おいスゲ 1 おいスゲーもん見ちまったよ! ライスが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! トレーニング終わりにシャワーも浴びずにだぞ! 無洗米って奴だな! ライス自ら誘うように胸を開けてチェストブレイク!流石はお兄さまの愛馬…凶暴だぜ!! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しくエアゴルシちゃんでマスターベーション…略してエアマスターしてる場合じゃないぞ!自慰ビットで満足してんじゃねーぞコラ!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった そのままスムーズに前で一発、後ろの菊花賞にライス腸浣で二発! ○ックスどころかダブルセッ○スだったぜ! 極限まで削ぎ落とした体に新しい命を宿す気だなありゃ!月のものは出ているのか!!?? ライスの奴ったらスゲーんだよ、もう完全にヒールなんかじゃないH EROだ!! だってよー、妹クロウェーブ受信したサテライトランチャーのサイズなんかにビビりもしねーでやんの こりゃもうチキンライスなんて揶揄えねえな しっかし見事なモンでライスの奴ったら完全にガキの腰使いじゃあらへんで!!!!二人共ごっつええ感じだったぜ!!!! いやーーいいもん見させてもらったわー 2 おいスゲーもん見ちまったよ! クリークが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! あのボインボインで母淫母淫だぜ!ママならねぇ話もあったもんだ! あっという間になすがママのされるがママだったんだよ!我がママのボディはワガママボディだってことを解らせちまったんだ!! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も成人してる場合じゃねーぞ!年下に母性を感じるんだ!今すぐサザビーに乗れ!!…おっと子供になるんだから無いチン毛ールかぁ!?一人寂しくエロ・ドーガ見てガマン・ジール垂らしてる暇なんてねえぞ!ちなみにアタシは子供と遊ぶの結構好きだぞオイ!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このまま犯あさんのペースで進むと思いきやトレーナーも負けちゃいななかった! クリークのパンツをズリ下げたらタケだけしくも豊に茂る母母母ー母・母ー母母を掻き分け舌先をつっこんだ!そしたら即座にスーパークリイくってなもんよ2.9999秒で絶頂!!母なる大痴の祝福だ!!! 仕舞にゃビンビンマッチョでどれだけハジケられるか試してたぜ!まさにワイルドチャレンジャーだな! いやーーいいもん見させてもらったわー 3 おいスゲーもん見ちまったよ! エルコンドルパサーが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! マスクも脱がずに乳繰り合ってたぜ!マスクメロンはさぞ甘かったろうなぁー! 二人同時にリング淫!パサーはグレート・股からボボ・ラブジル垂れっぱなしの土砂降りで挑発!ベッドに雨を降らすレインメーカーだ!! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前もナニコラタココラとエロコラシコ魔羅してる場合じゃねーぞ!ドロップキックが得意技な奴と破瓜慰王するっきゃねぇーだろぉ!時は来た!それだけだ!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままパサー有利なしょっぱい潮試合かと思いきやトレーナーも負けちゃいななかった! パンツを脱げば…… デカァァーーイ!!一本と言うには大きすぎる!二本と言うには本数の辻褄が合わない男根山脈!!これぞFull勃ち実況!!! ジャイアントをババンと減り込んどるパサーされ!便器ですかぁー!?このまま朝まで肉便器ですかぁーーー!!?? 姦! 姦! 姦!とここで無情にもゴングの音が鳴り響くーー!! 絶叫ぉ!!絶頂ぉ!!!エル着床ぉーーーーーー!!!! いやーーいいもん見させてもらったわー 4 おいスゲーもん見ちまったよ! ダイワスカーレットが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! 賢い優等生の仮面を脱ぎ捨てたんだよ!賢者の意思なんて有りゃしねえ! 勃てよド三流!陰核の違いを見せてやるとトレーナーを挑発!宣言通りに豆粒ドチビはビンビンだ!! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しくポルノなグラフィティを見てる場合じゃねーぞ!今日のアタシは薄着だぞ!きっみの手っでぇー!切っり裂いってぇー!!さあ勃って歩け!前へ進め!アンタには立派な第三の足がついてるじゃないか!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままダスカが禁忌を侵してKinkyを犯すかと思いきやトレーナーも負けちゃいなかった! 破瓜エロちんちん術師のテクでデケー胸を揉むンクルス!!あっという間に腰砕けになったダスカのバージンが…持ってかれたぁぁぁ!!!アクメに濡れると無能!ダイワスカー(傷物の女)レットになっちまった!! あとはそのまま連日連夜の十日交姦!!フィニッシュは口に射精スカ!?外に射精スカ!?膣内に射精スカ!?どっちだぁぁーーー!!!??? いやーーいいもん見させてもらったわー 5 おいスゲーもん見ちまったよ! サイレンススズカが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! 何が先頭の景色は譲らないだ!背後をスニーキングしてバッサリ襲いやがったぜ! スズカはステルス迷彩も使わずにネイキッド!股からは粘ついたリキッドを溢れさせて人生最高の十分姦にしようと挑発!速さにこだわるアイツらしいぜ! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前もSEXHOUNDの一員として特殊な妊務に従事しろ!今日のアタシは性欲を持て余す!!来いオラァ!!!!はいだらー!!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままスズカが恐るべき数の子供達計画を実行すると思われたがトレーナーも負けちゃいなかった! パンツの中に隠れん坊してたのはジャッカルよりも凶暴な棒!解き放たれた自由の息子勃ちだー!! 近接特殊性交術!子・宮・Cであっという間に押し倒されトレーナーの大蛇が子宮口にチュウを尽くしたぁー!!スズカが愛cock者になっちまうー!!! 七色の景色は見えたかー!?どうせピンク一色だったんじゃねぇのかー!? しっかしデケー嬌声だなっ!!ちっともサイレンスじゃねぇ!!! いやーーいいもん見させてもらったわー 6 おいスゲーもん見ちまったよ! タイキシャトルが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! やっぱ外国産まれは違うな!ワーオ!18禁色モザイクとっても可憐デース!! 兎みてーな性欲でトレーナールームがラビットハウスに早変わりだったぜ!! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しくソロでばっかしてねーで犯るCan♂するんだよぉ!!ちなみにアタシは緩くねーキツキツだ!!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままタイキシャトルのデケー胸で乳GAMEをがんばるぞい!で終わると思いきやトレーナーも負けちゃいなかった! 押さえつけてた欲望が芽生えドライブ!騒がしい口を強引なキスで塞いで!お黙りスケベエッチと来たもんだ!! あとはもうA(アダルト)チャンネルよろしくハメ喰いペニーで処女(わかば*ガール)を無事卒業!!こいつは由々しき事態だぜ!!! まんこタイム赤裸々の日常系アクメのヒロインになっちまったぁーーー!!! こりゃもう普通のがっこうぐらしに戻れねーだろーなー!! いやーーいいもん見させてもらったわー 7 おいスゲーもん見ちまったよ! ウオッカが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! 