二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1724503451255.png-(1151848 B)
1151848 B24/08/24(土)21:44:11No.1225557913そうだねx5 22:44頃消えます
埋蔵金イベの残りを書きました
愛狼くん無量塔さん有無ちゃんそして虚無蔵ちゃんに感謝と謝罪を重ね重ね申し上げます
fu3901814.txt
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/08/24(土)21:44:24No.1225558011+
前回までのあらすじ(前回はある)
遺跡内のトラップで分断されるも、再会することに成功した楽音達。
ネオデスモンが彼女らに語った様々な過去、果たしてそこに真実は存在するのか。
彼女らに待ち受ける運命は如何に。
224/08/24(土)21:44:41No.1225558163+
一行はひたすらに道を進んでいた。
またいくつかトラップが彼女らを襲ったが、皆すでに一度はトラップに遭遇していたため対処に苦慮するようなことはなかった。
「おかしい。」
無量塔が口を開いた。
「あまりにも順調すぎる。端的に言えばそう…殺意が薄い。」
『私も同意見だ。テレポートも落とし穴もあそこにしかなかった。』
「シャドウそれって…」
「無量塔も愛狼もやっぱり不自然って思ってたか。ねえ楽音、さっきから随分急いでるみたいだね」
有無は一人先行する楽音に呼びかける。
「…もうアイツの術中にハマってることなんてわかってる。でも私はアイツのところに行かなきゃいけない。私がアイツを殺す。」
彼女は振り向かずそう言った。
「どうやったら殺せるのかわかっているのかい?奴にサンドリモンの攻撃は全く通じなかった。」
「オレの攻撃も…刺さりはしても効果があったのかわからなかった…」
「ウチのバッドメッセージ・プラスも…」
「私にはわかる。」
324/08/24(土)21:44:52No.1225558234+
「解放してる時の私の目は相手の急所を見抜けるの。人間なら心臓、デジモンならコアを。私には見える。ネオデスモンのコアが。」
彼女は左手を見た。
「私の体はアイツに変えられた。だからアイツに干渉することも多少できる。これは…私がやらなきゃいけない。」
「待ってよ」
愛狼が楽音の元へ駆け寄る。
「オレ達楽音を助けるためにここに来たんだ。一緒にネオデスモンを倒すために。だから一緒にやらせてよ!」
「……私…最初に依頼したときはみんなでアイツを殺すつもりだった。殺せれば最後は私じゃなくてもいいって。」
楽音は彼から逃げるようにまた道の先を見た。
「でも…ここでアイツとまた会って…話して…戦って…もう私、自分が抑えられないんだ。だからトドメは私がやる。みんなには私がアイツと戦う邪魔になるやつらと戦ってほしい。」
彼女の心の底では、ただ一つの感情が煮え滾っていた。
424/08/24(土)21:45:14No.1225558437+
遺跡深部。
楽音達が最初に踏み入れた場所よりも更に広い部屋。
その中には大きな階段がある。それが繋がる先にあるのは、黒く大きな石の扉。
その扉の前に、一つの影があった。
それは楽音達が部屋に足を踏み入れたところを見て、拍手の真似をしだす。
「よくぞここまで辿り着きましたね皆さん!立ちはだかる多くの苦難!それを見事乗り切った!感動しましたよぉ〜………おっと、拍手してももう音が出ない身体なんでした。」
嬉しそうに語るネオデスモンの目は、変わらず冷たかった。
「オレはもうお前のことを逃さない!!」
彼は愛狼の言葉をやはり無視して話を続けた。
「此処こそ、この迷宮に数多く眠る埋蔵金の一つが隠されている場所です。」
ネオデスモンの身体を目がぐるぐると回り、扉の方を見る。
「この扉、どんな手段を試しても開かなかったんです。スキャンで中身を伺うこともできない。伝承によると…この扉、デジモンと人間の協力によってのみ開くんだそうです。隠された当時はデジモンを使役できる人間は数少なかった。だから安全だと思ったのでしょうね。」
ぐるぐると回っていた目が、今度は楽音達を見る。
524/08/24(土)21:45:35No.1225558623+
「しかし!今ではデジモンと協力する人間は増えた!君たちこそ封印を解ける選ばれし人間なのです!」
「嘘つき野郎!今度こそウチらがアンタのこと倒すんだからね!」
ツカイモンの威勢の良い声。ネオデスモンはそれを聴き笑った。今度はその目も笑っていた。
「嘘つき?そうですか嘘つきですか…では逆に聞きますが…私は何なんですか?」
「は?どういうこと?」
「あなたたちに語った私のこれまでの物語…どれが真実でどれが偽りなのか私にはわからない!どの物語も!私の中では真実の物語として息づいている!」
「なんなんだよお前!本当は誰なんだ!」
「だから…全部本当なんですよ愛狼君。今日の私は正直者、嘘は一つもついていません。そ〜れ〜に。…どうだって良いんですよ…そんなこと。」
小馬鹿にするような口調。ネオデスモンはさらにこう続けた。
「私はただ…これからも物語を啜りたい。あなたたちが苦しみ…楽しみ…生きて…死ぬ。その物語を…さらに素晴らしく刺激的に…!そう私が演出しようと言うのですよ。君たちキャラクターはただ私の台本に従ってさえいれば良い!」
影に浮かぶ眼は皆を舐め回すように動いていた。
624/08/24(土)21:46:01No.1225558825+
「残念ですけど!わたくしたちは貴方の思い通りになんてなりませんのよ〜!お〜っほっほっほ!!」
壁を勢いよく突き破り現れるブラストモン、粉塵から響き渡る高笑い。
「えっと…誰…?」
愛狼の困惑した声。
「わたくし虚空蔵優華子と申しますの。そこの影さんとは因縁がございますことよ。まだパーティーは終わっていなかったようで幸いですわ〜」
