�@むかしむかし 　あるところに
なまえのないかいぶつがいました
かいぶつは 　なまえがほしくてほしくてしかたありませんでした
そこでかいぶつは　 たびにでてなまえをさがすことにしました
でも せかいはひろいので
かいぶつはふたつにわかれてたびにでました
１ぴきはひがしへ、 もう１ぴきはにしへ
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�A閑静なアパートの一室、最小限の照明がテーブルに項垂れている女性を照らしている
「主人がいなくなり、1週間が経ちました。街ではぽつりぽつりと主人を見ている人がいるそうで警察も相手にしてくれません…私の前には現れてくれないんです」
「ご…ご主人は何を」
「誰かを探していました…見つけてくれる人をです」
「ご…ご主人がいなくなったのは2週間前です。
その頃から街で誰かを探していたと聞いています。
ゆ…行方不明者がひ…頻繁に出たのもそれからですよね」
「見つけてくれてたのに探してくれているいい人だったのに酷い…また邪魔をするのですね
でも会いにきてくれたのに」
足を踏み出すと何かが足に当たる。
目玉を抉られた猫或いは人間だった。

項垂れる女性の後ろには積み上げられたモニターが薄暗く女性を照らしている。
モニターはノイズが掛かっているが女性の顔が見える女性の容姿は多種多様だけど共通しているのは肥大、異形化している。
イソノインナナヨだ。
近づけばモニターや机には抉られたであろう目玉が散乱としている。
体液がばら撒かれ蟲が集り腐臭を発している
デジヴァイスを取り出しコヅキガルルモンをミカヅキガルルモンに進化させる。
ミカヅキガルルモンの刃が照明とナナヨの顔を反射させる。
自分が刃を向けれているにも関わらずナナヨはいつもと変わらない笑顔を向けている。
「また会いにきてね」
ミカヅキガルルモンが刃を振る。
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�B「おめえもよくやるよな月彦」
鮫島さんがタバコを吹かしながら語りかけてくる。
廃墟だからってタバコ吹かさないでくれないかな…煙い臭い。
「おめえドンドン当たり強くなるな。おじさんだって泣くんだぞ？」
「いいからさっさと続けたまえ鮫島君〜」
加夜子さんも鮫島さんを促す。鮫島さんも慣れた顔だ。
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�C「クソガキィ…まあいいけどよぉ依頼持ってきたのは俺だし。
アレも最近はデジタルワールドで広告だして被害者釣ってやがる困ったンもんだぜ。
アレが最近出てるのはS県S市だな。でもよぉちょ〜と毛色がちげえというか…」
鮫島さんの歯切れが悪い。なんでもやたら現れる数が多いし、宗教団体も関わってるとか？…ナナヨ自体面倒だけど今回は特別面倒臭そう…加夜子さんも露骨に嫌そうだ
「私は割に合わないからアレ関係は嫌なんだけどね。でも行くんだろ？」
「儂とワン公はいいぜ。同じデジモン？なのか分からねえが放っとけない気持ちも分かるしな」
「よくやるぜ…おめえらも」
自分自身が関わってるからといえナナヨを放っては置きたくないな。

