二次元裏@ふたば

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2191902 B24/12/07(土)21:32:26No.1260507584そうだねx10 22:38頃消えます
こいつらの絵本描いた
前の話からちょい続いてるよ
ゲスト
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こいつら
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/12/07(土)21:32:45No.1260507702+
 日の暮れた頃、広い門の下で勇太達は雨が止むのを待っていた。
 雨に紛れて何か叫ぶ声をアンティラモンは聞き取った。
「勇太ちょっといいか」
 夕飯の料理をしながら勇太は返事をした。
「どうしたの?ちゃんと人参多めに入れてるよ?」
「あんた、成熟期から完全体がデフォになってから人参の消費量半端ないのよ。
巻き込まれて喰わされる身にもなりなさいよ」
「いや…そうじゃなくて誰かが叫びながらこちらに来ている」
「え?なにそれ和風の門でそれってこわ…」
 怖いのか光は口角が一瞬動き静かに勇太の上着の裾を掴んだ。
 やって来たのはジャージの少年であった。
「はぁはぁおい!お前達逃げろ!危ないぞ!」
「人間…?とデジモン?えっとどうしたんですか?」
「脅かすんじゃないわよ。何よあんた…胡散臭い顔ね」
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224/12/07(土)21:33:01No.1260507798そうだねx1
「いや!聞こえてなかったのかよ!危ねえ!言ってるだろ!あいつが来てるんだよ!」
「あいつ?」
 少年が言い終わると同時であった、暗闇からぼんやりと薄っすらと現れた。
 ゆらり、ゆらりと揺れながら静かに刀を持って向かってくるそれはデジモンであったがその佇まいはまるで幽霊であった。
「げっ!?もう来たのかよ!?」
「えせ…毛…髪寄こせ…」
 勇太とヴォ―ボモン達が庇うように前に出る。
「何だか知らないけど割って入らせてもらいますよ!ヴォ―ボモン!進化だ!」「いくわよデビドラモン!アンティラモン!」
「馬鹿!ラショウモンに手出すな!そいつは成熟期だけど手出すな!逃げんだよ!」
 ジャージの少年が勇太達を必死に止めようとする。
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324/12/07(土)21:33:13No.1260507901+
 建物がまるで豆腐の様にいとも簡単に切られていった。
 完全体であるラヴォガリータモン、アンティラモン、レディーデビモンを相手取りラショウモンは攻め立てていた。
 それを成したのは完全体でも当たればただでは済まないと確信させる刀の切れ味、加えて行動に対して怯え等のブレが全く見えないラショウモンの動きであった。
「勇太!爪斬られた!爪!」
「光!勇太!そのロン毛のひとが言う通り逃げて方がいい!というか下がって!勇太も絶対前に出ないで!」
「逃げると言ってもこうも攻め立てられると逃げに転じるタイミングが難しいな…」
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424/12/07(土)21:33:28No.1260508002+
「おい!ロン毛!あんたも手伝いなさいよ!あんたのパートナーの猿どこいったのよ!」
「ロン毛じゃない三下(ミツシタ) 慎平だ!
 だから逃げろって言ったんだよ!たくっ今度こそ逃げるぞ!」
「今度こそって…?」
「今だターゲットモン!ジャンクモン!デジクロス!!!」
 慎平がデジヴァイスを掲げると門の上にいた2体のデジモンがロボットのようにそれぞれの要素を強く残し合体した。
「メタルエテモン!!!…刻むぜ!熱ちいビートをよ!」
 メタルエテモンが門を破壊し瓦礫にラショウモンを押し潰した。
524/12/07(土)21:33:40No.1260508089+
「こんなんでラショウモンを倒せたと思ったらだめよ!今のうちに逃げるぜ慎平!ガキンチョ達!」
 メタルエテモンが再び2体のデジモンに分離してターゲットモンとマッハモンになる。
「チッ!なんでオヤブンはともかく三下…あまつさえ知らねえガキ達乗せねえといけねえんだよ!クソが!」
「あぁ…荷物が…晩御飯が…」
「三下(サンシタ)!しっかり説明しなさいよね!!」
「三下!呼ぶな!」
 マッハモンを掴み勇太達はその場から離脱した。
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624/12/07(土)21:33:56No.1260508201+
「俺達も訳分かんねえんだよ。急にさ。ラショウモンはひとの髪の集めるヤべえデジモンでよ。すまねえなお前達にも迷惑かけて」
「いえそんな困った時は助け合いですよ。俺達だって慎平さんに助けられましたし」
「ほんとかしら?あんたなんか隠してんじゃないわよね?あんたの顔ってな〜んか引っかかるのよねザ・三下って感じ」
「おま…また言うかよ!?なんもねえよなターゲットモン!?」
「ん?あ…あぁ!こいつは胡散臭い顔だけどまぁ根は悪い奴じゃねえぜ?光ちゃん勇太ちゃん」
「ふむ…初対面で人参を駄目にされたからと言ってそんな物言いはよくないぞ光」
「あんたは黙ってなさいよ!アンティ…」
 瞬間勇太は風が吹いたと思った。
 しかし、次の瞬間後頭部に鈍い痛みと暗い黒を見上げていた。
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724/12/07(土)21:34:15No.1260508315+
 先回りしていたのか風のようなスピードで接近したラショウモンは勇太を押し倒していた。
「か…えせ…__の…」
「え…」
「勇太!?」
 飛びかかろうとするヴォ―ボモンを勇太は静止した。
「待って!……」
 何か2、3言勇太はラショウモンと言葉を交わし立ち上がった。
 ラショウモンもそれに対して何もせずただ見守っていた。
 立ち上がると勇太は慎平とターゲットモンの方を向いた。
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824/12/07(土)21:34:32No.1260508426+
「2つ…説明してください慎平さん。それと彼に髪の毛…返してあげてください。」
「…」
 何かを光がジロリと慎平を睨む。
「勇太?」
「ラショウモン…今、パートナーの名前を言ってました。
 それも悲しい声でここまで必死でひとりなのも…それって多分…なんでですか慎平さん?」
「…おい、慎平ちゃんと話した方がいいんじゃねえか?」
「金だよ…そいつの毛はデータが蓄積するのか特別な力が宿って高く売れんだよ!んだよ!いいだろ!たかが髪…」
 顔を上げたかと思うと必死の形相で慎平はつらつらと言葉を並べた。
「嘘ですよね?」
 勇太がまっすぐと慎平を見据えて慎平の言葉を一刀両断した。
924/12/07(土)21:34:42No.1260508498+
「な…!?う…嘘じゃねえよ俺は!