相棒の肉棒で欲望を満たしてたんだよ! スケベな特命係もいたもんだぜ! アイツ等はお互いの性感帯を取り調べ捜査する性部警察だったんだよ!!性欲を爆発させるのはお手の物ってな! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しく単独で公務シコシッコーしてる場合じゃねーぞ!今すぐアタシの左薬指にワッパを掛けて逮捕するしかねーだろー!!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままハミ出し珍事欲情系がウオッカにパクられると思いきやトレーナーも負けちゃいなかった! なんじゃこりゃぁあーーー!!! あのヤロー股間に危ないデカいサイズのピストルを隠し持っていやがった!! あとはもうネバネバネバネバネバネバネバネバになったウオッカの股座に潜入捜査でどうして現場に血が流れるか疑問も持てなかったぜ!!破瓜の血だよ!!見りゃ分かんだろーが! こりゃもう将来は子産む員試験受けて枕だ悶に就職するしかねーな! いやーーいいもん見させてもらったわー 8 おいスゲーもん見ちまったよ! エアグルーヴが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! 年間行事なんて本当はどうでもよかったんだ!この味がいいねと言われて毎日がカラダ記念日なんだよ!オイオイどこを味わわせてたんだー!? 股あけましてオメコどう!?と性人式に誘い甘いチョコ作りみてーなチョー子作りに誘ってやがったんだ!! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前もティッシュに向かってホワイト出ーしてる場合じゃねえぞ!レイプリルフールでバカになれ!!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このまま副会長にゴールデンなウィークポイントを弄られ乳の日で終わりかと思いきやトレーナーも負けちゃいなかった! 7月の第3月曜日なんかじゃねえ!今から十月十日が産みの日だと言わんばかりに打ち上げ花火をぶち込んで膣休みもくれなかったんだ! しかしデケー玉やッ!! あとはファック・オー・パンパンからの金弄顔射でフィニッシュよ!! こりゃ卒業する前に慌てん棒で産多さんにされちまうな!! いやーーいいもん見させてもらったわー 9 おいスゲーもん見ちまったよ! マヤノトップガンが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! なにがトップガンだ! ちっぱい揉む狂ーズしてミッションチンポッシブルじゃねーか! 飯食って映画見て好きな相手と寝る!OTONAの女になるなんてそれで十分だったんだよ! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しくオートシコマラーしてないでハメ撮LiNKERキメてガンギマールしたらかかって来いよ!!最速で!最短で!真っ直ぐに!一直線に!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままトレーナーちゃんの弱いとこマヤわかっちゃったかと思えばアイツも負けちゃいなかった! ナニするものぞ小児性愛ッ!性器絶頂ペドフィリア!! 抜剣した巨大なTURUGIを深く突き刺しお腹の奥に生臭くてあったかいものどうぞーーー!!! あまりの大きさと量に平気へっちゃらじゃいられない!!少女の嬌声(うた)には血が流れてるーー!!!! あったかいものどうもしたあとは一晩中で性慰物からジュプジュプとしたノイズが奏でられパンパン音がうるせー程に響いてたぜ! いやーーいいもん見させてもらったわー 10 おいスゲーもん見ちまったよ! ライスが担当トレーナーをまた逆うまぴょいしてやがった! あの“有名な遊園地”でかましやがった! ライスの性欲がマックスで米マックスだよ!とんだ痴女と野獣もいたもんだぜ! 腰の短剣は二本あった!?ライスの奴ペニスバンドなんて付けてやがっぜ! そーだよ!生やしライスだよ! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しく魔羅ジンみてーに魔法の陰部を擦って自慰ニーしてる場合じゃねえぞ!こちとらオモチャの使用も持さねーぞ!トイ・ストーリーだぁ!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった そのままお兄さまのローズをチェイスしアナルドファックでケツ穴とイキの女王…お兄さまがお姉さまにされちまうかと思いきやアイツは負けちゃいなかった! パンツをズリ下げファック船長に早変わり!ライスの蜜で糸引いたネバネバーランドをハニーハントしてスペルマッシュマウンテンをぶち込んでやがった!! こいつはエロ&スケベエッチとモンスターズ淫婦のエロティカルパレードだぁ!!!! あとは二人でイッキま~す♪イッキま~す♪イッキ♪イッキま~すってなもんよ! いやーーいいもん見させてもらったわー 11 おいスゲーもん見ちまったよ! グラスワンダーが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! 古風な大和なでしこかと思いきやナデナデシコシコ好きなおエロでござるよ!! おう!おう!オ゛ウッ! この処女を散らせるもんなら散らせてみろと肩をはだけてトレーナーの金さんを挑発してやがった! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しくTENGA割れ目の関ケ原で槍持ちしてる場合じゃねえぞ!啼かぬなら啼かせて見せようホトとキス!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このまま見事なエッチ前捌きでスケ平犯科帳の幕が下りると思いきや膜はやっぱし破れたぜ!! ええいっ!!もはやコンドー無用!!切り捨て御免でござる!! スケベさん!インカクさんと肛門様を懲らしめてやりなさい!楽もあれば苦もある緩急ついたトレーナーの技にグラスはたまらず御乳首極悶の形に処されたぜ!! あとは赤穂浪士の数より一つ多い体位を全部試してフィニッシュよ!! しかし大奥をあんな暴れん棒将軍で討ち入りされたらそのうち産婆の出番だろーな……オ☆レッ!!! いやーーいいもん見させてもらったわー 12 おいスゲーもん見ちまったよ! ミホノブルボンがベーションを逆うまぴょいしてやがった!…ん?マスターか?まあいいかッ!! ロボットみてーにダイナミックな合体してたぜ!! 真・マッパスペシャルで0.01秒の速さで着衣をオープンゲット!■乙女のジ自慰をどういうことか説明しやがらねーままでマスターを挑発してやがったぜ!! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しく勃起ブラァァァイをストナーSON手淫してガムシャラ過ぎるイキ方してる場合じゃねえぞ!アタシ達は目ぇつぶってても合体できるんだ!まさか真(チェンジ)なんて言う訳ねーよなぁ!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままブルボンが大手の犯しメイカーになると思いきやマスターも負けちゃいなかった! 夢の共演!着衣を脱ぎ捨て裸人ガーZ!股間にはグレートな鉄の城だ!! 初潮!…ちげぇ!所長グレートバイブースターを射出してくれ! ブルボンを小刻みに震えるピンク色の機械獣が襲い掛かった!! あとはマラジンガーブレードが挿入ルダーオンしてブルボンの未開のトンネルをテツヤでコウジして感じてナイトだったぜ!! いやーーいいもん見させてもらったわー 13 おいスゲーもん見ちまったよ! ナリタタイシンが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! ベッドの上でドッタンバッタン大騒ぎだよ!おいおいベッドの耐震強度は大丈夫かぁ!? ウェルカムようこそシャブリファックでナリタにジャンボが突っ込まれてたぜ!