「また君か…本当に醒めさせてくれるな…だが今日は帰ってやらんぞ?私の前に二度と現れようと思えなくさせてやる…!」
ネオデスモンの足元の影が部屋一面に広がり始める。
「まずは彼らだ…ゴグマモン!」
ネオデスモンと楽音達を隔てるように、影から黒いゴグマモンが3体現れた。3倍ゴグマモンである。
「これだけでは終わらんぞ…!ダークネスローダー!デジクロス!」
影の中から無数の光がゴグマモン達に融合して行く。
「これぞゴグマモンアポロンモード!自らの光で自らを強化する!まさにベストコンボ…!」
天井にまで広がった影からはボトボトとデジモンが次々出現する。
ハイコマンドラモン、トループモン、アンドロモン。
全て死影軍の忠実なる兵士達だ。
724/08/24(土)21:46:31No.1225559043+
「さて、私のシナリオに従う気になりましたか?楽音。」
「いいや、全然!」
824/08/24(土)21:46:44No.1225559135+
彼女は腕輪を操作する。
「suppression program has been interrupted. Reactivation in 3 minutes.」
無機質な音声と共に、楽音の体は異形へと成って行く。
「オレも全く同意見!スピリット…!エボリューション!」
少年の体とスピリットが一つとなり、もう一つの影が生まれる。
「これぐらいの広さがあれば…アレが使えるだろうな。トリプルヘッドラグナモン!リアライズ!」
彼の持つデジヴァイスの背面レンズから、三ツ首の巨大兵器が実体化する。
「盛り上がってきましたわね〜…行きますわよ〜!」
拳を握り締め、彼女はブラストモンと共に構えをとる。
「ボク達も頑張らないとね!」
その声を聞き、ツカイモンも気合いを入れた。
「はぁ………」
影はつまらなそうにため息を一つ吐いた。
「やれ。」
その一言により、無数の死影軍と楽音達の戦い…否、殺し合いが始まった。
924/08/24(土)21:46:59No.1225559244+
続きはtxtからどうぞ
1024/08/24(土)21:47:32No.1225559459+
貼り忘れてた前編
fu3901833.txt
1124/08/24(土)22:00:07No.1225565488+
トリプルヘッドラグナモンでダメだった
1224/08/24(土)22:02:07No.1225566484そうだねx4
>3倍ゴグマモンである
今胡乱な状況じゃないんですよ!?
1324/08/24(土)22:03:29No.1225567165そうだねx1
うおモジバケモン
1424/08/24(土)22:06:32No.1225568743そうだねx1
>うおモジバケモン
おっと文字コード変えるの忘れてた
fu3901979.txt
多分大丈夫?
1524/08/24(土)22:08:28No.1225569804+
>>うおモジバケモン
>おっと文字コード変えるの忘れてた
>fu3901979.txt
>多分大丈夫?
オッケー読めます
1624/08/24(土)22:10:50No.1225570939+
徳川家康はこのスピリットで何を…
1724/08/24(土)22:11:54No.1225571522+
湿っぽいエンディングだった
1824/08/24(土)22:12:20No.1225571735そうだねx1
>徳川家康はこのスピリットで何を…
徳川家康が裏十闘士たちと共闘してエンシェントグリーモンを封じたことは知っているな?
1924/08/24(土)22:14:27No.1225572809+
有無公式です
扱いにくい子を活躍させてくれてありがとう…!
2024/08/24(土)22:16:21No.1225573780そうだねx1
能力バラバラなメンツを上手く扱ってたと思う
2124/08/24(土)22:16:43No.1225573977+
無量塔の公式です
味方の強化なんて大役頂いて嬉しい限りです
ありがとうございます
2224/08/24(土)22:19:33No.1225575425そうだねx1
>能力バラバラなメンツを上手く扱ってたと思う
ネオデスモンのなんでこんな人達ばっか集めちゃったの…?が正論すぎるくらい癖が強い…
2324/08/24(土)22:21:36No.1225576521そうだねx5
癖強いメンバーが協力して何かをなす物語は面白いからな…
2424/08/24(土)22:24:58No.1225578335+
虚空蔵公式より
ウチの二人を愉快に大暴れさせて頂き誠にありがとうございました!!
2524/08/24(土)22:24:58No.1225578336そうだねx1
>湿っぽいエンディングだった
いつか選ばれてごめんなさいってセリフを使いたかったんですよ

>有無公式です
>扱いにくい子を活躍させてくれてありがとう…!
戦闘だとあんまり活躍させてあげられなかったので埋蔵金の方で見せ場をあげられてればと…
埋蔵金シートに書いてあったので拾ってみました
これでよかったですかね…?

>無量塔の公式です
>味方の強化なんて大役頂いて嬉しい限りです
>ありがとうございます
2624/08/24(土)22:35:19No.1225583573+
あれ切れちゃってた

>無量塔の公式です
>味方の強化なんて大役頂いて嬉しい限りです
>ありがとうございます
怪文書シートにあったので拾ってみました
もうちょっとちゃんと戦わせてあげられればよかったのですが…

>虚空蔵公式より
>ウチの二人を愉快に大暴れさせて頂き誠にありがとうございました!!
因縁の相手ですからね
ゴッドプレスリベンジャーできるようなのでめちゃくちゃ胡乱な戦い方させちゃいましたごめんなさい


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