「慎平さん…最初会った時俺達に逃げろって言ってくれましたよね?
 金とか言うひとが追われてる時に利用するんじゃなくて逃げろなんて言いませんよ」
「はぁ?俺は「もういいじゃねえかよ慎平」
「ターゲットモン…俺は」
「たくっおめえさんのへその曲がり具合は筋金入りだぜ
 見ろよ勇太ちゃんの目。この子達なら大丈夫だおめえさんが見てきた奴らとは違う。竜馬ちゃん達と同じさ。
俺っちの目…おめえさんを弟分として認めた俺っちを信じな」
「…」
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1024/12/07(土)21:34:53No.1260508592+
「スカモン達が…仲間が捕まってる…サンドリモン、デーモンの部下とかいう奴だ。
 そいつは花婿候補を探してるとか訳分かんねえ事言ってラショウモン連れて来いって、ガラスの靴がそいつに壊されたから誘導するために…そいつのパートナーの形見の髪を…俺た…俺は使って落ち合う場所に誘導しようとした…俺はあいつに勝てねえ!だから!何したって俺はあいつらを助けたい!頼む!」
 そういうと慎平は土下座をした。
(…どうせこいつらも)
 慎平は勇太達に見えないようにデジヴァイスを構えた。
 慎平は手が握られるのを感じた。
 勇太が慎平の手を掴み起き上がらせた。
「大丈夫です!俺達が必ずスカモン達を助け出します!だから髪の毛返してあげてください。
 絶対!何とかします!必ず!ね!光!」
「たくっ初めからそうやって土下座して頼めばいいのよ」
「わ…たしは髪が返ればそれでいい…少し…疲れたしな」
「だから髪の毛返してあげてごめんなさいしましょう?」
 勇太が笑顔で慎平の手を引いた。
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1124/12/07(土)21:35:06No.1260508681+
 慎平がラショウモンに謝罪した後、疲れたからその場に座り込んだラショウモンと別れ、サンドリモンと落ち合うという場所へ勇太達は向かった。
「それに、俺達もサンドリモンを探していたんです。」
「あいつがそこら中のデジモンを誘拐して殺すは大怪我させて送り返すは、返したと思ったらデザイアリング付けて返してそのデジモンが暴れるはでここら辺の地域大荒れなのはあんたも知ってるでしょ?」
「…じゃああいつの強さも聞いてるんだろ?」
「それでもやりますよ…絶対…俺達は選ばれて…託されたんだから」
「…いたぞ」
 窪み、人工的な隕石が降ったかのような穴の底に女性型のデジモンと従者と思われる小さな無数のデジモンがいた。
 小脇には檻があり、スカモン、ジャンクもンがいた。
 慎平から聞いていた捕まっている数も一致していた。
「おい…それでどう…勇太?」
 慎平は振り向くとそこに勇太の姿はなかった。
 探そうとした瞬間にサンドリモンの髪が切れ、檻を勇太が抱えていた。
「!…この子供は!?」
 それが開戦の合図だった。
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1224/12/07(土)21:35:20No.1260508775+
 勇太はフェアリモンの力で空気を操り光学迷彩のように近づいて檻を奪取した。
「取った!!!取った!!!」
 ダッシュでサンドリモンから離れようとする勇太を跳び蹴りで仕留めようとしていた。
「なんて!お手癖の悪い!お人間がどうやって!どっちにせよお死になさ…!」
 勇太をガラスの靴で串刺しにしようとするサンドリモンをラヴォガリータモンの熱線が放たれた。
 しかし熱線はサンドリモンが展開したガラスのシールドで弾かれた。
「何あの硬さ!?普通じゃないわね!?」
 レディーデビモン達が一斉に襲い掛かかった。
 が、シールドに攻撃が阻まれサンドリモンの身体能力の前に1分もかからず勇太達はボロボロとなっていた。
「シンもんざえもんと比べて攻撃力はそこまでじゃないけど…なんだよこの格闘センス…!なんでバク転しながらかかと落とししてくるんだよ!」
「あら、アレはお量産機…デビモンが作ったお究極体にお簡単に出来るだけのデジモン。
 お戦闘経験を積んだ…そしてお美しいお高貴な私と比べるなんて…不快だわ」
 サンドリモンは飛びかかろうとするラヴォガリータモンを一撃で昏倒させた。
1324/12/07(土)21:36:00No.1260509038+
「ラヴォガリータモン!」
「はぁ…あなた達はもう私の王子様お候補から外れましたわ。
 おゴキブリ並みのお生命力もお厄介ですし今はお従者もいませんしこれで終わりにしますわ」
 サンドリモンが指を鳴らすと後方に幾つもの黒色の塔が降ってきた。
 サンドリモンに襲い掛かろうとしていたレディーデビモンが一気に力を失いその場に倒れ込んだ。
「な…なに…ちからが…」
1424/12/07(土)21:36:10No.1260509097そうだねx1
 レディーデビモンはデビドラモンにラヴォガリータモンはヴォ―ボモンにアンティラモンは辛うじてそのレベルを保っていたが力が出せないようであった。
「おダークタワーですわ。デジモンの力を抑制するおつまらないものです。
 そしてやはりこの程度でお力を失くすとは王子様候補じゃないわね
 しかし、三下…やはりお前がお誘導していたのですね…全く本当にお役に立たないおこうもり野郎…少しはお役に立つかと思ったが三下はどこまでいっても三下。
 ここまでお言われてもお一言も言い返せないとわ」
「おい!慎平!俺っちを出せ!ビビってんじゃないぞ!!!」
「…だ…だめだ…自殺行為だ…」
 慎平は何か言いたそうだが、あまりの力量差に震えて何も言えなかった。
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1524/12/07(土)21:36:23No.1260509194+
「慎平さんを馬鹿にすんな!!!!!」
 サンドリモンの意識外から勇太が不意打ちで蹴りを入れた。
 顎をクリーンヒットしたが究極体相手には効かないと思い身構えた。
 が、サンドリモンは襲ってこずフラフラとしている。
(き…いてる…?)
