二次元裏@ふたば

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1114791 B25/03/08(土)21:01:37No.1290371422そうだねx7 22:06頃消えます
こいつの絵本描いた
前の話からちょい続いてるよ
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/03/08(土)21:01:49No.1290371540+
「プチフレイム!」
(不味い…!)
 ヴォ―ボモンから吐かれた炎が勇太に直撃する瞬間、ルクスモンが現れ炎を弾いた。
「ピコナックル」
 ルクスモンの拳から放たれた拳圧がヴォ―ボモンの首に嵌められていた白い首輪を破壊した。
 そのままヴォ―ボモンがその場に倒れ込んだ。
 他のデジモンはそれに気にも留めず歩き、そのまま踏みつけようとしたのをルクスモンが首根っこを掴み勇太に投げ渡す。
「ふん…間が良かったな黒蜥蜴。いたぶりたいとこだが、今は時間がない」
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225/03/08(土)21:02:06No.1290371690+
「ヴォ―ボモン!ヴォ―ボモン!」
 勇太がヴォ―ボモンを抱き抱え揺さぶりながら呼びかける。
「殺したのかい?」
「したいけどね、今死なれちゃ困る」
「…んっ…勇太」
「良かった!ヴォ―ボモン!」
 目を覚ましたヴォ―ボモンを勇太は抱きしめた。
 状況をできずヴォ―ボモンは困惑していた。
 ルクスモンはそれを不機嫌そうに見て舌打ちして勇太達に割って入った。
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325/03/08(土)21:02:21No.1290371834+
「感動の再会を邪魔して悪いけど時間がなくてね…他の天使達に隠れて君達を脱出させるなら急がないといけない」
「それは困る。テッカモンにギガドラモンがいない。
 私にはまだ彼らが必要なんだ」
「別にいいだろ?どうせやる事なんて生産性のない欲求不満解消の破壊行為だろ?いない方が世の中の為だ」
「くつくつくつ、言って…「それに土井さんや他の人達やデジモンは!?」
「…君ね」
 勇太は鮎川とルクスモンの間に割って入った。
「確かに土井 健太郎は君達や他の人間と同じ様に囚われている…いや、時間の流れがあそことここでは違うからね…まだここじゃ3日くらいでメディカルルームで寝てるかな
 だが、勇太。残念だけど彼らは諦めてもらう。
 僕にとっては君の安全を確保して外に逃がすのが最優先だ。
 …なぁ、勇太。不満そうだが、今回はおふざけや意地悪は一切なしだ。
 僕はね…利用価値とかそういった企みとか一切なしに君が心配なんだ」
425/03/08(土)21:02:33No.1290371930+
 ルクスモンの目は今までのようなものでなく本当に心配しているように勇太には見えた。
「っ。…いや…関係ない!俺は土井さんを!他のみんなも助ける!悪いがそういった態度なら君の助けは借りない!聖さんと逃げてくれ!」
 ルクスモンは勇太の目を見てから溜息を大きくついた。
「はぁ…おい鮎川」
「私もここまで舐めた真似をしてくれた相手に引く気はないよ。
 これでも意外と負けず嫌いなんでね」
「まぁ…こうなる事も予想はしてたけどね…僕は君(パートナー)のそういったところを愛している訳だし」
「直に聞くと…助けてもらって悪いけどちょっと気持ち悪いよ!それに勇太のパートナーは僕だよ!」
「黙れよ黒蜥蜴、獣臭いのが移るだろ?」
「はぁあああ!!???」
「ヴォ―ボモン、話拗れるからどう…どう」
「…ふん、着いてきなよ」
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525/03/08(土)21:02:51No.1290372089+
 ルクスモンに着いて行き施設の裏側の様な配線塗れの裏道を進んいくと、しばらく歩き、一室に案内された。
「おや?」
 そこには、テッカモンとギガドラモンがいた。
「ふん、勘違いするなよ。どうせ勇太は脱出する時にお前のパートナーがいないと駄々をこねると思っただけだよ。
 ほら」
 ルクスモンは勇太と鮎川の服とデジヴァイスを渡す。

「おい、鮎川。アレは斬っちゃだめなのか?何か斬らせろ
 もうお前でもいい」
「…あ…がぁ…が」
「くつくつくつ、駄目だよこれから暴れられるんだ。
 少しは我慢を覚えなよ」
「…勇太大変だったね。事情聞いたけど鮎川と数カ月一緒に生活ってよく五体満足だったね」
「はは…そうかな?…そうかもね」
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625/03/08(土)21:03:07No.1290372233+
 着替え終わり勇太達はルクスモンに連れられて建物の屋根に上がった。
「あそこが街の中心部の管理タワーだよ。
そこにあるクリスタルを破壊するんだ。
そうすればクリスタルが自己再生するまでの数時間は都市機能が全てシャットダウンする
 コンセクレイションリン…白色のリングも効果もなくなるし、ここにいるデジモンのレベルなら簡単に破壊できるだろうね。
 隙さえあれば、僕が人間とデジモン…まっ動ける連中だけだけど」
「分かった…頼む」
「…勇太は僕を信用できるのかい?」
「すると決めた」
「くつくつくつ、愚直もここまでくれば清々しいね。
 さて、そろそろ行こうじゃないか」
725/03/08(土)21:03:20No.1290372352+
「紅蓮の焔を纏いし龍よ。全てを護るため、清浄なるその焔で災いを焼き祓いたまえ!」
 光が弾け炎が舞い上がる。
「ワープ進化!天翔ける紅蓮の龍!陽照らす勇気を示せ!