「鮫島さんも付いてきます？」
「勘弁してくれよ…資料集めだってションベンチビりそうなんだよ…
だから…頼むりんねちゃん見つけてやってくれねえか。」
見ると足が震えてる…いつもありがとうございます
「それとだ…この廃ビルの地下に幽霊出るって話なんだけど…付き合って♥」
「えっ？ああ…パンプモン出ましたけど先週デジタルワールドに帰しましたよ？」
「だ゛っ゛！」
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�D思ったより大きな街だな。鮫島さんの資料だと人口は数十万人で…美味しい呑み屋の一覧は僕ら未成年なんだけど…
どうやら街は大きなお祭りが近くあるみたいだ。情報見るだけでも相当な規模だ。
SNSとかでは盛大に告知とか個人の発信あるけど去年の開催の情報はないみたいだ？主催は…辿っていくと金の出どころは件の宗教法人みたいだ…
街に漂ってる気配も禍々しいし…嫌な予感しかしないな
うわ…加夜子さん露骨に行くの？みたいな顔してる？
「行くの？」
声にも出した…行きます。
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�E街の大通り。多くの人々が行きかう中ひとりの少女が男に腕を掴まれているのを必死に振りほどこうしている。
「申し訳ありません。娘が駄々をこねてしまって」
幾人かの人々は怪訝そうに見るが、近くには警察がいるのに気にも留めていない。そしてその場にいる大多数は何事もないように振舞っている。
「助けて！このひとお父さんじゃない！！」
少女の助けを求める声はついぞ届かず、多くの人間が少女を取り囲み周りの視線から遮る。
「ミツケテクレタ」
男の声質が無機質なものへと変わっていく。顔の皮膚が剥がれ落ちていき眼球が抜け落ち血が滴る。
その顔は猫の死体であった。
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�F「あっひっ…」
少女は身体全体を弄られているように感じた。感覚だけではない身体中の眼球、耳鼻、口内、肛門、肉弁、穴という穴から異質な何かが入り込んでくる感覚。
身体に当たる雨と纏わり付く暑さも相まってまるで悪夢のような自分の身体が自分のものではない浮遊感を少女を覚えた。
そして、この先の自分の末路を察した。
「あっ…あぁぁ」
恐怖から声ではない原始的な鳴き声が少女が発せられる。
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�G「おやおや少女を寄ってたかって文字通り嬲るとは醜悪そのものだね。」
瞬間男の腕は切り落とされ、少女目を優しく誰かが覆った。
「怖がらなくていいよ。あまり気持ちのいいものではないからねちょっと目を瞑ろうか。グレイモン殿少しやりすぎじゃないかい？」
男はグレイモンの一振りによりビルに大きな染みとなった。
「儂も侍の端くれ…このような蛮行に力が入ってしまってな。」
「伽夜子さん。こっちは全部片付きました。」
周辺を囲っているものを月彦達がなぎ倒した。
「乗り気ではなかったけど流石に放ってはおけなくなったね。見たまえ月彦君。こんな事が起こっても殆ど誰も騒ぎやしない。」
一部の人間を除き、ほとんどの周りの人間は何も騒がず、言わずただただじっと伽夜子達を見ていた。
その目は今しがたの男と同じであった。
「とりあえず逃げるかな。」
伽夜子と月彦は少女を連れて逃げ出した。
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�H「えっと琴音ちゃん？ごめんね怖がらせちゃって。怪我なかった？」
女の子は目線を合わせてくれない。もしかして怖がられてる？
「月彦ちゃん顔怖いからねぇ。おじちゃんは怖くないだろ？聞かせてくれないかい？」
ブシアグモンさんも目線逸らされてる。嘘だろってショック受けてる。
「全く男衆はこれだから。」
追手が来てないか確認して伽夜子さんが戻って来る。琴音ちゃんがそそくさと伽夜子さんの後ろに隠れる。
「てんがんきょ…？知ってる？」
天眼教。鮫島さんの資料にあった宗教団体。昭和に発足した仏教ベースにキリスト教その他の民間信仰まで雑多というよりも無節操に取り入れた教祖への個人崇拝を行っている新興宗教。
現在は創設者の上地 天山の息子、天玄が教祖を襲名している。
一時期勢いは堕ちてたがここ数年で眼をキーワードに変更して一気に盛り返して関東圏を中心に信者を広げている。

「あいつらがうちに来て、お父さんお母さんが気付いたら化物に…怖くて家から逃げて…怖い天使様がいっぱいいて…」
琴音ちゃんの服…特に靴が汚れている何日もひとりでいたのだろうか…。
「頑張ったね。大丈夫。お兄ちゃんたちがお父さんをお母さん必ず見つけるから！」
「っ！」
琴音ちゃんがビクッと跳ねあがった。あれ？
「月彦ちゃんが急に大声出すから…」
え？見ると伽夜子さんもコヅキガルモンもあ〜みたいな顔をしている。嘘だろ…。
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�Iあのベツモンからは前みたいな人間をデジモンに変質させている気配はなかった。琴音ちゃんの両親は無事だと思いたい。
とりあえず、琴音ちゃんの服だけでも取りに行こうと家に行く。
「なにあれ…？」
琴音ちゃんの家に着くとそこには眼を描いたであろう垂れ幕があった。
「琴音ちゃん！」
「田中さん…」
声を掛けてくれたのは向かいの家のおばさんみたいだ。
事情を話して、琴音ちゃんの遠い親戚であると説明した。
琴音ちゃんがいなくなったのを心配してたのと昨日からなんか勝手に琴音ちゃんの親の葬式とかいって乗り込んできた連中が好き勝手やってるということであった。
「…天眼教のシンボルだよアレ。」
分からないが拳に力が入ってくるのを感じる。
中に乗り込むと簡素であるが葬式の様相であった。
ニコニコと笑ってこちらに朗らかに笑いかける人間と困惑している人間前者は天眼教関係、後者は知り合い近隣の人だと容易に想像できる。
白スーツのにやけ面の男が一席ぶってるようであった。

