「お姉ちゃんと会うの楽しみだなぁ〜早く戦いたい」 「ねぇ、なんで人間は死ぬのを嫌がるの?80億人もいるのに。」 ナクア コードネーム『バイオアルケニモンTypeNピンサーモード』 比較的従順な性格となるよう調整された個体。素早い戦闘に重きを置いた設計がなされている。 こちらは人間への偽装は完璧であり、敵地に先行して潜入させるような運用が想定されていた。 身長はオリジナルである楽音と同じ145.2cm。 D-チョーカーを操作し能力を解放すると両腕が肥大化しないまでも強化され紋章が浮かび、首から4本の脚が出現する。 この脚はアルケニモンなど既存のデジモンに類似しないものであるが、これは既知のデジモンにない能力を生み出すことを意図して蜘蛛そのもののデータを取り込ませているため。 この脚を用いて行動することで、人間には到底不可能なレベルでの高速移動、跳躍、登坂能力を見せる。 戦闘時には人間部分の足で接地し、四本の脚を腕のようにして戦うことが多い。 各所に生えた鋭い棘は高い切断能力を誇っており、研究所でのテストでは厚さ300mmの鋼板を破壊している。 ナクアはアラクの性格調整の失敗を受け調整された個体で、統率のしやすさを焦点としている。 そのため一見従順でおとなしく見えるが、兵器としての側面を重視した結果、こちらは流血に快楽を覚えるといった猟奇的な面が強くなってしまっている。 死影軍団内での正式な称号は、『双死璧が一人、鏖謐のナクア』であるが、「ダサい」(本人談)ため使われることがない。 着用しているローブは、研究所を破壊した際に備品倉庫から手に入れたもの。