 完全体!ラヴォガリータモン!!!!」

 ラヴォガリータモンに乗り勇太達は一直線に管理タワーへ突っ込んだ。
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825/03/08(土)21:03:34No.1290372463+
 ルクスモンの言っていた通り、そこにはクリスタルと…アルケーエンジェモンや他の天使型デジモン達がいた。
「偽善者の高慢な愚か者よ神の座にまで上がって来るとは…」
「くつくつくつひとを監禁しといてよく言うよ」
「それにそっちの家のセキュリティーの問題をひとに押し付けないで、あと一応言っとくけど皆んなを解放して」
「ていうかアレ後遺症とかないよね!?」
「今柵の中に戻れば今回の事は不問としますよひつ…!」
 アルケーエンジェモンが喋り終わる前に天井から大きな爆発音と共にテッカモンが爆発で開いた穴から侵入しエンジェモン達に斬りかかっていった。
「話くらいは…」
「そんな目で見るなよ、私はするつもりだったさ。
 聞くのは獣と見下した相手に冒瀆されたと憤慨する負け犬の泣き言だがね。
 わんわん。」
 からかうように笑う鮎川に対して勇太とヴォ―ボモンはげんなりとした顔で溜息をついた。
「アレらは私達に任せたまえ、君はここで今回の決着を着けるといい」
 そう言うと鮎川は爆撃によりアルケーエンジェモン達を勇太から引き剥がして遠方へと移動した。
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925/03/08(土)21:03:48No.1290372581+
 鮎川を見送りクリスタルに向き直るとそこにはガルゴモンが静かに降りて来ていた。
「パパ…」
「…」
「…勇太、鮎川と?光怒るよ?」
「…違うよ!なんもないから!!ていうか説明したじゃん!」
 ガルゴモンは勇太達に静かに寄って来る。
「パパのせいで…こんな醜い…理性のない獣に…あ…が…許さない…神の国が…殺す…パパの次はママも…!