これがホントの口腔事故ってやつだな! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しくオナ猿チンパン自慰してる場合じゃねーぞ!こちとらお前のチンチラ覗き見してキリンみてぇに首長くしてzooっと待ってんだよ!!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままタイシンが野生解放して理性崩壊の先祖返りかと思えばトレーナーも負けちゃいなかった! 抜けば胤散る黒光りの刃!バキンバキンに硬いの発見伝!!あのヤロー孕マセルリアンだったんだよ!! 子猫ちゃんみたいになったタイシンをマンチカンで腰砕けにしたらトラ!トラ!トラ!ワレ奇襲ニ性交セリ!!!!ワレ奇襲ニ性交セリ!!!! 仕舞にゃはしたなく雄叫びみてーな声で啼いてたぜ!なんだかんだでやっぱ動物だな!自分から襲っておいてマグロだったらギョッとしてたぜ! いやーーいいもん見させてもらったわー 14 おいスゲーもん見ちまったよ! ウイニングチケットが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! レースに勝った褒美にウイニング挿入れブンだ!場所を選ばず盛りやがって!エチケットってもんを知らねえな! 股間はガン勃ちボールは友達!バロンドールの扱いはお手の物ってか!? やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しく魔羅ドーナを神の手使って弄ってる場合じゃねーぞ!!こちとらお前の超攻撃的な布陣からの密着マークをジダンダ踏みながら待ってんだよ!!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままチケゾーが痛みに負けず涙光ってAssに慣れて前も後ろも使うユーティリティープレイヤーになると思えたがアイツも負けちゃいなかった! トレーナー!ハットトリック三点攻めから一気にシュート! デカすぎるぞ!?挿入るか!?挿入るか!?挿入った~~~~~!!! ゴール(絶頂)!ゴール(絶頂)!ゴール(絶頂)!ゴール(絶頂)!ゴール(絶頂)! ゴール(絶頂)!ゴール(絶頂)!ゴール(絶頂)!ゴール(絶頂)!ゴーール(絶頂)! デカ過ぎて失神絶頂!まさにジャイアントキリングだぁ! いやーーいいもん見させてもらったわー 15 おいスゲーもん見ちまったよ! オグリキャップが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! キャップがトレーナーの左曲がりを失礼してたんだよ!肉便器に変身して御便女ーズと来たもんだ! スーパーH EROとビラビラヴィランが精と子をかけた性器の一戦を演じてやがったぜ! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しく孤独な自慰ニアスを気取ってないでスーツを脱いでアタシのパイパンマンにアッセンブルだぁ!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままオグリがほっほっひっふーのラマーズ法でマタニティ孕みソーのバトルエロイヤルかと思えばトレーナーも負けちゃいなかった! 胸を執拗に攻めるオパイダーマンに変身!大いなるイチモツで大いなる責任を果たすべく腰砕けになったオグりのアソコヴィア協定にバッキーバッキーに硬く剃り上がったウィンター剃るジャーが入ルヒドラ!! 絶頂!!失禁!!チビル尿!!! 葦毛の怪物を足蹴にする様はまさに淫フィニティ・ウォーだな! ちなみにだが今も盛ってるぞ!エンドゲームは当分先みたいだなこりゃ! いやーーいいもん見させてもらったわー 16 おいスゲーもん見ちまったよ! メイショウドトウが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! シンプルにラブホでヤッてたぜ! ホ○ルの破瓜ってやつだな!動く城ってつまり回転ベットがあるホテルのことだろ!? ラン♪ランララ♪ラン♪排卵して発情中だ!まずはそのデケー胸の谷でイクシカないと挟み込んでやがったぜ! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!アタシは隣でトロトロだぜ!使い込んだ黒光りのまっくろくろすけを冷静見ヌキ合戦チンポコだけで終わらせる気じゃねぇだろーなぁ!ソイヤッサ!!来いオラァ!!! おっといけねえ話が逸れちまった このまま痴女のファッキュー便に絞られ着床キメてあのデカ乳がニンシンのパイになっちまうキキ的状況かと思いきやトレーナーも負けちゃいなかった! メガァ! メガァ! メガサイズの怒張をドトウに捻じ込みやがった! これぞスタジオふぐりプレゼンツの激情大作ア○メだぜ!!!今も耳をすませば嬌声がコダマしてくるってもんよ!!! やるじゃねーかドトウお前にsonが救えるか気になってが気持ちよさそうに息子を悦ばせてるじゃねーか…救いはあったんですねぇー!! いやーーいいもん見させてもらったわー 17 おいスゲーもん見ちまったよ! エイシンフラッシュが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! これぞ電撃戦!トレーナーをひっ捕らーえてフランクフルトを強襲だ!ありゃ総統なスケベ女だぜ! しょうがねえか!この頃流行りのプクっとボインな女の子にそっちも脱いでよHurry!と迫られちまったらイヤヨイヤヨと断れる男なんかいねえよなあ! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も一人寂しく剛直自慰グしてる場合じゃねーぞ!まだ気付いてねーのか!ここはとっくの昔にハレンチ学園に変わっちまってんだよ!来いオラァ!!! おっといけねえ話が逸れちまった このまま淫魔のデビルマンコレディーに良い様に弄ばれちまうかと思えばトレーナーも負けちゃいなかった! パンツを脱げば子作り決行仮面に早変わり!そのまま一気に子を仕込む研究所に股間のナガイボウがHeilダーオン! デカイ!長い!オマンコ壊れちゃう!エイシンフラッシュが陰唇クラッシュしちまうぜ! まさにバイオレンスファック!あのヤローとんでもねぇ獣神淫ライガーだったぜ! いやーーいいもん見させてもらったわー 18 おいスゲーもん見ちまったよ! スマートファルコンが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! ファン第一号かと思えばアイドルガチ恋勢!? ガチ濃い精をブチ撒けてんのがナニよりの証拠じゃねーか! 休日の朝に寝起きドッキリ大性交ときたもんだ!朝勃ちモーニング息子をいただきます!菊花賞の準備もOKで今日はYeah!めっちゃ掘リディ! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!お前も金玉スーパーデケーナでソロライブしてる場合じゃねーだろ!今すぐアタシに恥部愛撫してみろってんだ!ファイトだよ!!来いオラァ!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままアイドル素股ーで東京大昇天!GO MY WAY!!にも程があるかと思えばトレーナーも負けちゃいなかった! ファル子を強引に押し倒して下半身ジュベナイルフィリーズのセンターに極太マイクを刺っしーだ!あとはもうフォーティーエイトの体位を全部試して愛でイケるアイドル誕生ってなもんよ! どうやらアイドルってのは後方彼氏面されるよりバックで突かれて後方彼氏魔羅されるのが好きみたいだな!! いやーーいいもん見させてもらったわー 19 おいスゲーもん見ちまったよ! ゼンノロブロイが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! 聞いた話じゃトレーナーは地元に彼女がいるらしいが英雄には関係ねぇ! Fuck/不貞 night!! 普段は地味で大人しいTYPEがMOON MOONな色気を放って据え膳のロブロイ食わぬは男の恥だとトレーナーを挑発! 