二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1726230506623.png-(1151848 B)
1151848 B24/09/13(金)21:28:26No.1232354364そうだねx6 22:41頃消えます
依頼164へのご参加ありがとうございます
…といってもあまり依頼と関係する要素はあまり多くありませんが…
fu3987896.txt
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/09/13(金)21:28:36No.1232354435+
「なぁ…本当にやんのかよほむらぁ…」
「ここまで来ちゃったんだし…ここでやめて帰るわけないでしょ!」
深夜3時、暗闇の中。私たちはとある建物の前にいた。
「私は…あの人の正体が知りたい。」
224/09/13(金)21:28:49No.1232354518+
遡ること十数時間前。
「まず結果から言うと…Invisible Kindnessさんの正体はわからなかったわ。」
例の掲示板で見つけたジャーナリスト"名張茜"は、私たちに調査結果の報告をしていた。
「あなたに届いていた手紙と荷物、差出人の情報は完全に抹消されていて追えなかった。一番新しい一通を除いてね。」
デジヴァイスが届いた何日か後に送られてきた手紙のことだ。
いつもと違ったタイミングで届いたから、少し疑問に思ったことを覚えている。
彼女は一枚の写真を取り出した。
「ここの住所が割り出せた。」
その写真に写っていたのは、フェンスで囲われ監視カメラの数がやたらと多いことを除けば、無機質でありきたりに見える建物だった。
「この建物…なんなんですか?」
「まず登記簿を取ってみたんだけど…この名前…覚えがあったりするかしら?」
324/09/13(金)21:29:01No.1232354598+
所有者の欄に記されているのは、『株式会社出海コーポレーション』と言う名前だった。
「覚えは…ないです。」
叔父さんや叔母さん達は何か知っているかもしれないが、聞いたところで多分教えてくれない。
あの人たちはそう言う人達だった。私がいくら親のことを聞いても、本当のことは一度も教えてくれなかった。
「そう…聞き込みもしてみたんだけど、近隣の人たちもここが何に使われてる建物か知らないみたい。研究所だとか、工場って噂はあったみたいだけど…所詮は噂ね」
研究所…どうしてそんなところから手紙が?
「それと、ここ10年ぐらい前から人の出入りがないらしいのよ。行ってみたけど、中に人がいる様子もなかった。セキュリティシステムはしっかり動いてたけどね」
「なるほど…そのシステムって年式はいつ頃のものですか?」
「そこは調べてないけれど…多分新しくはないと思うわ。……どうしてそんな事を聞くの?」
「いえ、特に理由は…ありません」
私は資料を受け取り、謝礼を支払ってその場を後にした。
424/09/13(金)21:29:15No.1232354693+
「なあほむら…まさか行く気じゃねえだろうな…あそこに…」
帰り道、俺はほむらにそう聞いた。
「行くよ。」
彼女はそう一言だけ、はっきりと答えた。
「おめぇが行かなくたってよぉ…多分あの記者に任せりゃ行ってくれたと思うぜ?」
あの女、多分タダの記者じゃない。手練れのデジモンが隠れている気配がずっとあったし、
デジヴァイスの機能で姿を消している俺の事を確実に目で追っていた。おそらく、荒事にも慣れているのだろう。
「それじゃダメ。たぶん、私を呼んでるんだと思う。」
「呼んでる?」
「一通だけ差し出し元を隠してなかったのは、多分私をあそこに来させるためだと思うの。」
「オイオイ…罠でもあったらどうするつもりだよ…」
「大丈夫だよ、私を罠にかけるような人いないし。それに…何かあってもキミが守ってくれるでしょ?」
そう言いながらほむらは笑って俺を持ち上げ抱きしめた。
こうされてしまっては、俺がついていく前提かよ!と言う文句を俺は飲み込むしかなかった。
524/09/13(金)21:29:30No.1232354786+
残りはtxtからどうぞ
624/09/13(金)21:39:27No.1232358640+
鏡華さん理性強めでやばい方向に行ってるのが好き
724/09/13(金)21:41:11No.1232359353+
>鏡華さん理性強めでやばい方向に行ってるのが好き
本当に好奇心に突き動かされてる時は色々吹っ飛んでますという話が明日か明後日に多分出ます
824/09/13(金)21:43:31No.1232360303+
速筆だなぁ
924/09/13(金)21:56:00No.1232365483+
顛末が楽しみだ
1024/09/13(金)21:56:06No.1232365518+
「ああもう、なんでこんなことになるのよ!」
意図的に残された手がかり、今までに『別件』で集めてきた情報。
とあるバーで耳にした、ある製薬会社の幹部たちの話。それらを総合すると、嫌な可能性が浮かんでくる。
「……彼女、なのかしら。」
隠し子がいるなんて思いもしなかったわ。しかもプロファイリングしてくと……
「……昔の一華の同類じゃないの。」そんなの、非情に徹しきれるわけ無いじゃない!
しかも先日の警官大量行方不明(実は殺害)事件の痕跡からすると彼女自身もバケモノの類よ。
あんなの相手に敵味方ともに死人を出さずに済ませる方法なんて……
「主殿。」
「なあにレナモン?私ちょっと今考え事で忙しいのよ。」
「『錬金術師』に対抗する、アイデアがあります。」
「マジで!?」
「なのでちょっとドウモンのところに行ってきます。」

名張茜公式より採用いただき誠にありがとうございました
1124/09/13(金)21:57:38No.1232366135+
「鏡華様ぁ〜…その反応は自分が関わってますって言ってるようなもんですよ〜……」
『とりあえずオイラ達の胸の中にしまっておくしかないね……』
「うう…ほむらちゃんにはなんて言って誤魔化そうか…」
『う〜ん…アテが外れたって言って、後は美味しいご飯でも奢って煙に巻くとか?』

燈夜公式より怪文書に出演させていただきありがとうございます
最初に掲示板にトンチンカンな事を書いてしまい申し訳ありませんでした
1224/09/13(金)21:57:55No.1232366239+
対抗策とは…楽しみですね
1324/09/13(金)21:59:27No.1232366874+
>燈夜公式より怪文書に出演させていただきありがとうございます
>最初に掲示板にトンチンカンな事を書いてしまい申し訳ありませんでした
お気になさらず〜
日常寄りなところでお話一つぐらい作りたいですね


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