない繁華街を経由し少し遠い山中にある神社へ至るというルートだろう
GM:という感じで日が出るかでないか位で神社ですわね
狭間 花蘭:はい
狭間 花蘭:小柄な少女が、少し身の丈に合わない巫女服に身を包み、長い階段をのぼっていく。その足取りは特に遅くも早くもなく。
狭間 花蘭:そしていつも通り神社に到着したのですね
GM:「にゃうにゃにゃう」といつも通り神社の境内の隅で猫が集まって団子になっているでしょう
狭間 花蘭:じゃあ猫たちのそばでは足取りがゆっくりになって驚かさないようにそっと横をとおります
狭間 花蘭:そのまま社殿の前で参拝して、お勤めをする場所へむかう…でいいのかな?
GM:ですね
狭間 花蘭:いつも通りの場所いつも通りの風景いつも通りの役目。何もないけれど、だからこそ何もない自分にちょうどいいと感じてます
猫(モノノケ):「今日もはやいのう狭間 花蘭:」と喋りながらとぼとぼと寄ってくるの猫…の姿をしたモノノケです
狭間 花蘭:その猫とは毎朝会う馴染みですか?それとも時々あうくらい?
GM:時々でいいんじゃないかなーご飯とか用意してくれてたらいつもいそうですが
狭間 花蘭:じゃあ時々で
狭間 花蘭:「あ…えっと…。お、おはよう、です」
狭間 花蘭:びくっとして、あわてて頭をさげてあいさつする
猫(モノノケ):「おはようじゃのう…でチーカマとかないかのう」と尻尾を振ってしれっと2本目も出してふりふり
猫(モノノケ):「最近カラス対策とかいって片付けられてしもうて」とヨヨヨと泣くふり
狭間 花蘭:「…ない、です。ごめんなさい」
猫(モノノケ):「そうかーしょうがないのー」と媚を売る姿勢をやめ、姿勢を正します
狭間 花蘭:「…………」
狭間 花蘭:その場から立ち去ることも会話を切り出すこともできずじっと猫モノノケをみつめてしまう
猫(モノノケ):「まったく、困るとそうじゃな。変わらんのう」と見返して
狭間 花蘭:「…あ…う…ごめん、なさい」
狭間 花蘭:何が悪いのかわからないけど、きっと自分が悪いのだと思い謝る。
猫(モノノケ):「よいよい、モノノケが勝手にそう言っとるだけだ。狭間の家人にも猫きらーいってやつもおったしな」
狭間 花蘭:「…猫、好き。あなたも…その…好き、です」
猫(モノノケ):「まああれはウチの馬鹿孫が花壇荒らしたせいなのだが…」
狭間 花蘭:猫は可愛いし、こうして話しかけてくれる人は好きだ。自分が存在していると感じれるから。
狭間 花蘭:「…それは…おこられる…」 花壇の花が散っていくのを想像して悲しい顔になる。
猫(モノノケ):「まあ助けられておるしな狭間の家にもおまえさんにも、な」とおヒゲを揺らして
狭間 花蘭:「……わたしは……なにも……役目、だから」
GM:瞬間。霊脈が激しく脈動し”神社の社”に火が付く。まるで煉獄の夜のように、だ
狭間 花蘭:「…!?」 霊気の乱れを感じて袂から、玉串をとりだし構える。
GM:地面は大きく揺れ、ガラガラと石灯籠は崩れ、石階段も見えないが嫌な音を立てて転がり落ちる音がする
狭間 花蘭:周囲に気を飛ばせ警戒する。何者かが攻めてきたのか?はたまた霊障か? 足元に力をいれ倒れないように踏ん張る
猫(モノノケ):「こりゃたまらん、危なかったら逃げんじゃぞ」と一目散に去るでしょう
狭間 花蘭:「うん…。あなたも…ぶじで」
狭間 花蘭:そうですね…こう霊脈を管理しているならそのかなめになる場所へ向かいますね
狭間 花蘭:竜穴とか呼ばれそうなところ
GM:ですね、そうなると屋敷の方になるでしょうか
狭間 花蘭:(何が起きたのかわからない。だけどわたしの役目を…仕事を…)
狭間 花蘭:屋敷のほうへかけていく。揺れる地面に足を取られて転倒しても、すぐに立ち上がりかけだす。
GM:そうしてたどり着いた屋敷は霊的加護が万全であったはずなのに一部崩れるほどになっています。
狭間 花蘭:「…な…!?」
狭間 花蘭:大事なものが壊れそうになっているのを目のあたりにして驚きと恐怖が沸き上がり身がすくむ。いったいこの状況で私に何ができるのだろうか…
GM:しかしさすがに広い敷地。狭間 花蘭:の家族、狭間の家人たちは外に出て集まって何やら相談をしているようです
狭間 花蘭:集まっている人たちを見つけて、一安心します。きっと狭間家の人たちがなんとかしてくれる。私とは違う本物の人たちが
狭間 花蘭:じゃあ集まっている方へ狭間 花蘭:も近づこうとしますね
GM:そして一瞬風が吹くと、そこには誰もいません、屋敷さえ残っていません
狭間 花蘭:「…え?」 かけようとした言葉が、のばした手が、踏み出した足がとまります
GM:そこには何も無かった事になっているのです
狭間 花蘭:「…え?」 たちどまったまま周囲を見渡す。なにもなくなってる。ないもない場所を
狭間 花蘭:まるで自分のように何もなくなった地面を
狭間 花蘭:「……なに、が…」 起きているの?と尋ねる相手はおらず言葉が止まる
GM:そこに追い打ちを掛けるように、見上げるほど大きな黒い影で形作られた大蛇が地面を叩きつけます
狭間 花蘭:「きゃ!?」 地面の揺れで立っていられず倒れこみます。
狭間 花蘭:支えがなくなった柱のようにぱたりと倒れる
GM:そして薙ぎ払うかのように、横薙ぎに狭間 花蘭:を襲う所で――時間がとまります
狭間 花蘭:「あ、ああ!?」目をつぶり思わず声を上げる。だけどいつまでもやってこない衝撃…閉じていた眼をそっとあける
ラケシス:「あなた大丈夫?」と声を掛けたのは背筋をピンとしたスーツ姿の若い女性。
狭間 花蘭:「…!?」びくっと体が恐怖でふるえる。「だ、だれ…」 かろうじてそれだけ言えた
狭間 花蘭:神社を消したのはこの人なのだろうか…
ラケシス:「私はラケシス。魔術結社連盟の時空保安セクション”モイライ”のラケシス!」
狭間 花蘭:「魔術結社連盟…」その名前は知っている。たしか魔法使いたちのあつまりだ。じゃあ…敵ではない、のだろうか?
狭間 花蘭:地面にへたりこんだまま、顔を上げて下から見上げる。
ラケシス:「あなたも連盟に属する家の子なら噂位は聞いたことあるんじゃない?」とよく通る声です
狭間 花蘭:「……」 こくりと頷く。といってもセクションとかはよくわからない。偉い人、なのだろうか
ラケシス:「この事態は時空改竄を行うアラミタマの仕業によるものよ。まさかあそこまでハープが揺れるなんてね」
狭間 花蘭:「じくうかい、ざん? はーぷがゆれる…?」 専門用語が多くてわからない。わかったのはアラミタマの仕業…つまり霊障ということだ
ラケシス:「改ざんされて、あなたの家と人はすべて無かったことになった上に破滅の具現一歩手前まで成長したアラミタマまで付いてきたわ」と黒い大蛇を見上げて
狭間 花蘭:「……」 一緒に黒い大蛇を見上げる。見ているだけで怖い。魂が凍り付きそうだ
ラケシス:「このまま、一緒に消えちゃう?それとも取り戻す為に戦う?――ワタシはあなたを後者だと思ってこうして声を掛けている訳だけど」
狭間 花蘭:「わたしは…わたしが…えらぶ、の?」
ラケシス:「特異点って感じでもない。つまり血がつながってはいないだろうけどあなたの家族と家なんでしょう?」
ラケシス:「そう、選ぶの。選んで立ち向かうの。――そうでなきゃワタシ達の世界みたいになくなるだけよ」
狭間 花蘭:命令でもなく役目でもなく…? 自分で選ぶ?そのことに当惑し、怖くなる。選んだ方が間違いだったら…それで…もっと悪いことが起きたら…
狭間 花蘭:「…わたしは…」それでも選ぶ。理由は、わからない。でも
狭間 花蘭:「消えたくない」
狭間 花蘭:「おしえて…わたしに、なにが、、なにかができますか?」
ラケシス:「戦うこと。あるんでしょ力(カミガカリ)が」
狭間 花蘭:「…はい」 今度は力を込めて頷く。カミガカリ。私の力。神様からお借りしたもの。
ラケシス:「じゃあモイライの本部へ連れて行ってあげる。頼むわよミコさん」
狭間 花蘭:「……」うなずこうとしてふときがついて立ち上がり、慌てて頭を下げる
狭間 花蘭:「わた、私は、狭間……狭間 花蘭、です。カミガカリ、です。よろしくおねがいします。ラケシス、さん」


トップバッターの焔木さんと比べるとやや後ろ向きに選び取り立ち上がる様子は対照的とも言えます。


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●灰音 権:導入
GM:モイライの本部。魔術結社連盟の本拠地の一つ聖霊の館の最奥からさらに進む魔境の中にそれはある
アトロポス:「ハイネちゃんハイネちゃん!すごいすごいってこれ!」とキャッキャと声を上げ、神器として時空の揺れを感じ取れるハープが乱れるように一人で鳴っている
アトロポス:彼女はアトロポス。モイライの三幹部の一人でこうした神器の操作役でもある
灰音 権:「うんうん、すごいねぇ。
 すごいけど、あんまり乱暴に扱っちゃダメだよ~」
灰音 権:「それは俺らの大事なものなんだから、ね。
 一通り遊んだら別のもので遊ぼうねぇ」
アトロポス:「ワタシが触ってないって!とんでもない時空改竄なんだって!」と突っ込みます
灰音 権:「……ってそうじゃん!」
灰音 権:「やべー。最近あんまりにも起こらなさすぎて油断してた」
アトロポス:「姉さま達が特異点連れて来るからお出迎えの準備!たぶんハイネちゃんが現地に行くと思うから準備してね!」
灰音 権:「はぁい、それは了解だけど……。時の楔は判明してる?」
アトロポス:「不明!場所が悪いもん!とんでもない魔術都市で片っ端からそういうの弾いちゃってる!」とあわあわと操作して調べています
灰音 権:「……魔術都市。なるほどね、厄介だ」
アトロポス:「時代は1923年!場所は…極東の東京! うわ1900年代には完成してるじゃんこの魔術都市!」
アトロポス:「日時は…幅があってわからないからちょっと前に飛ばすね!」
灰音 権:「あいよ。……1923、大正か」
アトロポス:「時代設定:1923年8月15日に跳躍設定。そこから2週間後を目処に改竄種が改竄をするのはわかった!」
灰音 権:「……………2週間後……」
アトロポス:「…なんかあった?」と一仕事してハイネを見るでしょう
灰音 権:「……ああ、まあなんていうのかな」
灰音 権:「日本にとってはあまりに大きな影響が訪れた日、だね」
灰音 権:「ああ、やだやだ。 “なかったものをあったようにする”も大罪だが」
灰音 権:「“あったものをなかったことにする”のも、等しくだ」
アトロポス:「それはそう。どんな悲しいことでも無かったことにしちゃったら駄目だよね」
灰音 権:「そ。だから……」
灰音 権:「頑張ってくるよ。しっかりとね」
アトロポス:「よろしく~!あとお土産話期待してるね!姉様達にこれ言ったら怒られるけど」とにぱっと笑って
灰音 権:ピースサインをした後、準備のため後にする。

他2人と比べると明るめの導入となります。
既にいくつかの《改竄種》を屠り、生業として身についたともいうべき凄みを感じさせつつも余裕を忘れない大人を感じさせます。
ここまで出てきたクロートー、ラケシス、アトロポスはご存知の通りギリシャ神話の"運命の三女神"と同名のNPCであり、神我狩世界では既に滅んでしまった異世界から
こちらの世界に飛び込んだ"マレビト"という存在で、こうした時間を改ざんするアラミタマを探知し、必要なカミガカリを見つけ、投入する役割となっています。
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●現代組ミーティング

GM:時間がちょっとアレなので略しますがこのあと3人(霧島くん)を除いて集められ時空改竄についての説明を受けます
狭間 花蘭:はい そこで現代組三人も知り合う、でいいですか?
GM:ですね
GM:現地の人には未来のことを話さないや変えようとすると討伐対象となることもです
GM:そして焔木さんには送り出される前にクロートーから情報1と言う名の手紙と呪物が手渡されます
焔木 遥:ほいほい
GM:この情報は焔木さんは見てOKです、公開はタイミングは任せますが中身があれなのでがんばってください
霧島 三岳:大変であることだなあ
焔木 遥:うおぉ、頑張ります
狭間 花蘭:がんばー
GM情報の質問があれば秘話などでどうぞ!
焔木 遥:はーい
クロートー:「皆様ご準備はよろしいでしょうか」と送還の間に送り出されます
狭間 花蘭:「…う、うん、じゃない…はい」 こくりと頷きを返す
灰音 権:「ええ、女神サマ。いつも通り、準備は万端ですよ」
焔木 遥:「はいはい」軽い感じで言ってるけど表情は結構真剣
クロートー:「時代と場所は1923年8月15日東京。強力な魔術都市故下調べが余り進んではいませんがこの2週間後に改竄種が事を起こすことが見えています」
クロートー:「この2週間というのも早くなるか、遅くなるかその可能性さえあります」
クロートー:「皆様のご武運を祈ります」と声を掛けると儀式は発動し、皆様の意識は薄れ過去へとその身が送られることでしょう
GM:という感じでいざ大正だ!

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●霧島 三岳:導入
GM:帝都東京。その夜は既に暗く帳をおろしては居ますが文明の明かりがその場を照らしています
GM:二度の戦争、そして欧州世界大戦終戦の報が伝えられて数年。海軍休暇日(ネイバルホリデー)と称される条約が結ばれ巷ではあーだこーだとやっているこの時代
GM:霧島くん、君は夜の帳を薄暗い道で凶悪なモノノケに包囲されている
GM:そのモノノケは大きな犬、あるいは狼のような姿形をしておりガス燈で作られた明かりの影に馴染むような感じだ
霧島 三岳:「チッ…自分では手が余るか…?」
A_影狼×4:「グルル…」と唸り声をあげている
霧島 三岳:大盾と手斧を構えた機神は狼たちに相対しています
GM:そして思い切ったように飛びかかってくるが、命中判定15で殴り飛ばして包囲を突破できるが
GM:何か他に方法とかあるだろうか
霧島 三岳:命中15は期待値か
GM:目標値15ですわね
GM:もしあれなら霊紋燃焼してもよい
霧島 三岳:特に無いので命中を振りやしょう
霧島 三岳:2d6+8 >=15【命中】 (2D6+8) > 12[6,6]+8 > 20
GM:すげえ!
霧島 三岳:フン!
GM:クリティカルしたので1つの目を好きにしていいんでしたっけね
霧島 三岳:では大盾を構えたまま突貫、そのまま包囲を突破します
霧島 三岳:1を6に
system[ 霧島 三岳 ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
GM:大盾に引かれた凶悪なモノノケだがきゃいんと声を上げ跳ね飛ばされる
霧島 三岳:「まずは突破だ。あとは如何様にもなるな」と手斧を構え直します
霧島 三岳:ここからはあとは流れで?
GM:だが君本来の目的は、はぐれさせられてしまった少女”かなめ”の護衛だ。
GM:ですね、そちらに向かうという感じになるでええだろうか?
霧島 三岳:そういたしましょう
GM:はーい
GM:では情報2をどうぞ
GM:OKかな?
霧島 三岳:「"かなめ"の護衛のタイミングでなぜ…?ええい、全く不甲斐ない!」
霧島 三岳:読みました。ざっくざっくと各個撃破をしていきます
GM:はーいではザックザクと各個撃破しつつだーしゅ!ですわね!
霧島 三岳:江戸の町並みと文明の明かりが共存する不思議な光景をこれまた不思議な機神が走る
GM:かっけーなー!という感じで導入のシーンを〆るでしょう
GM:というわけでおまたせしました本編です

この時ここまでの導入だけで2時間以上使っていました。
個別導入は時間が掛かりますがシナリオのテーマ上、日常と失われるものというのがあるのでおろそかにできなかったとはいえ反省です。

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◆本編
●シーン1 開幕戦闘
GM:シーンプレイヤーは狭間 花蘭
花蘭はい
GM:神我狩はシーンに登場するには登場判定というのが必要になります(シーンプレイヤー以外)
GM:参加しまーす!で宣言して普通にダイス振ろうとすると難易度8という絶妙に失敗しそうな感じの目になります
霧島 三岳:シーンに出ているPCと感情を持っておくとボーナスがもらえるようになるぞ!
GM:だぞー
狭間 花蘭:感情がないと生命燃焼とかできないしあとの霊紋回復もへるのでしたね
狭間 花蘭:がんばって仲良くならないと…
GM:んで、シーンプレイヤーが同行者に指定する(人数は問わない)と難易度2の登場判定となります
狭間 花蘭:今回の場合…同行者指定できるのでしょうか?
GM:もちろんです
GM:時々シナリオの都合でこのシーンは駄目よってときはあります
GM:というわけで同行者指定をなさいますか?
狭間 花蘭:じゃあ 焔木さん、三岳さん、灰音さんを同行者に指定で
GM:3人登場判定をどうぞ
灰音 権:2d6>1 【登場(同行者)】ありがたい… (2D6>1) > 2[1,1] > 2 > 成功
灰音 権:ンー?
灰音 権:……ンー???