英雄色を好むとは正にこの事よ! やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!こっちも負けてられねえぞ!お前のau玉で満たせ満たせ満たせアタシの性欲を満たせってんだよ!こちとらチン負け上等の性敗戦争だぁ!!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった このままムッツリ図書慰婬に敗走するかと思えればアイツは――負けなかった! 僕はね――性技の味方になりたかったんだよ!! パンツをズリ下げ出すきのこ! そのままロブロイの口にきのこを突っ込み無限の口婬(アンリミテッドシャブレイドワークス)!! 後はもう深々と性剣セクスカウパーを魔羅の境界に突き立てられ一週間連続!毎日七夜も突かれまくってたぜ! なにが英雄だバカヤロー!お前これ突き姫されてんじゃねーか!!! いやーーいいもん見させてもらったわー 20 おいスゲーもん見ちまったよ! スイープトウショウが担当トレーナーを逆うまぴょいしてやがった! クラスの皆には内緒だよ! それと法執行機関! 奇跡も魔法もあるみてーだが倫理とモラルは無いみてぇーだなぁ! 艶姦の理に導かれてコネクトした途端に白い液体を搾り取ってたぜ! 謎の白い液体の正体とは……!? やっぱ積極性が大事だな!トレーナー!!今日のアタシは無法少女シリガルなのさ! 今すぐ全力全開でレイピング・ハードだぁ!来いオラァ!!!! おっといけねえ話が逸れちまった 一発射精して賢者タイムかと思いきや使い魔も負けちゃいなかった! 賢者の意志なぞ持ってねえと言わんばかりの豪快なマングリ返し! これぞJKならずJC…いや違う! JS・ローリング!!スイープの秘密の部屋にそそり勃つ魔法の杖をねじ込みやがった! 早々に夜遊びを覚えた魔女を初経前に処刑しやがった! 初経前だからヤリタイ放題出し放題の無問題ってか!? でもねもしかして本当に妊娠(デキ)ちゃうかもしれないよーー!!! あとはそのまま大きな声でフシダラ淫ら燥いで騒いで唸っちゃえってなもんよ いやーーいいもん見させてもらったわー EXTRA 1 おいスゲー事になっちまってんぞ! ゴルシが完全に俺とヤル気で発情中だよ! 「オラァ!」 ドアノブを蹴ってブチ壊し、内側から開かねえ様にしやがった! 「いやー、たまたまドアが開かなくなっちまったなぁトレピッピ!こりゃ出られねえなあオイ」 「テメエ、何がタマタマだ!ヤル気マンマンじゃねーか!」 「おーっと、図らずともタマタマとマンマンが揃っちまったなあ。あとはチンチンさえツモればリーチ一発のドラドラで魔羅魔羅よ!」 力じゃウマ娘、ましてやパワー自慢のゴールドシップに勝てねぇ。なんとか時間を稼ぎながら打開策を考えなければ。 「俺はそこいらの色ボケトレーナーと違うんだよ!大方アイツ等はろくすっぽ女とよろしく出来なかった惨めな連中だからお前等みてーな見た目が良い奴に言い寄られてコロリといっちまうんだよ。ヤダねえモテない奴らは」 「オイオイ、その言い方だとアタシのトレピッピ様は随分と経験豊富のモテまくりでヤリまくりかよ?」 よーし!食いついてきた!そりゃ今から逆うまぴょいする相手の女性遍歴が聴けそうなタイミングが転がり込んできた訳だから気になるよな。 普段は隠れてるがこういう妙に嫉妬深いところなんか可愛くて参っちまうね。 「当然だろ。どんな女も俺を前にしたらパンツを脱いで股を開きやがる。周りの男連中からは羨望の眼差しで女性用和式便器と呼ばれてたぜ」 「オメーそれ羨ましがられてねーぞ!普通にイジメられてんだろ!?」 「嘘だッ!俺は虐められてなんかいなかった!俺に友達がいないのは周りが嫉妬してただけだ!」 俺の周りに人が寄り付かないのは俺を理解できるほど頭の回転が速い奴がいないだけだ。俺が嫌われてた訳じゃない。 おっといけねえ話が逸れちまった。 だが好機だ!話の方向が逸れた。このまま昔話でもして話題の方向転換と行こう。 「まあ、気にすんなよアンタにはアタシが付いてるからよ。どれアタシが卑し…癒してやるよ」 もー、優しいー。最高にイイ女だなこいつ。逆うまぴょいさえ画策しなきゃよう。 「いらん世話だな、ここでお前に手を出したらトレーナー寮が犯しの家に早変わりだぜ、俺達がヘンゼルとグレーテルになるのを見逃す程に世間は甘くないんだよ」 「アタシは構わねーよ、時に愛は二人を試してる Because I love youってな!」 「GLAY TERUじゃねーか!!」 「ずっと思ってたぜ、いつか二人でイキたいねってなぁ!」 「だからGLAYのTERUじゃねーか!!」 俺の叫びもどこ吹く風でゴールドシップがジャージを脱ぎ捨てる。 「そろそろうまぴょいといこーぜ」 もう完全に力ずくで押し倒す気だよコイツ。 「ボーッキ勃起勃起勃起勃起勃起勃起勃起♪君の愛撫がずきゅんどきゅん迸り出し♪」 ばきゅんぶきゅん!ブッ掛けてゆくよってかぁ!? 「待て待て!話し合おう!俺は押し倒される為にパワートレーニングさせてた訳じゃないぞ!」 「お喋りよりおしゃぶりといこーぜトレピッピちゃんよー」 「お前マジ舐めんなよ!」 「だから、しゃぶるんだって」 「クソォ!力押しが過ぎんぞ!もう少し賢さトレーニングさせときゃよかったかぁ!?」 「まー、我ながら穴だらけの作戦だと思うけどよ、ウマ娘なんだから男より穴が一つ多いのは仕方がないってことよ。その穴はトレーナーが文字通り塞がなきゃ…なッ!」 減らず口と同時に力任せに押し倒される。そのまま転がり、もつれ込み、なんとかこちらが覆いかぶさる形でマウントポジションを制すが未だに油断できない。 「まさにウマ乗りってやつだな!やっとその気になったな!来いオラァ!!!!」 ざけんな!そもそもこんな無茶苦茶なやり方で惚れた相手を抱くなんて俺の美学に反する!普段二人して無茶苦茶やってるからこそここぞという時のラインは考えてんだよこっちは! するとコンコンコンと扉をノックする音が響いた。 天の助けか来訪者だ。 そうだ、内側のドアノブが壊れてても外側は壊れてないからドアを開ける。 「入れ!入ってくれ!」 来訪者を招き入れ助けてもらおう。 「えーっとお邪魔します。この前言ってたトレーナー白書なんですが…うわぁぁぁぁ!!??トレーナーさんがゴールドシップさん無理やりうまぴょいしてるッ!」 来訪者は桐生院ちゃんであった。そして何か途轍もない勘違いをしていた。 確かに傍から見ればジャージの上を脱いで上半身がインナー姿のゴールドシップに俺が圧し掛かっている状態である。 誤解を解かなければ。頭脳明晰な名門トレーナーなら理解してくれるに違いない。 「いいかい、違うんだよ」 「違いませんよ!大きな声で挿入れって叫んでたじゃないですか!」 「タマタマやばい状態になってるがこれは故意などではないんだ」 「恋でもないのにタマタマがヤバイ状態だからって襲ったんですか!」 「誤解だ!」 「五回も!?」 勘違いしすぎだろ!普段から何考えてんだコイツ!これ以上この学園に脳味噌ドピンクのアホを収納するスペースは残ってねーんだよ! 「えーっと、あれだよ、ちょっと他の連中がうまぴょいしすぎなもんでなんか差を感じて…見せつけられて…つい…、トレピッピは悪くないんだよ」 流石に悪いと思ったのかゴールドシップが助け船を出してきた。不沈艦の助け舟たぁ心強い、信じてたぞ。 「竿…感じた…あ、同意だったってことですか!だから私に見せつけてるんですか!私をプレイに巻き込まないでください!」 嫌悪の目で俺達を睨み、名門トレーナーは半開きだったドアから勢い良く出ていった。 「………」 「………」 どうすんだよこれ…? 「…悪い」 珍しく神妙な面をしていたので脱ぎ捨てたジャージを顔面に投げつけてやる。どんな経緯であれ、惚れてる相手のそんな顔を見たくはない。 「…明日の朝練サボんなよ」 言葉にはしないが『気にするな』というニュアンスを感じ取ったゴールドシップはジャージを羽織りいつもの顔で応える。 「応よ、しかしアンタといると毎日退屈しないな」 すっかり元気じゃねえかよ。 「卒業したらその減らず口叩けなくなるまで抱きまくってやる」 「楽しみに待ってるぜ。しかし不沈艦が黙ったらこりゃ沈黙の戦艦だな」 「バカヤロー、チン負けの快感だよ」 最低な洒落しか出ない口をゴールドシップの頬に押し付ける。 「もうこんなことは勘弁だからな」 「わかったよ。