二次元裏@ふたば

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348548 B24/11/16(土)21:02:31No.1253792321そうだねx9 22:12頃消えます
こいつらの絵本描いた
前の話からちょい続いてるよ
こいつら
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/11/16(土)21:02:43No.1253792410そうだねx1
 しんもんざえモンとの戦闘が終わり、フレアモンの部下のデジモンが勇太達を迎えに来た。
 光達もデーモンの部下に襲われたと聞かされ、クレシェモン達が住む屋敷へと向かった。
 入口に着いた勇太達を待っていたのはクレシェモンであった。
「あっ…」
 フレアモンが死んだ事をどう伝えるべきか勇太は思案してる内に先にクレシェモンが口を開いた。。
「勇太様…ヴォ―ボモン様」
「あ…え…クレシェモンさん…」
「…お話は聞いていました。やはり、そうですか…」
「あ…」
 勇太はなかなか言葉が出なかった、何を言っていいのか何を話すべきなのかしばらくどもりってから、勇太はフレアモンから託された太陽の紋章を取り出しクレシェモンに見せた。
224/11/16(土)21:02:55No.1253792494+
「フレアモンさんは俺にって渡してくれたけど…やっぱりこれはクレシェモンさんが持ってるべきだと思うんです…」
 勇太はフレアモンの最後の言葉が思い出された、唯一個別にクレシェモンに対して残した言葉、ぽつぽつとゆっくりと勇太はクレシェモンに伝えた。
 クレシェモンは静かに何も言わず聞き終わった後、勇太に背中を向けた。
「それは、あなたが持ってるべきものです。
 光様の事はお聞きになってるのでしょう。そんな事よりへ早く行ってあげてください」
 一言それだけクレシェモンは言うと屋敷の奥へと消えていった。
「そんな…事って…っ!」
 勇太がクレシェモンに何か言おうと声を出そうとしたのヴォ―ボモンが制止した。
「勇太…上手く言えないけど僕らがなにか言うべきじゃないよ」
 勇太は俯き声を掛けるのをやめ、少し項垂れた後、光の部屋へ向かった。
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324/11/16(土)21:03:14No.1253792629+
「光!」
 クレシェモンと別れた勇太達は、光達のいる部屋に向かった。
 扉を開けると光が勇太に抱きついて来た。
 と言うよりも飛びかかってきた。
「へ?え?え?」
 状況が飲み込めず勇太はただ狼狽する事しか出来なかった。
「えっと…デーモンの配下に襲われたって聞いたけど…大丈夫?」
 光は何も言わず勇太の胸でさめざめと泣くだけであった。
「ひ…うぐ」
 声を掛けようとするヴォーボモンはデビドラモンに口を押さえられた。
 首を横に振るデビドラモンを見たヴォーボモンは大人しくデビドラモンの後に着いて行き部屋から出て行った。
「とりあえず、ずっとこのままって訳にもいかないしベッドにでも腰掛けよ…ね?」
 部屋には2人が腰かけ用のソファー等はなく1人かけ用の椅子が幾つかあるばかりであった。
 勇太は意味も分かっていなかったがその言葉に一瞬光はビクッとした後、小さく頷き2人でベッドに腰掛けた。
 勇太は光の反応に不味いと思ったが仕方なくそのまま腰かけた。
424/11/16(土)21:03:26No.1253792713+
 聞いた話ではどうも敵である人間の大人の男に出会ってからこの調子だと言う。
 アンティラモンが駆けつけてから、急に相手が引き返したそうだが、光はずっと震えているばかりで勇太の名前を呼んでいたそうだ。
 どのくらいそのままでいただろうかしばらくしてウェヌスモンとブラックガルゴモンが来たがしおらしく2、3言喋った後、勇太の裾を掴んで俯いて黙ってしまった。
 夕飯時になって夕飯に誘っても光はただ黙っていた。
 寝る時間になり流石にとヴォ―ボモン達が様子を見に来た。
「流石に12時間だよ勇太」
「光もう寝ないと」
「…ここで寝ればいいでしょ」
 勇太はヴォ―ボモン達をチラリと見た。
 ヴォ―ボモン達は顔を見合わせてそのまま無言で扉を閉めて出て行った。
(えぇ…)
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524/11/16(土)21:03:42No.1253792833+