ここでまさかのファンブル。
他2人は危なげなく成功したというのに最初から一騒動です。
しかしここから入れる保険があります。

GM:失敗してもポマンダーっていいアイテムあるんですよねぇ?
灰音 権:あります ありますし
灰音 権:これはファンブルも無効化できるはず!!!!!つまり霊力は弄らなくて良いと思うんですよね!!!!!!!!
GM:そうだね、よかったね登場判定でファンブルで
灰音 権:ッシャア!!!!!!
灰音 権:(ポマンダーが溶ける音)

あってよかったポマンダー。
出目に不安なカミガカリは常備しておきましょう。

狭間 花蘭:シーンプレイヤーは登場判定しないから霊力入れ替えできないのですねそういえば
GM:ですです
GM:一応一人1回以上はシーンプレイヤー持ち回りなはずなので最低1回は振れます
狭間 花蘭:うい
狭間 花蘭:じゃあ無事全員登場できそうでよかったということで
GM:はいでは狭間 花蘭は指定された時代、場所に飛ばされたものの皆とははぐれた地点だったようで
狭間 花蘭:慣れない土地、知らない人たちだらけ。お上りさんみたいにきょろきょろうろうろ
GM:コンクリートのモダンな建物と木造の古い建物が混在する不思議な光景でしょう
狭間 花蘭:「知らないのに…どこか知ってるような…不思議…」
GM:ただ不思議なことに人はいません――それもそのはずどろりとしたタール状の物質、霊肉化しているのです
狭間 花蘭:「…!?これは…!?」
GM:既にモノノケによって食われているのです
狭間 花蘭:モノノケをさがして、知らない街をかけます。見つけれるかな
GM:するとすぐに見つかります
狭間 花蘭:(まずは対象をみつけて、そして灰音さんと焔木さんに連絡を…)
GM:大きな犬、あるいは狼に似た形状のモノノケ、影のように揺らぐその獣がうめき声を上げ何かを包囲しているようです
狭間 花蘭:「……っ!」 誰かおそわれていると察して「…わたしが、やらなきゃ…!」
狭間 花蘭:と玉串をとりだし、霊力をこめて氷のつぶてを放ちます。
”かなめ”:「――っ」気丈にも気絶をこらえているようですがそれでも顔面蒼白、震えています
狭間 花蘭:「わ、わたしが、あい、あいてしますっ」
狭間 花蘭:ふるえる子に近づくために氷のつぶてを飛ばしますね。
GM:突然の乱入者に包囲するモノノケもたじろぎますが、その態度を見て「こいつも食えそうか?」という悪意ある視線を向けるでしょう
狭間 花蘭:「…そう、こっちを、みて」 視線をにらみかえします。家の人たちに教わったように。
狭間 花蘭:視線を逸らしたら命がそれる。だから敵からは目を離さない…守りたいのなら余計に
GM:そして包囲の宵闇の中からずしんずしんと質量のある巨体が近づく音までします
狭間 花蘭:「…え? モノノケ…?」 びくっとしちゃいます
”かなめ”:「に、逃げてください。あなただけでも。私はどうなっても」と花蘭の声を掛け、逃げるように誘導しますがどうでしょう
狭間 花蘭:「…だ、大丈夫。わたしは…カミガカリ、ですから。あなたは…まもり、ます」
狭間 花蘭:震えながら声を絞り出す。逃げられない…逃げたら…きっと何もなくなってしまう
狭間 花蘭:「か、かかってきなさい」

小さい体を精一杯張り、力なきものを守ろうとするその気概。
そうして稼いだ時間に意味はあったのです。

霧島 三岳:ではズシンズシンという大きな音がもう一つ増えます
霧島 三岳:「■■■…"かなめ"!!無事か!!」巨体から大きな声で叫びます
”かなめ”:「霧島くん!」とその声に負けじと声を上げます
狭間 花蘭:「…?てき、じゃない?」 二人の様子からそう判断する
焔木 遥:「こっちだよ、モノノケ!…あのでかいロボは違うか?」矢を放ってけん制しつつすたたたっと花蘭さんの方に走り寄り
狭間 花蘭:「…焔木さん!」
霧島 三岳:「"かなめ"!生きているな!そして見知らぬ者たち!状況を見るにお前も陰陽師(カミガカリ)とお見受けする!手伝ってもらいたい!」と叫びますなんかまだいる!
焔木 遥:「おまたせ花蘭ちゃん、いい啖呵!かっこよかったぜ」b
A_影狼×4:その牽制の矢に反応して包囲が緩むでしょう
灰音 権:「……せえ、のっ!」遠方より白と黒の霊気の刃が放たれる。あくまで牽制だが、モノノケの周囲を穿ち、萎縮させるには十分だ。
狭間 花蘭:「あ、う…」 自分が言っていた言葉を今さらふりかえり、顔がほてりだす
灰音 権:「……っとと、俺が一番最後ぉ?ってか、あー……はいはい、いいですよ。ご協力しましょうとも」
狭間 花蘭:「灰音さんも…」 知っている人が増えてちょっと安心する
A_影狼×4:「――?!」と強力な霊威に思わず遠吠えを上げる。するとのたくるように蝙蝠の羽と蛇の体モノノケと白銀に光る大型の二足歩行だが獣の面を貼り付けたようなモノノケが集まってくる
狭間 花蘭:(この子を狙って集まってきている…?)
霧島 三岳:「新手か…!こうも"かなめ"がほしいか、モノノケ共!」
GM:その遠吠えにぞろぞろモノノケが集まってくるが…でさあ勝てるかどうか!

ここで大正の帝都、東京の夜に全員集合です。
大事な人を傷つけられようとしているからか、霧島くんが非常に荒ぶっています。
以降戦闘となりますが、テキストだけだとわからないのでダイジェストで。
まず最初に配置と敵の識別判定を行います。


GM:まずはPC達の配置をお願いします。配置範囲は赤枠の中です
狭間 花蘭:後ろの方で…範囲にしないのはむずかしいかな
狭間 花蘭:とりあえずすみっこ
霧島 三岳:これなら左右の二人が先にはけるから大丈夫だな
狭間 花蘭:ふみゅ 灰音さんは前に移動するだろうしこっちに
狭間 花蘭:これで範囲ばらばらになれる…といいな
GM:さあこれがどうなるかは戦闘やってみて感覚掴むしかありませんねぇ
狭間 花蘭:配置は以上で
GM:では敵の正体を掴む識別判定のお時間です
霧島 三岳:焔木さん頼んだーーーーッ!
GM:名前でちゃってるのであれですが今回は3種類のエネミーがあり、
影狼 難易度14
化蛇(かだ) 難易度15
ラルヴァ・ウォーリア 難易度15
という難易度になっています
GM:ボスではないので成功すると全部データでますわよ

敵の識別は知性を使用するのでこれを主能力値として扱う魔法使い、狭間さんの本領発揮。
これには悉く成功し敵の情報を看破します。
また、苦手なキャラクターは振る意味がない、というわけではなく成功しなくても出た目でほしいものがあるなら振って拾うということが神我狩ではよくなされます。

狭間 花蘭:操作なしラルヴァ成功 3つ成功しました
狭間 花蘭:「狼はうごきがはやい、ラルヴァはかばう、蛇はふきとばしてきます」 と教わった知識をのべます
霧島 三岳:「承知した!」
焔木 遥:「オッケー、りょーかい!」
灰音 権:「なるほどね? ……なら、そうだなー」
灰音 権:懐をごそごそしつつ上機嫌
GM:では影の滲んだ狼達が身構え、蛇の体とコウモリの羽を持つ獣が飛びかからんとして戦闘開始です!

コソコソと灰音さんが仕掛けを用意し始め、まずは全体ターンの冒頭、開始タイミングから。

灰音 権:《契約召喚》常時/使用者/対象は【霊紋】3、[開始]1回を消費することで、1シーン中1回だけ[LV=対象の世界干渉LV以下]、[種別=魔獣]の[モノノケ]1体(以後、この[モノノケ]を[契約神獣]と呼ぶ)を[登場]させ、自在に操る。
灰音 権:出てこい俺の友達……いやなんでもないです。魔獣からLV5(阿修羅帳により召喚LV+1)、キリムを召喚!
狭間 花蘭:《秘印会得》からの《秘伝の神言》コストなし
焔木 遥:開始は武者の大弓の効果使用して[物理ランク]+1
狭間 花蘭:《秘伝の神言》/タイミング準備/使用者/使用者/コストなし/特殊効果。ダメージ算出のランク+1。準備消費なし。

GM側と霧島くんは無し、焔木さんと狭間さんの2名は手始めに自身に威力バフを仕掛け、準備していた灰音さんはとある生き物を召喚します。

霧島 三岳:「召喚術士か…そしてこのモノノケ、手練れか」
灰音 権:「ほーれ今回の“ちゅーる(ごほうび)”だ、来てちょーよ!」
契約神獣:「フンギャロロロペギャギャギャ」
霧島 三岳:「七頭の頭が一つの餌に狂っている…」
GM:というわけでなんかヤバイ獣と戦闘準備がされてしまった

7つの首を持つ奇っ怪で可愛らしい猫(というキャプション)を付けられた生き物であり、行動値が最速であった灰音さん自身が動き出して、
手近な影狼を1体を一気に削りとり露払いをします。
しかしこれが序の口だったのです。

灰音 権:「まー、俺はこういう“露払い”しか出来ませんけど、ねっ!」霊気による斬撃で切り刻み、僅かな道が拓く
灰音 権:「お猫様、やっちゃって~!」

その呼びかけに応え、7つの首を持つ猫はその特異な体を活かして盤面にいる”5体”を同時に攻撃、撃破こそ出来なかったものの彼らの残りHPは風前の灯火程度まで削られます。

化蛇(かだ):「ぎゅぎゃああああ!」と突きのダメージを受けモノノケたちは悶絶します
契約神獣:「ホンギャロペロパロオギャギャギャ!!」走り回りながらその頭でついばんでいく
霧島 三岳:「あの猫を見れば謙遜するのも頷ける。今ともに戦えるのは幸運だ」
灰音 権:「お猫様…ご飯だよ…」
灰音 権:「いっぱいお食べね…」遠い目
狭間 花蘭:(これが本物の神我狩…わたしとはなにもかもちがう…) 尊敬とちょっと恐怖

次は長大な射程を持つ焔木さん。その大弓に矢を番え、2体に対して攻撃を仕掛けます。

焔木 遥:はーい、準備で簡易移動。H-7に
焔木 遥:影狼Bとラルヴァウォーリアに2を消費して喰霊閃
焔木 遥:《喰霊閃》:攻撃/アイテム/1体/2・2:[ダメージ算出]に[ランク]+2。[ダメージ算出]後[超過霊力]を1個得る
ラルヴァ・ウォーリアはーいでは命中どうぞー
焔木 遥:2d6+11 【命中】 (2D6+11) > 7[3,4]+11 > 18
ラルヴァ・ウォーリア:能動有利のため、2体にヒット…ですが
ラルヴァ・ウォーリア:《吸引の外骨格》:特殊/戦闘地帯/1体/ダメージ減少時に使用。1ターン中1回、対象の[攻撃行動]を[対象:1体]に変更、[ダメージ]と効果は使用者が代わりに受ける。
ラルヴァ・ウォーリア:吸収ッ!

神我狩のエネミーではポピュラーで厄介な能力で複数体攻撃や範囲攻撃の標的を1体の絞るという能力でありましたが……

焔木 遥:おのれ
焔木 遥:c(6*4+23) 現状のダメージ c(6*4+23) > 47
焔木 遥:あ、足りるかこのままで
霧島 三岳:足りてる
灰音 権:装甲込みで落ちますね!
狭間 花蘭:ぬさんの削りが効いてますね
契約神獣:ぬっぬっぬ
ラルヴァ・ウォーリアC(47-3) 物理ダメージ算出 c(47-3) > 44
焔木 遥:サンキューぬ!
system[ ラルヴァ・ウォーリア ] 生命力 : 42 → -2
ラルヴァ・ウォーリアぐえー!
狭間 花蘭:(あんな大物を…同じくらいの年なのにやっぱり違うんだ…) その美しい射撃に尊敬

大暴れしたキャットのおかげで減じていたHPの上から叩き潰しに成功。
露払いという仕事に関しては完璧に仕事をして、更に畳み掛けます。

焔木 遥:続けて3と超過霊力使ってインタラプト使用で喰霊撃を影狼BとCに
ラルヴァ・ウォーリアぐえー!?
GM:では命中どうぞ
GM:15以上ならヒット
焔木 遥:「邪魔するならまずあんたから!」と集中して気合の一射
焔木 遥:2d6+11 【命中】 (2D6+11) > 10[4,6]+11 > 21
焔木 遥:c(5*6+23) c(5*6+23) > 53
GM:ヒット!
GM:はいでは計算するまでもなく影狼が撃ち落とされます
焔木 遥:「追加で…二匹!」返す刀で振り向きつつシューティング
霧島 三岳:「黒い少女は弓の名手か…」
GM:黒い霊力の矢が霊力結界内を走り狼の胴体を貫く、というよりも抉り取られる!

コストを払う事でまた別な攻撃する《タレント》を用いて生き残ったエネミーたちに射撃を加え、さらに一掃。
ようやくここでエネミー達の手番だったのだが……

狭間 花蘭:ではここで特殊でわりこみロザリオで回復
狭間 花蘭:対象は自分でいいや
狭間 花蘭:2d6+11 【発動】 (2D6+11) > 6[1,5]+11 > 17
狭間 花蘭:c(5*2+17) 回復 c(5*2+17) > 27
狭間 花蘭:ダメージ算出したので《連なる言霊》でわりこみ
狭間 花蘭:《一括》/タイミング攻撃/17マス/2体/コスト3/魔法攻撃。ランク2の魔法ダメージ(抵抗消滅)属性冷気。
狭間 花蘭:影狼とらだを攻撃
GM:地味にマルチターゲットが効く…!

行動順を無視し割り込める回復できる〈秘跡のロザリオ〉を使うことで、自分の手番を擬似的に得ます。
そして神我狩では回復も攻撃も同じルールを使う為、ここから称号ディヴァイントーカーAのお家芸である連続攻撃の発動条件が成立。
強力な魔法攻撃を数体に対しして連打し、ダメージを押し付けます。

狭間 花蘭:「わ、わたしも…役目を…はたさないと…」
狭間 花蘭:祝詞をうたいあげ、水神の加護を願う。天から雨がふりそそぎ、モノノケたちを射抜いていきます
狭間 花蘭:行動終わります
GM:はーいというわけでその雨はモノノケ達に鋭く突き刺さり砕かれることでしょう!
狭間 花蘭:「はあ…はぁ…」
灰音 権:「おー、すごい! 皆すごいねぇ、あっと言う間に終わっちゃった」
霧島 三岳:「自信がなさそうな巫女も…"かなめ"を守ると声を上げるに足る傑物か…」
GM:というわけで戦闘終了です!


これにより敵が行動する前に、エネミーを全滅させることに成功させ、タンク役であった霧島くんの出番なし。
損耗最小限というプレイヤーたちの意見を統一した結果とはいえ、レベル4のカミガカリはここまでやれることを実感させます。


霧島 三岳:「皆、感謝する。焦る自分はただ立っているだけになってしまった。ありがとう」
狭間 花蘭:「…そばにいるから…術、集中、できました…」 小声でぼそぼそと
GM:モノノケ達が倒されたことで霊力結界は禍々しいものから清浄な風景へと変わり事態が落ち着いたことを示すでしょう
灰音 権:「見た所、多分護るのが得意なんでしょう? だから安心して背中預けられましたよ、ありがとうございます」
狭間 花蘭:「…その、ありがとうござ、います」
焔木 遥:「なーに、相手が弱くて出番がなかっただけだって」
灰音 権:「花蘭ちゃんも遥ちゃんもおつがかり~。 マ~ジかっこよかった!」
霧島 三岳:「そうか、それならばよかった。これは最近流行りのバームクーヘンをごちそうせねばな」
狭間 花蘭:「灰音さん、焔木さん、はぐれて、ごめんなさい」
狭間 花蘭:あらためて合流できたお二人にぺこりと頭を下げる
焔木 遥:「おつがかり~、ハイネさんもすごいねぇ」
霧島 三岳:"かなめ"は無事近くに居ますか?
GM:そうですね、結界を解くと近くにいるでしょう
焔木 遥:「いやいや花蘭ちゃん。みんなバラバラだったんだから気にすることないよ」
霧島 三岳:ヨシヨシ
GM:ただし、伏せて気絶している状態でしょう。そして呼吸が不規則に荒い状態です
狭間 花蘭:大変なことになってる!?


