| … | 1125/07/30(水)23:01:13No.1338435960そうだねx2「……」 「なによ!言わなきゃわかんないのよ?」 「おいやめろイチゴ!コイツ今まで何度もこっちに因縁つけてきた奴らだろうが!」 「ピコデビモンもそうやってしりごみしてちゃ魔王のしごとできないのよ!」 …弱った、今は癪に障るファスコモンから選ばれし子供達の襲撃について特に何も言われてはいない。 言われてはいないが出会ってしまったものは仕方ない、ここはエクスツカイモン達をけしかけて有耶無耶に… 「見てみてピコデビモン!ちょっとひんやりしてて気持ちいいよこれ!」 「あー」「うあー」 「何やってんだイチゴおおお!?」 目の前の少女に抱きしめられて力なく身を捩るばかりのエクスツカイモン、振り解こうと思えば出来るはずの彼らはしかし彼女になされるがままになっている。 「…チッ」 煙幕弾の紐を引き、彼女に抱きしめられた個体を素早く奪い取って逃げ出す。 とことん調子の狂わせられる一幕だった、特に抱きしめられたエクスツカイモンに安らいだ表情を見てしまった自分自身もその影響を受けていたと思う。 もしあの場に腰を下ろしてあの空気に身を委ねてしまえば心が軽くなれたかもしれないと思ってしまう程に。 |