「「…」」
(すっげえ疲れてるのに眠れない…)
「俺やっぱ床で…「…やだ」「はい」
 背中合わせに寝ていた光は勇太の方を向いて背中に顔を着けた。
「…前アルケニモン達の街で家の話したの覚えてる?」
「…うん」
 勇太は光が何を言おうとしてるのか頭ではなく感覚で理解した、腹が痛み、胸の鼓動が早くなり冷たい汗が出るのが分かった。
「なんでか分からないけど…いたの、あの男…義理の親父」
 勇太は気付いたら光の方を向き抱きしめていた。
「言わなくていいよ。分かったから」
「…」
「俺が…俺達が光の事守るからだから大丈夫」
「…」
「絶対…絶対」
「…うん」
624/11/16(土)21:03:53No.1253792924+
 そのまま2日間は光はこの状態であった。
 3日目、ようやくみんなと食卓を囲めるようになった。
 4日目、ようやく少しずつ元気を取り戻しはじめた。
 5日目、ウェヌスモンが勇太達の元を訪れてきた。
「ウェヌスモン様」
「勇太君、光ちゃん。まずい事になったわ。
 道中説明するけど、一緒に来て」
「え…あっはい」
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724/11/16(土)21:04:07No.1253793046+
 ウェヌスモンに連れられてこられた場所は荘厳な神殿だった。
「ブラックガルゴモンなんでアンティラモンになってるの?」
「…君達今から行くとこ分かってるのか」
 アンティラモンはなにか緊張した面持ちでいた。
「こういった場合は大体碌でもない事が起きるもんだ」
「ちょっと縁起でもない事言わないでよ」
「ウェヌスモン様、クレシェモン様もさきいっちゃたしね…大丈夫かな」
「うん…」
 長い廊下を抜けると先には祭壇のような場所に11体のデジモンがいた。
824/11/16(土)21:04:19No.1253793127そうだねx1

「…勇太君。光ちゃん。
 ふたりがデーモンの配下に遭ったと思うけど…あの2組だけじゃない。
 あなた達を追って軍団がゲート通って攻めて来てる。
 どうにもデ―モン達もダークエリアを今通れないみたい。
 まぁ…その所為もあってオリンポス十二神達が対応してくれてるけど、彼らはあなた達がシオンから連れて来たと思っているわ
その責任をどうも問いたいみたい」
924/11/16(土)21:04:35No.1253793234そうだねx1
 重い空気が流れている。
「来たか選ばれし子供達。ウェヌスモンから状況は聞いているな」
 中心にいた金色の鎧を身に纏ったデジモン、ユピテルモンが語り掛けてきた。
 勇太はブラックガルゴモンがアンティラモンに進化している理由が分かった。
 叱責とかそんなものじゃない敵意に近い心臓を掴まれている気分になった。
「このイリアスにもデーモンの配下の軍団がやって来ている。
 既に24の街が襲われている」
「DWはそれぞれの世界が干渉せず独自に守っていくのがルールだ」
「そもそもがウェヌスモン。
 あなたがシオンのホストを保護し協力した事がそもそものはじまり」
「そういった意味ではフレアモンも自己責任とも「おいウルカヌスモン」
「ですが、この状態でフレアモンを失った事は大きい。
 それは仲間以上にこの世界の秩序を守るものとして大きな痛手だ」
 それぞれのオリンポス十二神が口々に述べてくる。
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1024/11/16(土)21:05:10No.1253793501そうだねx1
「分かりましたか。
 あなた達の責任の重さが、それだけじゃない多くのデジモンが息絶えた。
 日野 勇太。惨状を直接目にしたあなたならその重さが分かるでしょう
 それは私とユピテルモン様の時間を奪う耐えがたい苦しみ、それと匹敵する…
 それにデーモンの配下がばら撒いているデザイアリング…必要以上の欲望に振り回され既に幾人のデジモンが苦しみ出しています。
 このリングが広まれば闇の勢力が増えダークエリアが侵食してくるかもしれません。その責をどう取るつもりですか?」
 ユピテルモンの横にいた女性型のデジモン、ユノモンが勇太達に槍を突き付けてきた。
 ヴォ―ボモン達が反射的に勇太達を庇うが、それを勇太が除けてヴォ―ボモン達の前に出た。
「俺が…俺達がデーモンを倒します!