「今だ!」
 勇太はもう一撃叩き込もうと飛びかかった瞬間、目の前に何かが投げられた。
 それはガラスの靴であった。
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1624/12/07(土)21:36:35No.1260509265+
 勇太がガラスの靴に接触した瞬間そこから沼の様に広がり勇太を呑み込みはじめた。
「なっ!?やばい!?光!!」
 勇太はヴォ―ボモンとスカモン達の入った檻とデジヴァイスを投げ飛ばした。
「勇太!」
 光が手を伸ばしたが勇太の手を掴む瞬間に呑み込まれサンドリモン達と一緒に消えていった。
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1724/12/07(土)21:36:45No.1260509343+
「おい!お前らどうする気だよ!?」
「は?決まってんでしょ勇太取り戻しに行くのよ
 場所はあんたから聞いたしね」
 ヨロヨロと歩く光と一緒にデビドラモン達も無言で着いて行こうとした。
「馬鹿かよ!?あんな戦闘力の差見せられて!あいつの城には他にも従者のデジモンがウヨウヨいんだぞ!?」
「…見捨てろって言うの?」
「どうしようもねえだろ…間違いなく返り討ちで殺されるだけだろ」
「勇太は…!
 …まぁそうね…そういう奴なんて散々見てきたし…私だってそんなもんよ。
 …だけど一言だけ言っとくわ…あんた本当に三下ね」
 光はそのまま振り返りサンドリモンの住処の城へ向かって行った。
1824/12/07(土)21:36:55No.1260509395そうだねx1
 アンティラモンは残り慎平に優しく語りかけた。
「光は、ああ言ってるが君の判断は正しい。
 我々にとって彼は大事な仲間だが君にも仲間がいる。
 怖い目にあった彼ら…君自身をみすみす死地に送り込めば悲しむひとがいる。
 大丈夫。勇太は私達が必ず助ける。君は気にしないで帰りたまえ。
 君が帰る頃には我々は勇太の人参料理をたらふく喰っているさ」
 慎平の肩をたたき、そのままアンティラモンは光達の元へ行った。

 残された慎平達にただ雨があたるばかりであった。
「すまねえ慎平…俺達のせいで」
スカモン達が申し訳なさそうに声を掛けた。
 慎平は何かを思い出し悔しそうに地面の土を握りしめ、そしてふらふらと歩きだした。
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1924/12/07(土)21:37:07No.1260509500+
「…なんの用だ三下…また髪を奪うと言うなら今度は容赦しないぞ」
「…」
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2024/12/07(土)21:37:17No.1260509602+
「私にお一撃を入れたから少しはお期待したのですがこの程度ですか
 顔は私好みのお可愛い顔なのにお残念ですわ」
 サンドリモンの住処のガラスの城、そこの武闘会場で勇太は倒れ込んでいた。
 連れ去れた後、何度も何度も戦わされ体力の限界がきたためだ。
「30分休憩したらお再開しますわ。
 お少しずつお戦闘センスを掴んできてますし、お一月やって死ななければ、おワンチャンあるかもしれませんお楽しみですわね
駄目ならデーモン様のお手前お殺しますかね」
「そうやって…何人のデジモンを殺したんだ…」
 勇太は息も絶え絶えになりながらもサンドリモンを睨みつけた。
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2124/12/07(土)21:37:33No.1260509718+
「むふ…そのお眼光いいですわおゾクゾクいたしますわ」
 サンドリモンが勇太の顎を指であげる。
「自分の為にひとを傷つけて楽しいのかよ」
「別にお楽しくはありませんわ。強いて言うならおどうでもいいだけですわ。
 だって王子様ではないのですもの。私に並ぶ王子様…もし群れて私に届けばそのお存在価値はあるのでしょうけど、結局私に並ぶのは個としての強さを持つ者だけお好みではないデーモン様にバカ女くらい…ただ私その気になれば打ち破って見せますわよ
 雑草が群れたところで所詮は雑草…薔薇の美しさと高貴さには届きませんわ。
デジクロス…弱い者が群れるあの三下のようにね」
 勇太の瞳の力が強くなる。
「強さは…ただ暴力だけの事を言うんじゃない…!慎平さんもひとを思いやれる強さがあった!あの力だって暴力だけを信じてるお前みたいな驕った奴をみんなで打ち破る…その象徴だ!」
「ふふ…そのお言葉楽しみにいたしますわ」
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2224/12/07(土)21:37:48No.1260509829+
 ガラスの城に轟音が響いている。