アンタがアタシのこと大好きだって確認できたからな」 「ついでに学園内でうまぴょいを目撃したら俺に報告すんのも辞めてくんない?」 「ん? それは無理だな」 最後の最後にとびっきりの笑顔で言いやがる。 そもそもこの学園の連中うまぴょいしすぎじゃね? 俺も昨夜にマルゼンスキーが担当トレーナーを逆うまぴょいしてるとこ見たぞ。 カーセックスかと思いきやズリ穴トーキョーでお勃ち台だよ。 バブルが絶頂迎えたのは随分と前だが、アイツ等は未だにダブルで絶頂迎えてんだもんな。 どうでもいいけどよ。 ……まあでも、最後に惚れた相手の最高の笑顔が見れたので満足してやるか。 いやーーいいもん見させてもらったわー………いや、いい訳ねーだろ。明日からどうしよう…… EXTRA 2 おいスゲー事になってんぞ!ヒシアケボノのトレーナーがまた遭難しやがった! 「どうしよ…トレーナーさんが波に流されちゃった…」 夏合宿の海辺でタイキシャトルやスーパークリーク、メイショウドトウとヒシアケボノ…、ゴールドシップのライバルになり得るウマ娘のトレーニングの動向にサングラス越しに目を光らせていた最中の出来事だ。 「やべーぞトレピッピ!なんとかならねえのか!?」 正直、助ける義理などこれっぽっちも無いのだが、アイ・ラブ・トラブルなゴルシは興奮気味だ。 「ほっとけよ、俺等に関係ねえし」 「そうか、関係ないなら何んで適正距離が被ってないタイキやボーノとアタシは合同トレーニングしてたんだ?ん?」 大事になったら来年から夏合宿が出来なくなるのは想像に難くない。なにより、義を見てせざるは勇無きなりだ。 「しょうがねえ、俺達で助けるぞ!」 「その前にアタシの質問に答えろや…」 勿論デカさも大切だが真に大切なのは感度と乳輪の色だ! 「とりあえず理事長に連絡すんぞ!」 「聞けよ!」 「勝手な行動は慎んでください!」 ゴルシが合同トレーニングの意味を心で理解し、これからって時にパクロミティーに溢れる鋭い声が水を差す。 「貴方達の行動は論理的ではありません! ここは救助隊を要請するのが最も論理的でしょう」 リトルココンに肩を支えられながら、夏の日射にグロッキーな理事長代理がなけなしの力を振り絞り俺達を止める。 「論理!論理!ウルセエよ!オメーはポルノグラフィティかよ!」 ゴールドシップが理事長代理に食って掛かる。確かに理事長代理は存在がポルノ案件ではある。 「止せゴルシ、理事長代理はか弱い生き物だ、死んでしまうぞ」 「わ、私はポルノなんかじゃありません!その証拠に今までずっとヒトリノ夜を過ごしています!」 「「ポルノじゃねーか!」」 「大きな声出さないで!理事長代理が死んじゃうでしょ!」 暑さと体力の低下によりヴァージンの告白をした理事長代理をリトルココンが庇う。 「何か出来ることはありますか?貴女の力になりたい…」 「あ、ありがとう…ございます、リトルココン」 ボロボロだな…、理事長代理これ脱水症状なのでは? 「冷たい水をください…できたら愛してください…」 「「だからポルノじゃねーか!」」 「はい…朝まで看病します…?」 …夜はお静かに。 レズビアンがトレビアン。リトルココンだけが美味しい思いをする結果に終わった虚しい乱痴気問答は幕を閉じた。 さて。夏らしく百合の花を咲かしたアホ共を放置し、今度こそ理事長に許可を取ろうとしたが… 「理事長への許可はこちらで取った」 どうやら俺とゴルシがアホ共に絡まれている最中に他のトレーナーが連絡を取ってくれたらしい。 男の顔なんて覚えちゃいないがタイキシャトルにべったりとハグされてるとこを見るに、その担当トレーナーなのだろう。 「仕事が速いじゃねーか、やっぱし夜も早撃ちなのかい?」 「馴れ馴れしく話しかけないでくれ、君と仲が良いと思われたくない」 「助かったぜ、蝉みてーに秋が来る前にキッチリ死ねよ」 後は俺達でヒシアケボノのトレーナーを助けるだけだ。そういえばなんで俺達が助けなくちゃいけないんだ……まあ良いか! 「聞いたぜトレピッピ、助けに行く許可が下りたみてーだな。レイダーガンダムの生体CPUみてーな口調なのに理事長は懐が広いぜ」 ありがとう理事長。ブルーコスモスの先兵に心の中で感謝を告げる。 「船はアタシが用意した! 潮の流れから見てこの先の無人島にボーノの親方…じゃねぇや、トレーナーは流れ着いてるに違いねぇ!」 仕事が速い連中が多くて助かるぜ。早速ゴルシが用意した小型船舶に乗り込む。 「待ってろボーノ!お前に胃袋と玉袋をがっぷり掴まれたトレーナーをアタシ達で連れ帰ってやる」 「も~、まだ玉袋までは掴んでないよ~☆」 こりゃ帰って来たらぶつかり稽古だな。どーせあの特盛ボディをオカズに四股四股してんだろーよ。 「アタシの見立てじゃ履いてない方より白鳳が好みと見た、パンツを脱がずにズラし挿入で大盛りち○んこを食っちまえ!」 下を脱いだら不浄負けだもんな、ゴルシの見立ては正しいよ。 「は~い☆」 ヒシアケボノに見送られ、船舶をゴルシが発進させる。 そもそも免許とか持ってんのかコイツ…? まあ、どうでもイイか! 俺の愛バは芝A ダートG 海Sだぜ! それに俺が免許を持ってると思い込めば多数決的なアレで免許持ってることになんだろ。俺達には事実を捻じ曲げる力がある、これって凄いことだぜ。真実を踏み躙り都合のよい未来にヨーソロー! 「行くぞゴルシ!俺達が選ぶのは退屈な正解より面白い間違いだ!」 「なんだか分かんねーが好きだぜ!そういうところ!」 「夏は少女をオンナにする季節だ…何故だか分かるかゴルシ…」 船はハイスピードで無人島を目指すが俺達は通常運行だ。 「愚問だぜトレーナー! ナスもキュウリも夏野菜だからだろ」 やはり俺の愛バはパーフェクトだ。この夏合宿でのクイズ大会で賢さがかなり上昇したようだ。 「アタシからも一つ質問だ。お前って何人ぐらいと付きあったことある?」 小耳に挟んだことがある。どうやらこの手の質問が学園内で流行ってるらしい。 「この俺が女と付きあえると思ってんのか?一緒に飯だのデートだの眠てー事やってられっかよ」 「アタシとはしょっちゅう行くじゃねーかよ」 「お前は特別だよ」 「嬉しいこと言ってくれるじゃねーか…。で、経験人数は?付き合った人数が零だからって経験人数が零とは限らないよな?」 誰だよコイツに賢さトレーニングさせた奴。 「話してみろよ」 「島が見えてきたぞ!おしゃべりはここまでだ!」 「話せよ!」 無人島に到着し、周囲をぐるりと見回す。当然ながら人っ子一人いない。 「とりあえず周囲を探すか」 「……」 「ゴルシ?」 「ここはアタシ達以外にいない…やっと二人っきりになれたな…」 俺の眼前には性欲に支配された一匹の獣がいた。 「誰も遭難なんかしちゃいねーよ…全部アタシが仕組んでアイツ等に芝居をうってもらったんだ」 思い返せば不自然な処が有る…寧ろ不自然なところしかねぇ!まんまとやられた! 「この無人島でお前とアタシはアダムとイブになるんだよ!」 「テ、テメー!最初から俺の股間に実った禁断の果実を狙って!!」 「実じゃねえ!欲しいのは種だ!」 言うや否やゴルシにその剛腕でズボンごとパンツをズリ下げられてしまった。 ブルン…、と常夏の日差しに照らされ俺の南国フルーツがゴルシの眼前に晒される。 「な、なにー!ウマがUMAに遭遇! BIG太(フット)い未確認生物の生息地は無人島だったー!?」 学生時代に先輩のおっぱいにいっぱい挟まれ後輩と交配で後背位の毎日を送った古強者にゴルシはたじろぐ。 ちなみに同級生は顔を合わせる機会が多いいから手を出さなかった。トラブルの元だしな! おっといけねえ話が逸れちまった。 「性器!?いや、武器だろソレ!? それすら越して兵器だろ!!」 「コイツを遣えば平気じゃいられなくなる…それでもやるってのか!!!」 不沈艦は本日も視界良好!異常なし!燦々と輝くSUNに照らされた俺のSONに釘付けとなったゴルシに威嚇交じりに問う。 「どうした?やりたきゃやれよ…やってみせろよゴルシ!」 「何とでもなるハズさ!」 「コンドムだと!?」 鳴らない言葉をもう一度描く前にゴルシは周到にも用意していたであろう避妊具を投げつけてきた。 「来いオラァ!!!」 いよいよ進退窮まり、子宮をチンポでぶん殴る様なセックスをする以外の道は無いかと思えた。 …が、不意に波の音とは明らかに違う水の音が聞こえた。 「ふー、やはりスタミナを効率よく鍛えるのは遠泳が一番ですね」 音の先には桐生院がいた。