ヴァンパイア一家settei解釈

ヴァンパイア・ロード/ヴァンパイアジェネシス
黒魔術で暗黒の力を得た、偉大なる始祖ヴァンパイア。故人。
当時まだ数が少なく一部族に過ぎなかったヴァンパイアの旗頭として戦い抜き、帝国に繋がる地盤を築き上げた文武両道の人物。
同族を増やすという使命以上に女好きで、日に嫌われているという体質以上に夜型人間。
ムキムキの肖像とイケメンの肖像の両方があるが、本人の遺言から王城エントランスには後者が飾られている。
赤いものが好きだが薔薇だけは例外で、城内や庭園に存在することを許さなかった。
※《薔薇の刻印》→過去に薔薇で痛い目を見た
※イラストがイケイケな感じしてるので

カース・オブ・ヴァンパイア
ロードの従兄にしてデュークの祖先。故人。
カースの称号の由来となった《威圧する魔眼》は時としてロードさえも射竦めた。主に生活面のだらしなさを叱る時である。
貴族教育は受けていたが、それ以上に性分としてしっかりものの兄貴分ということが従弟の支えになった。

ヴァンパイア・レディ
ロードの妃。ロードと添い遂げるためにヴァンパイアとなった。故人。
大抵のこと(※)は笑って許せる懐の深さに惚れたとはロードの談だが、彼女がロードを甘やかすほどにそのしわ寄せはカースへ行く。
※遊戯王Rの作画ミス

ヴァンパイア・ベビー
スカージレットの幼き日の姿。今でも力を使い果たすとたまにこうなる。

ヴァンパイア・ドラゴン
ただの野生動物。
帝国の環境に適応しているため聖騎士たちは帝国が生み出した怪物だと思っているが、事実無根である。
※カテゴリとしてのヴァンパイアが確立する以前の懸賞イベント当選者デザインのカード

竜血公/真血公ヴァンパイア
ロード直系の子孫にして帝国を治める現皇帝。
ロードとは逆に皇帝らしくどっしり構えており、頭でっかち。
現状に満足しているため、版図拡大に心血を注ぐスカージレットとは対立気味。
幽鬼とは純粋な上下関係から頭が上がらない。
※簡単には出せず、出れば制圧系の効果を発揮する
※スカージレットの特殊召喚では召喚時効果を使えない

ヴァンパイア・グレイス
竜血公の妃。ヴァンパイアには珍しく豪華絢爛主義で浪費家で、悪い意味で皇妃らしく目下の者には居丈高に振る舞う。
しかし財産や権力目当てで竜血公に近づいたわけではなく、彼のことを心底愛している。
若いくせに夫に楯突くスカージレットが嫌い。
※ライフコストが高い
※竜血公が自己蘇生した際に特殊召喚の条件を満たす
※誘発自己蘇生のためスカージレットの効果と噛み合わない

ヴァンパイア・スカージレット
カースの息子、長男。生まれつき体が弱く、克服のために長き眠りを必要とした。
単純な年月で数えれば竜血公より年上だが、ブランクを除けば(吸血鬼的には)若者。
厳しい英才教育を受けて育ったが、振り回されることの多かった父を反面教師として、自分の思う最善を行って生きんとしている。
辣腕を振るい勢力を盛り上げ《ヴァンパイア・シフト》を起こしたまではよかったが、その後も過剰な軍拡を続け次は聖騎士領を狙うべきだと主張したことで竜血公とは仲が悪くなった。
帝国には差別意識がないため領外の人間と結婚する者もおり、スカージレットもそのクチ。
妻は(結婚当時)人間。心も含めて強く美しい女性で、スカージレットを滅する寸前まで行ったかつての敵でもある。スカージレットにとっては守る対象であり、もう戦場には立たせていない。
間には息子のシェリダンを儲けた。
※「カース」に近い意味の「スカージ」を名に持ち、ベビーと同じ効果を持つモンスターの中で最も衣装の方向性がベビーに近い
※《ヴァンパイア・デザイア》→欲望が強い
※ライフコストが高め、直接モンスターを特殊召喚できる
※スカージレット+コントロール奪取したモンスターでシェリダンが出せる。自身の戦闘破壊時効果の場合なら一度死んでいるがこの効果で種族は変わらないので多分OK
※戦闘破壊時の奪取効果→伴侶とは戦いで出会ってそのまま手に入れた