 サンドリモンの言葉に勇太もこの音に気付いた。
「さて、お仲間がいらっしゃいましたわ。」
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2324/12/07(土)21:37:59No.1260509907+
 武闘会場の扉が大きく開けられる。
 光達が乗り込んできた。
「勇太!向かいに来てやったわよ!」
「勇太!」「ゆうた!」
「すまない!遅くなってしまった!ここにもダークタワーの影響があるみたいで最初は忍び込もうといたのだが慣れないせいか時間だけ食ってすぐに見つかってしまった!結局殴り込みになってしまったみたいだ!」
「やれやれお威勢のみでおダークタワーの影響すら脱せないお体たらく…私が相手する程でもございませんわね」
 サンドリモンが指を鳴らすとすぐに大勢のデジモンが光達の周囲を囲んだ。
「チッあんだけボコったのにまだこんなに居やがったの!?」
「光!慎平さん達は!?」
「あんの三下ならヘタレて逃げやがったわよ!」
「ゴースト系が多いな…王子様のなれの果てか…」
「どうする光!勇太を助けられないよ!?もう体力だって!」
「光…!みんな…!!」
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2424/12/07(土)21:38:13No.1260509988そうだねx2
 瞬間、武闘会場の天井が破れ大量のスカモン達がウンチ爆撃で光達周辺のデジモンを散らした。
「刻むぜ熱ちいビートをよおおお!!!!!!」
「慎平さん!メタルエテモンさん!」
 メタルエテモンがサンドリモンに一撃を入れるがガラスのシールドに阻まれてしまう。
「来ましたか三下。
 来たのは少しお予想外でしたが、あなたらお奇襲を掛ける事くらいお予想に難くないですわ」
「へっそうかいだけどゲストの方は予想できねえだろ」
「長い髪が好きだとあなた昔だれかに話したでしょうだから私こんなに長くもうすぐ腰までとどくわ〜お前、髪綺麗だな髪よこせ」
「おほっ!?ラショウモン!?」 
 メタルエテモンの陰に隠れてシールドの内側に接近していたラショウモンが一振りを放つ、ガラスの靴で防いだが後方に大きく吹っ飛んだ。
2524/12/07(土)21:38:25No.1260510084そうだねx1
「亜麻色の長い髪を風がやさしくつつむ〜おい髪置いてけよ」
「あらお情熱、日野勇太に現を抜かしましたがやはりあなたも中々お見込みがありますわね」
 ラショウモンがサンドリモンに斬りかかりシールドは破れないものの力でシールド事サンドリモンを吹き飛ばす。
 その隙に慎平が勇太を抱え光達の方へ下がる、メタルエテモンは光達を囲んでいたデジモンを吹き飛ばしていた。
「勇太!」「光!」
 よろめきながら慎平から離れた勇太は光に覆い被さるようように抱きとめられる。
「心配かけてんじゃないわよバカ!」
「ごめん…今回はほんと死ぬかと思った…
 慎平さんもありがとうございます。やっぱり来てくれましたね」
「さっきの台詞取り消すわやるじゃない三下(ミツシタ)」
「…別にヘタれたのは事実だしいいさ…でも!俺だって今回は腹くくったぜ!」
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2624/12/07(土)21:38:36No.1260510165+
「勇太、光!今回は俺に考えがあるまかせてくれよ」
「しょうがないわね」「ええ!」
 慎平がデジヴァイスを構える。
 メタルエテモンが2体のデジモンに分離される。
「ターゲットモン!ヴォ―ボモン!デジクロス!!」
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2724/12/07(土)21:38:48No.1260510260+
「ヴォルケニックエテモン!」
 ターゲットモンとヴォ―ボモンを纏うように合体し、全身に火を纏った猩々のようなデジモンとなった。
「勇太アレやってくれ!」
「ほらあんたのデジヴァイス」
 光からデジヴァイスを勇太が受け取る。
「はい!」
 勇太がフェアリモンの脚で空気を操作し周辺空気を圧縮から解放させることで周囲が瞬間的に凍り付く程に気温が下がった。
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2824/12/07(土)21:38:59No.1260510322そうだねx1
「それと勇太ちょっと勇気のデジメンタル貸しなさい。
クレシェモンさんが言ってたわ。ダークタワーでもデジメンタルがあれば進化できるってね。
 今のあんたなら取り出せるでしょう?」
「まかせるよ」
「まかせなさいよ」
 勇太がデジヴァイスを構えると勇気のデジメンタルが輝きをあげながらデビドラモンを炎と共に包んだ。
「天地開闢から燃え盛る炎よ。地を揺らし天蓋を仰ぎ見てその剛力なる腕の炎で目の前の我が敵を打ち破れ!