カミガカリ達が守ろうとした人柱の少女"かなめ"は既に気を失っており、しかも状況がより悪い状況に陥っている事に気が付きます。
ここまでで幾つかの情報を持ち合わせており、それ突き合わせ始めます。

GM:ここで事態は落ち着いて情報の開示(共有)を行えます
霧島 三岳:では3人の合流を尻目に"かなめ"へ近づき介抱をします
狭間 花蘭:あわてて治癒の術式をしてみますが…効かないのでしょうね
”かなめ”:「…っ」近くよると不自然なほど汗を掻いて血の気が引いています
灰音 権:「わぁい、バームクーヘン!ハイネバームクーヘンす……って言ってる場合じゃなさそ~……。大丈夫……でもなさそ~」
狭間 花蘭:「あ、え、あ…」 治癒できずパニックになる
”かなめ”:ですね、穴の空いたバケツに水を汲むような一瞬はよくなりますがすぐに悪化していく感じです>回復
焔木 遥:「え、なに?どうなってんのその子?大丈夫?じゃ、ないよね」
霧島 三岳:「チッ、達成されてしまったか…」
霧島 三岳:ではこのタイミングで自分の情報を公開します。
"かなめ"という少女は不自然にモノノケに狙われてるんだよ
狭間 花蘭:ではそれをうけてこちらも情報公開
狭間 花蘭:「もしかして…この文様が…原因かも、しません…。だれか医術か術に詳しい人に見せないと」

■情報2
とある事情により夜にしか移動できない”かなめ”の為、住居を移動するのもこれで3度目だが毎回のように凶悪なモノノケにより襲撃を受けている。
1度は偶然だとしても3度続けば必然――。
これは明確に彼女が狙われているに違いない。更に今回は一般市民にさえ被害が出ており霊肉化している。
補助人員の陰陽師が居たはずなのだが……。

■情報3
取り囲むモノノケには共通点があり、どれも獣の形を取っており、その動きはどれも"かなめ"と呼ばれる少女を確実に喰らおうとする動きが見られた。
しかも、恐るべきことにその首元には異形の紋様――供物の極印が記されいる。
その紋様を読み取るに、さらに何か特殊な加工が施されているようだ。


GM:狭間ちゃんが指し示した通り異形の紋様――供物の刻印が”かなめ”に施されている。これは以前には無かったはずである
狭間 花蘭:「ごめんなさい。わたしの、力と知識では…ごめんなさい」
GM:供物の極印というのはアラミタマが対象につけるマーキングでありこれがある限りは居場所などを特定することが可能です。
GM:今回はそれ以外の効果も付与されているのかもしれませんが現段階ではわかりませぬ
霧島 三岳:「供物の刻印!? なぜ今…いや今だからこそか。退魔師協会は『今』"かなめ"を失うわけにはいかないからな」
灰音 権:「……供物の極印。アラミタマが使う獲物へのしるし。 そういえば、さっき戦闘の前に見たんだけど……」自分の情報も公開しましょう

■情報4
展開された霊力結界に飛び込む直前に逃げる人影を見た。
街の明かりが強く影が強く印象に残っており顔までは見えなかったが、少女"かなめ"とそれを取り囲むモノノケ達を見て、
強い”嘲り”と”喜び”の感情を発していたのは感じ取れた。
アラミタマの雰囲気は無かったものの、この状況を知っている者に違いない。

灰音 権:「……とまあ、恐らく。 今その子に起きている事態と関わりのある人物はいるだろうね」
霧島 三岳:「そうまでして混乱を求めるか…」


ここまで来て、幾つかの情報を手にしていましたがわずかな手がかりだけ。
しかも"かなめ"に嫌な仕掛けまで施されているという状態で、いきなり追い詰められています。


GM:とその時にです
霧島 三岳:「ともあれ"かなめ"をこのままにしてはおけない。次の隠れ家まで連れて行かねばな…うん?」
十三郎(トサブロウ):「霧島さん、人力車借りてきましたよ!」とガラガラと特別大きな人力車を引いて来た男が一人、霧島に付けられた補助人員、彼川関 十三郎(ヒガワゼキ トサブロウ)です
霧島 三岳:「彼川関、無事だったか。先程モノノケに狙われたというのにそんなものを出してどうする…」
十三郎(トサブロウ):「ばーっと乗せて移動しちまえばいいんですよ!歩きでちんたらとかやってらんねえでしょ!」と若干東北の方の訛りで噛みつきます
霧島 三岳:「自分の機神より目立たず早いといえばそうだが…」
十三郎(トサブロウ):実際人力車自体は一般的なものなので襲撃を受けた場合耐えられないので霧島くんが抱えて運ぶのは最大の安全策ではあります
十三郎(トサブロウ):「ああもう、そちらの方々は追加人員です?…聞いてないけど次の引っ越し先までお連れしましょう」と憮然とした表情で
霧島 三岳:「そうだ、先の襲撃でな。このカミガカリたちに救援をしてもらった。名はあーーっと…名乗ってもいないな…」
霧島 三岳:「ゲフンゲフン。追加人員だ」
狭間 花蘭:「今は治療を…」 無駄だけど治癒術をかけつづけている、という演出していいです?<GM
霧島 三岳:「急ぎだったので合流後即参加してもらったのだ」
GM:構いませんよ
狭間 花蘭:じゃあ小声で祝詞をあげてぽわぽわと手を光らせてます
灰音 権:「……はぁい! 追加人員のハイネ、灰音 権でぇす! こっちは花蘭ちゃん、こっちは遥ちゃん」
十三郎(トサブロウ):「協会もたまにどこからか謎の人員出してきますね…」と疑いの目を向けつつ
灰音 権:「……こちらのお嬢様、アラミタマに狙われて相当霊魂を喰われてるみたいです。 急いで運んでいただきたくぅ」
焔木 遥:「どーも追加人員です。焔木遥です」
霧島 三岳:「では細かな自己紹介は移動しながらとしよう。すまないが、移動するところまでは付き合っていただけるか…?」
十三郎(トサブロウ):「ああもう、急ぎましょう……ここじゃ目立ちます」と確かに目立っているようです
狭間 花蘭:「はい」
焔木 遥:「いいよいいよ、はやくいこ。夜の間しか動けないんでしょ?」
灰音 権:「勿論。積もる話もありますからね」
GM:という感じで協会に指定された次の引っ越し先へ、という感じで移動となります

ひとまずは、補助人員の彼川関 十三郎(ヒガワゼキ トサブロウ)を連れ、休めるところへと移動です。
霧島くんからすれば他PCは不審人物な事この上ないですが、"かなめ"さえ守れりゃどうでもいいという優先度振り切り具合で収めているようです。

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●本編シーン2 情報収集1

現在地は浅草雷門近くの木造のお宿。古めかしい作りとは裏腹に入ると霊的な結界が強固に貼ってあるのを感じるでしょう
霧島 三岳:「彼川関、ここか」
十三郎(トサブロウ):「ええそうです…女将!部屋はどこだ!」と割と高圧的に訪ねますが、対応した女将は嫌な顔ひとつせず案内して苦しがっている”かなめ”を寝かせてくれるでしょう
GM:そうして皆様はようやく一息付くことができることでしょう
狭間 花蘭:結界によって清められた雰囲気に、消えてしまった狭間家の土地を思い出して、落ち着くと同時に寂しさを感じてます
霧島 三岳:では女将に礼をして"かなめ"を寝かせます
十三郎(トサブロウ):「では、皆様は本日はこの部屋でお願いします。流石に結界が強い部屋は余り準備がないようでしたので」と皆揃って一室です
狭間 花蘭:「お、おせわになります」 おかみさんたちにぺこりを頭を下げる
霧島 三岳:"かなめ"以外全員一部屋?
十三郎(トサブロウ):横にぶち抜いて10畳くらいに皆一セットかな?(”かなめ”も含めて)
霧島 三岳:なるほどっす。護衛対象は流石に同じ部屋か
十三郎(トサブロウ):「本来は、俺と霧島さんと”かなめ”だけだったのですで、急いで広げて貰いましたがこんなもんなのでご勘弁を」
霧島 三岳:「いや、むしろ急な増員でよくやってもらった方だろう。多めに払っておこう」
霧島 三岳:彼川関を追い出してから話を聞くかコイツもここに置いておくかどうしようかな~と考えています
十三郎(トサブロウ):「協会がちゃんと連絡してくれれば狭くなくてよかったんですがね…」とげんなり
十三郎(トサブロウ):「では俺は見回りの方いってきます。」とすいっと立ち上がります
霧島 三岳:「ふむ、すまない。こちらは情報のすり合わせを行っておく。決まったことは後で知らせよう」
十三郎(トサブロウ):「お願いしますよ、朝には戻りますから」とそそくさと去っていきます
灰音 権:ども~と手を振って見送る


ここで邪魔者、もとい彼川関くんを追い払ってカミガカリ達は自己紹介となります。
設定的に現代組はこの時代で言ってはいけないことがあるので、少々苦労するかと思いましたが……


霧島 三岳:「ああ……」それを尻目に「さて、お客人。君たちは誰だ?」
狭間 花蘭:「……」 何から説明するのかそれとも隠すのかこまって、灰音さんと焔木さんの方をみる
焔木 遥:「え~と(どこまで言っていいんだっけ未来人)」困った眼で灰音さんを見る
霧島 三岳:その様子を見て灰音さんをジッと見つめます
GM:設定的には喋んなよでしたっけね
灰音 権:「では、改めまして。 我々は“魔術結社連盟”より集められたカミガカリに御座います。
 こちらではあまり聞き馴染みの無い組織と思いますが、英国、伊太利が大本となっております」
灰音 権:「詳細は組織内の機密にて語れませんが……。どうにも直近に、強大なアラミタマが現れると聞きまして。その対処に駆り出された所存に御座います」
霧島 三岳:「魔術結社連盟?なるほど、確かに知らないな。そして強大なアラミタマの出現。それが〈大災害〉を指すのであれば……ハァ、誰から疑わなくてはならないかな…」
霧島 三岳:ポリポリと頭をかきます。スパイが漏らしたんかなあという受け取り方
狭間 花蘭:「だいさい、がい?あ、いえ、なんでもないです」
狭間 花蘭:気になったのでぽつりとつぶやいて、話の邪魔をしたと慌ててとりつくろって小さくなる
霧島 三岳:(大災害は知らないがそれがアラミタマの襲撃とは知っているのか…)
霧島 三岳:「ふむ。信用は出来ないがそういう連中が来たということを上に伝えておく。明日からは共に働くことができるだろう」
灰音 権:「ありがとうございます」
霧島 三岳:「いや、違うのか。自分の任務はこの女性、"かなめ"の護衛だ。その〈大災害〉の原因となりそうなアラミタマの捜索をそちらが請け負ってくれるというならばこちらも護衛に専念できるかもな」
霧島 三岳:本来ならもう追い出さなきゃいけないけど結界に入れちゃったしなあ~
GM:戦力としては極上なのは理解してますしね…
狭間 花蘭:(かなめさん、何かあるのかな…ううん、いまはそれより時の楔になってるアラミタマの方をさがさないと……でも…) ちらっとかなめさんが寝ている布団の方を心配そうに見る
霧島 三岳:この時点で負けてますからね
焔木 遥:「あー、その〈大災害〉っていうのがこっちは知らないんだけど教えてもらえないかな?」
霧島 三岳:「ふむ。〈大災害〉についてだが…」寝ている"かなめ"をちらと見て「悪いがこの場で話すべきことではない。また後にしてくれ」と嫌ですオーラを醸し出しながら話します
狭間 花蘭:嫌ですオーラを感じてびくっと怖がる
焔木 遥:「あーりょーかい(聞いちゃいけない感じなやつだ、極秘っぽいししょうがないか)」素直に引き下がる
霧島 三岳:「すまないな。そちらで調べてもらう分には結構だ」
灰音 権:「……お気になさらず。我々と協力していただける事に前向きなだけでありがたいですから」
霧島 三岳:「何、一度背中を預けた仲だ。今更悪しざまにはできんよ」
GM:という感じで一晩休んでから行動開始。という感じがよろしいかな?
狭間 花蘭:はーい
霧島 三岳:ぼくは大丈夫です
焔木 遥:大丈夫です
灰音 権:OKです!

ここは設定的に歴戦の猛者ともいうべき灰音さんの口車、もとい都合の良い設定にうまく巻き取ります。
ウソは言っておらず、なおかつ致命的な真実も口にしていない――見事な手管と言えるでしょう。
そうして一晩休んでからが本格的な行動となります。
ではではと意気込む皆ですが、ここで乱入者が一人。

GM:では朝!ちゅんちゅん!
GM:帝都東京は朝も早い。7時には簡単な朝食を出された頃には外には忙しく人の往来が増えている
GM:ただ、朝には戻るという十三郎は言ってたが日が登って久しいと言うのに帰ってこない
霧島 三岳:「あの阿呆早速なにかに巻き込まれたな」
狭間 花蘭:朝食で席が一つだけ空いてるやつですね
GM:ですね
GM:代わりに少し遅れてきてやってきたのは長身の着崩した羽織をした男が一人。
御剣 清一郎:「やあやあ霧島くんお元気かな」とぺらぺらと軽そうな口調でやってきたのだ
御剣 清一郎:〈協会〉の一角、封神の血筋で剣士を多数輩出する一族。御剣の一人。
御剣 清一郎:今回大災厄対策で要石建立の責任者…ということになっている御剣 清一郎(キヨイチロウ)である

霧島くんが所属する〈退魔師協会〉――通称〈協会〉は明治維新で解体された陰陽寮を引き継いだ民間の組織であり、〈八部衆〉と呼ばれる八つの家によって
成り立っている組織であり、御剣はその一つになります。
こういった組織の例に漏れず、足の引っ張り合いや暗闘は日常茶飯事ではありますがアラミタマの討滅という目的に対しては全家一致しています。


霧島 三岳:「御剣殿、そちらも変わらずなようで」と反対に難しそうな顔とつっけんどんな態度で返します
霧島 三岳:「緊急で話さなければならないことは3つございますが」
御剣 清一郎:「うむ、私もそれを聞きに来たのさ。多少のことは 十三郎から聞いたがね」と笑って
御剣 清一郎:「あの子―― 十三郎――については護衛の任外れてもらった。おそらく荷が重いだろうからねぇ」
霧島 三岳:「ふむ、では特筆事項は2つか1つになりましたね。」
御剣 清一郎:「相当食い下がられたが力不足甚だしいと言われるとすんなりと下がったよ」(軽く言っていますうが割と可哀想なことです)
霧島 三岳:(ああ、どうやら本当に任を外されたようだ)
霧島 三岳:「彼もわかってくれるでしょう。それほどまでに昨夜のモノノケは強かった。彼らが来なければ自分も死んでいたでしょう」と灰音さんたち御一行を紹介する流れに行きたい
狭間 花蘭:紹介されてあいさつする「は、はじめまして」
御剣 清一郎:「ああよろしく、10年後が楽しみなお嬢さんだ」とにこにこ
焔木 遥:「どーもー」
灰音 権:「……どうもどうも! いやはや、御剣の御家の方とお会いできるなんて恐悦至極!」
狭間 花蘭:「え、あ、う…」 口ごもってなにも返事できない。
御剣 清一郎:「おっとこちらは5年後が楽しみなお嬢さんだ。よろしく」とこちらは焔木さんへ
御剣 清一郎:「いやはや御剣といえ末席。大した事はできませんよはははは」と灰音さんに合わせて
霧島 三岳:(うそこけ)
焔木 遥:「5年後かー(5年後に会うことないだろうなぁ、あ、御剣って協会の偉い人の昔の人か)」遅れて気づく
灰音 権:「……失敬、彼女たちは自分の“預かり物”なもので」くすりと笑いながら花蘭、遥より前に出る
霧島 三岳:(表立ってこの作戦に批判的な態度を出せるものが大したことが出来ないわけないだろう)
霧島 三岳:「御剣殿、そこまでに…」
御剣 清一郎:「おっとこれは失礼。“魔術結社連盟”のご客人でしたな」あははと笑って誤魔化すように
御剣 清一郎:「しかし驚いたな、全員陰陽師、いや当代風にいえばカミガカリでしたか」と眼を細めて
霧島 三岳:「どこに潜んでいたんだか…」