 今、自分の身とか責任とかどうとかじゃない!もう誰の涙も見たくないんだ!俺達が選ばれた子供ならきっと成し遂げられると信じてます!」
 勇太はそのまま俯いた。
1124/11/16(土)21:05:32No.1253793684そうだねx1
「俺が…不甲斐ないから大勢のひとを不幸にしたのはその通りだと思います。
 世界のルールとかは分からないけど…家族が大切なひとが傷つくのを見たくない気持ちは本当です…フレアモンさんだって…」
 そのまま膝を折り勇太は地面に頭を着けた。
「もしそれでも責任取らせたいなら俺が取ります!でもそれは俺達がデーモンを倒してから俺ひとりにしてください!」
「ば!ゆう…」
 光達が土下座する勇太に駆け寄ろうと勇太の前にウェヌスモンとクレシェモンが庇うように前に立った。
「ウェヌスモンさん、クレシェモンさん…」
「どう言うつもりですかウェヌスモン、クレシェモン。
 あなた達も見たでしょう。この5人がイリアスに対して災いを運んできたのです。
 ユノモンは見るからに苛立ちを隠せずにいた。
1224/11/16(土)21:05:44No.1253793774そうだねx1
「確かに、短期的な面で見ればこの5人はこのイリアスに災いをもたらしたかもしれません。
 しかし、我々としてもこのままデーモンを野放しにするのは得策ではないと思われます。
 それにこの5人はデーモンが街を襲った際には率先して動いてくれました。
 ユノモン様達の言い分では余りあると思われますが?」
「それに目の前で行き倒れているデジモンをそのまま放っておくのも十二神としてではなく一デジモンとしてできる事は私は出来ません
 もし責任を取らせたいなら私がこの場で取らせていただきます」
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1324/11/16(土)21:05:54No.1253793851そうだねx1
「あなた達…!」
 続けようとするユノモンをユピテルモンが制止した。
「もうよい。その位にしてやってくれ」
「しかし…」
「クレシェモンの言う通りだ。
 デーモンは今はシオンにいるが元はダークエリアのコキュートスに巣食っているもの。
 いつ我々のイリアスに来てもおかしくはない。
 これはシオンの問題だけではなくDW全体の問題と言っても過言ではない。
 何よりお互いの領分を守れというのならば我々デジモンの問題を人間に押し付ける選ばれし子供のシステムについても論じなければならないだろう
 …それに、これ以上仲間がなくなるのは見たくはない
 …皆は違うのか?」
 他の十二神は反論せず黙っていた。
 ユピテルモンは玉座から立ち上がり勇太達の前に来た。
 だが、先程までの威圧感はなく、どこか安心できる声色と雰囲気であった。
1424/11/16(土)21:06:05No.1253793940そうだねx1
「だからと言え君達はもうデーモンの問題に深く関わった。
 それも否定できない事実だ。
 そして君達がそれを心で理解してるのは今の問答でよく理解できた…すまなかった、怯えさせるような事をしてしまい。
 我々もフレアモン…仲間が死んでいる、君達の考えが知りたかった」
 そう言うとユピテルモンは勇太の頭に手を置き撫でた。
「安心してくれ。君達を害するつもりは私には毛頭ないし君達に手出しはさせない」
 そう言うとユピテルモンはユノモンの方を見た。
 ユノモンは何か言いたい顔であったが、大人しく奥へと下がった。
「フレアモンは大切な仲間であった。
 だから一体どういった気持ちで君達に託したのか私も直接聞きたかった」
 勇太はその言葉に申し訳なくなり俯いた。
「我々もデーモンの討伐に協力させてもらいますアンティラモン様…いえ…ケルビモン様」
「すまない」
1524/11/16(土)21:06:16No.1253794039そうだねx1
「これからの事であるが君達は秘密裏にゲートからシオンに戻ってもらう。
 やはりデーモンを討伐するのは恐らく君達選ばれし子供達になるだろう。 
 我々が出来るのはそれのサポートくらいだ。
 しばらくはデーモン達は君達を狙ってゲートを通じてデジモンを送ってくるだろう。
 そうすればゲートでふるいに落とされるデジモンもいるし、消耗したデジモンをここで討伐する事ができる。
 しんもざえモンの事を踏まえると奴はここのデジモンを食うことで消耗したエネルギーを回復してから活動に移っている。
 敵側も我々と同じようにゲートを開ける事でエネルギーを消耗する証明だ」
 その時、ユピテルモンの後ろから配下のデジモンが耳打ちをした。
「ふむ…勇太君、いい話と悪い話が2つある
 悪い話だが、今ここにデーモンの配下と思われるデジモンが大挙して向かっている。
 すまないがすぐにここを経ってもらう必要がある」
「は…はい」
「いい話だがフレアモンが転生したものと思われるデジタマが現れた。
 今は会えないし別人ではるが…それでも」
「いえ…ありがとうございます」
1624/11/16(土)21:06:27No.1253794126そうだねx1
「案内はクレシェモンに行ってもらいたいがいいか?」