 デジメンタルアップ!!」
「焼き尽くす煉獄!レリックドラモン!!!」
 炎が消えるとそこには双角を持つ隆々とドラゴン型の巨大なデジモンがいた。
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2924/12/07(土)21:39:10No.1260510400そうだねx2
「髪をとかすまで待って洗い髪が悲しみに濡れて少し愛を残してほしい〜駄目だな一度警戒されるとシールドを全く突破できないぞ三下」
 後退してきたラショウモンが勇太達の傍へ後退してきた。
「端から奇襲で破れると思ってねえって言ったろ」

「正面突破だ…真っ向からブッ飛ばす」
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3024/12/07(土)21:39:25No.1260510506+
「良いお目じゃない三下…いじけたお目じゃないあなたを初めて見たわ
 面白いじゃありません事!来なさいあなたのお土俵でやってあげますわ!」
 サンドリモンが指を鳴らすと更にデジモンが武闘会場へ押し寄せてきた。
「手筈通り雑魚散らしは任せたぞアンティラモン!レリックドラモン!ラショウモン!」
 襲い掛かるデジモンをアンティラモン達が一気に蹴散らしサンドリモンへの道を作っていく。
「アンティラモン!ラショウモン!身体は大丈夫なの!?私が出来るだけ前に出て戦う!」
「究極体相手でなければダークタワーの影響があっても私にはいいハンデだ!それに私もデジモン!やられっぱなしでここで引き下がっていられるか!」
「人は髪を切る前に きっと何かを片付けるだからわざわざ混んだ日曜を選んでしまうのだろう〜髪を持ってるデジモンがいる私にはそっちのほうが重要だ!」
「…??…?…大丈夫って事だね!」
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3124/12/07(土)21:39:36No.1260510589+
 勇太がフェアリモンの脚で風を回転させ現在できる最大の出力にもっていく。
「慎平さん準備完了ですいつでも行けます!」
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3224/12/07(土)21:39:50No.1260510700そうだねx1
「分かったもう雑魚散らしも終わる。
そしたらヴォルケニックエテモンおぶって全力で突っ込め」
「分かりました!」
「…なぁ、勇太。
 俺は今ここにいるが、一回お前を本気で見捨てようとした。
 すまねえ…でも一回だけこの一回だけ俺は疑わないで信じてくれねえか?」
「…何言ってるんですか。
 俺は最初から慎平さんを信じてますよ」
「…」
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3324/12/07(土)21:40:04No.1260510805+
「今だ!慎平君!勇太!!!」
「行け!!!勇太!!!」
「はい!」
 勇太はヴォルケニックエテモンを背負い一気に駆け出した。
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3424/12/07(土)21:40:14No.1260510882そうだねx1
 周囲のデジモンも勇太の動きに気付き止めようと試みるがアンティラモン達に阻まれ一気に勇太はサンドリモンに向かって行く。
「あらお甘いですわね」
 サンドリモンの後方から隠れていたバケモンが勇太達に襲い掛かろうとする。
「しまっ…!」
 勇太が避けようとブレーキを掛けようとする。
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3524/12/07(土)21:40:24No.1260510957+
「止まるな!!!勇太ぁ!!!!」
 襲い掛かるバケモンを勇太の後方からアンティラモンとラショウモンが防ぐ。
「あのとき肩まで伸びたあなたとあたしの仲を〜!!行け!日野 勇太!!!」
 再び勇太は足に力を籠め一気に前に出る。
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3624/12/07(土)21:40:38No.1260511077そうだねx1
「今だぜ!!!!俺っちの熱いハートを受け取りな!!!ガイアカノン!!!」
「お拒否いたしますわ」
 ヴォルケニックエテモンが飛び上がり超高温の火球を放つ。
 それはガラスのシールドに阻まれてしまったが今まで聞こえなかった高い奇妙な音を発した。
「今だ!!ラショウモン!!」
 ラショウモンが再び勇太の後方から駆け出しガラスのシールドを突き刺す。
「なんどやっても同じことです私はこのガラスの盾がある限り何人に…!?」
 ラショウモンの刀がシールドを突き抜けた。
「ご丁寧にガラスの特性まで再現するからだ!!今だ!!勇太!!決めろ!!!」
「はい!」
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3724/12/07(土)21:40:50No.1260511151そうだねx1
「ですが日野 勇太の一撃では先程と同じで決定打には!いくら速度をつけようとも!!!」
「そんな事分かってる!!リロード!!!マッハモン!!」
 慎平がマッハモンを勇太の傍へリアライズさせる。
「癪だが力貸してやるぜ!小僧!!ブチかませ!!」
「はい!!!」
 マッハモンの掛け声と共に勇太が飛び上がる。
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3824/12/07(土)21:41:02No.1260511259そうだねx2
「デジクロス!!!」
「お馬鹿な!!人間になぜ!!?」
 勇太のフェアリモンの脚とマッハモンが合体し巨大な左足となった。
「初めて勇太達の前でデジクロスした時に感じてさっき確信した!勇太の脚は今デジモンと同じ!!!いけええ!!!!勇太!!!!」
「ドラああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
 勇太の蹴りがサンドリモンの腹部に命中し武闘会場の壁にそのまま叩きつける。
「はぁはぁ…んっはぁ…や…やった」
 サンドリモンが意識を失いその場に倒れ込んだ。
「慎平さん!光!みんな!!!やった!!!やった!!!!」
 慎平達の方を勇太が振り向くと何やら慎平達が叫んでいるのが見えた?