互いに腹と手を探るようなやり取りをしながらも一歩も譲らない現代組達。
流石に未来の知識というアドバンテージをうまく使います。

御剣 清一郎:「まあ力を貸していただけるのならそれでよろしい、アラミタマ討伐が目的であるのならなおよいことです」
御剣 清一郎:「霧島くん、〈大災厄〉の事は彼らには?」と尋ねて
霧島 三岳:「自分の判断で伝えていませんでした。御剣殿が良いというのならお伝えいたしましょう」と〈大厄災〉について話をするぜー
御剣 清一郎:「良い判断だ、では伝えても構わんよ。どうせこの国の上とパイプがあるのならすぐわかることだ」
御剣 清一郎:
・〈大災厄〉とは近い内に起きる文字通りの大災害(詳細は不明)
・それを防ぐ為、帝都東京地下にある江戸大結界に新たに要石を建立というのが〈協会〉と国との取引で決定した。
・その要石の人柱として選ばれたのがそこの少女、要石の"かなめ"ということである
御剣 清一郎:「このご時世に、人柱とはお恥ずかしい限りですがそれだけ強固な要石が必要と推定されていましてね」
狭間 花蘭:(人柱…っていけにえだよね…。かなめさん…死んじゃうってこと…?) と思いつつショックを受けた顔で、お布団の方に視線をなげる
御剣 清一郎:「場所の選定、規模と調査、効果の推定などで大分人員が割かれていまして肝心要の要石への護衛がこの通りなのです」と肩をすくめ
灰音 権:「…………成程成程、そういったご事情が御座いましたか」
焔木 遥:「え、人柱!?」驚き+嫌悪感な態度
霧島 三岳:「そういうことだ。帝都を守るため、仕方ないという判断だ」
霧島 三岳:無表情です
狭間 花蘭:「しかた、ない…」 色々感情がうずまくけど何も出せずにただつぶやく
御剣 清一郎:「帝都300万人の命との交換です、計算でいけば安いものでしょう」
焔木 遥:「んんー、そうかもですけど…(実際にあったことなら止めたりするわけにもいかないし、どうなのかわかんないからな…)」
御剣 清一郎:「いえ、来年には400万でしたな」と嫌な顔して
狭間 花蘭:安い、という言葉にびくっと体を震わせる
御剣 清一郎:「そしてその要石をアラミタマが横から奪おうとしている、と…その討伐お任せしてもよろしいでしょうか?」と皆様に
灰音 権:「ええ、ええ。……ましてや我々は外様の身。 そちらの判断に異論など申し上げませんとも」
狭間 花蘭:(そうだよね…私たちにはできることは…)と灰音さんの言葉で自分たちが過去に干渉してはいけないことを思い出す

ここで改めてカミガカリ達に今キャンペーンの柱である来る〈大災厄〉――未来には"関東大震災"で知られる大災害を防ぐ為に人柱が立てられようとしている事が知らされます。
大正時代にさえ時代錯誤とも言える手法ですが当時400万人に届かんとする帝都東京圏の守護の為、というお題目で正当化されているのです。
生贄にされる少女は本来の名前を剥がされ、要石の"かなめ"という名前を貼られる扱いまでされているのです。


御剣 清一郎:「そう言って頂けるとこちらも助かります」とにこやかにして愚者の黄金を皆様に出してお渡しします
霧島 三岳:いいなー
GM:一人500Gが先に支払われ、成功報酬は協会から1000G出るとします
焔木 遥:「(…とりあえず倒して帰ることだけ考えよう、なんであれ元の歴史に戻すだけなんだ)」
御剣 清一郎:「ほれ、霧島くんにも小遣いだ」と冗談めかして
霧島 三岳:「ありがたく、頂戴いたいます」
御剣 清一郎:「他何かあれば清川の屋敷まで来ていただければお手伝いしましょう」
狭間 花蘭:(私たちが探しているアラミタマはかなめさんを狙っているアラミタマと同じなのだろうか…同じなら…彼女を守る手伝いもできるのに…)
灰音 権:「感謝致します」
GM:清川(台東区)にあるので浅草から数キロ程度離れている程度ですね
狭間 花蘭:「え、あ、ありがとう、ございます」 灰音さんの礼に慌てて追随する
焔木 遥:「ありがとうございます」形式的お礼

気持ちは抑えつつ、アラミタマ討伐はカミガカリの義務。
〈時空改竄〉したアラミタマと同種のものかはともかく、乗りかかった船に協力を約束します。

御剣 清一郎:「では昼の間は彼女を動かさないようお願いしますね、既に江戸大結界に紐づけされて昼間に動くとあそこで騒動起きますので」
霧島 三岳:「ところで御剣殿、自分の仕事は今のまま護衛ということで良いですか?彼川関なしの一人で?追加のカミガカリは無いですか?」
御剣 清一郎:「護衛で継続だ。残念だが〈協会〉から出せる人員の追加はないんだ。竹内やらが失敗しろと言わんばかりに協力拒否されてね」
灰音 権:そりゃそうだろ、と見えないようにベロを出す。現代組のふたりには見えるかもしれない。
霧島 三岳:「へえ、一枚岩とは行きませんね。彼らに任せるしか無いですか…」
御剣 清一郎:「彼らは京都から物を見ているようだ、正味人死にがないなら私もそう言いたい所だよ…おっと」おどけて口を塞いで
霧島 三岳:ムッとします
霧島 三岳:「ということだ。自分ができることは少ないだろうが…君たちが困ったことがあれば言ってほしい。できる範囲で対応しよう」
灰音 権:「……ありがとうございます。助かります、非常に」
狭間 花蘭:「その、わたしにもできることが、あればその…。たいしたことは、できないですけれども」 最初は勢いよくでもだんだんと弱く尻つぼみになる。自分なんかになにができるんだろうと。
御剣 清一郎:「では失礼しよう。カミガカリの諸君。」と去っていきます
灰音 権:どうも、と手を軽く振って
霧島 三岳:深く礼をします
灰音 権:「ありがとうね、 花蘭ちゃん。いるだけで百人力だよ、頑張ろうね」
狭間 花蘭:「はい…」 こくんとうなずく。そう頑張らないと。そのために過去に来たのだから。今をとりもどすために。
霧島 三岳:「ああ、自分はここから動けないが…あのモノノケの群れを壊滅させた君たちならば出来ないことはないだろう」
焔木 遥:無言で見送ってから「はー息が詰まるなぁ(陽菜を取り戻すためにきただけなのに思ったより面倒なことになってるなぁ)」うんざりな態度
灰音 権:「ね。ふふふ、俺もだいぶ疲れちゃった」
霧島 三岳:「連盟の君たちには関係のない政に巻き込んですまないな」
霧島 三岳:「まあ…この宿を拠点にしてくれて構わない」
焔木 遥:「霧島さんは悪くないんだから気にしないでー、むしろ一番頼りにするから」こっちの時代の人では
狭間 花蘭:「……」 焔木さんの言葉にこくこく頷く
灰音 権:「いいえいいえ……協会さんは派閥が多いというのは存じておりましたので。 そうそう、見ず知らずの我々にここまでよくして下さったのですから。 信頼しておりますよ、十分にね」
GM:というわけで調査のお時間かしらね

時代錯誤のやり方故か、はたまたお家騒動か〈協会〉内部も一枚岩でないことを匂わせながら、調査の準備をし始めます。
情報は現段階では3種類。1つのシーンで2つまで調査が可能となっている状態です。

・"かなめ"に付けられている供物の極印について
目標値12:【精神】[礼儀]または【知性】[知識]

・現場近くに居た謎の人影について
目標値14:【体力】[評価]または【幸運】[察知]

・襲撃してきたモノノケ達の出元について
目標値15:【敏捷】[追跡]または【幸運】[直感]

カミガカリ達はどれに行こうか? と自身の得意な能力値と相談して行先を決定します。

・"かなめ"に付けられている供物の極印について→狭間 花蘭
・現場近くに居た謎の人影について→霧島 三岳

以上2件を先に調べていくこととなりました。
そして2人とも能力値的に得意分野故か危なげなく成功を確保します。

GM:では供物の極印について調べた感じかしら。もしかしたら資料と取りに清川の御剣のお屋敷まで行ったのかしらね
GM:あるいは呪い関係なら将門公の縁ある神田明神か
狭間 花蘭:アラミタマの調査で屋敷で文献調査してたら見つけた感じで。
狭間 花蘭:花蘭の意識としてはアラミタマの調査が優先でしょうし。
狭間 花蘭:でも心にかなめさんが気になっていたので目に留まったということで。
GM:はーいではちょっと簡単に描写していきましょうか
狭間 花蘭:はい
GM:資料を求めに狭間さんがやってきたのは清川の御剣屋敷。
GM:古めかしくも威容のある日本の屋敷が鎮座しています。もしかしたら実家の雰囲気と似ているのかもしれません
GM:(一人で来たのかな?)
狭間 花蘭:人にあったりするよりは本を相手にした方が気が楽なのでこっちの調査を灰音さんたちに申し出てやってきた。でも知らない家はなんだか怖い。
狭間 花蘭:一人かなぁ…さすがに。
GM:了解!
GM:既に清一郎の話は通っていたのか、じろじろと不躾な目で見られながらも資料庫へ案内されるでしょう。
狭間 花蘭:みられるたびにびくびくと足をとめてそう
GM:珍しい〈協会〉外からの観覧者というのもあるが、ここ〈協会〉では人間のカミガカリは良く思われない、というよりは下に見られている風潮があります
狭間 花蘭:血脈ゆえの一族ですしね…ましてや御剣はそのまとめ役
GM:八家の歴史の中でただの一度も人間のカミガカリが当主に座ったことがないのが自負であり重責でもあるのでしょう
GM:資料庫は魔境を駆使した広大な資料庫で整理こそされていますがその蔵書の量は膨大でした
狭間 花蘭:おどおどびくびくはする。するけど奥へいくのはやめない。立ち止まりはしてもあとずさりはしない。
狭間 花蘭:本は落ち着きます。向こうから話しかけてくることはなく、こちらが呼びかけたら(よんだら)返事してくれるから。
狭間 花蘭:ってことで端から順番に本をあたっていきます
GM:がさごそと探していろいろでてきます…で
GM:では情報6を差し上げましょう!
狭間 花蘭:はーい
GM:すぐに公開しても構いませんよ
狭間 花蘭:よんだー 公開して問題なさそうなのでオープンします
GM:情報に公開

■情報6(供物の極印について)
この供物の極印は従来の効果に加え、[法則障害:呪怨烙印]によって時間を経ると刻まれた対象から霊力が他者へ流れ、霊肉化する特殊なものである。
その刻限は推定48時間程度と推測される。これを消去するにはこの法則障害の発生元を探さねばならない。
また、対象はあらゆる《タレント》を使用できず、【生命力】や【霊紋】を[回復]する効果を受けられない。
紋様の形からして、蛇か竜に類するモノの力を借りたものではないかと推測される。


狭間 花蘭:演出的に念話の宝石で、みなさんにお伝えして
霧島 三岳:じゃあ次はこの法則障害を探しにいくのねん
狭間 花蘭:(少しは…お役に立てたかな)とちょっと満足気にします。わたしにもできることがあったと。
GM:とはいえ探すにはまだ情報が足りませんからがんばってくださいまし
狭間 花蘭:うい 描写は以上で?
GM:そしてこの供物の極印の効果により、”かなめ”が起きないのは霊力を常時持っていかれており衰弱しているというのが理由でもありますね
狭間 花蘭:穴が開いた桶状態。大変です
GM:狭間ちゃんが最初に癒やしの霊力を注ぎ込んでも持っていかれている、ということでしたね
狭間 花蘭:でした
GM:ということでみんなに連絡して割と時間がないことまで伝わりますね
GM:ということで狭間ちゃんの調査はここまでかな
狭間 花蘭:かってよかった念話の宝石
狭間 花蘭:はーい

おどおどしながらもできることを一つずつ。
一歩一歩真実へ近づいていく狭間さんとカミガカリ達。

GM:神器の力で現地を調べれた…のか?
GM:誰か現地に行って手になったんだろうか…?
霧島 三岳:そうですねでは神器のカメラに記録されていた情報を解析した感じでいきます
GM:すげえな神器!
霧島 三岳:メカだしあるだろなんか…そういうの…
GM:では灰音 権:さんが持っていた情報から時間と場所がわかりますからその辺調べれたということで
霧島 三岳:"かなめ"を寝かせた部屋に機神の一部だけを発現し、コンソールから情報を探します。体力と評価する判断力が求められますね!!!!
GM:日が登ってさんさんと照らす中、夜とはまったく違う風景に見える昨夜の戦場です
霧島 三岳:「なにか無いか…」
GM:霊力結界内で行われた為戦闘の損傷自体は残っていませんが人影がいた場所を遠隔視していることでしょう
霧島 三岳:「このあたりのハズだが…む、これは…」
GM:まさしく血眼といったい体で探すとコンクリート上の屋上に何やらみつけるでしょう
GM:というわけで情報5デス
霧島 三岳:へぇい
GM:必要ならすぐに公開しても構いませんよ
霧島 三岳:よし、全体公開ですね

■情報5(人影についての情報)
現地を調べると微かな霊力の痕跡があり、いくつもの護符の破片が散らばっており何か儀式をしていたのでは?と推測できる。
霊力自体は上手く消されていて追うことはできないが、護符の破片は蛇をかたどった紋様が描かれており、それに連なるものではないかとわかる。

霧島 三岳:『見つけた。こちらも蛇の痕跡があるようだ』
GM:端的には儀式の跡を発見。おそらくはそいつが使っていたであろう物品が見つかりました。そして今度は蛇の紋様までしっかりあるということです
GM:ここに来て蛇、というキーワードが被って来ました
霧島 三岳:襲撃にも蛇がいましたね
GM:猫に食われそうになってましたけどいましたね…
GM:呪符というのは一般的に使われ、蛇は弁財天の使いとしてほどほどに有名なので呪いという使い方にはあまり似合わないですね
霧島 三岳:『とはいえカミガカリではなくとも陰陽師ならよく使うものだ。誰の仕業かと調べることは不可能に近いぞ』
GM:という感じで奇妙な符号の一致を訝しみつつこのシーンは終了かしら


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●本編シーン3 情報収集2

今回は無事全員登場判定に成功し、情報収集を開始。
現在残っている条項は一つ。

・襲撃してきたモノノケ達の出元について→焔木 遥

調べる能力値が高い彼女が担当し、見事成功します。

GM:ではちょっと描写しましょうか
GM:帝都東京の地図を借りて、昨晩襲ってきたモノノケ達の出どころを逆に追跡していく焔木さん
GM:2025年の東京と比べると市街の大きさは2/3程度、港湾部もそこまで埋め立てられていません
GM:特に東側(浅草側)は大きく繁栄しているものの、皇居を挟んで反対側の渋谷/池袋/品川方面などはまだ田畑が多く見られるのんびりとした農村のような雰囲気があります
焔木 遥:「うーん地図で見てもあらためてタイムスリップ感あるなぁ。えーっと襲われたのが、ここで…」
GM:という感じで追跡をしてみるとどんどん町並みが農村のような雰囲気になっていきます
GM:というわけでそうやって調べて情報7を獲得できたでしょう
GM:焔木さんは見て結構ですよ、特になにもないので即公開でもOKです
焔木 遥:はーい、では即公開

■情報7(襲いかかってきたモノノケ達)
昨夜襲いかかってきたモノノケ達の出元を追うと千代田区より南、品川の方から集まってきたのがわかったが、そちらにはいくつも小さな霊脈と神社がある。
それらはタヌキ、キツネ、ヘビ、イヌなど動物を祀った物が多いことが多くそれらの縁(エニシ)を利用したものと思われる。
――少なくとも相手はこの土地を知っているということだ。

霧島 三岳:ジモの人間の仕業か
GM:ででーんと出すと流石に出元まではわかりませんが、おそらくはその辺の霊脈を伝って出てきたのが移動してきたという痕跡がわかります
焔木 遥:「ここでも蛇か、さすがに関係ありかな」と情報集まったあたりでいったん戻って情報共有した感じかな
GM:ただこれ以上は現地に行って調べるしかない、という感じでしょうか
GM:というわけで3つ情報が出揃ったことで、最後の一つが現れます

・"かなめ"から流れ出る霊力の行く先 目標値14:【幸運】[直感]

霧島 三岳:幸運のみだ~~~~デケデケデケデケ
狭間 花蘭:法則障害を破壊しにいかないといけませんものね
GM:というわけで日が沈んでまだ苦しんでいるかなめさんを連れて移動できる感じで調べて回る感じになるでしょう
GM:ぶっちゃけ生ける?探知機として使うのでそれを察知して場所を見つけるという感じになります
灰音 権:ほな…幸運的に行きましょか
狭間 花蘭:がんばれー
焔木 遥:がんばー
霧島 三岳:やれー

最後の情報を調べるには【幸運】という純粋に戦闘に関わる能力値では無い為、伸ばしたキャラクターは中々いません。
今回もその例に漏れず、相対的に高い灰音さんでも成功は難しい値になります。