殺す!!!!」
「っ!ヴォ―ボモン!」
 ガルゴモンが進化の光に包まれ、そのままの勢いで勇太達を吹き飛ばす。
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1025/03/08(土)21:04:03No.1290372710そうだねx2
 管理タワーを破壊しながらガルゴモンは巨大に膨れ上がり進化をする。
 雄叫びが街全体に響き渡る。
 そこにはマンティコアモンがいた。
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1125/03/08(土)21:04:17No.1290372821+
「勇太平気?」
「大丈夫、それよりどれくらいもつ?」
 吹き飛ばされた先からラヴォガリータモンが姿を表す。
 その大きさはマンティコアモンに合せてかいつも以上に巨大であった。
「勇太のデジソウル量次第だけど、どっちみち長くはこの大きさを保てないよ」
「分かったなら短期決戦で行くよ!」
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1225/03/08(土)21:04:30No.1290372918+
 ビルに登り低く唸るようにマンティコアモンが威嚇音を鳴らす。
「メルダイナー!!!!!!!」
 ラヴォガリータモンから熱線が吐き出されマンティコアモンが爆発に巻き込まれる。
 周囲からは煙が爆風と一緒に舞い上がり、姿が見えなくなる。
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1325/03/08(土)21:04:44No.1290373031+
「やったか!?…うわ!?」
 後方からラヴォガリータモンが爪で翼を斬りつけられる。
 マンティコアモンはメルダイナーを避け、素早くラヴォガリータモンの後方へ回り込んでいた。
 翼と爪で反撃をするラヴォガリータモンの攻撃を避け、ビルの合間を素早く動く、その姿は密林で狩りをする猛獣そのものであった。
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1425/03/08(土)21:05:06No.1290373224+
やはり絵本は力作だな…
1525/03/08(土)21:05:11No.1290373258+
「勇太!駄目だ姿を追いきれない!…一度空へ!」
「分かった!」
 飛び上がろうとするラヴォガリータモンの脚をマンティコアモンが尻尾で掴み引き釣り落とし地面に叩きつける。
「ぐっ!?」
 瞬間、無防備となった勇太へマンティコアモンが飛びかかる。
「しまっ!?」
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1625/03/08(土)21:05:24No.1290373369+
「ぐっ!!!」
 勇太は間一髪でマンティコアモンの爪と手にある牙を避け致命傷を避けたが顔と右肩に大きな切り傷ができた。
 しかし、目線はマンティコアモンを離してはいなかった。
 マンティコアモンは明らかに捕食という手段を取り、かつ勇太を狙い打ちに来ていた。
 もはや、人語を介さず獣当然となったマンティコアモンに憎しみが残っているのかそれとも単純にデジモンとテイマーという関係での弱点である勇太を本能で狙ったのかは定かではないが。
 だが、それに対し勇太は臆せず闘志が眼に残っていた。
「ラヴォガリータモン!ワイルドブラスト!」
 爆発をフェアリモンの脚で起こした風で巻き込みマンティコアモンの爪を蹴りで破壊する。
 マンティコアモンは後方に下がり咆哮を上げた。
「死ぬつもりはさらさらないけど腹括るよ。ラヴォガリータモン」
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1725/03/08(土)21:05:37No.1290373479+
「あっちは楽しそうだね?君もそうは思わないかい?」
 後方に広がるラヴォガリータモンとマンティコアモンの戦闘による爆発と煙を見ながら鮎川は語り掛けた。
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1825/03/08(土)21:05:48No.1290373573+
「あ…ぐあ…!」
 大きな破裂音と共にエンジェモンの断末魔が響き渡った。 周囲には死屍累々とエンジェモンやダルクモンの死体が広がっていた。
「足りないぞ鮎川…もっと斬らせろ…もっと斬らせろ」
「あ…が…ああ…ぁ」
「くつくつくつ、だそうだよ?まさかこの程度で終わりじゃないだろ?ほら、早く次のを手を打ちな?
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1925/03/08(土)21:06:01No.1290373710そうだねx1
「馬鹿な…成熟期が主体と言え、数百分のホストをたった2匹の獣で…」
「くつくつくつ、引き籠りがすぎてとんだ世間知らずになったと見える
 天使型が他のデジモンより強力、レベルがそれぞれひとつ違ってもいいと言われているが、それは戦闘経験を積んだ我々だって同じさ。
 もう手がないなら、後ろのふたりに文字通り嬲られてくれたまえ。
 彼らも君らのつまらないままごとに付き合わされて欝憤が溜まってるみたいなんだね」
「いや…まだ、手はある…!」
 瞬間、アルケーエンジェモンは鮎川の後ろに回り込み拘束した。
「貴様ら!今すぐ降伏しろ!さもなくばテイマーが…!!?」
 アルケーエンジェモンがテッカモン達に叫ぶさなか同時に鮎川事ギガドラモンが上空から爆撃した。
「馬鹿な!?テイマー事だと!?」
「死ね死ね死ね!!!!」
 テッカモンがアルケーエンジェモンに斬りかかる。
 それをなんとか跳ね除けるがテッカモンは視界がない煙の中やたらめったらと刀を振り回している。
「なんだこいつら!?ありえない!こんな!?」
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2025/03/08(土)21:06:15No.1290373812+
「くつくつくつ、だから引き籠りの世間知らずと言ったんだ」
 煙の中に人間の輪郭がぼんやりと浮かんでくる。
 それは鮎川だった。
「ただ、ここまでとはちょっと予想外だったね…もちろん悪い意味でさ。
 テイマーを狙うなんて初歩中の初歩。
 それに併せて、パートナーが攻撃を加えるなんてあそこで戦ってる少年達だってできている」
「クソ!!」
 アルケーエンジェモンが鮎川に襲い掛かろうとする。
「そして、世間知らずその2」
 次の瞬間殴りとばされていたのはアルケーエンジェモンであった。
 何が起こったのか状況を理解できずアルケーエンジェモンは尻もちをつき殴られた顔を触り困惑していた。
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2125/03/08(土)21:06:30No.1290373947+
「人間舐めすぎだよ。デジソウルである程度身体を強化すれば究極体を殴り飛ばす事はできなくても完全体位なら今の君みたいに殴り飛ばす事が出来る。
 おっと、衝撃…どちらもかな?脳が揺れて聞こえてないかい?」
 鮎川はボロボロになった右腕をアルケーエンジェモンに向けながら世間話でもするかのような口調で語りかけた。
「あ…う…あぁ…」
「しかし、はしゃぎすぎたかな?手当をしてもらわないとね…」
(手当…誰に?)