「へ?」
 影がかかったと思ったら勇太の後ろでサンドリモンが立っていた。
「しまっ!?まだ!?」
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3924/12/07(土)21:41:13No.1260511343そうだねx3
「お惚れになりましたわあああああああ!!!!!!」
「うご!?げ!!???」
 勇太はサンドリモンに抱きしめられ…というよりも締め上げられた。
「え?へ?何このひと!!??ていうか倒してないのに!!???」
「うんんんんn!!!私今の一撃で完全に伸びてましたわ!!!なんてお情熱のあるお一撃!!!私のシールドをお破るなんて!もうこれはお婚約しかございませんわ!!!うんん!!!チューですわ!!!おチューですわ!!!!」
「はあああああああああああああああああ!?????????????何言ってのよこの馬鹿女!?おい!!!勇太から離れろ!!!!おい!!!こっち向け!!!おいごらあああああああああああ!!!!!」
「あ〜らお下品この上ない勇太様あんな女見てたら目がお腐りになりますわよ」
「ヘルプ慎平さん…」
「…デジモンとは言え女にモテるとかそのまま死なねえかな」
「おい!」
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4024/12/07(土)21:41:29No.1260511456+
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4124/12/07(土)21:42:25No.1260511870そうだねx2
「むふふ…そういえば、三下…いえ三下(ミツシタ) 慎平。
 今までのお無礼はお取消ししますわ。
 あなたの力…勇太様が言っていた暴力とは違う力…確かに見せていただきました。
 勇太様程好みの顔ではありませんのでご遠慮しますがまぁなにかしらお縁がありましたら私の王子様にしてあげてもいいですわよ」
 サンドリモンは慎平に優しく微笑みかけ、慎平もそれに笑い返した。 
「…勇太のお下がりは遠慮します」
「おい!!!!」
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4224/12/07(土)21:43:07No.1260512173そうだねx3
「じゃあ俺達はジャンクモンの怪我もあるし一度拠点に戻るな」
「えっもう行っちゃうんですか?」
「勇太!!!ちょっとこっち向きなさい!!!!おい向け!!!!弁明しろ!!!おい!!!!」
「そうですわよお客様としてお最高級のおもてなしを致しますのに」
「いや…そのははは頑張れ勇太!じゃ!」
「へ?」
 そそくさといなくなる慎平と交代するように後ろからラショウモンが顔を覗かせた。
「長い髪が好きだとあなた昔だれかに話したでしょう〜。
 約束だ日野 勇太、お前の髪を貰うぞ」
「へ?」
「三下との約束だ。手を貸す代わりにお前の髪を報酬としていただくと」
「はあああ!!???へあ!!!?や…やめて近寄らないで…!
おい!!???どうなってんだよ慎平さん!!!慎…さんしたああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!覚えてろよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
 サンドリモンの城に勇太の絶叫が木霊した。
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4324/12/07(土)21:43:25No.1260512324そうだねx2
「さぁどんどん食べてくださいまし!私のお愛妻料理ですわ!」
 サンドリモンとの戦いが終わり、一晩傷の手当のため泊めてもらう事になった勇太達はサンドリモンに豪華な様々な料理を振舞ってもらっていた。
「美味しい…クソ、バカ女の癖にやるわね」
「サンドリモンさんも後ろで立ってないで一緒に食べましょう美味しいですよ」
「…いいのですか?」
「うむ、食事は皆で囲むものだ」
「で…ではお言葉に甘えて勇太様のお隣に…」
「てめえは向かえの席だ!私とヴォ―ボモンが両サイドに座ってるでしょうが!」
「あら、おケチですわね!」
「いいよ詰めれば入るって」
「あぁ!デレデレしてるんじゃないわよ!キショいわね!」
 ぎゃあぎゃあと騒ぎ合いながらサンドリモンを交えて食事を囲む事となった。
4424/12/07(土)21:43:37No.1260512394そうだねx1
「あんた本当に良かったの?ラショウモンに髪の毛あげちゃって?」
「あら?お勿論ですわ。愛する勇太様の為でしたらお頭も丸める覚悟ですもの。
あなたと違ってね」
「あ˝あ˝?」「すみません…俺のせいで」
「あぁん♥勇太様が私にお謝罪を!これでラショウモンとの協力も得られましたし、これは大きいですわ」

「お前ら綺麗な髪をくれたから好きだ。
 何か困ったら大きな声で亜麻色の髪の乙女を歌え。
 そしたら少なめの髪で助けてやる」
4524/12/07(土)21:43:47No.1260512452そうだねx2
「それに、勇太様にも鬼塚 光、三下 慎平達には教わりましたわ。
 お強さの広さ、心や繋がり、力以外の能力…
 そして、今こうして勇太様へのお愛、今なら小指でお殺しもできるおか弱さがあってもお愛しい…愛とはとてもお深く、お広い…弱いデジモンに愛などのお価値はないと思いましたが、きっとそれぞれのデジモンにそれぞれの愛があったのだと…
 私が殺したデジモンの中にもきっとそういった愛を私が壊したのもいたのでしょう…これはせめてもの償いのひとつですわ」
「…」
「なので、勇太様へお勿論お協力いたしますが、それは私がばら撒いたおデザイアリングを自らの手でお処分してお皆様に謝ってから参りますわ!」
「うん…俺もその方がいいと思います」
「でも、それって殺されない?あんた相当恨まれてるでしょう?」
「お酷い話ですが私は善人ではございませんわ。
 お決してお傷つける事もしませんし、お支援をしますが殺される事も決して本望ではないですわ」
「そっか…」
「それはそれとして勇太様のお行く先についてですが」
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4624/12/07(土)21:44:01No.1260512549そうだねx1
「あっそうかあんたデーモンの根城知ってるの?ていうか裏切る気なの」
「お当たり前ですわ!私、そもそもデーモンの配下に加わったのはより強い王子様とおかち合いになるためですわ!