灰音 権:しかしここでインチキ発動!
狭間 花蘭:おっと?
灰音 権:《契約召喚》常時/使用者/対象は【霊紋】3、[開始]1回を消費することで、1シーン中1回だけ[LV=対象の世界干渉LV以下]、[種別=魔獣]の[モノノケ]1体(以後、この[モノノケ]を[契約神獣:]と呼ぶ)を[登場]させ、自在に操る。
灰音 権:これで先の契約神獣:キリムを呼び出しておいちゃいます
system[ 灰音 権 ] 霊紋 : 22 → 19
GM:ふむふむ
灰音 権:キリムの判(その他)の達成値は13、共感成長で+4されているので17
灰音 権:難易度は14なので確定成功!という訳です
GM:!?
焔木 遥:なんと!?
霧島 三岳:ウォウウォウ
GM:神獣に手伝ってもらったという感じか…!
狭間 花蘭:すごーい
灰音 権:ありがとうお猫様…
契約神獣:んぬぅ~

まさかの展開。
自分ではなく、調べられるモノノケを呼び出して判定に成功させてしまいました。

GM:では簡単に描写しましょうか
GM:日が沈んだ頃宿を出てこの刻印を刻んだ法則障害を探しに出る皆様方
GM:取りあえずの手がかりとして品川方面、そして蛇などに絡むものというふんわりとはしていますが一つずつ当たることでしょう
霧島 三岳:うすらデカい猫をデカいメカが女性を抱えながらガシャンガシャンと追いかける
契約神獣:「ンナーゥ」 頭を別々の方向に動かしながらふんすふんすと霊力を嗅ぎ分けて探す
”かなめ”:「…っ」すると一つの方向に向かうと痛みを覚えたかのように彼女が震えます――奪う霊力が増えて辛くなっている、つまり近づいている証拠です
狭間 花蘭:そんな彼女に無駄だと知りながらも癒しの術を掛けます。多少でも痛みが和らぐように。
契約神獣:「フーッ!フンギャロキャポ!」 霊力を奪う先に敵対の意志を見せるように唸っている
霧島 三岳:「"かなめ"、もう少しの辛抱だ。あと少し…後少し耐えてくれ」
十三郎(トサブロウ):「――霧島さん、なにしてるんですか」と影から現れたのは彼川関 十三郎。君たちの仲間から外された男だ。
霧島 三岳:「彼川関、何をしている?諦めが悪いのかはたまた…」
狭間 花蘭:「きゃ!?」 急に出てきたことに驚いて巨人の足元に隠れてしまう
十三郎(トサブロウ):「こっちはその護衛から外されて、雑用ですよ。地元でもありますしね」と東北訛りが混じった感じで
十三郎(トサブロウ):「その人柱抱えてうろちょろと…モノノケにでも食われたいんですか?」と蔑んだ感じで

と、突然皆様の間に現れた、彼川関 十三郎。
しかし最初に会った頃とはまるで様子が違うことに、カミガカリ達は警戒をします。

霧島 三岳:「自分さえいれば少なくともモノノケに遅れをとることはないという判断だよ。前を任せられる者も現れたことだしな」
霧島 三岳:そう白く冷たい装甲の中から焦りながらも努めて冷静に返します
十三郎(トサブロウ):「そういう自信過剰な所気をつけたほうがいいですよ、ほら」と見回すと何時のまにか影から昨晩襲われた影で出来たオオカミたちがぞろぞろと集まってきます
狭間 花蘭:「あれは…昨夜の…」
十三郎(トサブロウ):「遅れはとらないんでしょ?ほらぁさぁ!」と手を振ると皆様方に狼が襲いかかってくるでしょう!
GM:というわけで判定のお時間です
灰音 権:「わーお、大ピンチ!」
霧島 三岳:「つまらんな…御剣殿を裏切るのか?お前の評価にはいつも色をつけていたんだがな…」と盾を構えます
焔木 遥:「うっわぁ、明らかに指示出してる…」
GM:全員、目標値16で命中/発動で振ってくださいまし。失敗すると20ダメージです
狭間 花蘭:「なんで…あなたも護衛だったんじゃ…」 とまどいつつも玉串を構えて戦う覚悟を決める。
狭間 花蘭:20点は痛い…

まさかの裏切り。
そして幾つものモノノケを呼び出しカミガカリ達に襲いかかってきておりそれを捌く判定です!

狭間 花蘭:「かなめさんたちに…ちかよらないで」 玉串から水を滝のように放ち、狼たちを押し流す
霧島 三岳:「すまない!感謝する!」
GM:円陣を組んで皆様に飛びかかってくる狼は的確に撃ち抜かれ、切られ、流され、砕かれます
GM:突如現れた大滝を超えてかなめに飛びかかろうとしますが…!
GM:ガツンと弾かれてモノノケは消えていきます
霧島 三岳:「自分は盾である。通さんよ」
GM:そうして一掃した後には十三郎の姿はありませんが、それ故か法則障害の出元がわかるようになりました!
GM:場所の関係上、灰音さんにお渡ししておきますね
灰音 権:はーい
GM:公開もOKですわよー
灰音 権:では全体公開しちゃいましょう

■情報8(霊力の行先)
調べた結果、霊力は品川区蛇窪村にある蛇窪神社へとつながっている。
ここは600年以上の歴史があり、干ばつに大雨を降らせたという白蛇を祀っているという。
そして神社の大きさに似合わず、大霊脈を湛えているが、昨年の災害で一部が崩れており寄付を募っているという話だ。


狭間 花蘭:白蛇様ですか水神系なんだろうなぁ
灰音 権:「折角歯ごたえあるかなぁ、と思ったけど期待外れ。……っと、お猫様なんかわかったー?」
契約神獣:「ンンァーーウ」
GM:というわけで目的地は蛇窪神社というのがわかりますわね
灰音 権:「そっかそっか、ありがとう。 あとでご褒美あげちゃうね。……ってコトでー」
灰音 権:「目的地は品川が蛇窪村。その神社がモトらしいですよん?」
霧島 三岳:「非常に由緒ある神社だな。かの北条氏が保護した神社だったか」
GM:大干ばつ時に雨を振らせて終わらせたことを祀った神社で生きた白蛇が祀られている珍しい神社です
霧島 三岳:(つまり…まだ確定ではないが御剣殿を気に入らない他の勢力による謀反だろうか。真ならば本当につまらん。何もかも)
狭間 花蘭:雨は大事ですものね
狭間 花蘭:(あの人は…なぜ…ううん、いまはかなめさんを助けないと…) 起きたことが飲み込めずに戸惑う
GM:という感じで情報が集まって蛇窪神社です!

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●本編シーン4 法則障害

GM:そうしてやってきた蛇窪神社ですが、いくつかの民家に囲まれた神社ですが、踏み込むと一種異様な雰囲気をカミガカリ達は感じ取れます
GM:人を払う清浄な雰囲気などではなく、重く息苦しく人を払うようなそんな空気です
狭間 花蘭:「ひどい…」 神々を祭る場所がこんなことになってショックを受ける
GM:中に手洗い場を兼ねた池がありますが澄んだ水に生ける魚達は力なく動きが鈍いことがわかります
焔木 遥:「明らかに不穏でわかりやすいのは助かるけどね…」
霧島 三岳:「"かなめ"、もう少しの辛抱だ。あと少しで楽になるからな」と座席の後ろにもたれかからせた"かなめ"をさすります
灰音 権:「これはこれは……やりやがったねぇ、随分と」変わり果てた神社の姿に、それを行った真犯人へ侮蔑の感情を抱きながら
GM:では感じ取れる法則障害は3つ。故に、【幸運】[察知]判定を3回お願いしますね
GM:目標値は伏せます
狭間 花蘭:いっぱいある!?
霧島 三岳:幸運だ~~~~
灰音 権:3つあるなら…
灰音 権:《契約召喚》常時/使用者/対象は【霊紋】3、[開始]1回を消費することで、1シーン中1回だけ[LV=対象の世界干渉LV以下]、[種別=魔獣]の[モノノケ]1体(以後、この[モノノケ]を[契約神獣]と呼ぶ)を[登場]させ、自在に操る。
灰音 権:キリムちゃんおいで~
契約神獣:んぬあ…

アラミタマは自らの力を強化するため、あるいは目的を達成するために[法則障害]という不可思議な術法を地域や物体に仕掛ける事があります。
それらを打ち砕くべく、まずは見つける所からのスタートとなり、伸ばしづらい【幸運】が基準で探すこととなるのです。

GM:では3つすべて看破いたしました
霧島 三岳:やっとる
GM:実際この場で解けるのは2つ
GM:呪怨烙印と魍魎の巣です

■呪怨烙印
察知:14/16
強度:8
必要人数:2体
消去:【敏捷】17
対象:判定参加者
特殊ダメージ:30(装甲無効)
ペナルティー:【幸運】-2(累積)
その他の影響
A:【霊紋】を[法則障害]の[強度]分[回復]する。
B:【生命力】の最大値+30(累積)。
概要:アラミタマでなくとも、NPCに〈供物の極印〉を刻み込める[法則障害]。
[術者]が設定する行動をとったNPCは、恐ろしい超常現象に遭遇した後、〈供物の極印〉を刻まれる。
そして、その〈霊魂〉を徐々に[術者]が吸収し、最終的に〈霊肉〉へ変えてしまう。

■魍魎の巣
察知:12/14
強度:3
必要人数:全員
消去:【知性】12
対象:地域
特殊ダメージ:2d(装甲無効)
ペナルティー:【幸運】-2(累積)
その他の影響
A:【霊紋】を[強度]+2分[回復]する。
B:「PCの[世界干渉LV]の平均-1(最低1)」以下の[LV]を持つ任意のモノノケを3体従える(累積)。
概要:特定のモノノケを生み出し続ける[法則障害]。この効果よって生み出されたモノノケは[術者]の命令に従って邪悪な行動を繰り返す

■禁呪執行
察知:不要
強度:10
必要人数:なし
消去:なし
対象:地域
特殊ダメージ:なし
ペナルティー:なし
その他の影響
A:なし
B:なし
概要:禁呪や呪の神器などが宿すアラミタマとしての霊力を身にまとうことで一時的にアタミタマ化する[法則障害]。
この[法則障害]は、術者を倒せば消去される。

ここから取れる手段は2つ。
消去と突破であり、大変だけど完全に影響を排除してお得度アップが[消去]、簡単だけどボスへの利益もダメージなどペナルティをいくつか受けてしまう[突破]。
話し合いの結果、まず簡単な[法則障害:魍魎の素]の消去を狙います。
チャレンジするのはこういった事が得意な焔木さんと、灰音さんが呼び出した[契約神獣:キリム]の2名。
そして軽々と成功します。

GM:ではちょっと描写。
GM:重苦しい空気の神社を探ると一本の灯籠に焔木さんはぴんと来るでしょう、まるで植物の値が絡まるように霊力の糸ががんじがらめになっているのを感じ取れます
GM:その糸は心臓の脈動と似た速さで脈打っているでしょう
焔木 遥:「ん、この灯篭…明らかに怪しい雰囲気」己の霊力でもって糸を解きほぐしていってみる
契約神獣:「ナーオ」
前足でちょんちょんと触って手伝っている
焔木 遥:「お、ありがと、えっとこっちをとったら、ここが解けるから…」
GM:そうして霊力が整えられ、するりと一本の糸から毛玉のように丸められるまでそこまで時間が掛かりませんでした
”かなめ”:「……っ」すると霧島くんの機体の中に寝ていたかなめの荒かった吐息も穏やかになり、供物の極印もいくらか薄まったように見えるでしょう
GM:というわけで呪怨烙印解除です!
狭間 花蘭:やったー
GM:登場PCはすべて霊紋を8回復です
霧島 三岳:やったー
狭間 花蘭:「焔木さん、おつかれさまです。ねこさんも」 お二人をねぎらう
契約神獣:フンスと得意げ
焔木 遥:「あーりがと、ネコちゃんもね」なでりなでり
霧島 三岳:「焔木も灰音たちもありがとう。これで"かなめ"は生きられる」
契約神獣:「ンナァーオ」嬉しそうに撫でられている
灰音 権:「いえいえ、俺は“呼ぶ”ことしかできませんのでね」
狭間 花蘭:その様子にふと狭間の神社にいた猫モノノケを思い出す。あの子も消えてしまったのだろうか…
GM:ですが重い雰囲気はまだ残っています。モノノケを生み出す法則障害、魍魎の巣が残っているからです
GM:というわけでもう一個のだ!
焔木 遥:「ん、生きててほしいもんね」でも人柱なんだよなぁと複雑なところ
霧島 三岳:「ああ、生きていればなんとでもなるのだ」
霧島 三岳:「では更に生きるためにもう一つ、頑張ろう」
狭間 花蘭:「はい、がんばり、ます。それが役目、ですから」
狭間 花蘭:色々よぎる思いをそっと箱にしまって巫女としてのしぐさに集中する
焔木 遥:「だね、よーっし、がんばってこー」

今回の問題児、[法則障害:呪怨烙印]。
今度も[消去]を狙いたい所ですが、必要な能力値の【知性】は狭間さん以外はあまり高く有りません。
さてどうするかというかということで、達成値を上昇させる[霊紋燃焼]を行ってなんとか全員成功。
若干のリソースは削られましたが、[消去]に伴うリソース回復も相まってほぼ相殺程度でクリアです!

GM:ではちょっと描写を
GM:今度に異常を感じ取れたのは歴代の御神体――白蛇を祀った石塚である
GM:主に強い呪詛が先程の呪怨烙印だったので隠れていたようだが、こちらはこの塚からいくつものモノノケを生み出し君たちを襲わせたのだろうと思われる
GM:決して強い法則障害ではないが、影響が広範囲のため全員で挑まねばならないという感じで
GM:宵闇にまぎれて黒く濁る瘴気なような物が纏わりついている感じでしょう
霧島 三岳:「御神体に呪詛を用いたか…罰当たりめ」
GM:それだけ霊脈に直結して霊力を吸い上げている、ということでしょう
灰音 権:「……本当に。敬意などあったもんじゃない、利己的なものです」
焔木 遥:「いいように利用だけするんだから、まったく」
狭間 花蘭:「かみさま、ごめんなさい」 穢れをそそぐように水を撒いて清めていきます
霧島 三岳:後ろで手を合わせます。
霧島 三岳:「この件が終われば御剣殿に協力して頂き犯人らの一派から強請ることにしよう」
霧島 三岳:「この神社への寄付としてな」
GM:そうして清められた石塚に込められた呪詛は灌がれ、空気が軽くなるでしょう!
狭間 花蘭:「あとは…アラミタマを宿した術者ですが…あの人、なのですよね、たぶん」
GM:重苦しい霊威が払われると元の清浄な神社としての雰囲気が戻り――社務所に隠匿してある霊力結界の入口が見つけられます
霧島 三岳:「あいつがカミガカリに対してよく思っていなかったのは自分でもわかる。その結果がこれとは余りにも残念だがな」
霧島 三岳:この神社めちゃくちゃされすぎ

■真相
"かなめ"へ供物の刻印を刻みつけたのは彼川関 十三郎(ヒガワゼキ トサブロウ)、彼本人である。
本人の実力は高いものの、自らの上昇志向により禁呪へと手を染め、何者かに与えられた穢れた神器により莫大な霊威を持つに至った。
蛇窪神社とは彼は関係ないものの、十三郎の血脈には蛇あるいは竜が関わっているようで霊脈との親和性が高く、それにより根城にしたと見られる。
ただし、彼は東北の寒村の生まれという話だったが品川の蛇窪村の出身と口にしているというが、どういうことだろうか?
そして、折られたプライドを癒やすべく、カミガカリへの復讐を狙っている。