 鮎川は一瞬自分の思考に対して疑問が浮かび動きが止まった。
 その瞬間にアルケーエンジェモンを何者かが庇い引き剥がした。
「くつくつくつ、不愉快だね…」
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2225/03/08(土)21:06:42No.1290374035そうだねx1
「援軍かい?でも結局先のリプレイにしかならないよ?」
「はは、そうだもないさ!獣が!シャッコウモンだ!」
 増援の天使達の間から大きな埴輪状のデジモンシャッコウモンが現れる。
「完全体ではあるがシャッコウモン自体の能力は究極体の天使型デジモンにも劣らない!
 それにこのシャッコウモンは拠点防衛のための切り札として改造を受けている!お前達の負けだ!」
「くつくつくつ」
「何がおかしい!」
「いやなに…やっとやりがいがある相手と気分になったと思ってね」
 鮎川のデバイスが光を放ち始めた。
「こちらも全力で相手をしようじゃないか
 ジョグレス進化」
 黒色の炎に包まれそこからダークドラモンが現れた。
「くつくつくつ、はっはっははははは!!!いい気分だよ!さぁやろうじゃないか!!!」
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2325/03/08(土)21:06:54No.1290374142+
「やってしまいなさい!」
 アルケーエンジェモンの掛け声に合せエンジェモン達が一気にダークドラモンへ襲い掛かる。
「オールレンジビーム」
 ダークドラモンからビットが飛び出しそこから刃状のビームが四方へ発射され一気に数百のエンジェモン達を切り裂いた。
「化物め!シャッコウモン!」
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2425/03/08(土)21:07:07No.1290374248+
 シャッコウモンの目が開きそこにエネルギーが収縮していく。
「くつくつくつ、どっちが化物かな?ダークドラモンでも防ぎ切れるか怪しいね。これじゃあ防衛する施設ごと破壊するじゃないか」
 ダークドラモンの口にもエネルギーを収縮させていく。
 双方の収縮のための轟音が限界まで達したその瞬間、静けさが響き渡った。
「アラミダマ」
「ダークロアー」
 静かにお互いが技の名前を叫ぶと一線に見える細い白と黒のビームが走り、次の瞬間眩い光が見えた。
 次いで爆風と轟音が響き渡りその破壊の凄まじさを周囲へ伝えた。
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2525/03/08(土)21:07:18No.1290374358+
「あっぐ…頼む…助けて…」
 技の打ち合いによりそこに残っていたのは鮎川とダークドラモンであったシャッコウモンは中心にぼっかりと穴を開け崩れ落ち始めていた。
 打ち合いの余波で動けなくなったアルケーエンジェモンにダークドラモンが眼球目がけゆっくりと右手の刃を降ろしていく。
「くつくつくつ、はは…はははははは!!!!!!