「構いません」
「勇太君、光ちゃん、ヴォーボモン君、デビドラモンちゃん、アンティラモン様
 ここでお別れだけど元気でね。
 全部終わったらまた遊びに来てね」
 ウェヌスモンが勇太達を抱きしめて別れ、ユピテルモン達と共にデーモンの配下の討伐に向かった。
「勇太様達我々も行きましょう」
「あ…はいえっと、俺達の準備にしばらく掛かりますけどクレシェモンさん行く前にデジタマに会わなくていいんですか」
「時間がありませんし、それに会う気も理由もありません」
「そ…「急いでください。できるだけ早めに経ちましょう」
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1724/11/16(土)21:06:42No.1253794246そうだねx1
 ユピテルモン達と別れシオンへのゲートがある場所へと勇太達は向かっていた。
「良かったんですかフレアモンさんの転生したデジタマ…
顔見せてあげたって」
「大丈夫ですそんな余裕はありません。
 勇太様今は自分達の事だけ考えてください」
「でも…!」
 続けようとした勇太を光が裾を引っ張り首を横に振った。
「っ」
 勇太は歯がゆそうにクレシェモンを見た。
 クレシェモンが何かに気付き後方を見る。
「…どうやら見つかったようです一部のデーモンの配下と思われるデジモンがこっちに向かって…来ました!ラヴォガリータモン様!スピードを上げてください!」
「分かりました!」
 勇太達が後ろを見ると一部なんて生易しい数ではない数百規模のデジモン達が迫って来ていた。
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1824/11/16(土)21:06:59No.1253794385そうだねx1
 ゲートまで勇太達はなんとか追手のデジモンに追い付かれずやってこれた。
 クレシェモンがゲートを開け勇太達はゲートの中へ入っていく。
「クレシェモンさんも早くここから逃げてください!後は俺達だけで!」
「いえ…私はここに残ります。
 ゲートは閉じますが、中には紛れ込んで来るデジモンもいるでしょう。
 できるだけあなた達に追い付かせないようにします」
 クレシェモンが勇太達にきびを返した。
「そんなじゃあ俺達も!」
「駄目です。あなた達を傷つける訳にはいけません」
「勇太!早く!」
「…フレアモンさんは」
「勇太…」
 光達が勇太を静止しようとするが勇太は止まらず続けた。
「フレアモンさんは、あんたの事ずっと大事に思ってた!最期の時まであんたの事を…!
 分かってるよ!そんなの押し付けだって!でも少しくらい、少しくらい!…それじゃあ…あんまりじゃないか!あなたが死んだら俺は最後までフレアモンさんに…!」
1924/11/16(土)21:07:09No.1253794444そうだねx1
 勇太が掴み掛かろうとしたその瞬間、クレシェモンは振り返り勇太と光を抱きしめた。
「大事じゃない訳ないじゃないですか…
 最初死んだと聞かされた時信じれない…いや信じたくなかった…待っていればいつものように帰って馬鹿面を見せてくれるんじゃないかって…。
 ただ…お互いを想い合うだけが大切にし合う事じゃない。
 私もあの馬鹿と…同じように大切にし合ってるデジモン達がいる…それを護りたいと思っていた。
 短い期間でしたが、フレアモンが日野様…ヴォ―ボモン様。
私が光様、デビドラモン様を大事に想えた筈です。
 あなた方が少しでも無事にいられるなら…それが私…そしてあいつの願いなんです」
「じゃあなんで会って…」
「私はあいつを忘れる事なんてきっとできない…
 デジタマは…デジモンは転生したとしてもそれはもう別の人生なんです。
 私はきっとデジタマから孵るデジモンにあいつを見てしまう。
 それは誰にとっても辛い事なんです
 だからせめて…」
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2024/11/16(土)21:07:20No.1253794538そうだねx1
 クレシェモンは光の手に何かを握らせ、振り返りデーモンの配下達へと向かって行く。
 勇太は追いかけたいと思ったが追いかける事が出来なかった。
 それが間違いなのだと理解したからだ。
「勇太様、ヴォ―ボモン様ありがとうございます」
「え?」
「あいつと…フレアモンと戦ってくれて…怒ってくれて」
「クレシェ…!」
 勇太は手を伸ばそうとした瞬間にゲートへ飲み込まれた。
 クレシェモンが見えなくなる瞬間に隣にフレアモンの面影が見えた気がした。
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2124/11/16(土)21:07:31No.1253794608そうだねx2
 勇太達は気付いた時にシオンのムゲンマウンテンにいた。
 光がクレシェモンが手渡してくれたものを見るとそこには勇太の太陽の紋章と対になる月の紋章が握られていた。
 ふたり…4人はどこという事はない…ただ、向かうべき一点を見た。
 ふたりの紋章が初めて重なり合った。