ここで彼川関くんの真相が伝えられますがその器の小ささに皆も憤慨。
最終戦闘へと臨むのです。

---
●本編シーン5 最終戦闘

GM:そうして飛び込んだ霊力結界の世界は暗く濁り、日が通らない水底のような空をしています
GM:そう広くない結界内で十三郎は大きな石塚のようなモノのそばに立っています
十三郎(トサブロウ):「やっぱ邪魔にしに来たのはあんた達か」
霧島 三岳:「当然だろう。申し開きは?」そういや"かなめ"はやっぱりコクピット内です。外より安全
十三郎(トサブロウ):「ねえよ、その上から口調…本当に気に入らねえ!」と激昂して
十三郎(トサブロウ):「断片を宿した陰陽師だからって偉いのかよ、協会の上のやつらもそればっかりだ!」
十三郎(トサブロウ):「顎でこき使って出来て当然とふんぞり返るのがその断片の価値か?!」
霧島 三岳:「気に障っていたか。申し訳ないな、仕事に徹するための口調なのだ」
十三郎(トサブロウ):「今だから言うけどよ、別にアンタのことは嫌いじゃなかったぜ」と嗤って
十三郎(トサブロウ):「少なくとも前に出て仕事はする、それだけでも評価に値するさ。これから人柱になる女を必死に守るのは滑稽で見てる分には楽しかったしな」
十三郎(トサブロウ):「でもよ、なんで守ってるだけのおまえが評価されて俺が貶されなきゃならねえんだ?おかしいだろ?」
霧島 三岳:「では自分も本音でいうと。『俺』もお前のことは嫌いじゃなかったぜ」
霧島 三岳:「この機神は天からの贈り物で自分の力じゃねえ。これに釣り合うために努力をした。だから地道に頑張るお前に共感を得ていた」
霧島 三岳:「そして自分と機神、2つ揃えばこれから人柱になる女すら救える。そう心から信じている」
十三郎(トサブロウ):「傲慢すぎて嗤っちまうよ…じゃあ潰されるなよ、これにさぁ!」と手にかけた石塚を引き抜き――
"獣面の巨人"引き抜いた瞬間、濁った霊威が彼の体に巻き付き異形化していきます
"獣面の巨人"その石塚は石塚などではなく、この獣面をした巨人の持つ神器であった巨大な石剣だったのです
"獣面の巨人"2対の腕に巨大な巨躯とそれを振るう巨大な石拳。あらゆる獣の毛皮が混じったような体毛。
"獣面の巨人"ぐちゃぐちゃに砕かれた彼の自信のようなモザイクです。
"獣面の巨人"「あああああああああ!」と吠えたけ皆様を砕かんと構えます
霧島 三岳:「お前の努力を評価していたものとして言うが全くつまらないことをしたな!すまない。連盟の諸君、うちの部下の尻拭いを手伝ってくれないか」
灰音 権:「うお、でっっっ……こほん」
狭間 花蘭:(あの人は…たぶん私なんだ。…役目がない私なんだ。誰からも見てもらえず、誰からも必要とされず…いなくてもいい…わたしなんだ…)
灰音 権:「構いませんよ。何れ降りかかる災禍の前に、降りかかった火の粉を払うまでです」
狭間 花蘭:「…はい、わたし、でいいのなら、手伝い、ます」
焔木 遥:「尻拭いっていうにはきつそうなんだけどー。やるっきゃないね」
狭間 花蘭:少し悲しみをこらえながら、眩しそうに霧島さんをみつめて、頷きを返す

ここにきて最終戦闘が始まります。
まず最初にボスが配置されその周りには、前回の戦闘で見た、化蛇。何でも齧り食ってしまう鼠の集団、鉄鼠。紺色をした装甲と大弓を持つ人型の怪物、ラルヴァアーチャー。
どれも油断ならぬ、敵達で何も知らず立ち回るには危険過ぎる相手です。
またもや、狭間さんの活躍によりその能力が白日の下へと晒されます。

狭間 花蘭:御剣家の調査で調べておいた資料を思い出し、それぞれの特徴を述べていきます
狭間 花蘭:「…以上です。私が知っている範囲では、ですけれど」 最後はいつものように小声に戻る
GM:化蛇は前回でましたが突っ込んできてかじってくる
GM:ラルヴァアーチャーは模擬戦で猛威をふるった特殊殺しに遠距離複数攻撃仕様
GM:注意すべきは模擬戦であったラルヴァアーチャーは特殊を消した上で射撃打ち込んできます
GM:鉄鼠x100は能力こそ平凡ですがモノノケかじってHP半減かましてくる上に範囲攻撃には装甲/結界+20してきます
GM:ボスはかなり早いのとボスタレント《擬足・副腕》を開示
GM:これがついてる限り攻撃+1回しますが判定に成功するともげます。かなり目標値が高いですが

本来神我狩ではボスのデータの大半は識別判定ではわからない仕様で、こうして開示させるのは滅多にない《擬足・副腕》。
攻撃回数を+1するのと、もいで無効化ができるというものです。
それを鑑みてあーだーこーだと初期配置と戦略を考えて戦闘開始です。

恒例(?)のターン開始タレントの確認です。
そしていつも通りに狭間さんと焔木さんは自身の攻撃アップのバフ、灰音さんは前回呼んだ七つの首を持つ[契約神獣](猫)を召喚し相手に備えます。

GM:ではボスからだ!
"獣面の巨人"「ぶちころすぞ!キリシマァ!!」と大きな柱のような石剣を持って移動
霧島 三岳:「かかって来いよ人間!」

開幕口喧嘩をしながら霧島くんへの攻撃を敢行しますが……

霧島 三岳:2d6+3 【回避】 (2D6+3) > 12[6,6]+3 > 15
狭間 花蘭:すごーい
"獣面の巨人"げぇクリティカル
灰音 権:ワア…!
焔木 遥:ナイスぅ

本来避けられない目を初手クリティカルによって回避。
場が温まってきました。

"獣面の巨人"では大ぶりに振るわれた剣は直撃したかに見えたが外れている
"獣面の巨人"《擬足・副腕》:常時/使用者/使用者:対象は[タイミング:攻撃]を+1回行える。PCは[手番]を迎えた際、[タイミング:攻撃]をすべて消費して[目標値:26]の【体カ】or【知性】判定に成功すれば、この《タレント》はその[戦闘中]のみ効果を失う。これらの効果は[識別【知性】]成功時、プレイヤーに伝えること。
"獣面の巨人"だがもう一回だ!
霧島 三岳:「怒り心頭だな彼川関!手に入れた力に溺れたか?」盾を斜めしてこう弾く
"獣面の巨人"《石剣の暴虐》:物理攻撃/戦闘地帯/戦闘地帯:1ターン中1回、対象に[形状:鎚]4d+50の物理ダメージ。
"獣面の巨人"「ほざけよ!!」と全体攻撃です
"獣面の巨人"4d6+50 (4D6+50) > 11[1,2,4,4]+50 > 61
"獣面の巨人"そのままなら61点だ!

今度は全体攻撃。全員が回避を要求され、何故か霧島くんは再度クリティカルで完全回避。
ロールプレイに出目がついていっているアツい展開です。
しかし、それはそれとして霧島くん以外は回避に失敗し、大ダメージを被る展開に……見えました。

霧島 三岳:ではこれにエレメンタルロンド使用
霧島 三岳:エレメンタルロンド/特殊/距離7/対象1/ターン2/ゾロ目,偶/D減少時対象の[攻撃行動]の[対象]を[1体]に変更しかばう。[抵抗]は失敗する。
霧島 三岳:ダメージ算出
霧島 三岳:c(61-17) c(61-17) > 44
霧島 三岳:生きるよ~ん
"獣面の巨人"かってぇ…
system[ 霧島 三岳 ] 生命力 : 49 → 5
霧島 三岳:では華麗なステップで全員の前に踊り出て追撃をその身で受けます
"獣面の巨人"直撃させ、「これでどうだ!思い知ったか!」と正気を失ったかのように高笑いをします
霧島 三岳:「お前は守ることしか出来ないと言ったよな?ではその守ることだけは遂行させてもらおう」コクピットのかなめにダメージがいかないよう気をつけながら
"獣面の巨人"「そのご立派なガラクタ、すぐに砕いてやるさ!」
霧島 三岳:「抜かせ!何度でもかかってこい!」

霧島くん以外が当たれば一撃で倒れそうなダメージを受け止め、なんとか立っています。
しかし、次があれば耐えられないのは明確です。流石に追い詰められたようにも見えるでしょう。
裏で連携のお話し合いをしながら、頼れるお兄さんの灰音さんがパーティの中で一番最初に手番を迎えます。


灰音 権:ちょ~っと攻めチャートにしましょう
灰音 権:まず契約神獣から。サイズ差的に近接突破が可能な為近接突破させます
灰音 権:ココ!
灰音 権:E-3!
灰音 権:で…
契約神獣:七頭の角:物理攻撃/4マス/7体/1ターン中1回、形状:槍、3d+26の物理ダメージ。
灰音 権:狙えるのは
・ボス
・ラルヴァ・アーチャー
・鉄鼠B、C、D
この5体!
灰音 権:命中達成値は22です

敵が散らばって配置され混雑した盤面を[契約神獣]がその自前の大きさを活かして突貫。
ちょうどよいポイントへたどり着くと開幕戦闘で行ったような多数への同時攻撃を敢行し一気に削り倒します。
流石にこれで倒れたエネミーは居ないものの、ダメージ総量としてはかなりのものです。

契約神獣:どたんばたんと境内を暴れ回り手近に居たモノノケやアラミタマを薙ぎ払っていく
灰音 権:「うわあ~、お猫様激おこじゃん」
灰音 権:くわばらくわばら、自分の手番です
灰音 権:ありがたい事にサイズ差があるのでスイーと移動。H-2に
灰音 権:いやー《太刀風》って6マスだから中々射程外に出る事が多くて…
灰音 権:ンン~?
灰音 権:ラルヴァ・アーチャーくん届くねえ!

目ざといことに、この戦闘中ボスの次に厄介だと識別判定によって知られてしまっているラルヴァアーチャー。
長射程&複数体攻撃を持ち、自身が狙われれば別エネミーにターゲットを押し付けたり、さらには一部の《タレント》を打ち消した挙げ句攻撃を加える卑劣卑怯さも備える難敵です。
出来うることなら最初に排除を狙いたかった相手です。

灰音 権:《太刀風》攻撃/6マス/1体/連番/T1/物理攻撃。[ダメージ算出]に[ランク]+1し、[特殊攻撃]を行える。
灰音 権:コストは5・6
A_ラルヴァ・アーチャー:C(04+7) 【看破】 c(4+7) > 11
灰音 権:ダメージ確保の為にダイス増やしちゃうヨ~!+1d!
GM:まだ上がる!?
灰音 権:3d6+9 【命中】 (3D6+9) > 7[1,1,5]+9 > 16
灰音 権:だからダイスを増やさないと危険だったんですね。
GM:あっぶねぇ
狭間 花蘭:せーふ

……うっかり命中ファンブルがでるところでした。
出たら登場判定と違ってほぼフォローはありません。

灰音 権:1d6 俺の野生の勘は当たるんだ/コスト (1D6) > 2
system[ 灰音 権] 霊紋 : 19 → 17
灰音 権:で、恐らく対象の擦り付けをするでしょう、なので
灰音 権:バリューを増やします
A_ラルヴァ・アーチャー:良くおわかりで
狭間 花蘭:さらにおとくに?
灰音 権:《天地功》特殊/使用者/偶/T1/ダメージ算出時に使用。[ランク]+1、[ダメージ算出]に+「使用者の任意の【主能力値】」の修正を得る。また《天地功》の効果に使用者が[ダメージ]を与えた[障害物]を任意で消滅できる。また、[ダメージ]を受けた[対象]を任意の方向へ強制的に3マス移動させてもよい([近接状態]無視)。
灰音 権:コストは6!
灰音 権:これでランク+1と追加10点ダメ!
灰音 権:さらにお得なキャンペーン中!なので
灰音 権:モノノケはここに割り込みをするかどうかを選べます
A_ラルヴァ・アーチャー:《混沌差配》:防御/戦闘地帯/1体:ダメージ減少時に使用。対象が受けた[ダメージ]と効果を使用者が指定した[戦闘地帯]内の[種別:混沌]のモノノケ1体が代わりに受ける(【抵抗】判定は失敗。対象は効果を任意で拒否可能)。
A_ラルヴァ・アーチャー:化蛇を盾にします

ターゲットを押し付ける動きを選んでしまうことを読んで更に威力を積み増され、使わざる得ない状態へと追い込まれるラルヴァアーチャー。
押し付けられた側はたまったものじゃありません。

灰音 権:あ、特殊割らないんですね
灰音 権:《百烈技》特殊/使用者/6/T1/ダメージ算出時に使用。[ダメージ算出]に+「使用者の任意の【主能力値】」の修正を得る。
灰音 権:ベチッ
A_化蛇(かだ):それはアカン
灰音 権:c(5*3+22+10+10) ちなみにキャンペーン完走でこれ走ります c(5*3+22+10+10) > 57
A_化蛇(かだ):C(57-10) 物理ダメージ算出 c(57-10) > 47
system[ A_化蛇(かだ) ] 生命力 : 64 → 17
灰音 権:「ま、じゃ」
灰音 権:「俺は俺で露払いしとこうか……ねっ!」
A_化蛇(かだ):さらに天地功でふっとばされるか
霧島 三岳:「前は頼んだぞ」
灰音 権:天地功でここ移動させて欲しい~みたいなのあります?
狭間 花蘭:ねこさんに近接させたら移動じゃまできるかなーくらい?
灰音 権:ですわね。あと巨大な範囲になるから撃ち漏らした後が楽
狭間 花蘭:ねずみサイズ0なので猫さんから離れるの行動がいる
灰音 権:ほなE-5に…
狭間 花蘭:いい感じです
A_化蛇(かだ):不思議な力で引き寄せられた!
灰音 権:「せぇーのっと!」
灰音 権:霊力によって生み出された引力を使い器用に引き寄せる
契約神獣:「ンンァーーオ」
灰音 権:「よしよし、いい感じ」
灰音 権:って事で以上で~
A_化蛇(かだ):はいなー

ここまで先の動きを読まれ、エネミー側の手玉に取られ1体が大きく削られます。
しかしここからは反撃のエネミーたちの手番ラッシュです。
まずは攻撃を受けそうになったラルヴァアーチャー。
本当は狭間さんを狙いたかったものの絶妙な位置取りで届かず、射程内にいる回避が低い、霧島くん、焔木さん、[契約神獣]の猫に対して射撃が行われ、焔木さん以外にはヒットします。
しかし問題はここからで――

焔木 遥:そして私は回避したので死線の魔眼

攻撃を避ける事に成功すると反撃を行える種族:魔眼のタレント、《死線の魔眼》。
しかし、ラルヴァアーチャーもタダでは帰しません。

A_ラルヴァ・アーチャー:差配で押し付けがもうできないので命が惜しいので魔眼に対応
A_ラルヴァ・アーチャー:《霊威を破る一矢》:特殊/戦闘地帯/1体:対象が《タレント》宣言時に使用。1ターン中1回、対象が使用した[タイミング:特殊]の《タレント》1つの効果を消滅後、使用者は[武器攻撃]を1回行う。
A_ラルヴァ・アーチャー:魔眼を打ち消して、同様に霧島・焔木・猫ちゃんへ武器攻撃!
霧島 三岳:1ターン目しか許されないむちゃくちゃしやがって!
A_ラルヴァ・アーチャー:命中は18!

カミガカリ達の抗議の声は聞かない事にして更に攻撃を加えようとしますが、ここで更に焔木さんのタレントが光ります。

焔木 遥:出した分はこっちでさらに消そう軌道看破!

今度は自身が複数体攻撃の対象に含まれた際に判定に挑み、成功するとその複数体攻撃を"無かった"事にしてしまう種族:魔眼のタレント《軌道看破》。
この2つの組み合わせで彼女は射撃戦において絶対的な優位を得たのです。
そしてその判定は見事成功。神我狩特有の打ち消し合戦に勝利し一方的に消耗に持ち込みます。

A_ラルヴァ・アーチャー:「――っ!」身の丈あるほどの異形の弓を引き絞り霊力の矢が降り注ぐはずが
焔木 遥:「こっちも矢はあるんだよ!」魔眼が輝くとともに黒き霊力で編まれた矢が降り注ぐ矢を射抜き打ち消していく
A_ラルヴァ・アーチャー:「!?」自信の射撃の腕に自信のあったはずのラルヴァだが、挙動に驚愕が現れる。フェイント含め確実に直撃コースであった霊力の矢が食われ、潰される。
A_ラルヴァ・アーチャー:まるで着弾点がすべて読まれているかのように、だ。
A_ラルヴァ・アーチャー:というわけでアーチャーは終了!
狭間 花蘭:(すごい…これが本物のカミガガリたちの戦い方…動きが早い…状況が変わる…おいつけない…)

矢を矢で撃ち落とす神技を演出しながらさらに矢を番えて……と、本来は焔木さん手番でしたが、ここで狭間さんの《秘跡のロザリオ》による回復を挟みます。
狭間さんの動きはラルヴァアーチャーの《霊威を破る一矢》に非常に弱く、これを使い切らせなければキツかったのです。
これを使わせた今、彼女の動きを阻害するものはありません。

狭間 花蘭:では失礼して特殊でロザリオの回復を割り込みします
狭間 花蘭:回復対象は霧島さん
霧島 三岳:助かります
狭間 花蘭:2d6+11 【発動】 (2D6+11) > 6[2,4]+11 > 17
狭間 花蘭:c(4*2+17 ) 魔法ダメージ
狭間 花蘭:あれ? 25点かいふく
system[ 霧島 三岳 ] 生命力 : 23 → 48
霧島 三岳:ほぼ全快!助かります!