「我が天眼教では同士葬でお経をあげません。というのも歴史上お経をあげるのは後世に勝手に追加された文化であり我々こそが真実の最も正しいものであり…」
とても嬉しそうに我々の宗派こそ正しく他は外道であり自分達が正しいのだと他を見下し語っている。
…なんでひとの葬式で白に…その笑いは…。
「おや、気付きませんでした。同士の琴音にその親族ですかな？」
男はにたにたと笑いながら寄って来る。
「この子や家族は天眼教に入信してはいなはずですが？」
「いやいや入信していますよ。あなた方も見たんですよね。」
「この子達は無関係の筈です。どうかご勘弁を。」
頭を深々と下げる。今は琴音ちゃんが自分の感情より優先だ。
「月彦さ…ん」
「許すわけねえだろガキが、そこのガキの親は我々の尊い教えを拒否したクズだ。そのガキ共々延々と教えを広める為に働かせんだよ。」
男のにやけ面はとたんに消え醜悪な怒りに満ちた顔へと変わった。
「顔をあげたまえ月彦君。話しても無駄さ。見たまえあの目を。」
顔をあげるとそこには眼があった。それは男の眼だけではない。ナナヨの眼が男の首筋にあった。

「大なり小なり天眼教とアレは関係しているみたいだ。まぁなんだ私も乗り気ではなかったが私も半分デジモンだけど半分は人間だからね…少々虫唾が走る。」
「デジモン100%でも虫唾が走るもんだぜ伽夜子殿。」
「こちらとしても大事な時期にデジモン連れててちょっかい掛けてくる奴を逃がす訳にはいかねえんだ。おい。」
男の掛け声で天井を破りエンジェモンの軍勢が現れた。
「啖呵切っといてなんだけどどうすんだいこれ？伽夜子殿。」
「か…伽夜子さんは琴音ちゃんを逃がしてあげてください。ここは僕がやります。」
「ランデブーの場所は？」
「えっと…あの、あ〜天眼教の総本山でデートしましょう。」
「むふふ」
「月彦さん…」
「琴音ちゃん？」
「気を付けて。」
「うん。」
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�J「まかせてとかいったけどやっぱきついかも…！」
「弱音を吐くんじゃありません月彦！自分で言ったのでしょう！」
そうは言っても流石にエンジェモン10数人はキツい。
しかも公道に他の人がいてもお構いなしかよ！
ヤバい今凄い怒ってるひといた！
エンジェモンって高潔な善って感じなんじゃ…！うお！
マスク吹き飛ばすとナナヨみたいに眼球が蠢いてる！
そういう感じかよ！！

なんとかエンジェモンを掻い潜って山の麓にある総本山までこれた…無駄に金掛けてるのがよく分かる。
窓を割って中に入る。そこは丁度信者の集会場だったようだ。
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�Kいる…！壇上に資料にあった教祖だ。
「なんですかあなたは！神聖な集会に不敬ですよ。」
横からスーツ姿の秘書であろう女性とエンジェウーモンが話かてくる。
「あ…あなた達が利用しているイソノインナナヨについてです！アレは危険なんです！」
「いいよ。園田君私が話そう。まずは初めまして私が上地 天玄だ。君の名前は？」
絵に描いたような軽薄さ。だが、腹の底を隠しているこの感じ。…それに信者達がいやに静かだ。
「夜光 月彦です。」
「そうか月彦君。率直にイソノインナナヨの使用はやめるつもりはない。アレは私にとっての導きだ。」
「あれがどんなものか分かってるんですか！？」
「君こそ分かっているのかい？月彦君。あのデジモンの事を？」
「なっデジ…モン？」