どうやらひたすら泳いでこの無人島まで辿り着いたみたいだ。 助かった、もうこの無人島は俺とゴルシの二人っきりじゃない。ゴルシの計画は頓挫したぞ。 「早速明日からのトレーニングメニューに加え……うわぁぁぁぁ!!??トレーナーさんがゴールドシップさんと野外うまぴょいしてるーーッ!」 そして見たままの状況をダイレクトに叫んだ。 当然である。傍から見れば俺がゴルシに下半身丸出しで迫ってる様な物だ。 誤解を解かなければ。頭脳明晰な名門トレーナーなら理解してくれるに違いない。 「誤解だ!」 「だから何ですか!この期に及んで話を逸らすつもりですか!」 桐生院の足元にはゴカイがウネウネと蠢いてた。浜辺だしそりゃゴカイの生息地だもんな! 「おかしなことになってる!一回冷静になろう!」 「犯しな事になってるのは百も承知です!」 「そうだ!これはトレーニングの一環なんだよ! 無人島で生死を掛けたサバイバルトレーニングなんだ!」 「精子をかけたサバイバル!? このケダモノ!」 「もうどうすりゃいいんだよ!」 「自首しなさい!」 桐生院は鼻息荒いまま海に入り「この件は学園に報告します!」と、残して泳いで俺達の目の前から消えた。 願わくば海の底で物言わぬ貝になってもらいたい。 「………」 「………」 どうすんだよこれ…? 「…悪い」 神妙な顔で俯くゴルシを横目にパンツとズボンを履く。 「このままじゃ俺も前科保持者(レコードホルダー)だ。まったく、忘れられない夏になりそうだぜ」 「…マジですまん」 「別に怒っちゃいねーよ、追い掛けてちゃんと誤解を解くぞ」 惚れた者の弱みなのかコイツの悄気た顔は見たくない。 「行くぞ」 二人で船に乗り込み合宿所を目指す。 「…こんなアホみたいな真似しなくてもお前の事は好きだよ」 「…そっか、そっか!」 機嫌を良くしたのかゴルシは勢い良くエンジンをかける。 「アタシのどんなとこが好きか教えてくれよ」 「話したくねえ」 「急に照れんなよー、言えよー」 海風に靡く長い髪は夏の日差しに照らされて金色に輝いている。 「離したくねえ」 ゴールドシップ。俺の愛バを答える代わりに抱きしめた。 「…アタシもだ」 水平線に浮かぶ夏の太陽は憎らしい程に美しく輝いていた。 太陽がこんなにも綺麗に思えたのは初めてだ。きっとコイツと一緒に見たからだろう。 いやーーいいもん見させてもらったわー。 EXTRA 3 おいスゲー意味わかんねぇ事になってんぞ、サトノ家のお嬢様が俺を訪ねてきやがった!? 「こうしてお話するのは初めてですね、はじめまして、サトノダイヤモンドです」 感覚で解る、絶対にメンドクセーことになる。これは追い返すに限るな。 「まあ、立ち話もなんだし帰れよ」 「実は折り入ってご相談が…」 上品で可愛らしい顔してる割にこのお嬢様なかなか強引じゃねーか? しかし、この学園の連中は基本的に人の話を聞かねーな。 「あー…悪い、ちょうどゴルシが泣き出しちゃって。後にしてくれないか」 「えっ?」 「サギャー!! サギャー!!」 俺の考えを理解してか、咄嗟にゴルシが泣き真似を始める。これぞ一心同体のパートナーのなせる技だろう。 「おー、ヨシヨシ、もうだいじょうぶだぞー」 「なんでゴールドシップさんが赤ちゃんみたいに…」 突如としてグズり始めたゴルシを前にしたサトノダイヤモンドの声には困惑が滲んでいる。 帰らないってんなら帰りたくなるよう仕向けるまでだ。さあ、どうするお嬢様? 「ヨギャー!! ヨギャー!!」 「はーい、もう泣かなくて平気だぞー。悪い、忙しいから帰ってくんねーか?」 「どういうことなんです!? 意味が…!?」 「クギャー!! クギャー!!」 「…なんか泣き方変じゃないですか?」 サギャー、ヨギャー、クギャー、頭文字を繋げると… サ ヨ ク 「なるほど、コイツはとんだアカちゃんだぜ…」 「はい?」 「トレピッピもういいや、コイツこう見えてかなり頑固だから帰りそうにねーや」 「うわ!急にゴールドシップさんが冷静に!?」 社会主義ごっこに飽きたのかスン…とゴルシが真顔になっていた。 それにしてもだ。こんなイカれた状況で帰る素振りも見せないとは恐れ入ったぜ。 まだまだ世の中広いな。これ世の中が俺に挑戦状叩き付けてんだろ? ざけんなよ、世界風情が俺に上等コイてんじゃねーよ。 「そもそなんでトレピクシーに相談事があるんだ? コイツはアタシと違って正真正銘のイカレ野郎だぜ。人の相談に乗れるわけねーじゃん」 なんか勝手に『つきのいし』使われた…。 「だいたいよー、入学して初めてのホームルームで担任に言わなれかったのか? コイツには近づかない、話さない、関わらないって」 たしかに俺は中学生連中とニシノフラワーの担当トレーナーに対して学園から接近禁止命令が出されている。 それを無視して俺のとこまで来たというからには割りとこのお嬢様は切羽詰まっってんのか? どちらにせよクソメンドクセー理由だろうよ。 「あー、良いかいお嬢ちゃん。俺の愛バはなかなかに嫉妬深くてね。こうやって二人きりの時間を邪魔されるとヘソ曲げちまうんだ、可愛いだろ。じゃあ帰れ」 「お嬢ちゃんではなくサトノダイヤモンドです」 「OK サツマアンドロイドね、覚えとく」 「絶対ぇ殺人マシーンだろソイツ」 「サ・ト・ノ・ダ・イ・ヤ・モ・ン・ド・です!」 頬をぷくーっと膨らませプンプンと擬音が出そうな可愛らしいむくれ顔でサトノダイヤモンドが俺達を睨む。 実に童貞に好かれそうな仕草と雰囲気だ。素直に可愛らしい。 きっと将来はチンポに頬擦りしながらフェラしてくれるに違いない。 「なんかコイツあざといな」 「アタシが思うにラブライブでことりちゃんが好きって奴は基本的にコイツを好きになる」 「…ちょっとお二人が何を言ってるか解らないのでサクラ大戦で例えてください」 「なんとなくニュアンス理解してんじゃねーか」 …なかなかカマして来んじゃねーかよコイツ。嫌いじゃないぞ。 「…アレだな、なんかコイツ面白えから話ぐらいは聞いてみるか」 「…オメー本当に変な奴好きだな」 「嫉妬すんなって、一番はお前だよ」 「嫌いだわー、オメーのそういうとこ嫌いだわー」 「ハイハイ、俺も愛してるよ」 「そう!!それです!!」 「「あん?」」 突如としてサトノダイヤモンドは鼻息を荒くし、尻尾をバタバタ振り回しながら興奮しだす。 「その気さくな感じなのに相思相愛で通じ合ってる感じが素敵なんです!!」 キラキラと目を輝かせてサトノダイヤモンドの鼻息は更に勢いを増していった。 「私も自分のトレーナーさんとですね!お二人の様な関係になりたくて相談に来たんです!!!」 「あー、つまり自分の担当ともっと仲良くなりたいからってアタシ達にその秘訣を教わろうと来た訳か?」 「その通りです!」 お嬢様がなぜ俺等に用があるかは解ったが、その可愛らしい願いは自分自身の力で叶えるもんだ。 「仲良くなりたいだぁ? アキラかにパイが大きいけどお前まだ中学生だろーがよ、10年早いんだよ!」 「え~、そうですか~。そんな事ありませんよ~」 「なあトレピッピ、なんかコイツ嬉しそうだぞ」 「仲良くなりたきゃ無理やりスマターボールで既成事実をゲットしちまえ。そんで、タマタマの中身を無ッシーに進化させりゃイチコロよ、俺たちの出番はねーよ」 「…………っ!!」 「なあトレピッピ、なんかコイツ怒ってんぞ」 なんだよコイツめんどくせーな。 「…勿論お二人にはそれ相応のお礼も用意してあります」 言うやいなや、お嬢様はその高貴で柔らかな雰囲気に似つかわしくない質素な茶封筒を差し出してきた。 間違いなく中身は現金だろう。やっぱ金持ちは違うな。 「結構な額だがこれ大丈夫かよ?」 「平気ですよ。父の会社にプールしてあった用途不明金の一部なので問題有りません」 「不正ゴールド…」 「なかなか良いパンチもってんじゃねーか…」 謝礼が出るとは思わなかった。しかも汚れた金だ。こんな面白えサービスを受けたらもう相談に乗るしかねえだろう。 「謝礼とマネーロンダリングを兼ねるお前の根性は気に入った。相談に乗ってやろう」 「ホントですか!」 「おい、マジかよトレピッピ?」 「ああ、お前良いよ。面白い。もしこの学園にゴルシがいなかったらお前の担当にならず、世界中を探してでもゴルシを見つけ出してゴルシを担当するとこだぜ」 「やだ…、アタシのトレーナーカッコ良すぎる…」 「…あれ?なんで私、急に惚気の小道具にされたんです…?」 