 いやぁ惨めじゃないか先まで獣だとなんだと言っていた相手に!どうしたんだい!?先みたいにまたこちらを見下さないのかい!」
「助け…」
「馬鹿だね…獣に言葉が通じると思うのかい?」
「ひっ」
 その会話の数秒後、痛みと恐怖を伴った絶叫が数分間に渡り響き渡った。
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2625/03/08(土)21:07:33No.1290374500+
「勇太!このままじゃ!やっぱり空中に逃げないと!」
「駄目だ!このまま動くな!先からの攻撃もかすり傷程度、明確なダメージは飛ぼうとして邪魔されたあの時だけ、向こうも攻めあぐねてるんだ!」
 マンティコアモンは物陰に潜んで攻撃は仕掛けてくるがヒットアンドアウェイのみに徹していた。
「でもこのままじゃ完全体の状態が…僕じゃなくてデジソウルを送り続けてる勇太が!」
「俺なら大丈夫」
 そう言う勇太の目と鼻から血が出始めていた。
「くっ」
 言いたい事を飲み込みラヴォガリータモンはマンティコアモンへ向けようとした。
「はぁはぁ」
 強がりを言ったものの勇太のデジソウルは尽きかけていた。
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2725/03/08(土)21:07:44No.1290374604+
 ラヴォガリータモンの進化が安定しなくなってきていた。
 ついに勇太が吐血したのと同時に、ラヴォガリータモンが膝を着いた。
 マンティコアモンはその瞬間を見逃さなかった。
 後方から勇太目がけて飛びかかった。
 爪が勇太の首筋に触れるかの瞬間であった。
「捕まえた」
 その勇太の言葉に合わせて爆発でマンティコアモンの顔面で爆発が起き吹き飛んだ。
 混乱したマンティコアモンが再びビルの合間に隠れた。
 しかし、「無駄だ…もう捕まえた」
 再びビルの後ろで爆発音があったかと思うとマンティコアモンがラヴォガリータモンの前へ飛ばされてきた。
「ずっと先のタイミングを狙っていた。
 最初に爪をワイルドブラストで吹き飛ばした時に黒色火薬が着けた。
 お前は爆発を起こすもので攻撃しない…爆薬の風を掴めればもう逃がさない」
 飛びかかろうとするマンティコアモンの脚を爆破し、動こうとする箇所を次々に爆破していく。
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2825/03/08(土)21:07:55No.1290374694+
「パパ…!!!」
 マンティコアモンは口と両腕にエネルギーを集中させ一気に放射する。
「言ったろ…俺は君のパパじゃない
 メルダイナー!!!!!」
 マンティコアモンのトリニティゴスペルを巻き込みそのまま巨大な火炎の球となりマンティコアモンを巻き込み爆発をした。
 マンティコアモンはそのまま炎に焼かれ霧散した。
 勇太はそれを見届けた後、管理タワーへ行きクリスタルを破壊した。
 光輝いていた都市は一気に薄暗くなっていった。
 同時に騒めき声が響き始める、デジモン達が我に返っているのが分かった。
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2925/03/08(土)21:08:09No.1290374841+
「やったようだね」
 勇太が声の方向を振り向くとそこにはルクスモンがいた。
「ほらお望みのものだよ」
 そういうと何かを勇太に向かって投げた。
「うわっと!重!」
 それは土井 健介だった。
「土井さん!大丈夫ですか?」
「安心しなよまだ眠ってるだけだ、そのうち目を覚ます」
「ありがとう…その約束守ってくれて」
「ふん、正直どうでもいいんだけどね先も言ったろ。
 僕こそが君のパートナーだ。その君の意志を尊重しただけだ」
3025/03/08(土)21:08:21No.1290374916+
「それってどういうことなの?俺のパートナーは」
 勇太は後方のラヴォガリータモンを見る。
「その内分かるさ、それより早く逃げな」
 そう言うとルクスモンは勇太の前から姿を消した。
「俺達も急ごう聖さんと一緒に、ひとの流れを見れば出口も分かる」
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3125/03/08(土)21:08:34No.1290375039+
「聖さん!」
 ビルの上にいる鮎川に勇太が下に駆け寄る、鮎川の隣には戦闘が終わったようなのにダークドラモンがいた。
「やぁ!ちゃんとやり切ったようじゃないか感心感心!」 
「聖さんも…終わったんですよね?」
「ああ終わったよ、でもねぇ少し物足りなくてねぇ…君もじゃないかい?」
「言っている意味が…」
「かまとと振るなよ、なぁ勇太君。
 今逃げているあのデジモン本当に大丈夫たと思うかい?外しただけで効果が切れるのかな?少しきっかけがあれば…ね?」
 勇太がラヴォガリータモンの方を見る。
「人間も彼らの仲間がいないとは限らない…それに私もデーモンの協力者だからね、君の事は少しは聞いてる。
 ゲヘナガリータモン」
「っ」
「君と彼…デーモンは意外と似てるんじゃないかい?