「やはり知れないのは君の方であったね。アレはねナノサイズのウィルス型のデジモンさ人、デジモン関わらず感染していきどうしてそうプログラムされたか知らないけどねイソノインナナヨを探そうと認識を書き換えられそれを伝播させていく。
私はね。その特性に気付き偉く気に入ったんだよ。これを使えば誰もが私を！私だけを見る！そしてその成果がこれさ！」
いやに静かだと思ったけどこの集会所にいる信者数千人はいるのか？全員ナナヨと同じ眼をしている。
そんな理由で…？こんな事を…？
「秘書っぽいひとはナナヨに感染していないっぽいけどそれでいいのかよ！こいつの身勝手な理由で！？」
「私は構いません。どんな事でも生きる理由になるんですから。」
頭おかしいのか。それよりも違和感があるウィルス？理論的に腑に落ちるが僕が対峙したアレはそういった理外にあるという感覚。
ガラスの割れる音。誰かまた来たのか？
「そこまでだよ月彦君！あんな危険なもの使う連中とは話し合いは元からできないさ。遅くなってね。ちょっと立て込んでね。さぁデートと洒落こもうか。」
「伽夜子さん。」

そうか…そうだ…自分の都合だけで家族を引き裂いてあの軽薄な笑みを浮かべるような人間…琴音ちゃんのあの目を…
「ホーリーエンジェモン頼むよ。」
「…」
「エンジェウーモン任せたわよ。」
「はい。お姉様。」
デジヴァイスが輝く。
「頼むよ。ヴォルケニックグレイモン殿。」
「応！久々に虫唾が走る相手だな。」
「行こうマンゲツガルルモン」
「ええ月彦。」
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�L「ヘブンズナックル！」
こいつら信者がいてもお構いなしかよ!?
しかも信者はナナヨの影響かこの異常な状態でも全く動こうとしない。
肉片に体液。クソ！？今ので10人くらい死んだか！？
正直信者がいるのはこちらに人質のアドバンテージになるかと思ったけど甘かった。
伽夜子さんもヴォルケニックグレイモンさんを退化させない。今の状態で退化させて信者の中に紛れてもこいつらは容赦なく殺すだろ。それなら今の状態で攻撃を受けて貰って、狙うなら…！
伽夜子さんと一緒に大刀で壇上へ投げ飛ぶ。
間髪入れず天玄の顔面に入れるが、にやけ面は変わらない。
つくずく腹が立つ。
だが、ホーリーエンジェモン達が動揺しこちらに意識が向いた。
一瞬の隙だったが畳みかけてホーリーエンジェモンを倒す事ができた。エンジェウーモンにもダメージがある。戦闘は継続できないだろ。
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�Mホーリーエンジェモンから何かが出てきてる。球体の？
「出るものが出たけどそうかこんなものを…」
「伽夜子さん？」
いや、それよりこの球体確かにまずい…！
瞬間マンゲツガルルモンが伽夜子さん共々抱き抱えられ球体から離れようとする。見るからに何かを感じ取っているのが分かる。
球体の口の中が光っている…
「まずい！進化させるんだ月…」
間に合わない…ヴォルケニックグレイモンさんが刀を盾に…
光が目の前に溢れる。
確かに感じ取れる…死。
せめて伽夜子さんだけでも。
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�N「月彦ちゃんは逃げられ…いや生きてるのかい？」
「文字通り３分割になってしまったけどね…まだギリギリ…人間にも回復プラグインが使えるのは本当に助かるね。
協力者も状況は分かってるだろうし回収も頼んだ。
あとは…まぁ信じてるさ。」
「お前さんも、その身体で随分余裕そうじゃあねえか。」
「…逃げなくていいのかいブシアグモン殿？」
「月彦ちゃんがいたら…ここで逃げたら申し訳が立たねえ…それにパートナーだろ？」
「…タバコ吸わなくなったんじゃないですか？」
「最期ぐらいいいだろ。」
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�O起きがけに見えたのは見知らぬ天井だった。
拘束はされていない。教団内じゃないのか？
コヅキガルモンが丸くなって寝ている。
どたどたと音が立ったと思うとふすまが開く。
見知らぬ男女が６人？…いや２人知っている。
「良かった兄ちゃん死んだかと思ったぜ」
「琴音ちゃん…それにえっと…鞍馬さん？」
琴音ちゃんが泣きながら抱きついて来る。
「やーいりんね忘れらてる」
「あっいや違って…鮫島さんから探してくれって頼まれてて。」
「あ〜なる程あのおっさんアレで面倒見いいからね。心配してたんだふ〜んへ〜。」
デジモンを連れているが鞍馬さんに琴音ちゃん。コヅキガルモンが寝てるから敵じゃないのか？
「えっとこれは？」
「みんなイソノインナナヨにちょっかいかけらてる所帯ですよ。」
…なるほど？