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2224/11/16(土)21:07:42No.1253794696そうだねx1
「いやぁお疲れ様助かったよ。
 あの売女の怯えた顔最高だったよ」
 ルクスモンはそう言うと光の義父に笑いかけた。
「たく、本当ですよ。何もくんだりここまで来て、あんなガキに会いに来なけりゃ行けないんすか。
 せめて人間の女なら高校生くらいの女にしてくださいよ。
 こっちは危うく三大天使とご対面だったんすよ」
「しかし、これで選ばれし子供がこちら側に引き込める種は撒けた」
 後ろの暗闇からぼんやりとデーモンの直接の配下であるデビモンが現れた。
「いやぁデビモン久しぶりだね」
2324/11/16(土)21:07:54No.1253794781そうだねx3
「…お前は良かったのか我々に協力して、随分と男の方の選ばれし子供にご執心のようだが、我々を使って何が目的だ?」
「いやだなぁ、前も言ったろ君の目的に共感したって、酷いな〜信じてないの?」
「信用ならんな」
「ひど〜い、ねえ?」
「デビモンの旦那の照れ隠しですよ。多分。
 それより協力の見返りお願いしますよお二人様」
「あぁ…?あぁ…!忘れてないよ」
「天使と悪魔に取り入ろうとは余程肝が据わってるか大馬鹿かのどちらかかだな」

「待っててよ勇太もうすぐ…もうすぐ君を僕のものにできるよ」
 ルクスモンの甘美に浸った笑い声が闇の中でこだました。
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2424/11/16(土)21:08:06No.1253794868そうだねx6
オワリ
2524/11/16(土)21:15:22 ID:6yeF/RakNo.1253798032+
スレッドを立てた人によって削除されました
 重い空気が流れている。
「来たか選ばれし子供達。ウェヌスモンから状況は聞いているな」
 中心にいた金色の鎧を身に纏ったデジモン、ユピテルモンが語り掛けてきた。
 勇太はブラックガルゴモンがアンティラモンに進化している理由が分かった。
 叱責とかそんなものじゃない敵意に近い心臓を掴まれている気分になった。
「このイリアスにもデーモンの配下の軍団がやって来ている。
 既に24の街が襲われている」
「DWはそれぞれの世界が干渉せず独自に守っていくのがルールだ」
「そもそもがウェヌスモン。
 あなたがシオンのホストを保護し協力した事がそもそものはじまり」
「そういった意味ではフレアモンも自己責任とも「おいウルカヌスモン」
「ですが、この状態でフレアモンを失った事は大きい。
 それは仲間以上にこの世界の秩序を守るものとして大きな痛手だ」
 それぞれのオリンポス十二神が口々に述べてくる。
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2624/11/16(土)21:16:08No.1253798384そうだねx2
勇太…手を出さないのは頑張ったな
2724/11/16(土)21:19:24No.1253799871そうだねx2
毎回陰毛がないか無意識で探してしまう
2824/11/16(土)21:21:32 ID:6yeF/RakNo.1253800837+
スレッドを立てた人によって削除されました
「「…」」
(すっげえ疲れてるのに眠れない…)
「俺やっぱ床で…「…やだ」「はい」
 背中合わせに寝ていた光は勇太の方を向いて背中に顔を着けた。
「…前アルケニモン達の街で家の話したの覚えてる?」
「…うん」
 勇太は光が何を言おうとしてるのか頭ではなく感覚で理解した、腹が痛み、胸の鼓動が早くなり冷たい汗が出るのが分かった。
「なんでか分からないけど…いたの、あの男…義理の親父」
 勇太は気付いたら光の方を向き抱きしめていた。
「言わなくていいよ。分かったから」
「…」
「俺が…俺達が光の事守るからだから大丈夫」
「…」
「絶対…絶対」
「…うん」
2924/11/16(土)21:24:19No.1253802080そうだねx6
究極体がこんなにいると壮観だね
3024/11/16(土)21:27:41 ID:6yeF/RakNo.1253803531+
スレッドを立てた人によって削除されました
 そのまま2日間は光はこの状態であった。
 3日目、ようやくみんなと食卓を囲めるようになった。
 4日目、ようやく少しずつ元気を取り戻しはじめた。
 5日目、ウェヌスモンが勇太達の元を訪れてきた。
「ウェヌスモン様」
「勇太君、光ちゃん。まずい事になったわ。
 道中説明するけど、一緒に来て」
「え…あっはい」
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3124/11/16(土)21:30:23No.1253804739そうだねx1
>毎回陰毛がないか無意識で探してしまう
今回あるよ
3224/11/16(土)21:32:00No.1253805477+
まだ光ちゃんの傷残ってるだろうに敵が不穏なことしてんなぁ!