最初に傷ついた霧島くんを癒やしほぼ全快の状態へ。

狭間 花蘭:《神秘の古語》/タイミング特殊/使用者/使用者/コスト3/特殊効果。タイミング攻撃のタレントの対象を範囲にする。1ターン1回
狭間 花蘭:《一括》/タイミング攻撃/17マス/2体/コスト3/魔法攻撃。ランク2の魔法ダメージ(抵抗消滅)属性冷気。
狭間 花蘭:コスト3と3消費
GM:鼠B,C,Dと化蛇が範囲ですわね

ここで効いてくるのが灰音さんによって動かされた化蛇(かだ)を中心にお団子みたいに纏められた敵集団。
これは攻撃の格好の的であり、好機と見て畳み掛けます!

狭間 花蘭:c(6*6+17) 魔法ダメージ c(6*6+17) > 53
狭間 花蘭:5たりなかった
A_化蛇(かだ):ばたんきゅー
B_鉄鼠x100:《集団防御》:防御/使用者:ダメージ減少時に使用。対象は[対象:2体以上(範囲・戦闘地帯を含む)]の[攻撃行動]を受けた際、[装甲]と[結界]に+20。
B_鉄鼠x100:C(53-0-20) 魔法ダメージ算出 c(53-0-20) > 33
system[ B_鉄鼠x100 ] 生命力 : 38 → 5

しかしちょっとだけ数字が足りず全部倒すには至りません。
そこに焔木さんの援護が入り、一掃に成功します!

狭間 花蘭:花蘭の水しぶきで敵を射抜くが、鼠のとどめにいたらない…とおもったそのとき鼠たちが炎に包まれる!
狭間 花蘭:って感じでしょうか?
狭間 花蘭:割り込み行動おわります
霧島 三岳:「本当に頼りになる者たちだ…!」
狭間 花蘭:「焔木さん、ありが、とうございます」
焔木 遥:「いやいやいい魔法、こっちのはちょっとしたおまけね」魔眼ウィンク
灰音 権:「二人ともお見事~、一気に片付いたね」
B_鉄鼠x100:「~~~!」とばらばらに散って巨大な冷気で全滅も避けれたのもつかの間、余波の炎で舐められるように燃えていきます

改めてここで焔木さんのターン。

焔木 遥:ラルヴァと鼠にコスト2で喰霊閃
焔木 遥:《喰霊閃》:攻撃/アイテム/1体/2・2:[ダメージ算出]に[ランク]+2。[ダメージ算出]後[超過霊力]を1個得る
焔木 遥:命中ダイスを一個ふやしておこう
GM:回避の固定値は11と12ですわね
焔木 遥:3d6+11 【命中】3が欲しい (3D6+11) > 11[2,3,6]+11 > 22
焔木 遥:3と1を交換して20
霧島 三岳:出たぁ
system[ 焔木 遥 ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
灰音 権:これが祈祷力…
焔木 遥:1d6 霊紋 (1D6) > 4
system[ 焔木 遥 ] 霊紋 : 22 → 18
焔木 遥:c(6*6+23) c(6*6+23) > 59
GM:ではアーチャー撃墜
A_鉄鼠x100:《集団防御》:防御/使用者:ダメージ減少時に使用。対象は[対象:2体以上(範囲・戦闘地帯を含む)]の[攻撃行動]を受けた際、[装甲]と[結界]に+20。
A_鉄鼠x100:C(59-0-20) 物理ダメージ算出 c(59-0-20) > 39
system[ A_鉄鼠x100 ] 生命力 : 53 → 14

お祈りが通じたのか欲しい出目を手にして上で、厄介なラルヴァアーチャーをここで仕留め、次のターン以降は安心です。
その出目を元手に追撃を仕留め損ねた鉄鼠とボスへと仕掛けます。

"獣面の巨人":《異様な反応速度》:防御/使用者:【回避】判定時に使用。対象は【回避】+2。
"獣面の巨人":2D6+2+10 【回避】 (2D6+2+10) > 2[1,1]+2+10 > 14
"獣面の巨人":げぇ!?
狭間 花蘭:ふぁんぶるだね…
焔木 遥:よしよし
灰音 権:装甲とろとろ…
"獣面の巨人":回避失敗して装甲値ゼロ計算です…

この一撃で雑魚を一掃した上でのボスのまさかのここでボスのファンブル。
ダメージを減じる装甲値がゼロ扱いとなり直撃です。

霧島 三岳:とっさによけようとした巨人の副腕を掴みます
霧島 三岳:「どこへ行く?」
"獣面の巨人":「霧島ぁ!?」とよろけた上で直撃コースでしたが
"獣面の巨人":《石剣迎撃》:常時/使用者:対象は受けた「形状:射撃・魔法]の[ダメージ]を「半減]。1ターン中1回のみ使用可能。
"獣面の巨人":「うおおおお!!」瞬時に巨大な石剣を持ち替え、射撃を迎撃していくつかを撃ち落とします
焔木 遥:「今度は私のメインの番!」先ほどのお返しとばかりに黒き霊力の矢を雨と降らす
"獣面の巨人":「あの夜に見た!貴様の弓術は、な!」とダメージを抑えまだ立っています

特殊能力でダメージを減じたものの、ダメージを抑え込みますがそれでも手痛い一撃を受けます。
ここでようやく狭間さんの本来の手番となり、[契約神獣]を回復。次に備えます。
そうして今回最遅の狭間さんと並んで霧島くんです。

霧島 三岳:色々飛ばして攻撃を放棄して副腕の解除を行います
"獣面の巨人":体力で目標値26と相当高いぞ!
霧島 三岳:物理超越でダイス+3個
霧島 三岳:固定値9で6も一個ある!やってやるさ!
"獣面の巨人":大盤振る舞い…!

ボスが複数回攻撃を使用する根拠であるタレントである《擬足・副腕》の解除を霧島くんが仕掛けます。

霧島 三岳:2d6+3d6+9>=26 【体力判定 (耐性/水泳*/登攀*/評価)】 (2D6+3D6+9>=26) > 10[4,6]+9[2,3,4]+9 > 28 > 成功
狭間 花蘭:やったー
灰音 権:いった!!
焔木 遥:おぉー!
霧島 三岳:マジで危ねえ
"獣面の巨人":超えやがった
灰音 権:ありがとう…本当にありがとう…!

非常に難易度の高い判定でしたが強引に突破。
下手な攻撃よりもボスには痛恨な一撃です。

霧島 三岳:「お前に!俺の望み(エゴ)は触れさせない!」回避の際に掴んだ腕に力をいれ、そのまま引きちぎります
"獣面の巨人":「俺の邪魔を、あああああああああああ!?」と後付されるように生えて居た巨大な腕がぐるりと捻り、ちぎれ飛びます
"獣面の巨人:"これで攻撃回数が1回ヘリました…
霧島 三岳:「ハァ…ハァ…獲ったぞ、その腕!」過剰な霊力供給により機体の関節からは電流が迸っています
霧島 三岳:終わり!

これで次のターンからは楽になる。
そう思っていたことでしょう。

"獣面の巨人":「霧島、貴様の無駄骨だぁ!」とミキミキと彼の背中からひび割れる音がします
"獣面の巨人":《概念・復元》:常時/使用者:対象は《擬足・副腕》の[目標値]+[LV](適用済)。また、[タイミング:終了]を1回と【生命力】を10消費することで、失われた《擬足・副腕》の効果を一つ取り戻す。
霧島 三岳:テメエ!
狭間 花蘭:「そんな!?」
灰音 権:げ……外道が!!!!
霧島 三岳:「チッ。本当にふざけた力だ」
焔木 遥:「うぇっ!はえたぁ!?」
灰音 権:「うーーっへ、アラミタマとしての力エグすぎでしょ……」
"獣面の巨人":「オマエを超えて、オレは強くなるんだ!この程度で!」と若干の消耗はあれど今度の腕もまた自在に動くようです
霧島 三岳:「アラミタマの才能はあったと報告書に書くべきだな」

まさかの腕を再生するタレントによる再生。
多少のダメージこそ入りましたが割に合わない事は確定し、次からは殴り飛ばしてやると皆は覚悟を決めたことでしょう。
これにて全員の行動が終了。再度行動値のトップ――ボスからです。

GM:ボスも開始なし、ではボスのターン
"獣面の巨人":霧島くんがデカいのでガッツリサイズ差がなくてうごけん…
"獣面の巨人":だが準備!
"獣面の巨人":《異様な動き》:準備/使用者:1ターン中1回、対象は[近接状態]を無視して3マスの距離を移動する。この《タレント》は[準備]を消費しない。
霧島 三岳:「むっ」
"獣面の巨人":「貴様が前に立つなら…これでどうだ…!」と猫科の動物のように肩を怒らせると物理法則を無視するようにするりと移動します
"獣面の巨人":というわけで、霧島くんと狭間ちゃんの間に挟まります
"獣面の巨人":これで2人と近接状態です

ぬるりと移動としてカミガカリ達の間に挟まろうという動きを見せるボス。
これにはちゃんと理由がありました。

"獣面の巨人":そして攻撃
"獣面の巨人":《散らばる霊弾》:特殊/使用者:対象の[手番]中なら、いつでも使用できる。1ターン中1回、対象は[攻撃行動]の[対象]を+3体。
霧島 三岳:「突破された!すまん!」
狭間 花蘭:「わ、わたしがちゃんと離れてないから…」
"獣面の巨人":これにて対象を増やし、霧島くんと狭間さんを対象に攻撃!
"獣面の巨人":[武器攻撃]:肉弾攻撃/近接状態/1体:対象に[形状:鎚]3d+27の物理ダメージ。
"獣面の巨人":2D6+16 【命中】 (2D6+16) > 5[1,4]+16 > 21
"獣面の巨人":3d+27 (3D6+27) > 12[1,5,6]+27 > 39
"獣面の巨人":二人へ39点!回避どうぞ!

それは対象を増やすタレントを使うため。増やした対象でカミガカリ達を潰しに掛かります。
そして回避能力に乏しい二人に攻撃がヒット。一撃で落ちないにしても次の攻撃が見えている以上、大きなダメージを受けるのは美味しく有りません。

霧島 三岳:う~ん防御切るか
霧島 三岳:バリア/防御/距離7/対象1/3,偶/D減少時[D]-7
霧島 三岳:対象自分
霧島 三岳:ざまさんの方にエレメントガーブ、自分に治癒の神宝を使いたい!
霧島 三岳:「狭間嬢すまん!」
狭間 花蘭:「だ、だいじょうぶ、ですから」

タンクの面目躍如として様々なタレントを使用しダメージを抑えにかかり、最終的には霧島くんはほぼノーダメージ、狭間さんはHPが半減程度に抑えこみに成功します。
しかし、一息ついてる暇なく次のボスの攻撃が飛んできます。

"獣面の巨人":再生した副腕はさらなる暴虐を起こす!でもう一回攻撃!
"獣面の巨人":《石剣の暴虐》:物理攻撃/戦闘地帯/戦闘地帯:1ターン中1回、対象に[形状:鎚]4d+50の物理ダメージ。
"獣面の巨人":2D6+16 【命中】 (2D6+16) > 10[4,6]+16 > 26
"獣面の巨人":全員にだ!
"獣面の巨人":4d6+50 (4D6+50) > 12[1,2,3,6]+50 > 62
"獣面の巨人":ズドン

先ターンにもみた全体攻撃。威力は全快と同等でありそのままなら、非常に痛い事この上ないでしょう。
しかし一度見た技である以上、タンクたる霧島くんにも対策は残してあります。

霧島 三岳:超過霊力使用でロンドのみ
霧島 三岳:エレメンタルロンド/特殊/距離7/対象1/ターン2/ゾロ目,偶/D減少時対象の[攻撃行動]の[対象]を[1体]に変更しかばう。[抵抗]は失敗する。
霧島 三岳:c(62-17) c(62-17) > 45
system[ 霧島 三岳 ] 生命力 : 49 → 4
"獣面の巨人":装甲のみで捌きやがった
霧島 三岳:「通した!が意地でもそれ以上は通さんのだ!」
霧島 三岳:ヒーラーを信じているのでね!
狭間 花蘭:信頼が怖い
"獣面の巨人":「まだこれだけ痛めつけても動けるか!!」とおそらくこれが現状の全力だったのだろう、それでも立っている霧島に慄いたように一歩後ずさる
霧島 三岳:「痛いじゃないか彼川関!"かなめ"になにかあったらどうする!」機神の向こうでは目をらんらんと輝かせた霧島がアラミタマを睨みつけます

先ターンの再現のように分厚い装甲を活かし瀕死なら完全に受け止めます。
狭間さんの回復を見ている以上、立っていればまだ癒やされることを信頼しての仁王立ちです。
そして、その信頼に応えるべく、狭間さんがまたもや《秘跡のロザリオ》にて回復しようと割り込み、自身と霧島くんを全快とします。
雑魚はおらず、ボスのターンが終わった以上急ぐ必要はなかったのですが、隠されているボスの能力に割り込みがあった場合、対応が困難になる可能性があったからなのです。
そうしてボスの動きを警戒しつつ、灰音さんと契約神獣は容赦なく連撃を加え、一気にHPを削り倒していきます。


霧島 三岳:「連盟の方々!申し訳ないがこの阿呆を叩きのめしてやってくれ!」
灰音 権:「ええ、ええ。お任せ……あれっと!」
灰音 権:白と黒、陰と陽混ざる霊気の刃は鞭のようにしなり──標的を絡めとる!
"獣面の巨人":C(72-3) 物理ダメージ算出 c(72-3) > 69
system[ "獣面の巨人" ] 生命力 : 63 → 132
灰音 権:そして強制移動! E-6へご招待!
"獣面の巨人":「こんなもの!」と石剣で切り払いを仕掛けるもののすり抜ける!
"獣面の巨人":ぐえ
霧島 三岳:BIG感謝
"獣面の巨人":「おおおおお!?」巨体が思わぬスピードで引きずられる!
灰音 権:「御機嫌よう。いやあ、これでようやくご対面だ」
灰音 権:そしてお猫様にバトンタッチ!
契約神獣:ぬぬぬぬぬぬ
灰音 権:準備で戦闘移動、F-6にダッシュさせます
契約神獣:七頭殺到:物理攻撃/4マス/範囲/1ターン中1回、形状:剣、5d+30の物理ダメージ。
"獣面の巨人":命中おいくつか!
灰音 権:達成値は22固定!
"獣面の巨人":《異様な反応速度》:防御/使用者:【回避】判定時に使用。対象は【回避】+2。
"獣面の巨人":2D6+10+2 【回避】 (2D6+10+2) > 3[1,2]+10+2 > 15
"獣面の巨人":ファンブルでないだけまし!!失敗!
契約神獣:5d6+30 物理ダメ (5D6+30) > 16[1,3,3,3,6]+30 > 46
"獣面の巨人":ダメージどうぞ!
"獣面の巨人":うおダメージでかい
霧島 三岳:よいよい
"獣面の巨人":C(46-3) 物理ダメージ算出 c(46-3) > 43
system[ "獣面の巨人" ] 生命力 : 132 → 175
契約神獣:「グルルルルルル……」
契約神獣:懐に不意に飛び込んで、その牙で敵を噛み抜く
"獣面の巨人":「こんなモノノケなどに…!」齧られちぎれかけた腕がまた素早く癒やされる…がそのスピードは遅い
"獣面の巨人":強いなこのキャッツ!
灰音 権:「よしよし、後でご褒美ですよんお猫様」

次はパーティ屈指の大砲、焔木さん。
フルスペックに動くには手持ちのダイス目が悪く少し考え込んでダイスを増やしていきます。

焔木 遥:はーい、準備はないし、2を使って喰霊閃
焔木 遥:また3を求めて命中一個ふやすかな
焔木 遥:3d6+11 【命中】 (3D6+11) > 7[1,1,5]+11 > 18
霧島 三岳:怖すぎる
灰音 権:ふ…増やしてて良かった…
GM:増やして良かった…

カミガカリは振る回数が多いので比例してファンブルを見る事が増えます。
ですので予感は大事にすべきです。


"獣面の巨人":《異様な反応速度》:防御/使用者:【回避】判定時に使用。対象は【回避】+2。
"獣面の巨人":2D6+10+2 【回避】 (2D6+10+2) > 8[2,6]+10+2 > 20
"獣面の巨人":なんとか避ける!
霧島 三岳:てーめ
"獣面の巨人":ただまだ交換はできますわね
"獣面の巨人":4以上の出目を1を交換すればヒットになる(受動有利だから超えねばならない)
焔木 遥:1と4の入れ替えと5と6を入れ替えて22で
"獣面の巨人":ではヒット
焔木 遥:c(6*6+23) c(6*6+23) > 59
"獣面の巨人":他なければダメージ算出
"獣面の巨人":《石剣迎撃》:常時/使用者:対象は受けた「形状:射撃・魔法]の[ダメージ]を「半減]。1ターン中1回のみ使用可能。
"獣面の巨人":射撃なのでダメージを半減
焔木 遥:エレメントバーストものせちまおう5.5を消費
"獣面の巨人":まだ上がるか!
焔木 遥:火炎弱点だから実質ランク+2でいいんですかね?
"獣面の巨人":ですわね
焔木 遥:c(6*8+23) c(6*8+23) > 71
"獣面の巨人":痛い痛い
焔木 遥:ダメージ以上で
"獣面の巨人":C(71-3) 物理ダメージ算出 c(71-3) > 68
"獣面の巨人":C(68/2) c(68/2) > 34
system[ "獣面の巨人" ] 生命力 : 175 → 209
"獣面の巨人":1回は半減できるが…!次がこええ!
焔木 遥:「的はでかいんだけど、単発じゃ結構落とされるなぁ、くそぅ」黒い炎の塊を矢を放つ
"獣面の巨人":「射撃なら撃ち落とせる、はずがなんだこの霊力が喰われる…?!」と未知のタレントに慄いています