君も尽きない怒りで全てを壊したい…そう思ってるんじゃないかい?
 どうかな一緒に?」
3225/03/08(土)21:08:47No.1290375159+
「すぐにジョグレスを解除してください…」
「…ダークドっ」
 鮎川が勇太から逃げるデジモン達に向き直ろうとした瞬間、デヴァイスの紐が爆発して切れた。
「悪いですが、俺とラヴォガリータモンならピンポイントで爆破できます」
 落ちたデヴァイスを勇太がキャッチする。
 デヴァイスの光は小さくなり、ダークドラモンのジョグレスは解けた。
「…はぁ」
 鮎川は溜息をつき、勇太のいる下に降りた。
「そのために隣じゃなくて下から声を掛けたのかい?」
「俺…多分、聖さんが好きです…だからこそ、目の前であなたの悪事を見逃す事はできません」
「くつくつくつ、ストレートに言うじゃないか。
 …私について来るかい?」
「いえ、俺は光や皆んなの方が大事です
 だから暴れるなこのデヴァイスは渡せません」
3325/03/08(土)21:09:00No.1290375280+
「…君は前もそうだったが、結局私よりも光ちゃんを取るのだね」
「…」
「やめだ、萎えたよ。君って奴は本当に不愉快だね」
「すみません…」
「いいさ、ほらさっさと逃げようじゃないか」
 勇太は鮎川にデヴァイスを投げ渡し、デジモン達に混じり街から脱出をした。
 出た先は、ソドムの近くにある山のようであった。
 遠方にソドムが見える。
「それじゃあ、ここでお別れだ勇太君。
 まぁまぁ楽しめたよ」
「…次に会ったらあなたを倒して止めます」
「くつくつくつ、そうかい期待しないで待っているよ」
 そう言うと、鮎川はギガドラモンに乗りどこかへと消えて行った。
「行こう…光達を探さないと」
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3425/03/08(土)21:09:13No.1290375422そうだねx1
「おいおいパパはお仕事中なんだ。
 邪魔しちゃ駄目じゃないか光ちゃん。
 また、遊んで欲しくなったのかい?
 パパもここだとデジモンばっかで飽きてたからさ、たまには人間がいいなって思ってたところなんだぁ。
また、前みたいに遊んでやるよ」
 ゴモラの街、光とレディーデビモンに対峙していたのはムゲンドラモンと義父の渡辺 直人であった。
「今度こそ殺してやる…決着を着けて呪いを振りほどいてやる…私は望みを叶える…!」
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3525/03/08(土)21:09:23No.1290375526そうだねx6
オワリ
3625/03/08(土)21:11:25No.1290376665+
今度こそって過去に殺そうとしたのか
3725/03/08(土)21:14:52No.1290378367+
なんか思ったよりあっさり片付いたな天使……ここにいるのがそこまで強いのでは無かっただけかもしれないが
3825/03/08(土)21:15:34No.1290378696+
デジソウルこわい!
3925/03/08(土)21:17:01No.1290379349そうだねx2
やはり絵本は力作だな…
4025/03/08(土)21:18:49No.1290380209+
>fu4738329.png
ブラジャーエロく無い?
4125/03/08(土)21:18:51No.1290380222そうだねx1
お前なんなのかそろそろ言えルクスモン
4225/03/08(土)21:19:11No.1290380388+
勇太は毎回ボロボロになるねぇ…
4325/03/08(土)21:19:52No.1290380716そうだねx3
>fu4738379.jpg
待って右下の娘かなり悲惨な目に遭ってない?!
4425/03/08(土)21:20:16No.1290380893そうだねx6
>>fu4738379.jpg
>待って右下の娘かなり悲惨な目に遭ってない?!
今更か?
4525/03/08(土)21:23:32No.1290382587+
なんかこのヤンホモ前に獣憑きとかなんか言われてたしひょっとしたらこいつ本当にルクスモンか怪しいぞ
4625/03/08(土)21:24:01No.1290382817そうだねx1
ガーゴモン…悲しきヤツ
4725/03/08(土)21:25:06No.1290383349+
一難去ってまた一難
4825/03/08(土)21:25:38No.1290383602+
なんかチラチラと天使にもまだなんかあるんじゃねぇかな……って要素が散らばってるな
4925/03/08(土)21:27:00No.1290384247+
聖さんほんとこいつつまんねぇ~ってなってそう
5025/03/08(土)21:27:03No.1290384268+
>なんか思ったよりあっさり片付いたな天使……ここにいるのがそこまで強いのでは無かっただけかもしれないが
厄ネタの前振りに見える
5125/03/08(土)21:27:24No.1290384435+
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‌す‌る‌と‌決‌め‌た‌
‌ ‌勇‌太‌は‌そ‌れ‌を‌見‌届‌け‌た‌後‌、‌管‌理‌タ‌ワ‌ー‌へ‌突‌っ‌込‌ん‌だ‌。‌
5225/03/08(土)21:29:34No.1290385397そうだねx2
すげぇ…この女乳首と陰毛晒しながら格好つけてる!