交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン
人間とヴァンパイアのハーフたるダンピール。
母は領外の人間、父はスカージレット。
スカージレットのことを抜きにしても帝国に人間差別はないので普通に貴族として存在を許されている。
素直にスカージレットの言うことを聞いて育ったためスカージレット派。お父さんのために頑張って強くなった結果帝国指折りの強さの軍人となった。
ヴァンパイアのものさしでは若いとかそういうレベルじゃないくらいに若い。
ナメられないように伊達モノクルをつけたりすごいセンスの服を仕立てて着たりしているが、みんなにはやりすぎだと思われている。特に肩のドクロ。
聖騎士が保有する厄介な《聖剣 EX-カリバーン》を腐食の黒魔術で無力化できる貴重な人材。
母に似て誇り高いが、父の教え通り敵には情けをかけない。
※魔罠を直接除去できる唯一のヴァンパイア
※万能カウンター罠《ヴァンパイアの支配》のイラストにいる

ヴァンパイアの幽鬼
ロードの息子。死後亡霊として現世に残った。現在は自らをご意見番と称して助言を行っている。
ヴァンパイアの全てを見届けてきた人物であり、竜血公もスカージレットも彼にだけは逆らえない。
が、スカージレットには同世代として生きたよしみで甘くなることも稀にある。
※ほぼ全ての「ヴァンパイア」モンスターカードを操作でき展開の要→事実上の支配者
※レベル3の《ヴァンパイア・ベビー》だけはサーチも墓地送りもできない

ヴァンパイア・デューク
スカージレットの弟にあたる人物の子孫。
責任感が強く格式を重んじる人物だが、それ故に始祖ロードのイケイケさを引き継いだ(ように見えなくもない)スカージレットの版図拡大路線に賛成している。
※縛りがつく
※デッキ削り効果を持つ
※ブラムのX召喚のためのカードデザイン

ヴァンパイア・グリムゾン
帝国財務長官。かつては農民だったが、《ヴァンパイア・シフト》以前にスカージレットにスカウトされた。
仲間を助ける際には損得を考えない人情家だが、それ故に《ヴァンパイア・シフト》後の軍拡については消極的反対派である。
※《ヴァンパイアの領域》→支出だけでなく収入も管理している
※味方を守る効果、ライフコストが高い

ヴァンパイア・ソーサラー
黒魔術を修めた老齢のヴァンパイア。国一つの範囲を闇で覆う大魔術《ヴァンパイア・シフト》を使える唯一の人物。
死ぬ前にひと仕事しようというつもりでスカージレットの頼みを聞いたが、その後も戦争を続けるつもりということを知り行方をくらました。
※《ヴァンパイア・シフト》のイラストにいる実行犯
※サーチに戦闘破壊を要するなど昔風の性能をしており現在はデッキに入れにくい

ヴァンパイア・レッドバロン
帝国貴族にして軍人。軍拡も攻勢も大賛成。
騎士としての実力が高いだけでなく、精神操作の黒魔術の使い手でもある。
娘の将来のためにも頑張って支配域を広げようという考えでいるが、本人に受け入れられず苦心している。
※戦闘を介しないコントロール変更効果
※全体的に攻撃的な性能

ヴァンパイア・フロイライン
レッドバロンの娘。争いを好まず、父親と異なり竜血公派。
自他の戦闘力を高める黒魔術の使い手で、その腕前は父をも凌ぐ。
燃費が悪く、起きている時は常に貧血か眠気に悩まされている。
しかし家で過ごすのは居心地があまりよくないので、何かする時は大抵外に出かける。
その地位故に気兼ねなく友人のように接することのできる相手がほとんどおらず、同性でも皇女のヴァンプや異邦人のサッカーくらいのもの。
マスターに対しては一緒に寝起きしたり髪を梳かしてもらったりしたいという家族的な望みを抱いており、妹や娘のようにストレートにかわいがって貰う延長上として異性の情愛も持っている。いわゆる「パパと結婚するー!」的な感情に近い。
好きな人に牙を刺して血を吸う行為をはしたないと思う感性の持ち主で、普段はあまりマスターの血を吸いたがらない。「赤ちゃんでもないのに授乳なんて…」的な感情に近い。
それでもヴァンプやサッカー/ファシネイターが吸っているところを見ると疎外感から自分も吸いたくなるし、いざ吸うととても落ち着く。
決闘で父より頼られることが地味に嬉しい。
※フロイライン=令嬢で戦闘向きの効果、レッドバロンで攻撃表示のヴァンパイアを送りつければかなりの大ダメージが見込めるシナジー
※攻撃力が低い、守備表示で特殊召喚、と全体的に防御的な性能
※攻守上昇効果、可変だが上限が大きいライフコスト
※《ヴァンパイア・アウェイク》《遮攻カーテン》のイラストで眠そうにしている
※《ヴァンパイア・フロイライン》のイラストは外出する場面