ボスの能力で半減されてもそれでも手痛いダメージ。
もし無かったら速やかに勝利していたことでしょうが、ここまで追い詰められた以上、ボスも更に仕掛けを使いだします。

"獣面の巨人":「だが、だが!」
"獣面の巨人":せっかくなのでだしやしょうちょっと遅いけど
"獣面の巨人":《荒ぶる神性》:常時/距離:使用者/対象:使用者/コスト:なし/効果:常時効果。対象は残り【生命力】が200以下となった時点で、[能動判定]の達成値に+1、[行動者]となる度に[タイミング:攻撃]を+1回得る。
霧島 三岳:「悪あがきを…」
"獣面の巨人":「まだだ!まだだ!この程度で終われるものかよ!」とさらに石剣は重く唸りアラミタマの霊力が一段階上がります

これにより次のターンは3回攻撃となった上で命中率が上昇。
カミガカリ達に危機感が走り決意させます――ボスをこのターン生きて帰してはならないと。

霧島 三岳:なぐんべ
"獣面の巨人":こーい!
霧島 三岳:の前に戦闘移動で猫の横に移動します
霧島 三岳:スッ
霧島 三岳:攻撃ジャー
霧島 三岳:イサーパワー/攻撃/距離7/対象1/33,偶/火炎属性の物理攻撃。[物理ランク]+2
霧島 三岳:おい!火炎弱点だろ!
"獣面の巨人":はい火炎弱点です…

本来タンクではある霧島に積まれた、唯一の攻撃タレント。
それは見事にボスの弱点をつく強力な手段でもあります。

霧島 三岳:普通に命中を振ります
"獣面の巨人":命中どうぞ!
霧島 三岳:いや1個超越して増やします
狭間 花蘭:回避たかいもんね
霧島 三岳:2d6+1d6+8 【命中】 (2D6+1D6+8) > 10[4,6]+2[2]+8 > 20
霧島 三岳:1D6 (1D6) > 3
system[ 霧島 三岳 ] 霊紋 : 9 → 6
"獣面の巨人":《異様な反応速度》:防御/使用者:【回避】判定時に使用。対象は【回避】+2。
霧島 三岳:フンっ
"獣面の巨人":2D6+10+2 【回避】 (2D6+10+2) > 8[2,6]+10+2 > 20
焔木 遥:足りてたー
霧島 三岳:つまりアタリだ
狭間 花蘭:1たりてた
灰音 権:えらえら!
"獣面の巨人":ダメージどうぞ

保険の為にダイス目を増やすという神我狩的セオリーにも慣れ、自然と増やしているのはプレイヤーとしても成長を感じます。
そしてここまでずっと秘密にされていた情報1が開示されます。

焔木 遥:あ、そうだ忘れないうちにここで情報1を共有しておきます
霧島 三岳:今30点か、ぼくが踏ん張る理由はないか
霧島 三岳:お?
狭間 花蘭:がんばると花蘭の連続で削り切れる可能性がでるかな?

■情報1
クロートーより手渡された特殊な呪物ととある事情が記してある書類だ。
要するに"この状況は長く続くことでしょう。けれど決して焦らず、粘り強くお願いします。"とのことだ。
そしてこの呪物を使いアラミタマを攻撃した場合、その霊力はあなた達に還元され"楔"として機能し異なる時間での滞在を安定化させるものだという。
他のPCと[情報1]を共有した直後、1セッション中1回だけ、キミが指定する[距離:アイテム/対象:1体]は[ダメージ算出]に1d×6の修正を得る。


霧島 三岳:おっ?????
"獣面の巨人":まとめると応援のお手紙と呪物で威力アップだ!
霧島 三岳:こんなかっこいいパスをもらったんじゃあ…破壊するか!
焔木 遥:というわけで、せっかくなので因縁ある霧島さんの火力アップに使用いたします
灰音 権:がんばえ~~!!!
狭間 花蘭:ダメージが6~36ほどふえるのですね
狭間 花蘭:がんばれー

ここ持ち出したのはダメージアップの効果付!
GMとしては本来は焔木さん自身が使うことを想定していたのですが、タイミングがガッチリ合っているのでOKです!

霧島 三岳:では先に破壊します
霧島 三岳:1D6 (1D6) > 6
狭間 花蘭:きたー
灰音 権:最大だぁ!
霧島 三岳:これでランクは10!出目は6!
霧島 三岳:ではお手紙
霧島 三岳:1D6 (1D6) > 6
狭間 花蘭:きたー(二回目)
焔木 遥:つーよい
霧島 三岳:シ・ン・フォ・ギ・アーーーーーー!!!!
GM:ロールにダメージが応えてる…!
灰音 権:これ流れ来てるな……
霧島 三岳:最大値!最大値!

まさかの威力アップが両方とも最大値を引くという大奇跡。
ここで殺れというダイスの女神の意思を強く感じます。

霧島 三岳:c(57+17+60) c(57+17+60) > 134
GM:おいおいおい
焔木 遥:「よーしこっちも、奥の手、霧島さん熱いのやっちゃって!」呪物から引き出した霊力で矢を編みそれを霧島さん(神器)に打ち込むことで呪物の霊力を霧島さんに受け渡します
狭間 花蘭:だいだめーじ!
霧島 三岳:わーい
GM:ではトドメどうぞ!
霧島 三岳:「せっかく連盟の方々が頑張ってくれているのだ!自分のこの手で殴らねばなあ!」
"獣面の巨人":「その木偶の坊で何ができるさ!」と上から叩きつけんと石剣が大振りに振るわれます!
霧島 三岳:「出来る!出来るとも!なぜなら俺は千代を救うと決めたのだ!俺のこの力は千代のために研ぎ澄ませて来たもの!」石剣を左の盾で受け止め
霧島 三岳:「まだ道はなくともこの手で切り開き!千代が生きる方法を探し出すと決めたのだ!」手斧を振りかざし
"獣面の巨人":「受けた…?!」と驚愕のあまり動きがとまります
霧島 三岳:「帝都の陰陽師が立ち塞がろうと切り開くのだ!この手で!」脳天からかち割ります!
霧島 三岳:ゴシャア
"獣面の巨人":「…あ…嘘だ嘘だ…!」と割かれた脳天からは影が薄れ莫大な霊力が発散して解かれていきます
霧島 三岳:「フン…!」残心を取ります
"獣面の巨人":「俺は誰にでも勝てる力を得たはずなのに…!」とおそらくは霊力の源であった柱のような石剣がヒビが入り砕かれていきます
霧島 三岳:「誰にでも勝てるだけではダメなのだ。ただ1つ目的を定めた自分の、自分たちの方が上手だった」
十三郎(トサブロウ):「そんなの、そんなの…! ちくしょう…勝ちたかった、なぁ…」と地面に倒れ込む時は等身大の人型となり倒れ、気を失うでしょう

絶対に勝つという意思の下振るわれた一撃は常識を越えアラミタマと化した彼川関くんの霊力を割いて完全に砕きます。
感情が高ぶったあまり、"かなめ"さんの本名まで口にしてその鋼の意思を吠える霧島くん。
彼の思いは果たして報われるのでしょうか?
※本来呪物の追加ダメージは36点でしたがどっちにしてもぶっ倒してました。ヨシ!

---
◆エンディング
(ほぼノーカットなので長め)

GM:というわけでさっぱり時間は飛んで一旦全員で浅草の宿へと戻り、十三郎くんは呼ばれた協会の人たちによって捕縛された感じにしましょうか
霧島 三岳:あい
狭間 花蘭:かなめさんにかかっていた烙印は無事消えたのです?
GM:もちろん消えております、法則障害も解きましたしね
狭間 花蘭:よかった
霧島 三岳:えがった
GM:蛇窪神社での大立ち回りをして新たな朝。雀が鳴き始めた頃、もうすぐ朝餉の用意をする頃ですが皆様は起きてるかしら、まだ眠ってるかしら
狭間 花蘭:いつもの習慣で夜明け前に起きてると思う。邪魔扱いされないなら朝餉の手伝いか清掃していると思います
霧島 三岳:ではずっと起きていて見張りをしています、こんなことあって護衛対象とお客人ほっぽって寝られるかい
焔木 遥:起こしてほしい人がいないから起きていよう
霧島 三岳:そんな…
GM:重い…!
灰音 権:悠長にスヤスヤしてましょう
GM:ではでは、狭間ちゃんに宿の人が皆を朝は部屋で食べるか広間で食べるか聞いてきてほしいと送り出した所にしましょうか
”かなめ”:「うう…」と血色の良さを取り戻して数時間。呻くように彼女が動きます
霧島 三岳:「起きたか、"かなめ"」全然気にしていないような素振りで声をかけます
GM:「あ、あれ霧島 三岳:くん…おはよう、でいいのかな?」とまだ薄ぼんやりした感じですが霧島くんを見てふにゃりと笑います
霧島 三岳:「ああ。おはよう。もう体は大丈夫か?」
”かなめ”:「うん…たぶん、この前みたいにかーっ!って体熱くもなってないし」(供物の極印をつけられた頃という意味)
霧島 三岳:「ならばよかった。あとで狭間嬢にもあいさつをしておくと良い。とてもよく看病してくれた」と顔を反らして小さく笑います
”かなめ”:「はざま…?あっ…」と霧島くんの出した名前に疑問符を浮かべた感じですが直後、いい感じの腹の音が鳴って彼女は真っ赤になります。流石に女子としてはあんまりな音だからですが、体は数日間何も食べていないのと同様の消耗をしてるのは確実です
霧島 三岳:じゃあ扉の前に気配を感じてそちらを見ますか
狭間 花蘭:それじゃ扉の前でびくっとしてあわてて障子戸をトントンと叩きます。当時の人にとってはノックは不自然なことですが
狭間 花蘭:「あ、あの、朝ごはんができてその、部屋、おもちしますか?」
狭間 花蘭:とあわてた声で外からおふたりに問いかけます
”かなめ”:「ええと、ごめんなさい。足に力が入らないと思うので…持って来て頂いてもよいですか?」と霧島くんの前とは違った丁寧な口調で体を起こそうとしますが、動作は非常にゆっくりです
霧島 三岳:「では、自分の分もこちらにお願いしよう」
狭間 花蘭:「はい。その…かなめさん、目が覚めてよかったですね」 と声をかけてそそくさと離れる
狭間 花蘭:なぜかすごく恥ずかしいというか邪魔をした投下いたたまれなくなり顔があかい
狭間 花蘭:そして焔木さんと灰音さんにも声をかけに行きます
灰音 権:「スヤ……(おはよー、了解だよ。ご飯食べちゃおうか)」
狭間 花蘭:「灰音さん、お、おきてください。おきて、お、おきてー?」 そばに座って声をかけるくらいしかできない花蘭。こう大声出したり触って揺らすのは怖い
灰音 権:「スヤスヤ(大丈夫、起きてるよ~。あはは、ありがとね)」
灰音 権:起き上がってピースするもののスヤスヤ。
狭間 花蘭:「うう…ど、どうしよう…おきてくれない…」
”かなめ”:「なんか愉快な人達みたいね?」と聞こえてくる騒動を耳にてわずかに笑って霧島くんに
焔木 遥:「こういう時はねーこうするの」と言いながら灰音さんのほっぺをグニグニしに行きます
霧島 三岳:「ああ、仔細はわからないが良い方々だよ」それには"かなめ"の方を見て微笑みます
狭間 花蘭:「ああ、ほっぺたがそんなに変形して…」 あわわとなる
焔木 遥:「あ、私は広間行くから、ありがとね。ほら起きろー」
灰音 権:「ンィァッ!? おいえう(起きてる)、おいえうお(起きてるよ)~~!!」
狭間 花蘭:「ごはん、たべましょう。一人で食べるのは…その、寂しいので一緒に」 あらためておふたりにご飯の案内をする
灰音 権:「……うん、もちろん。ふたりとも起こしてくれてありがとね」
焔木 遥:「ん、そうだよね、一人はさびしいもんねぇ、よし、一緒にたべよたべよ」
狭間 花蘭:「はい」
”かなめ”:「ええと、じゃあ一緒に食べよっか、昔みたいにさ」とその話を聞いて
霧島 三岳:「それは……いや、そうしよう。俺もそれは嬉しい」
狭間 花蘭:「それじゃ、みなさんの分、運んできますね」
御剣 清一郎:「良きお付き合いをしようとしている所申し訳ないねぇ」とその中にひらりと混ざるように御剣 清一郎が混ざります
霧島 三岳:「これは御剣殿」
灰音 権:「おや」
狭間 花蘭:「おはよう、ございます…」  少し弾んでいた声が小声にもどる
”かなめ”:「うわぁ!?」と流石に偉丈夫がでてくるとビックリしています
焔木 遥:「うわぁ…」わかりやすく嫌そうな態度
御剣 清一郎:「そこの彼女みたいに驚いた顔の一つでもしてくれると面白いんだがねえ。なんか歓迎されてない?」と苦笑い
霧島 三岳:散々な嫌われよう、いや警戒のされようだな…とちと呆れた顔をしています
灰音 権:「いえいえそんな、失礼。後ほど言い聞かせておきますのでね」
灰音 権:※特にこの後怒ったりはしない。
狭間 花蘭:「え、あ…すみません…」
焔木 遥:「いやーいい話持ってこなさそうだし、せっかくの朝ごはんの時にはちょっと」
御剣 清一郎:「まあ、《協会》だけの悪い話であってね、霧島くん今話があるんだ」と手招きして
霧島 三岳:「承知」そりゃいい話があんな一件のあと出てくるわけない
清一郎というわけで二人だけ襖から出て内緒ばなしですわね
霧島 三岳:すすす
御剣 清一郎:「手早く言うと、3つ話がある」と声を潜めて
霧島 三岳:「はい」
御剣 清一郎:「十三郎から”話”を聞いたが、推定だが記憶を大分書き換えられて誰かの都合の良いように弄られていた。東北の一族出だったはずだが蛇窪村の出身だと宣った上に自分の中で整合性が取れて無くて錯乱状態だ」
霧島 三岳:「やはり誰かから干渉があったわけですな」
御剣 清一郎:「しかも相当な手だ、まるで時間でも操ったかのようだよ」
霧島 三岳:「面妖なことをおっしゃる」
御剣 清一郎:「2つ目、あの客人たちのことを《連盟》に正式ルートで確認したが”在籍せず”とのことだ。」
霧島 三岳:「これまた面妖なことをおっしゃる。では彼らは…」
御剣 清一郎:「そして不思議なことに、”だが、連盟の所属だ”とも回答が重ねてきた。こんなおかしい回答があるものか」と何かワクワクした様子で笑って
霧島 三岳:「ふむ…連盟では無いが彼らはその方が好都合と連盟であることにした、ということでしょうか」
御剣 清一郎:「理屈に合わない理屈、というのはこの世界には稀にあることだ。注意したまえ」
霧島 三岳:「承知」
霧島 三岳:「で、残る3つ目とは?この2つ以上に不思議なことであると?」
御剣 清一郎:「最後は簡単だよ。護衛は継続だ。恐るべき事にここに来てアラミタマの活動が増えている。まるで何かに感づいているかのようにな」
御剣 清一郎:「数人既に手のものが掛かっている。君たちにも依頼を出して潰してもらうつもりだ」
霧島 三岳:「承知。君たちということは…2つ目の事象があっても彼らにも依頼すると?」
霧島 三岳:「自分は構いませんが…」
御剣 清一郎:「戦力としては極上となれば使わない手はない。というよりもそうする他がないというのが現状の悲しき性さ」
御剣 清一郎:「――彼女が人柱になるまで、頼むよ霧島 三岳くん」
御剣 清一郎:その表情は何も読み取れないアルカイックスマイルだ
霧島 三岳:「この案件に『自分』を使うあたりもそうですな。ええ、命に代えても、何を賭しても彼女を守りましょう」
霧島 三岳:それに対して無表情な、それでいて睨みつけるように宣言します
御剣 清一郎:「じゃあ私は行くよ、一つ邪神退治をしてこなければならないからね」とそのいい顔を見てにこやかに去るでしょう
霧島 三岳:「では自分は上司に働かせて一時の団らんを楽しむとしましょう」と部屋に戻ります
GM:という感じで騒がしい朝の食卓の風景になるのでした
GM:という感じでシナリオは〆ましょう
GM:ありがとうございました!