「スーザンってさーおっぱいおっきいよねー。いいなー」
スーザンの級友が話を切り出す。
彼女の見た目は黒髪ロングで全体的にやや小さく、立っているだけなら大和撫子だが動き出すとワイルドな内面が出てくるスーザンの対比とも言うような少女だった。
その平坦な胸を張りながら帰り道を共に歩く。

「いやあ…これはこれでめんどくさいんデスよ？」
豊満な胸に目を落としながら少々苦い顔をしつつ答える。
「ブラジャー可愛く無かったりデスとか…」
「あんたん家デカいんだから特注してもらえばいいじゃん？」
「出来るワケ無いデスよね！？」
「そう？アタシならやるけどな？」
級友のざっくばらんさにはスーザンも羨ましくなる事もある。ある意味唯我独尊というべきか。

「自分の納得捨ててまで妥協したくないんだよなあ。妥協に納得出来れば話は別だけどね？」
「妥協デスか…」
「スーザンだってナヤムクン以外とそう言う関係なりたく無いだろ？」
急に名前が出てきて少女は焦る。
「い、いきなりナヤムどうとか言われても！」
「その反応は正解だったかー？」
「勝手に想像しないでくださいマスか！？」
まだ二人の関係は一応秘密にしていたのでスーザンの焦りは加速して変なことを言いそうになったが、ぐっと堪えることが出来た。

「胸の話かと思ったら私の恋愛事情でも聞きたかったんデスかー？」
級友をジトーっと見る。
「いやいや。アタシ最近おっぱい差で好きな人逃したっぽくてさあ…」
「膨らみあったらまた変わったのかねってなったからなのよ」
級友の背が少し丸まった気がした。

（思い返せば、ナヤムは私の胸が好きなようで一度触り出すとイクまで触りっぱなしデスね…）
（でも…）
触られながら言われた言葉が脳裏によぎる。
「好きな人の物だから好き…って言わないような身体目当ての男は、私だったら絶対ナシデス！納得出来ないデスからね！」
私の愛する人がイクまで触る理由が「好きな人を気持ちよくさせたいから」という事だったのを思い出して、この身体じゃなくても彼は愛してくれると信じる事は難しく無かった。

「じゃまた明日なー」
その後、少し歩くと級友と帰りの道が別になったのでさよならを言ってそれぞれ別れた。
「そっかあ…勇気、もっと早く出してナヤムに告れば良かったかなあ」
今まで認めたく無かった感情が少女の目から少し溢れた。
「あんな良い子捨てたら許さないかんね」
（応援してるよ二人とも）

おわり
気ぶり系テイマー作ればって言われて書きながら捻出したら負けヒロインが生まれてた
スーザン反転した感じになった

スレ保存用になんか書きたいなって思ったから書くね
スーザンは絶対付き合ってる事隠すと思うんです
そもそも深く掘られたらフェアリモン云々に突き当たるしプライベートでまでキャラの維持をしなきゃいけないのはあまりにも疲れるし
そのうえでコウガモンとかナヤムとか本当に気を許した相手には素を見せれるぐらいがいいなあと思うんです

お前…
分かるよ

最終的に背中を押す友人になりたくなるんだ

負けたままだと可哀想じゃない？

>負けたままだと可哀想じゃない？
級友ちゃん（仮）はテイマー化するなら二人の知らない所で戦ってフェアリモンの勝因になってるのを見届けながら気絶して欲しいとかからくりサーカスの勝みたいな事やらせてえ…ってのは次々思い浮かぶんだよね
この子が男の子捕まえて勝つ様子は全く思い浮かばないんだよね

ナヤムの罪…

>この子が男の子捕まえて勝つ様子は全く思い浮かばないんだよね
まぁそういう子がいても良いよね