お嬢様には速すぎたか、どうやら俺達が奏でる世界のスピードに付いてこれてないようだ。 「ボサッとしてんじゃねーよ! トレピッピがお前の為に一肌脱いでやるんだから振り落とされずについて来いや!」 「えっと…? はい、頑張って付いて来…うわぁぁ! なんで裸なんですか!?」 「フハハハハハハ怖かろう!」 そして俺はゴルシの言った通りに一肌脱いでいた。寧ろ脱ぎすぎて全裸だった。 「とっ…とととにかく! お願いしますね! 約束ですよ! 私はこれで失礼しまひゅ!」 アタフタしながらサトノ家のお嬢様はすっ飛んで帰っていった。 多少は大人びた雰囲気だがまだまだ子供だな…。 「さてと、取り敢えずあいつのトレーナーに会ってみるか」 主に下半身にゴルシの視線をビンビンに感じる中、急いで服を着る。本日も不沈艦は視界良好異常無し!! 「でもよートレピッピ、仲良くするったってどうすんだよ? 別にアイツらギスってるんじゃないだろーによ」 「男と女が仲良くするには一つしか無いだろ?」 「ははーん、アタシ達でけしかけるって訳か。良いな」 「察しが良くて助かるぜ」 話も纏まったことだ。そろそろ行くとしよ…… 「あのー…、この辺りで赤ちゃんの泣き声がしたんですがご存知ですか?」 「誰だお前は!?」 「また変なのが来やがった!?」 ゴルシの赤ん坊の鳴き真似が忌むべき訪問者(スーパークリーク)を呼び寄せてしまった。 「きっと私を呼んでたんだと思います…、早く見つけてあげないと…」 「いやー…、呼んでないんじゃねーかな…」 天敵の登場とあってゴルシが苦虫を噛み潰し、それを煮え湯でイッキ飲みした時みてぇな顔をしてやがる。 「きっと寂しがってるはずです。ママとして放っておけません」 「知らねーなぁ。俺達は用があるから行くぜ。それと、赤ちゃんはお前に会いたくないってさ」 赤ん坊の鳴き声の正体がゴルシだとバレたら赤ちゃんプレイに付き合わされるに違いない。 きっと車中にゴルシを放置してパチンコに行くに決まってる…、そんな高度な赤ちゃんプレイにな。 ゴルシは根が常識人なのだ。この手のクレイジーには勝てない。俺が守護らねばならぬ…。 「そんな筈ありません!! 寂しがってるに決まってます! だって…、赤ちゃんなんだぜ…?」 普段丁寧な言葉使いの娘が不意に口調が荒くなる時って良いよね。良いわけねえだろ、いい加減にしろ。 「とにかく俺達は知らん」 「そうですか…」 自称ママはFの91よりはるかにデカいHの97を揺らしてまだ見ぬ我が子を探す旅に出た。 「…もう行こうぜトレピッピ」 グッタリしたゴルシがお嬢ちゃんのトレーナーに会いに行くのを促す。よっぽどここに留まりたくないのだろう。またママがお迎えに来たら嫌だもんな。 「ところでアイツ等のトレーナールームってどこにあんだよ?ゴルシ知ってる?」 「南東ぉーー!!」 学園敷地内の南東にあるサトトレのトレーナールームに向かっていると、なにやら騒がしい声が聞こえてきた。 「ありゃタイキシャトルのトレーナールームか、ライブの練習でもやってんのかね?」 「どうするトレピッピ? せっかくだから喧嘩売るなり冷やかすなりするか?」 「そうだな、なにか面白えことがあるかもしれねえ」 二人でこっそりトレーナールームに近づき窓から様子を伺う。 すると…。 『Oh♥ yeah♥ ah♥ hah♥♥』 室内にはトレーナーに跨がり、腰をガクンガクン振りまくるタイキシャトルがいた。 突き上げるタイトレを乗りこなす様はカウガールといったところだ。 「なにがライブだバカヤロー!! 愛撫じゃねーか!?」 「見ろよ! 腰のグングニルで突き上げられる度にデッKパイオツが揺れてやがんぞ!」 「チキンかと思っていたが大胆な野郎だぜ! 白昼堂々やりやがる…」 「とんだ裸婦メイカーもいたもんだぜ…、あの様子じゃ卒業前にバイバイ産休ってなもんだぞ!」 突如としてとんでもねえ業(カルマ)を見せつけられた。しかし、これは使えるかもしれん…。 その時、ふと閃いた! このアイディアは二人を焚きつけるのに活かせるかもしれない! こうしちゃいられねえ。 「いつまでも変態観測してる場合じゃねえ。もう行くぞゴルシ!」 余計な道草のつもりだが案が固まった。 早速サトトレのもとに急ぐ。 「ここか」 「早速入ってみよーぜ…、あん?」 奴らのトレーナールームに到着し、ゴルシがドアノブに手を掛けたところで動きが止まる。 どうやら鍵が掛かっているようだ。しかし、マスターキーを持ってる俺達には問題無い。 「任せたぞ」 「どりゃあああ!!!!」 ドア全体がゴルシのドロップキックでひしゃげると同時に室内に吹き飛ぶ。 「うわぁぁぁぁああ!? な、な、な…、なんだ!!? 」 驚きで椅子からずり落ちたのだろう。室内に侵入するとサトトレが尻餅をついていた。 「やあ、wack wackさんだよ」 「アタシは相棒の素手喧嘩(ステゴロ)リ!」 「よーし、素手喧嘩リ、今日はコイツに消えないトラウマを作って遊ぼうかぁ!」 「わぁーい、血が見れそうだね! がんばるぞー!」 さて、相手に自分の要件を飲ませたり場の空気を支配する一番のコツはこれ以上関わりたくないと思わせることだ。 そんな訳で異常者の振りをして先制攻撃。 「な、何の用だお前ら!?」 スマートフォンを握り、今にも通報しそうな勢いのサトトレが尻餅から立ち上がり叫ぶ。 「うわぁ!? やめろ!」 指示する間もなくゴルシがそのスマートフォンを強奪し、俺に渡してくれた。 「便利だよなスマートフォン。これ一つで世界と繋がれるし検索すりゃ何でも知れる。でも、それだけで世界を知った気になってちゃいけないぜ。小さい液晶や有機EL越しに世界を眺めてりゃこの広い世界そのものも小さく見えちまう。だから広い世界を知りたけりゃ今すぐコイツを枕元に投げ捨てて街に出ようぜ、大丈夫、ストリートはいつでもアンタを歓迎するよ」 「急に何!?!!?!!??!?」 唐突に池袋ウエストゲートパク風な語りになったゴルシには触れず、スマホの楽曲アプリで曲をダウンロードし、サトトレに投げて返す 「まあ俺達の話を聞けよ。サトノダイヤモンドから頼まれたことがあんだよ」 「ダイヤが…」 スマートフォンを受け取ったサトトレは担当の愛バの名を聞いた途端に先程までのシャバ増みてーな面から一人前の男の顔になっていた。 「近々サトノ家でカラオケ大会があるらしい、今回はお前の出場が強制的に決まった。歌に自信は?」 「自信はない…。それと、どうやら拒否権もない感じだ…」 俺の出まかせ素直に信じるってことは普段からサトノ家も相当クレイジーな連中なのだろう。金持ちってだいたい頭おかしいもんな。 「そこで音楽に精通してる俺に白羽の矢が立ったて訳だ」 音楽に精通って言うと曲聴いて射精する変態みたいだな。 「なんたってトレピッピはベースで人ブン殴らせたらピストルズのシドより上手い生粋のロックンローラーだぜ!」 「音楽…、音楽ってなんだ…?」 「そのスマホにダウンロードした曲を歌いまくれ、アップテンポで高音も多々ある、その曲で歌の練習をすればどんな歌でもそれなりに歌い熟せるぜ」 勿論そんなの嘘だ。 「カラオケ大会でお前が歌う曲は当日に発表される。だからこそ難易度の高いその曲で歌の練習をして、どんな歌が来ようともある程度歌えるようになっておけよ」 「ダイヤの為にも頑張るしかないか…」 トレーナーなんて連中は俺を含め愛バの為に喜んで苦労を背負い込むマゾ野郎ばかりだ。すんなり受け入れてくれた。 「それじゃあしっかり歌いこんでおけよ。一週間後に俺がテストしてやる」 「出来るだけのことはするよ。それでダイヤが喜んでくれるならね」 「悦んでくれるさ、きっと」 きっとね…。 「それじゃあ俺達は帰るぜ。コイツは扉の修理代だ。取っときな」 お嬢ちゃんから頂いた薄汚い金が入った茶封筒をサトトレに渡し、トレーナールームを後にする。 サトトレは急に渡された大金の入った茶封筒についてゴチャゴチャと言ってきたが無視し、壊れかけの扉を無理やり閉める。結果的に扉にとどめを刺したことになる。 「いいのかよトレピッピ? せっかくの儲けがパァになんぞ」 「互いに思い合ってる二人がくっ付くのに金を関わらすのは無粋だろ。今回は無償で動くことにする」 「らしくねえぞトレピッピ!?」 そりゃ二束三文の金より無償で動くことで、天下のサトノ家の令嬢に貸しを作るほうが後々面白くなりそうだからな。 