 今、勇太様に出会い、個の力以外の価値を知ってデーモンに従う理由もありませんわ」
「なんというかホストとして天使型デジモンの規律の厳しい中だとここまで自由なのはある意味羨ましいな」
「勇太様達もデーモンと会ったと思いますがアレはおダークエリアからDWのお隙間を抜けてリロードされたコピーのような姿です」
「分身って事?」
「意識をお入れ込んでるのでDWの個体が死ねばダークエリアの個体も死にますので分身とはちょっとおニュアンスがお違いますけど大体同じですわ。
 更に今はDWに阻まれて力の一部しかおリロードされていない殺すならお今がお絶好の機会ですわ」
「それでも全然強かった気が」
「それはお単純に勇太様達のお実力不足ですわ」
「うぐ…」
4724/12/07(土)21:44:12No.1260512644そうだねx1
「ただ、デーモンがDWにお侵略のお準備はお最終段階にまでお進行していますわ。
 おデザイアリングが広がり世界のお安寧をお願うデジモンが減りデーモンがおやって来る隙間がドンドン拡張されています。
そこで侵攻を止めるには欲の溢れた退廃の街ソドムに行き、そこにあるデーモンを呼ぶためのおダークエリアへの道を閉ざすお必要がありますわ」
「道って?」
「勇太様達が別のDWに行った時のようなゲートみたいなものですわ。
 それを今配下が装置を使ってお壊してるところですの」
「そんな切羽詰まった状態だったんだね勇太」
「今ソドムにいるのは3人の人間、勇太様の縁者の持田 叶、鬼塚 光…あなたの義父にあたる渡辺 直人、そして鮎川 聖」
「叶…」
「あの男が…」
「事情は知っています。
 勇太様には辛い戦いになります…私も禊を済ませたらすぐに駆け付けますが辛い戦いになるでしょう」
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4824/12/07(土)21:44:26No.1260512760そうだねx1
「それにソドムを統治しているお直属のお配下キンカクモンとギンカクモンもいて厄介ですわ」
「…?キングモンとギンカクモンはせいじゅくきでしょ?なんで?」
「そうよ。あんたに勝ったんだし楽勝でしょ?」
「そうですわね…成熟期と究極体とかのおレベル差は人間とお例えると子供と大人のお体格差と言うべきですわね。
 確実なお差ですが、子供だってお鍛えあげれば大人をお殺しにできるでしょう?」
「まぁそうだけどでも成熟期止まりな力なんでしょう?」
「あのふたりはお互いを愛しあっておりましたわ…」
「は?」
「姉弟愛ではなく正しくお性愛、お男女の関係…ただお進化する事でお互いの何かが変わるの恐れたのですわ。
 舐めたお相手をおボコりになりデーモンにおスカウトされ世界を自分達の過ごしやすいようにお後ろ指さされるない世界を作る事を目標としていましたわ…」
「していた…?」
「少し前から様子というかお違和感を感じたのですわ。
 お乗っ取られているというかお別人というか、何か上辺はあのふたりなのに違うお妙なお違和感があるのです。
 その違和感のお正体にとてもお邪悪さをお感じるのです」
4924/12/07(土)21:44:38No.1260512861そうだねx1
「…」
 勇太達は顔を見わせた。
「それと鬼塚 光同じ勇太様を愛する同士としてお忠告いたしますわ」
「はぁ!?違うんですけど!?」
 勇太が凄いショックな顔で下を見た。
 気にしてないように振舞ってるが目が確実に泳いでる。
「そういう事におしといてあげますわ。
 デーモンのお配下のデビモンがあなたをお狙っていますわ。
 悪だくみで何をお考えてるか分からない危険なデジモンです
 お注意なさい。
 それに、渡辺 直人。人間界の刑務所からデーモンがお連れてきましたが、あの軽薄さと下劣さ…己の本能に忠実で博識ではなくとも己の欲望を叶える学習能力。
 あなたも相当酷い目に遭った事を喜々として話していましたわ。
 なんなら、あなたはここにお残って…」
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5024/12/07(土)21:44:51No.1260512959そうだねx2
「大丈夫よ…それに好都合よ…今度こそ私の手でボコってあいつを私の心から追い出すわ…私には今こいつらがいるしね」
 光が勇太の手を握り、勇太もそれに応え握り返した。
「…そうですか。ならばもうお言う事はありませんわ。
 私もお早く向かいます。どうかお死ににならなでくださいまし」
「うん!」
 そうして勇太達はサンドリモンの城で一夜を明かし、叶達の待ち構えるソドムへと向かった。
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5124/12/07(土)21:45:07No.1260513075そうだねx6
オワリ
5224/12/07(土)21:48:49No.1260514616+
すごい…見たことないけど見たことある感じのやり取りだ…
そしてメタルサタモンバリに熱唱しやがるなこのラショウモン!
5324/12/07(土)21:49:24No.1260514852そうだねx2
なんにでも頭におをつければいいってもんじゃねーぞサンドリモン!!
5424/12/07(土)21:50:09No.1260515166そうだねx1
アツいやりとりだ…三下かっこいいぜ
5524/12/07(土)21:50:45No.1260515470そうだねx3
ついに勝手に報酬にまでされる勇太で駄目だった
5624/12/07(土)21:53:35No.1260516667+
すっげえ力作
5724/12/07(土)21:55:20No.1260517493そうだねx3
三下と初対面であったこの日勇太の三下への好感度は最高と最低の両方へぶっちぎった
5824/12/07(土)21:55:22No.1260517513そうだねx1
何枚描いたんだこれ!?