「今、この市からは出られなくなっています。恐らく天眼教の仕業ですね。」
「市のカメラ観てたら騒ぎを聞きつけて逃げられなくなってるこの子と伽夜子に接触してね。この鉄華様がちょっとサポートしてたって訳よ。」
「…伽夜子さんは！」
「イヤホンを自分で壊す前に大丈夫言ってたからあそこで死んではいないだろうけどいないって事は捕まってるかナナヨに感染させられたろうね。」
「そう…ですか。」
「すまない。こんな状況で悪いが実は協力してもらい事があるんだ。」
「…？」
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�P「女性をこんな姿に辱めるとは随分じゃあないかい？」
目の前の天玄は薄ら笑いを崩さず、園田は険しい顔をしている。
「殺さないだけ感謝して欲しいものだがね。まぁいい。私はね君の眼に興味があるんだ。半分デジモンが混じってるからなのか？他の信者達から感じる視線とはまた違う。」
伽夜子は園田の顔の険しさが僅かに増したのを感じた。
「ナナヨに感染させるなら早くすればいい。わざわざお話するなんて…ああ私に惚れたかい？」
伽夜子の視線は天玄ではなく園田に向いている。有体に言えば憂さ晴らしの煽りであった。
園田は受け流せないのか顔に明らかな不機嫌さが増した。
「平時ならねお茶にでも誘うところだが、今私は忙しいのさ。それに君にはもうナナヨを入れている。耐性があるのかな？園田君が残って徐々に感染させていくさ。」
「忙しいとは？」
「この市…いやまずは日本全国だ。テレビ、SNSを通じてナナヨを感染させ人間、デジモン遍く全てを我が物とする。
皆、私を妄信する世界が来る。
電捜、デジ対もそろそろ感づくだろうがね。上は愚鈍。下っ端が幾ら独自に来たところで烏合の衆でしかない。」
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�Q「神の生誕祭さ。本日、日没とともに百鬼夜行を開始する。」
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�R「…すまない、それどころではないのは分かっている。だが協力してくれるだろうか。」
「伽夜子さんは大切なひとです。でも、上手く言えないですけど…お互いを見ていればそれでいい。そんな情けない関係でもないです。
それに、琴音ちゃんみたいな悲しい顔をして欲しくない。
…あんな奴の笑顔の為に誰かの笑顔を消したくないんです。…だから僕は戦います。」
意を決して立ち上がる。
「…あの丸出しなんですけどパンツどこですか？」
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散々乳首出しといてそこは隠すんかい！

チンチンは保護されている！

話作りと絵の両立がすごい

>散々乳首出しといてそこは隠すんかい！

>fu3816766.png
それはそれとしてマンゲツガルルモンがメチャシコすぎる･･･

オメガモンになろうとしてないか？

>オメガモンになろうとしてないか？
おさえてください

実際タカトのチンチンとかでガタガタ言ってしまうのは否定できない

テーピングされたチンチンがりんねちゃんの視界を襲う！

ホラーとカルト宗教は相性いいからな…

>それはそれとしてマンゲツガルルモンがメチャシコすぎる･･･

デジ対も動かないと…というかオカルトだと
ドウモンや師匠のクズハママの管轄か…

イソノインナナヨはルート毎に正体変わるタイプだから…

痛い目見る前振りじゃないかこれ

>1722785089602.png
弓使うメスのワーガハハモンに見えてすっげえ蛮族っぽいなって思った

>ワーガハハモン
ちょっとこの響き好きだな…

来たら見るしかないからみた、よかった
絵も文もやれるのはいいなぁ

>デジ対も動かないと…というかオカルトだと
>ドウモンや師匠のクズハママの管轄か…
単純な戦力の詩虎に御神酒担当の酒多も来て欲しい
そしてそうなると結局全員出動になるからまとめ役として京一郎が必須になるな

本来サイバーウイルスなのは貞子だっけカヤコだっけ

ウィルスなのは貞子だな

>本来サイバーウイルスなのは貞子だっけカヤコだっけ
貞子の方
伽倻子は地縛霊てきなはせいだけど
ドスケベ怪異のトシオが「孕め！俺を！」して
呪うパターンもある

宗教団体という殴るマトができたなら
物理的にも政治的にも使えるカードはあるんだよね…