二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1727613768443.png-(1151848 B)
1151848 B24/09/29(日)21:42:48No.1237969734+ 22:59頃消えます
ネオデスモンが図書館にお邪魔しに行くのでプロローグを書きました
fu4056293.txt
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/09/29(日)21:43:00No.1237969823+
「あーあ。戦いならともかく、なんでこんな事しなきゃならねえんだよったく…」
「ネオデスモンサマのめーれーでしょ!モンクいわない!」
ぼやくスカルサタモンに、彼の肩に乗っていたプヨモンが静電気を放った。
「いってえよ!お前はあのお方に妙に気に入られてっからなぁー…お前何したんだよ?」
「なんにもしてないケド?…あっ!ココだよ例の場所!」
水龍軍本拠地跡。
かつて、アイスデビドラモンとホムコールモンが戦った場所だ。
あの大爆発により、本拠地自体は無事だったが移転を余儀なくされたのである。
「本当にあんのかねぇ〜?」
「ネオデスモンサマをうたがわない!」
「あ”っ!だからそれ地味に痛えんだって!」
クレーターの縁に降り立った二人は、あたりを探索し始めた。
224/09/29(日)21:43:23No.1237969989+
─────────

「あれだけの戦いです。きっと彼女は記録させているはず。そして…あの爆発で防御モードをとった個体もいるでしょう。」
「はぁ…さいですか…」
「依頼を出して回収させているようですが…あそこならばまだ立ち入ろうという者もいないはず。確保してください。」

─────────
324/09/29(日)21:43:35No.1237970080+
「って言ってたよなぁ…」
今彼らが探しているのは、スプシモンと呼ばれるデジモンのヘルメットだった。
大きな出来事…戦い、告白、進化、そのような出来事は全てスプシモンによって観察、記録されている。
ならばあれほどの戦いであれば必ず記録されているし、爆発に巻き込まれた個体が存在してもおかしくないだろうというのが、ネオデスモンの考えだった。
「にしてもココ…さむいねスカルサタモン…」
「水龍将軍がこのあたりの環境データまでぶっ飛ばして上書きしちまったからな…」
ホムコールモンの能力が最大限に解放された結果、ここはあらゆる物が凍りつくほどの低温と、全てが燃え上がるほどの高温が交互に訪れる気候になっていたのだ。
「ん…これか?」
スカルサタモンが掘り出したのは、焼け焦げた防寒着と一緒に凍りついているスプシモンのメットだった。
「ソレだ!ハヤくかえろう!」
424/09/29(日)21:44:02No.1237970266+
デジタルワールド某所、廃墟と化した劇場の跡地。
ここを死影軍団は拠点としていた。
「おーい、誰か氷溶かせるやついないか〜」
スカルサタモンの声に、黒いゴグマモンが現れる。
「おいおいおいおいちょっと待てよ!割る気か!?中身も粉々になんだろうがよ!」
「違う。レーザーで溶かす。」
「テーネーにねー!」
威力を弱めた光のエネルギーが当てられ、ゆっくりと氷が溶け始める。
「お前案外繊細なことも出来んだな…」
「何が言いたい。」
ゴグマモンはスカルサタモンを睨みつけた。
524/09/29(日)21:44:33No.1237970491+
数分後。
「ケッコウじかんかかるんだなー」
「丁寧にやれって言うんでな。」
十数分後。
「まだ溶けねえの?」
「まだだ。」
数十分後。
「溶けたぞ。」
「やっとかよ…じゃあ、そいつを俺はあのお方のところに持ってくから…」
「待て。それを溶かしたのは俺だ。手柄を持って行く気か。」
「これを任されたのは俺だ!だから俺が持って行く!」
「先日の戦いで我らオニキスは3体も数を減らしてしまった。ここで功を上げ我々はさらにご支援を賜るのだ。」
「元は俺が探してきたモンだろうが!横取りして何が功だよ!」
「チョット!そこはオレタチでしょ!」
「お前は俺の肩に乗ってただけだろうが!」
624/09/29(日)21:44:58No.1237970658+
にわかに騒がしくなる拠点。
「煩い」
その一言で、辺りは水を打ったように静かになった。
発言の主は、漆黒の鎧に身を包んだタクティモンだった。
「揉めるようなら我が持って行く」
724/09/29(日)21:45:22No.1237970820そうだねx3
続きはtxtからどうぞ
824/09/29(日)21:58:13No.1237976135+
こんな物騒な連中がいるというのに図書館の所在地を広めた極悪非道な奴がいるらしいですね
図書館戦争ではお誕生席に座る予定の忍者一家公式ですその際はどうぞお手柔らかにお願いします
欠落したデータ…一体何でしょうね?
924/09/29(日)22:06:06No.1237979359そうだねx2
「ふむ」
すいと足元を駆け回る小さな幼年期を抱え上げ、エンシェントモニタモンはひとりごちる。
「さて、不自然な欠落、なんてたくさんありすぎてどれのことを言っているのやら、私にはよくわからないけど──」
双葉を生やした四角い幼年期、モニモン。足をばたつかせるそれの頭を撫でて宥めながら、彼女はすうと目を細めた。
「まぁ、そうね。どうせだから、次の作戦にはあなたにも付き合ってもらうとしましょう。まずはここに辿り着いてみせて頂戴」
図書館の地下シアター、その一角にある巨大モニター。そこに'確かに映る丸い影'を眺めて、彼女は笑った。
「楽しみにしてるわよ、ネオデスモン?」

お待ちしております
図書館公式より
1024/09/29(日)22:07:06No.1237979780そうだねx3
>欠落したデータ…一体何でしょうね?
言ってしまうとネオデスモンは見つかるはずのない情報を探してるのでまあ見つかるわけなんてないんですよね
1124/09/29(日)22:25:42No.1237986986+
今回のネオデスモンはだいぶ前のめりだね
自我が出てるというか
1224/09/29(日)22:26:46No.1237987401+
いいね〜ネオデスモンくん
こっちも下ごしらえ怪文書を用意しないとだねぇ〜🤡
1324/09/29(日)22:27:12No.1237987589+
(死影もちゃんと軍団居たんだ…)
1424/09/29(日)22:30:33No.1237988851+
>(死影もちゃんと軍団居たんだ…)
戦闘中はスピリット由来の凶暴性増幅をネオデスモンが使用するので皆ほぼ自我は無くなります
このスカルサタモンもタクティモンも図書館で使い捨てになってもおかしくないんじゃないですかね
プヨモンは彼の色々ある記憶の中の一つに似た知り合いがいるのでなんとなくそばに置いといてるだけです
1524/09/29(日)22:35:56No.1237990987+
>お待ちしております
>図書館公式より
色々ご迷惑をおかけしますが…まだそこまで図書館を燃やす気はないようですよ?
1624/09/29(日)22:42:06No.1237993301+
>色々ご迷惑をおかけしますが…まだそこまで図書館を燃やす気はないようですよ?
"でも、来るのでしょう?"とのことです
存在しない情報を、とはいえ何かがわかるといいですね


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