5325/03/08(土)21:30:07No.1290385645+
神の国だの獣だの前に話に出た獣憑きだの
まぁケルビモン闇討ちの話がすごく怪しくなったな
5425/03/08(土)21:36:31No.1290388489+
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>聖さんほんとこいつつまんねぇ~ってなってそう
0‌デ‌ジ‌ソ‌ウ‌ル‌こ‌わ‌い‌!‌
5525/03/08(土)21:36:34No.1290388508そうだねx1
>すげぇ…この女乳首と陰毛晒しながら格好つけてる!
ありがたいね…
5625/03/08(土)21:37:47No.1290389083+
光ちゃんはかなり悲惨な境遇なんだ
そこに勇太がスーッと効いているんだ
5725/03/08(土)21:38:17No.1290389348+
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「やったようだね」
 勇太が声の方向を振り向くとそこにはルクスモンがいた。
「ほらお望みのものだよ」
 そういうと何かを勇太に向かって投げた。
「うわっと!重!」
 それに土井 健介だった。
「土井さん!大丈夫ですか?」
「安心しなよまだ眠ってるだけだ、そのうち目を覚ます」
「ありがとう…その約束守ってくれて」
「ふん、正直どうでもいいんだけどね先も言ったろ。
 僕こそが君のパートナーだ。その君の意志を尊重しただけだ」
5825/03/08(土)21:39:42No.1290389970+
この流れだと次は鬼塚中心回かしら
5925/03/08(土)21:40:07No.1290390153+
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>神の国だの獣だの前に話に出た獣憑きだの
>まぁケルビモン闇討ちの話がすごく怪しくなったな
確かになぁ
‌な‌ん‌か‌思‌っ‌た‌よ‌り‌あ‌っ‌さ‌り‌片‌付‌い‌た‌な‌天‌使‌…‌…‌こ‌こ‌は‌い‌る‌の‌が‌そ‌こ‌ま‌で‌強‌い‌の‌で‌は‌無‌か‌っ‌た‌だ‌け‌か‌も‌し‌れ‌な‌い‌が‌
6025/03/08(土)21:44:58No.1290392096そうだねx1
コンセクレイション……聖別かぁ……
6125/03/08(土)21:57:53No.1290397261そうだねx2
ケルビモンがガチで差別されてそうな天使の態度…
6225/03/08(土)21:58:01No.1290397328そうだねx1
多分一番強い敵シャッコウモン
6325/03/08(土)21:58:56No.1290397725+
セラフィモン……オファニモン……早くきてくれ……
6425/03/08(土)22:02:10No.1290399155+
>ケルビモンがガチで差別されてそうな天使の態度…
ケルビモン:唯一七大魔王化した存在が明言されてない
セラフィモン:唯一X抗体化した姿がない
オファニモン:こいつだけ無いものがないどころか素顔まで設定されてる
オファニモン派閥は他を見下せると言って過言ではない
6525/03/08(土)22:02:24No.1290399255+
デーモンがなんかそろそろ寿命だわ天使はこんなんだわで中々の状況だなこの作品のデジタルワールドも……
6625/03/08(土)22:03:26No.1290399687+
更にそこに三大天使と同格?なラジエルモンもいるかもなのか


fu4738350.png fu4737889.png fu4738325.png fu4738061.png fu4738057.png fu4738070.png 1741435297795.png fu4737894.png fu4738062.png fu4738069.png fu4737892.png fu4737897.png fu4738329.png fu4737899.png fu4738072.png fu4738355.png fu4737898.png fu4738064.png fu4738066.png fu4738326.png fu4737901.png fu4738379.jpg fu4737896.png fu4737900.png fu4737895.png fu4738333.png fu4738063.png fu4738327.png fu4737890.png fu4738056.png