新型ウママウイルス感染症は、中国での発症を皮切りに、またたくうちに世界中に広まった。
日本でも未曽有のパンデミックが発生し、医療機関はなすすべなく崩壊した。
もはや、新規の患者を受け入れる余裕はどこにもなかった。
感染者は自己の免疫を頼りに、自宅のベッドで強大な感染症と対峙せざるを得なくなった。

「トレ公……」
ふらふらとヒシアマゾンがベッドの脇に戻ってくる。
「ダメだって……病床は満員、医者は過労で倒れていて、救急車は一台も残ってないって……」
膝をついて悔しがるが、すぐに気を取り直し、強い口調で言った。
「こなくそ！　こうなりゃ気合いだよ！　病は気からって言うじゃないか！　トレ公、気合い出しな！」
必死の叱咤激励も虚しく、俺の意識は遠のいていった。
「トレ公、気合いだっ！　気合いだよっ！　頑張れ、頑張れ、頑張れ！」
「っぱい……おっぱい……」
うわごとは声にならず、唇がわずかに動いただけだった。それでもヒシアマゾンは耳を寄せる。
「なんだって？　トレ公、何が言いたいんだい！？」
「おっぱい……おっぱい……」
ふと、俺の脳裏に懐かしい記憶が蘇ってきた。
このとき初めて知った。走馬灯は、交通事故以外でも起こるのだと。

もう感染源分かったんだけど...

母。いや、ここではオカンと呼びたい。オカンは南風のような気持ちのいい人だった。
姉さん女房で、姐御肌、PTAの会長を務めたこともある女傑だった。
「トレ公はおっぱいが好きでねえ。乳首が引きちぎられるんじゃないかとひやひやしたもんさ」
思い出の中のオカンとヒシアマゾンがだぶって見えるのは、脳内が混線を起こしているからである。
「トレ公は橋の下に捨てられていたのを拾ったんだ。あんまりかわいかったからねえ」
そう言って、オカンはよく俺のことをからかった。

「小学生になってもおっぱいが忘れられなくてね。胸に抱きつかないと寝てくれなかったんだよ」
俺のおっぱい好きは、独り立ちしても治まることがなかった。
ある日、オカンから下宿先に食料品が届けられた。
おっぱいプリン、チロルチョコ、パイの実……ぱいぱいにまつわるお菓子の詰め合わせだった。
「さみしいときは、いつでも帰ってきていいんだよ」
手紙を読み返しながら、声を殺して泣いた。
もう、あのぬくもりを感じることはできない。
ろうそくの炎もついに尽きようとしていた。そのとき。
突然リアルなおっぱいが、圧倒的な立体感を持って、視界全体を埋め尽くした。

「？」
夢か現か。しかしそれは紛れもなくおっぱいだった。
谷間に鼻をうずめると、甘くてほんのり野性味のある香りが漂ってきた。
捧げ持つように両手を上げると、水風船を思わせる感触が手のひらを伝わった。
しっとりと吸い付く肌は吸盤のようで、きめの細かい皮膚は白磁のようでもあった。
両手で円を描くように撫でさする。双丘の起伏が確かな弾力をもって答えてくれる。
帰ってきた、と思った。輪廻が巡りオカンの胸もとへと戻ってきたのだ。
オアシスを求める遭難者のように、砂漠の頂上へと一気に駆け上がる。
俺は我を忘れて、そこにあるものにむしゃぶりついた。
記憶はそこで、途切れている。

カーテンの隙間から日が差していた。チチチと雀の声が聞こえる。
熱はすっかり引いていた。寝汗で背中がぐっしょりと濡れている。
「トレ公っ！！」
抱きついてきたヒシアマゾンは、ジーンズにエプロンのみという珍妙な格好をしていた。
「顔見せなっ！　ああよかった、峠は越したんだね！」
「……不思議だ。昨日の記憶がすっぽりと抜け落ちている。いったい俺は、昨夜何をしたんだ？」
すると涙が引っ込み、ヒシアマゾンの顔が真っ赤に染まった。
「わ、忘れなっ！　いいからそのまま忘れときなっ！　思い出すんじゃないよ！」
この後、新型ウママウイルス感染症の革新的な治療法が発見された。
π治療法（ぱいちりょうほう）と呼ばれたそれは、多くのトレーナーとウマ娘を救ったのだという。

>π治療法（ぱいちりょうほう）と呼ばれたそれは、多くのトレーナーとウマ娘を救ったのだという。
いやこれ…

ただの授乳ですよね？

タキオンとクリークに事情を聞こう

治療だから仕方なく…でめくり上げてくれる光景いいですね…………いいなぁ…

変な病を流行らそうとするな

タイシンシンドロームがあるんだ今更今更

ぱいぃ...

