二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1727780775014.jpg-(708290 B)
708290 B24/10/01(火)20:06:15No.1238545192そうだねx3 21:09頃消えます
お待たせしましたソーリーグレイモン
守MAKUAKEが出来上がったのでお納めくださいプリーズリーディンググレイモン
長いですよーソーロンググレイモン
fu4063258.txt
なおこの怪文書は以下敬称略で
68:秋月影太郎
103:四季めもり(言及のみ)
206:宮本楓
339:チリン
344:鞍馬りんね
346:鮫島真一
のキャラさんたちをお借りしておりますレンタルグレイモン
ありがとうございますテンキューグレイモン
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/10/01(火)20:06:41No.1238545351+
「んー?青石じゃーん。どしたの急に?漫画借りてたっけ?」
「いや…ちょっと変なこと聞いて申し訳ないんだけど…鞍馬さんはデジモンの幽霊って聞いたことある…?」
「はぇ?」
224/10/01(火)20:07:01No.1238545522+
きっかけはちょっとした出来事であった。
グレイモンと出会ってからこっち、不思議な出来事にすっかり縁が深くなってしまった青石守は、その日も現実世界にリアライズしてきたデジモンの対処に当たっていた。
今回の敵はダークナイトモン。あのナイトモンの亜種で、強さといえば並の完全体ではない。
とはいえ、相手をしたのは推定成熟期(というか測定不能と出るから推定できるかも不明)だが、世代を超えた規格外な戦闘能力を持った青いグレイモンである。死闘の末、ダークナイトモンを撃破することに成功したのだが。
『グフゥ…余を倒すとはなかなかの手練れ…しかし余はただでは死なぬぞ…!貴様の魂をあの世に連れて行ってくれるわ…青石守ゥゥゥ!!!!』
不穏な言葉を残してダークナイトモンは黒い粒子となった。デジモンは戦いで斃れる際はデジタマを残すもの。しかし、今回の敵はそうではなかった。そこから違和感はすでに感じていたのだ。
324/10/01(火)20:07:20No.1238545673+
それからしばらくして、ふと携帯に見知らぬ番号から電話がかかってきた。何でか知らないがやたらと某国のエージェントと縁が深い守は、いつもの如く使い捨ての番号でかのエージェントが接触を図ってきたと思ったのだ。
慣れた手つきで(某国のエージェントとのコンタクトに慣れてる事はおかしいだろうと言われるだろう。彼もそう思うのだがどうしようもない)電話に応答した守。
『…ククク…貴様の魂をあの世に引き摺り込んでやるぞ…青石守…』
電話口の声は、低くしゃがれていたが、あのダークナイトモンのそれであった。
424/10/01(火)20:07:36No.1238545813+
その後も同様の出来事が何回も起きるので、守としても気が滅入ってしまったのだ。
普段エロビデオばかり蒐集しているがここぞという時に知恵袋になる年配のディノレクスモンは、このような話に心当たりがないという。
普段のようにコンタクトをとってきたエージェントの襟首とっ捕まえて話を聞けば、そのような事例は確認されたことがないため、一度本部(どこだよ)に持ち帰って調査してくれるとのこと。奇妙な人脈に感謝したいところだが、いつも不意に接触を図ってくるエージェントは今回に限って続報を持ってきてくれない。守としては八方塞がりだ。
元はと言えば死んだはずのデジモンがデジタマに戻ることなく敵に取り憑いているなんてお化けみたいじゃないか。そう思った矢先、お化けという単語で心当たりがあった守は、知り合いの鞍馬りんねに聞いてみたのだ。
524/10/01(火)20:07:56No.1238545966+
「いやー…聞いたことないわ。第一デジタルの生物に幽霊なんてあると思う?現実世界ですら幽霊の存在なんてはっきりしないのに。」
「そっか…そうだよな。ありがとう。他をあたってみるよ。」
「エージェントのおじさんもディノレクスモンもダメだったんならチリンくんに聞いてみたら?ぶっちゃけると私よりも高位の霊とやり合ってる奴だし。…大丈夫?だいぶこたえてんね。」
「不安っちゃ不安だからね…実体持ってリアライズしてくれる敵デジモンの方がありがたいって思う時が来るとは思わなかったよ。」
「大変だねぇアンタも…」
具体的な助けは無理だったが、協力的なアドバイスをくれたりんねに感謝しながら、守は次の策を考えるのだった。
624/10/01(火)20:08:19No.1238546149+
「ふーむ…。話を聞いた限りでは呪霊の類に大変似通っているのですが…。デジモンで斯様な例があるとは残念ながら聞いたことがありませんね多汗症≪アオイシ≫さん…。」
