「…あのさ。」 「なんだツカサ?」 「俺の布団入ってくんのやめて…」 「なんでだよ〜…布団無いと寒いじゃんか〜アタシ寒いの苦手なんだよ…デジタルワールドにいた時は寒いのとかなかったし…」 「クロスローダーの中入っとけって…」 「一人じゃなんか寒いんだよ息苦しいし〜…」 「俺のベッドもそんな広くないんだから狭いだろ…それに俺の掛け布団持ってくなって…」 「だって寒いんだもん。」 「俺も寒いんだよ!」 「………ツカサはアタシと寝るの嫌か?」 「嫌では無いけども…」 「じゃあもっとアタシとくっつけ♡」 「はぁ…お前が俺にくっつけ。ここ俺のベッドなんだから」 「はぁ〜い♡」 以下、文字起こし不能な矯声等のみが記録されている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「……なんですかこれは。」 「敵地の視察データですネオデスモン様。」 「…私は今後の作戦に役立つようなデータを諜報で得て来なさいと言いましたね?」 「はい。」 「誰が惚気の記録を取ってこいと言いました?」 「しかし…他のデータもこのようなものばかりで…寒さに弱いという情報がある分これは他のモノよりマシかと…」 「……………はぁ…もう彼の偵察はやめましょうか…」