おっぱいの大きさはあまり関係ないらしい

アマさんのは凄い濃そう

また新しいパンデミックが起きたのか…

なにとは言わないが黒糖牛乳

トレインフルエンザとか思い出した懐かしいな

>おっぱいの大きさはあまり関係ないらしい
大切な人の
というのが大事らしい

だが後日
新型トレパパウイルスによるパンデミックがウマ娘たちを襲うことになるとはこの時は露にも思わなかった…

中国にタキオンとクリークを足して2を掛けたようなウマ娘でもいたのか

））(´ε｀)

とりあえずクリークとドトウはもう罹ってそう

へっくたばりぞこないは家に帰ってヒシアママのおっぱいでも飲んでな！

>とりあえずクリークとドトウはもう罹ってそう
クリークトレは即効治ってそう
ドトウトレは…

>>とりあえずクリークとドトウはもう罹ってそう
>クリークトレは即効治ってそう
>ドトウトレは…
ドトウがうっかり転んで胸で押しつぶしたことをきっかけに治癒するよ

ドトトレはドトウが有無を言わさず治療してすぐ治るだろう

エースのトレーナーも罹ったらしい

>エースのトレーナーも罹ったらしい
完治した後エースとの距離感が変わっていた

あれからウオッカとウオトレが妙だ…

一部ウマ娘と担当トレーナーは罹患したことすら気が付かなかった

>一部ウマ娘と担当トレーナーは罹患したことすら気が付かなかった
ハヤヒデペアかぁ...

>>一部ウマ娘と担当トレーナーは罹患したことすら気が付かなかった
>ハヤヒデペアかぁ...
マックちゃんペアとか…

ラモーヌとスティルはまだやってくれそうな気がするけどジェンティルはやってくれる気がしない

>ラモーヌとスティルはまだやってくれそうな気がするけどジェンティルはやってくれる気がしない
あのペアは気合いで治せますわよとか言って何も起こらず自然治癒で治りそうだから

違う！もっと真剣に治療するのだ！！

ジェンティルさんとかラモーヌさんみたいないいとこのお嬢様が真剣に治療したら将来の確約とか誓約書にサインしなくちゃ
その後一生頭が上がらなくなるけど

>違う！もっと真剣に治療するのだ！！
ぱい、ぱい

>タキオンとクリークに事情を聞こう
タキオンは珍しく七色に光ってたし
クリークは布団被って出てこないんや…

ヒシアマさんはかなり揉ませてくれる寄りだから好き

記憶の混濁だ
こうなると大切な担当が母親に見えてしまう

この病気はナリタタイシンのおっぱいでも治療可能ですか？

ワクチンが完成しても秘匿されそう

治療には成功したが…その後の関係が大きく変化し距離が縮まってしまったペアが多く出た…

仲睦まじくなれる治療法でよかったじゃん！

>この病気はナリタタイシンのおっぱいでも治療可能ですか？
できるから💢💢💢

さすがに中等部低学年担当のトレーナーは治療困難では…

>さすがに中等部低学年担当のトレーナーは治療困難では…
相手はキタちゃんとかダイヤちゃんとかだろ？楽勝じゃないか

>仲睦まじくなれる治療法でよかったじゃん！
限度があるだろ！

この怪文書見て女トレネタ捩じ込んでくる奴はいないだろ…

>さすがに中等部低学年担当のトレーナーは治療困難では…
つまりロブロイマーベラスボーノドトウカワカミダスカはOKなのか...

いやサムソンビッグちゃんらは流石にさぁ…

OKそうな子だけ羅列するのは卑怯だぞ！

ヴィブロスやニシノはトレーナーがおっぱいおっぱい言いながら苦しんでたら余裕で差し出しちゃうそうだけど大丈夫ですか

マックイーンとかも割と年齢的には低くなかったっけ？
治療してもらいたいが

ゴルシはハリセンで叩き治すけど
治ったら治ったで不満そうな顔はする

草

スレ落ちそうだからって急に元気になってきたなおっぱい

荒らしはママのおっぱいでも吸って落ち着いてこいよ