「そっか…チリンくんでもお手上げか…。ありがとう。ところで俺のこと変な呼び方しなかった?…とはいえ、こうなると手詰まりだなぁ…。」
「私も含めてですが、今世で人間ができることはそう多くありません。ですが、解決するために尽力するその姿は必ず天は見ているものです。いつか報われる時は来ますよ汗の噴水≪アオイシ≫さん。気休めですがね。」
「それでもありがたいよ。徳が高い言葉をありがとう。ルクスモンにもよろしく。いや待ってやっぱり変な呼び方してるよね?」
チリンからの激励を受けながらも、守は策がだんだんと尽きていくのを感じ、焦っていたのだ。
だからだろうか、普段は取らない策を考えついたのは。チリンの寺を後にしながら、守がコンタクトを取ったのはあの男であった。
724/10/01(火)20:09:11No.1238546537+
「すんません秋月さん、忙しいのに…」
「いや、俺の事はいい。それより君からコンタクトを取ってくるのは珍しいな。四季めもり絡みか?」
「いやぁ違うんです。かくかくしかじかで…」
夜、人気のない公園で守は秋月影太郎と落ち合った。影太郎の立場上、あまり守としては積極的な接触が憚られる相手だが(某国のエージェントと懇意にしてるのに何を今更な話だが)、背に腹はかえられぬとの思いで連絡を取ったのだ。影太郎としてもデジモンの生態に関しては少なからず詳しい。ダークナイトモンの死霊について何か有力なヒントが得られればと思ったのである。
「ふむ…残念ながら俺もそのような現象には心当たりがないな。仮にデジモンが霊となって他者に取り憑くとしよう。そうするにはデジモンの『完全な死』が前提となるはずだ。」
824/10/01(火)20:09:42No.1238546765+
「完全な死?」
「デジモンは斃れる際はデジタマを遺す。遺されたデジタマから孵ったデジモンは基本的に斃れたデジモンとは別なことが多いが、ごく一部に記憶や習慣が引き継がれることがある。これはいわゆる輪廻転生にも似たシステムで、死ぬという概念が希薄なんだ。いわばデジモンの生命に関して普遍の法則と言える。このデジモンに完全な死を与えるにはどうしたら良いと思う?」
「…デジタマを破壊する?」
「そうだ。そうすればデータそのものが消え去る。デジモンにとっての完全な死だ。」
そう語った影太郎の表情が、少しだけ曇ったのは守は気づかなかった。
924/10/01(火)20:10:18No.1238547068+
「話を戻そう。ダークナイトモンのリアライズに際し、君はグレイモンと共に戦い、これを倒した。そうだな?」
「そうですね。でも…」
「デジタマは遺されなかった。黒い粒子となって消え、数日後、君の携帯にダークナイトモンからの連絡が来た、というわけだ。俺の推論なんだが、そのダークナイトモンはまだ死んでいない。いや、死ぬ直前で特殊な技能を利用し、デジヴァイスである君のスマートフォンに何らかの作用を起こした。…あくまで推測だがね。」
「俺のスマホに!?そんなことができるんですかデジモンって!?」
「無論そんな話は俺も聞いたことがない。考えられるならそのダークナイトモンが特殊個体だったということだ。」
「そんなことが…」
「あり得ない話ではない。君のグレイモンが何よりの証拠だ。デジモンにとってイレギュラーはそう珍しくないんだよ。」
「特殊個体…」
影太郎の言葉を反芻し、守は考え込む。原因についての目測はある程度ついた。問題は敵の目的と、どう対処するか、この二つになる。
1024/10/01(火)20:10:46No.1238547292+
「まったく、君はイレギュラーなデジモンを引き寄せやすいのか…。興味深いことこの上ないがな。」
「いやぁ…こっちとしては困りもんですよ…。どうしたもんかな…。」
「直接的なアクションはまだ取って来てはないのだろう。目下のところ影響は君への精神攻撃だ。原因があくまで推測しかできない以上、対処も言わずもがなだ。何か直接危害を加えて来た時に対処療法的に応戦するしかない。」
「そうなるか…。」
「俺としてももう少し調べてみよう。大船に乗ったつもりで…とは言えないが、何かあった時はまた連絡してくれ。」
「ありがとうございます。みんなに助けられて俺は幸せもんっすよ。」
「君の人望のなせる技さ。」
お世辞なのか本心なのかわからない、どこか茶化した言い方でそう言い残すと、影太郎は闇夜に溶けていった。
1124/10/01(火)20:11:30No.1238547602そうだねx7
プレビューは以上になります
長くかかってしまい大変お待たせしましたトゥーレイトグレイモン
お待たせしすぎたのかもしれません
よろしくお願いします
1224/10/01(火)20:15:55No.1238549670+
超大作だ…
待ってたぜブルーストーン公式!