3324/11/16(土)21:32:31No.1253805713+
まさかこのシリアスな展開で陰毛が描かれてるなんてことは…
3424/11/16(土)21:34:30No.1253806590そうだねx1
数年後にグレイスノヴァモン出るまでにこんなことがあったんだな……
3524/11/16(土)21:36:40No.1253807476+
カタログでなにかとんでもなく卑猥な画像だと思った
3624/11/16(土)21:37:10No.1253807696そうだねx1
ルクスモン敵からも信用されてねぇなぁ!まぁ普通に怪しいし仕方ないか
3724/11/16(土)21:37:44No.1253807955そうだねx4
>カタログでなにかとんでもなく卑猥な画像だと思った
事実上のセックスみたいなもんだろ
3824/11/16(土)21:37:59No.1253808055そうだねx2
クレシェモンのケツがえっち
3924/11/16(土)21:41:45No.1253809492そうだねx2
>クレシェモンのケツがえっち
未亡人は尻
4024/11/16(土)21:45:30No.1253810987そうだねx1
シリアスなシーンといいシーンで晒される陰毛とスジ
4124/11/16(土)21:49:41No.1253812846そうだねx6
描いたけど結局使わなかったおまけ
ケモ幼馴染の重力両肩思いはいいものだよ「」一〜
もっと上手く書きたかったよ…
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4224/11/16(土)21:53:12No.1253814243そうだねx1
紋章が重なるのはセッの隠語って…こと?
4324/11/16(土)21:53:44No.1253814462+
まぁこの場合はフレアモンとクレシェモンのだが……
4424/11/16(土)21:57:50No.1253816157+
前のフレアモンといい今回のユピテルモンといいよく撫でられるな勇太
4524/11/16(土)21:59:07No.1253816648そうだねx2
>前のフレアモンといい今回のユピテルモンといいよく撫でられるな勇太
可愛いからな
4624/11/16(土)22:00:16No.1253817114そうだねx2
>前のフレアモンといい今回のユピテルモンといいよく撫でられるな勇太
実直な少年は頭クシャクシャにして可愛がりたくないか?
4724/11/16(土)22:00:39No.1253817289+
軽々しく女の子撫でるのはちょっと……してるユピテルモン……
4824/11/16(土)22:03:08No.1253818318そうだねx5
    1731762188761.png-(23807 B)
23807 B
>軽々しく女の子撫でるのはちょっと……してるユピテルモン……
4924/11/16(土)22:06:35No.1253819737+
世知辛いなぁオリンポス12神も
5024/11/16(土)22:09:10No.1253820782+
勇太にやってもセクハラ扱いは流石に可哀想だな…
5124/11/16(土)22:09:24No.1253820870+
神話モチーフな分伝記モチーフなロイヤルナイツよりドロドロな設定あるからオリンポス十二神族
5224/11/16(土)22:11:10No.1253821600+
毎回しっかり読み応えのあるものをお出ししてくれてすごいなぁ…
5324/11/16(土)22:11:15No.1253821633そうだねx2
>神話モチーフな分伝記モチーフなロイヤルナイツよりドロドロな設定あるからオリンポス十二神族
その成分まで神話モチーフ100%なのはユノモンぐらいだろ!
5424/11/16(土)22:11:29No.1253821735そうだねx1
>勇太にやってもセクハラ扱いは流石に可哀想だな…
今はコンプラの時代だから


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