5924/12/07(土)22:01:21No.1260520163そうだねx9
ゲスト欄にラショウモン抜けてた
ご˝め˝ん˝な˝さ˝い˝「」˝「」˝〜!!!!
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6024/12/07(土)22:04:33No.1260521651+
デーモンの部下たちもいまのところ大概だな!
6124/12/07(土)22:05:15No.1260522035+
光ちゃん男前で好き…
あと三下に初っぱなから辛辣すぎて惚れる
6224/12/07(土)22:06:33No.1260522650そうだねx7
>「はぁ!?違うんですけど!?」
> 勇太が凄いショックな顔で下を見た。
かわうそ…
6324/12/07(土)22:08:44No.1260523626+
じゃあ私が勇太様のお嫁様とお言う事でお宜しいのね!!!!
6424/12/07(土)22:09:49No.1260524106+
このサンドリモン大丈夫?仮に生き残っちゃったらそのうちリアライズして日野家に突撃とかしない?
6524/12/07(土)22:10:30No.1260524438+
前から語られてたイモゲンチャーのサンドリモンようやくリアライズしたのか…
6624/12/07(土)22:12:37No.1260525317+
>>「はぁ!?違うんですけど!?」
>> 勇太が凄いショックな顔で下を見た。
>かわうそ…
これが重なって重なってユニバースにつながるんですね
6724/12/07(土)22:12:59No.1260525493そうだねx2
>デーモンの部下たちもいまのところ大概だな!
陰謀論者のロリショタクソコテ!
バトルジャンキー痴女!
婚活戦士!
インモラル姉弟!
デビモン
我ら!
6824/12/07(土)22:13:09No.1260525561+
こいつさっきまで敵だったんだよな……敵だったんだよね?と困惑する変わり身の早さよ
6924/12/07(土)22:15:03No.1260526425そうだねx3
>>デーモンの部下たちもいまのところ大概だな!
>陰謀論者のロリショタクソコテ!
>バトルジャンキー痴女!
>婚活戦士!
>インモラル姉弟!
>デビモン
>我ら!
なんなのこいつら…!
7024/12/07(土)22:15:12No.1260526487+
デビモンもなんなのこいつらと内心思ってるよこのメンツ!
7124/12/07(土)22:18:11No.1260527994そうだねx5
人間は
従兄弟にコンプレックス爆発させてるBL漫画みてえな奴!
ロリレイパーの他余罪ありの服役囚!
破滅願望持ち美人!
ヨシ!
7224/12/07(土)22:19:29No.1260528644+
デーモン様人選とデジ選ちょっとだけ失敗してない?
7324/12/07(土)22:21:42No.1260529813そうだねx1
さらっとだけど勇太は足だけデジモン状態って明言されたな……ちょっとまってあのスピリットモドキまじでなんなんだ?
7424/12/07(土)22:22:22No.1260530103そうだねx2
>このサンドリモン大丈夫?仮に生き残っちゃったらそのうちリアライズして日野家に突撃とかしない?
ふっふっふっ…こいつは驚きましたわ勇太様がお16歳の時に私に盛大に告白したユニバースのことをよく知らないお無知なお田舎者がまだいましたとわ…
7524/12/07(土)22:23:19No.1260530546そうだねx2
>>このサンドリモン大丈夫?仮に生き残っちゃったらそのうちリアライズして日野家に突撃とかしない?
>ふっふっふっ…こいつは驚きましたわ勇太様がお16歳の時に私に盛大に告白したユニバースのことをよく知らないお無知なお田舎者がまだいましたとわ…
なんかあった世界きたな……
7624/12/07(土)22:24:04No.1260530865+
>さらっとだけど勇太は足だけデジモン状態って明言されたな……ちょっとまってあのスピリットモドキまじでなんなんだ?
ミサキちゃん「なにそれしらん…怖…」
アスタ商会「なにそれしらん…怖…」
7724/12/07(土)22:26:14No.1260531908そうだねx2
そのデビモンもなんか勇太に執着してる知らん天使デジモンと組んでるしで……周りが濃すぎるわ!
7824/12/07(土)22:29:34No.1260533473+
なにも起きてない時の勇太の善性はいい感じになるよね
7924/12/07(土)22:29:50No.1260533582+
良いもの見せてもらったよ…
8024/12/07(土)22:30:59No.1260534084そうだねx1
でもこのタイプのサブヒロインと最終的にくっつくのは今回の三下みたいな関係の男…
8124/12/07(土)22:32:54No.1260535047+
戦闘シーンとても好き
8224/12/07(土)22:35:12No.1260536091+
まとめとか超大ボリュームになりそう
8324/12/07(土)22:35:57No.1260536460+
>なにも起きてない時の勇太の善性はいい感じになるよね
逆鱗に触れられない限りは穏やかな龍みたいなやつ


fu4342013.png fu4342150.png fu4342282.png fu4343079.png fu4342137.png fu4343484.png fu4343606.jpg fu4343480.png fu4343373.jpg fu4342139.png fu4342021.png fu4342023.png fu4342151.png fu4342251.png fu4342142.png fu4342014.png fu4342281.png fu4342253.png fu4342025.png fu4342249.png fu4342018.png fu4342148.png fu4343075.png fu4342275.png fu4342273.png fu4342011.png fu4342277.png fu4343361.jpg fu4343074.png fu4342259.png fu4342026.png fu4342145.png fu4342271.png fu4343073.png fu4342149.png fu4342266.png fu4342144.png fu4343367.jpg 1733574746654.png fu4342146.png fu4342012.png fu4342019.png fu4342140.png fu4342015.png