1324/10/01(火)20:17:11No.1238550200そうだねx1
やっほい待ってた!さっそく影さんの出演もありがたい…
1424/10/01(火)20:20:29No.1238551780+
どう見てもあいつなんだけどあいつの名前一切出てきてなくてだめだった
1524/10/01(火)20:23:22No.1238553222+
チリンくんとの漫才でダメだった
1624/10/01(火)20:28:16No.1238555393+
アオイシ
多汗症でダメだった
1724/10/01(火)20:28:50No.1238555668+
やったーかっこいい!
一人称俺の影さんも新鮮だね…
1824/10/01(火)20:29:39No.1238556053+
31.75kb…!?
1924/10/01(火)20:30:13No.1238556317そうだねx1
>やったーかっこいい!
>一人称俺の影さんも新鮮だね…
解釈違いでしたら申し訳ありませんソーリーグレイモン…
2024/10/01(火)20:31:49No.1238557072+
通りすがりの公式だけど外面ではナメられないように一人称俺を使い分けるのはかっこいいんじゃあないかと思いますグッドグレイナイツモン
2124/10/01(火)20:34:23No.1238558458そうだねx1
>通りすがりの公式だけど外面ではナメられないように一人称俺を使い分けるのはかっこいいんじゃあないかと思いますグッドグレイナイツモン
恐縮ですグッドグレイモン
青石くんには何となく俺って喋ってそうだなぁって妄想からこうなりましたお許しくださいソーリーグレイモン
2224/10/01(火)20:37:58No.1238560095+
>31.75kb…!?
2ヶ月間くらいのおっさんのリビドーの表出ですお納めくださいグッドグレイモン
2324/10/01(火)20:40:32No.1238561285+
グッドブシアグモン
お久しぶりです
うちの子斬るしか頭にない上に剣聖ノ型出し惜しみしてるじゃないですか未熟者め
かっこよかったですよ青石くん
また機会があればぜひ
ハバナイスガイオウモン
2424/10/01(火)20:43:11No.1238562300そうだねx1
>グッドブシアグモン
>お久しぶりです
>うちの子斬るしか頭にない上に剣聖ノ型出し惜しみしてるじゃないですか未熟者め
>かっこよかったですよ青石くん
>また機会があればぜひ
>ハバナイスガイオウモン
グッドグレイモン
今回は戦い多めになってたのでこうなってしまいましたお許しくださいソーリーグレイモン…
こちらこそ今後ともよろしくお願いします
ハバナイスディノレクスモン
2524/10/01(火)20:45:51No.1238563490+
>グッドグレイモン
>今回は戦い多めになってたのでこうなってしまいましたお許しくださいソーリーグレイモン…
>こちらこそ今後ともよろしくお願いします
>ハバナイスディノレクスモン
いえいえこれは青石くんのお話なので出してもらえただけで大感謝ですよ
今後ともよいお付き合いを
2624/10/01(火)20:56:58No.1238569083+
>いえいえこれは青石くんのお話なので出してもらえただけで大感謝ですよ
>今後ともよいお付き合いを
恐縮です…こちらこそよろしくお願いいたします…
2724/10/01(火)20:59:54No.1238570431+
取り付いてきたヤツをクソボケがーっ!って逆に取り込むのいいですよね


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