・僧侶 グラ:C 30歳♀ 声:おいろけ 性格:さみしがりや アリアハンの教会に所属しているシスター兼僧侶。 母性的な雰囲気を漂わせており、どんな荒くれ者も彼女の前では大人しくなってしまう。 やはり勇者の事も昔から知っており、独り身であるが故に寂しいからかよく可愛がってくれた。 勇者は彼女の事を〇〇姉さんと慕っていたが、周囲の反応は姉妹というより母娘を見るかのようだったという。 勇者が冒険に出る際には遊び人が誘う形で冒険に参加。 パーティー内の最長年者という事で、精神的支えになっていく。 此方もかつては他国の名家出身のお嬢様。 幼い頃より淑女修行の一環として修道会に入会。 そのまま神に見いだされたのか、素質があるという事で聖職としての道を歩む。 結婚等は特に禁忌とされていないので、そのまま幼い頃からの婚約者と結婚。 この世界でも比較的早い年齢で女子を授かる。 良い夫と可愛い娘に囲まれながら幸せに日々を暮らすが、何の前触れも無く魔王の配下による襲撃を受ける。 その時は教会に詰めており、家への襲撃の知らせを聞きながらも責務を放棄する訳にはいかず負傷者の救護を続ける。 結果的に夫と娘は他界。 後で詳細を聞き、愛する娘の遺体を見て彼女は解ってしまった。 あの時、もしも、教会を抜け出し、他の負傷者を見捨てて、何振り構わず戻れば、娘は助けられただろう。 もはや故郷にいる気になれず、放浪の末にアリアハンに辿り着く。 彼女は教会で祈るが、もはや神を信じ切れず、さりとて天国での夫と娘の安息を願って祈らざるを得ない。 そんな人生を諦観し、惰性で生きていく中で彼女は見つける。 年齢こそ少し重ねているが、まるでかつての娘の様な存在を。 もう同じ間違いは犯さない。 彼女を幸せにする為なら、彼女を救う為なら、他は切り捨てる。 一切合切が塵になったとしても構わない。