シャドウ・ヴァンパイア
ブラムの影が分離して動いているもの。これが実体化する形で本人が現れることもある。
※効果がどう見てもブラムXS用

紅貴士-ヴァンパイア・ブラム
帝国貴族にして軍人。バロンより偉くてデュークよりは偉くない。
つまり結構偉いはずだが、将軍というよりは切り込み隊長。
本人が強いのはもちろんのこと、黒魔術でシャドウを生み出したり死者を眷属にしたりと多芸。
しかし騎士道精神がウズウズしていて、「まずはこいつが相手だ」と眷属をけしかけ同時攻撃は行わないという悪癖があり、そこを突かれて死ぬのがパターンになっている。
死んでも何度でも復活できるからこそ切り込み隊長を任されている部分もある。
聖騎士側からポジティブな意味でのライバルと認められている唯一のヴァンパイア。
竜に変身する奥の手を持っているが卑怯だからという理由で使わない。
※相手墓地からの蘇生効果
※名前の読みがもろに「エーデルリッター(高貴なる騎士)」→騎士道精神マシマシ
※ドイツ版の「聖騎士」が「エーデルリッター」、と縁がある
※《RUM-幻影騎士団ラウンチ》で《No.24 竜血鬼ドラギュラス》を重ねて出せる。死んで生き返れば素材が消滅するので相性がいいと言えなくもない

ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア
竜血公の娘。ロードの血が目覚めたのか相当の自由人。
勝手にレッドバロンの家に遊びに行くのは当たり前、何も告げずにふらっと下町へ消えたりもする。
性にもやはり奔放……かと思いきやガードが固い。拒んで遠ざけるとかではなく、手のひらで転がして弄ぶのを楽しむタイプ。
持ち主であるマスターでさえもキープくん呼ばわりしているが、内心は汎用大型に頼らず自分をフィニッシャーとして使い続けるマスターの愛にとっくに打ち負かされており、たまにするキープくん呼びも単なる愛称の一つだと認識している(マスターもこの辺のことは理解している)。
体を許しているのはマスターだけで、致している最中も表面上は妖女っぽく取り繕っているが疲れてくると甘える仕草が顔を出し、最終的には好き好きモードになる。
マスターへの吸血は求愛行動であり、吸血衝動そのものは完全にコントロールしているし血もじっくり吸って味わうが、一定量を越えるとたちまち好き好きモードになってしまうため普段はセーブしている。
魂を奪い支配する黒魔術の使い手であり、真面目に戦えば帝国最強。キラーは外敵なのでノーカン。
現状に不足を感じてもいなければ戦って負けるとも思っていないため、竜血公派にもスカージレット派にも属さない完全な中立。
※「ヴァンプ」の意味「妖艶な女性」
※なんとなくロードにポーズが似てる
※装備効果、及び悪魔城シリーズのドラキュラ転生体が持つ魂を吸収し使役する能力「支配の力」
※シェリダンの除去は食らうが着地チェーン幽鬼EF任意ヴァンパイアNSで後出しだろうと狩れる

ヴァンパイアの眷属
優秀な犬もとい狼。荷運びさせられているところをよく見る。
※魔罠サーチ

ヴァンパイアの使い魔
呼べば来るやつ。連絡手段として最適。
※モンスターサーチ

ヴァンパイア・サッカー
《アンデットワールド》出身で、ロードを始祖とするヴァンパイアとは全く異なる生物だが、帝国に差別はないので受け入れられている。
《アンデットワールド》の戦乱から逃れるためにやってきたため特に頼るあてもなかったが、帝国軍は来るもの拒まずとのことだったので軍人になってみた。
こちらのヴァンパイア事情を知らないこともあって皇女のヴァンプ相手にも畏まることがなく、そこを気に入られた。
高給取りになった今も下町の一軒家に住んでいる。理由は領外に遊びに行く時に出やすいから。
戦乱から逃れてきたといっても命惜しさではなく、直接的な理由は「うるさくてよく眠れないから」。
戦いに出て死ぬことは何とも思っていない《アンデットワールド》特有の死生観からか超然的な感覚の持ち主で、胸を触らせろとか首を締めさせろとか言われても二つ返事で許可する。
ただし「~しろ」「~するな」といった本人の行動・意思決定に介入する命令の場合、マスターのそれでなければ一切耳を貸さない。
ヴァンプの見立てでは「マスターのことは好きか嫌いかで言えば好きなはず」。
普段の言動は眠たげな話し声でゆるゆる。
※出た当初は受けられるヴァンパイアサポートがなかった
※蘇生時ドローやリリース代用が《アンデットワールド》と非常に強くシナジーしており、一方でヴァンパイア専用サポート効果はない
※イラストが他ヴァンパイアとは何もかも違う
※イラストで眠そうにしてる

ヴァンパイア・ファシネイター
ヴァンパイア・サッカーの真の姿。
「ヴァンパイアを誘惑するもの」であり、《死霊王 ドーハスーラ》が帝国に向けて放った対ヴァンパイア生物兵器。
ヴァンパイアに吸血させてエネルギーを奪い、奪ったエネルギーで別のヴァンパイアを操るというループによって帝国を更地にするはずだった。
しかしマスターが皇女のヴァンプや貴族令嬢のフロイラインと仲睦まじくしていることから帝国を滅ぼすことはマスターの意に沿わないと判断、帝国での作戦行動は中止として普通に暮らすことにした。
外見や声が大人っぽく変わったことでゆったりした言葉遣いが色っぽさになっている。
口調そのものは変わらないため「~ね、~わよ」ではなく「~だね、~だよ」といった風情。
その他の部分も変わらずでマスターが言えばなんでもするし、多分おそらくマスターのことは好き。
※戦乱についてはwikiの《アンデッド・ストラグル》のページ参照
※耳や《ヴァンパイアの使い魔》ではない謎使い魔などがサッカーと共通している
※謎使い魔はファシネイターが生み出している(設定画より)
※ヴァンパイアに吸血させて使い魔にしてしまう(設定画より)、帝国サイドのヴァンパイアとの決定的な違いが多い→Xに対するメトロイドのような、対ヴァンパイアとしてある存在
※アンデット族しか特殊召喚できなくなる制約がやはり《アンデットワールド》と噛み合っている

ヴァンパイア・キラー
最強の不法侵入者一族。その祖先がロードを滅ぼしたとされる。

マスター
これを読んでいる「」。
ヴァンパイア含むアンデット族を愛用する決闘者。
もし今は違ってもこれからそうなる。


~簡易家系図~
ロード:始祖。元人間。故人
ジェネシス:ロードのパワーアップフォーム
カース:ロードの従兄。元人間。故人
レディ:ロードの妻。元人間。故人
幽鬼:ロードとレディの息子(生まれたのはかなり昔)。故人だが幽霊になって今もいる
竜血公:ロードとレディの子孫=幽鬼の子孫(当代皇帝)
真血公:竜血公バトルフォーム
グレイス:竜血公の妻
ヴァンプ:竜血公とグレイスの娘
スカージレット:カースの息子(生まれたのはかなり昔)
シェリダン:人間ハーフ。スカージレットの息子、カースの孫(生まれたのはごくごく最近)
スカージレットの弟:謎の人物(生まれたのはかなり昔。故人)
デューク:スカージレットの弟の子孫
フロイライン:レッドバロンの娘
眷属:おおかみ
使い魔:こうもり
サッカー:ロードに連なるヴァンパイアたちとは全く異なる生物
ファシネイター:サッカーの真の姿