「まあ、一週間待ってみてどうなるかってとこだな」 「しかし、上手くいくかねぇ? アタシとしちゃ、そりゃ上手くいってもらいたいもんだけどよー」 なにはともあれ、一週間後が楽しみだ。 「なんだか落ち着かないな…」 あれから一週間が過ぎ、サトトレの歌を審査する当日。 選んだ場所はラブホテル。なぜならそういう結果になるからだ。 「まさかラブホテルでカラオケなんてね…」 「最近のラブホはカラオケだのなんだの何でもある。防音対策もしてるから問題ねえよ」 「いや、ラブホテルを利用するのが初めてなもので…」 端から見ればラブホテルの一室に成人男性のトレーナーが二人と、学生のウマ娘が一人、この世の終わりみてーな状況だ。 しかも実際にはウマ娘は一人ではなく二人だ。ゴルシが腰掛けたベッドの下にはサトノダイヤモンドが隠れている。どっちにしろ学園関係者が頭を抱えたくなる状況だ。 「風俗とかでも利用したことないのか?」 「トレーナーになるために勉強一筋だったから女遊びとは縁遠かったんです」 その発言に足元のお嬢様がベッドの下で小さくガッツポーズをした。 良かったな、お前が初めてを奪えるぞ。でもちゃんと大人しく隠れてろ。 「男なんて誰しもありったけの夢をかき集めてオキニを探す風俗王だ、一度くらいは経験しても損は無いぞ」 「豊富なんですか…?」 「それなりだな」 物は試しと利用したこともある。 結局システムだのオプションだの勝手が分からず、いつもの流れでゴムゴム無しのバズーカブチ込んでフィニッシュにヒトヒトの種を顔にブッ掛けてやったら店から怖いお兄さん達に連絡いって賞金首になっったけな…。 若気の至りってやつだな、まさに大後悔時代ってやつだ…。 おっといけねえ話が逸れちまった。 「トレピッピよぉー、この海で最も自由なのはアンタだってのは理解ったから、そろそろ試験を始めようじゃねえか」 「だな、じゃあ始めるぞ」 「…あ、はい」 サトトレはシンプルに引いていた。 「…あの方は学生や教育機関に関わっちゃいけない人ですよね?」 ラブホのベッドの下から聞こえる声にしちゃ随分とまともだ。でも見つからないように黙ってろ。 「そんじゃ始めんぞ、準備いいな」 「…お願いします」 カラオケ機材を操作すると、綺羅びやかなシンセの音色が目立つアップテンポのロックサウンドが部屋を震わす。 サトトレは目を閉じて深呼吸をし集中している。 集中しすぎて俺達の小声の会話も聞こえていない様子だ。 「よお、お嬢様。これからアイツが歌うのは心に秘めたお前への思いだと思ってくれ」 「はい、心して聴きます」 もちろん嘘だ。曲は俺が決めてサトトレは訳も解らず強制的に練習させられた歌だ。 そういえばどんな歌を歌うのかお嬢様だけじゃなくゴルシも知らない。 「なあトレピッピ、これ誰のどんな曲だ?」 「曲はJanne Da Arcのダイヤモンドヴァージンってやつだ」 ゴルシにスマフォでその曲の歌詞を見せてやる。 「…おう、こいつは…アレだな」 もう曲名を聞いた時点でなんとなく理解できたようだが、ここまでドンピシャな曲があるとは思うまい。 「まあ、じっくりと聞き入れようじゃねえか」 その一言とほぼ同時にサトトレが歌い出した。 ♪♪ 出だしはバッチリ。音程もリズムに乗れてる。しかし、そんなことはどうでも良い。 「フゥーッ! フゥーッ!!」 Aメロ・Bメロ・サビと曲が進むにつれ、足元に潜む女子中学生が獣の息遣いで目を血走らせていた。 サトトレの歌う歌詞の全てがお嬢様の…、なんかもう、色々な部分を刺激していた。 ♪♪ ラスサビが終わり、コレといったミスを侵さなかったサトトレが晴れやかな笑顔でこちらに振り返る。 まあ、俺達の話に乗った時点でミスだ、そしてこれから犯す…? 犯されるんだがな。 「どうでした? これはいい感じじゃないです! 自信ありま…ダイ…ヤ…?」 サトトレの達成感のある顔が瞬時に引きつった。 「なんで…ここに…?」 「トレーナーさんのわたしへの思いは確かに伝わりました…」 助けを求めるようにこちらを見るサトトレの足元に武士の情けとコンドームの箱を投げ捨てる。 「魂が求めているんですね…私を突き破りたいんですね!!」 「ちが…っ、違うんだッ!」 ジリジリと迫りながら服を脱ぐサトノ家の御令嬢に気圧されながらサトトレは再度こちらを見る。 こんな状況でよそ見は感心できねえな。 「チクショー! ハメたなお前らッ!! 何がカラオケ大会だ! 最初からこういうつもりだったんだな!!」 「月並みなセリフを言うつもりは無い。ゴルシ、お前に譲ってやる」 ルーチンワークを嫌うが、こういったお約束はゴルシは好きだ。 「それじゃ僭越ながら…ハメるのはお前だッ!!」 ビシッと決め台詞を言い放ったゴルシを連れ出口に向かう。 「アタシ達的にはドッキリ大成功って訳だ。アンタ等的には今からじっくり大性交ってことよ」 「帰るぞゴルシ、幕引きの時間だ。これからは膜を破る時間になる」 どうやっても助からない状況だと理解したサトトレは失意の表情と共にストン…とベッドに倒れ込んでいた。 「サトノ家の未来の為! 不肖サトノダイヤモンド! 義によってウマぴょい致します!!」 こうしてまた一組、身も心も繋がった一心同体のペアが学園に誕生したのであった。 部屋を出て、エレベーターに向かう廊下を歩いてるとゴルシが腕を組んできた。 作戦が上手いこといって上機嫌なんだろう。 「しかしアレだな、今回は随分とアンタらしくないな」 「無償で働いたことか?」 「んー、そうじゃなくてな…」 「じゃあなんだよ?」 珍しく煮え切らない態度のゴルシが組んだ腕に力をいれる。 「…こんな場所でアタシと二人きりで…、随分と呑気してんなーって思ってさ」 「…」 気づいた時には遅かった。 「テメェ!」 「事件は突発的な犯行と思われまぁーす!!」 組んだ腕を振りほどこうにウマ娘の力には叶わず、もう片方の腕が股の下に伸びてきたと同時に浮遊感が…。 「空き部屋に運んで今日こそウマぴょいじゃー!!」 ラブホで愛バからの唐突な逆レイプ!? まさに地獄絵図!! 「デリhellじゃねぇか!!」 手近なドアを蹴破り、タッチダウンの要領で部屋になだれ込む。 「もう逃げられないぜぇ! 来いオラァ!!!!」 「うわぁあぁああああぁああ!!!!」 万事休すかと思いきや、部屋の中から悲鳴があがる。 助かった…。この部屋は空き室ではなく利用客がいたってわけだ。 流石にゴルシもこんな状況で俺を襲うわけにはいかないだろう。最悪の状況は回避された…。 「なんであなた達がここにいるんですかああぁああ!!??」 …部屋の中にいた先客は桐生院だった。 「これは…ど、どういうことですか…?」 「なんで…、お二人がここに…?」 それだけではない。 駿川たづなとライトハローまでいた。 ……うん、アレだな。 …よし。 行こうぜ!! 最悪の向こう側へ!! 「オメー等こそラブホテルで女三人で何してんだ!」 「わ、私達は日頃の労をねぎらうつもりでラブホ女子か…」 「あー、言わんでも良い、男旱が祟って女同士で身も心も慰めあっていたんだろ?」 サトノダイヤモンドとそのトレーナーを騙して逆ぴょいできる状態に仕立て上げ、その帰りに突発的にゴールドシップに襲われた…。 なんてことは正直に話してどうにかなる問題じゃねぇ。 だとした、この状況をグチャグチャに混乱させて全てを混沌に飲み込ませ、何もかもを有耶無耶にさせたほうがマシだ。 「違います! あなたと違って私達はそんな破廉恥な行為は…!」 過去に似たような状況が何度かあるせいで桐生院がガンガン詰めてくる。 善良で素直な箱入り娘は熱しやすく御しやすい。 「デケー声で叫ぶんじゃねえよ、声出すしか能がない弱小野球部のキャプテンかテメーはよぉ!?」 「なっ!?」 「バットもボールも無しに子宮式を始めるぐらいだもんなぁ~!! イッてまえ打線は爆発かぁ!? この下半身ヤリタイガース共がッ!!」 なんだろう…? 俺もう学園から去るんかな? 「あの…、桐生院さんもトレーナーさんも一回落ち着きましょう」 「ライトハローの言う通りだぜトレピッピ…、それにアタシは女同士も悪くねぇと思うぞ…」 元々はオメーのせいだろうがよ! だが女同士も悪くないと言うのは俺も同感だ。 「そうだな…、俺としたことが少しのレズも許せないセコい人間になってたよ…」 「いらない!?」 「何も!!?」 「捨ててしまおう!!!?」 「STOP THE TIMEだぜトレピッピ! これ以上SHOUT IT OUTすんじゃねえ! どんだけ我慢できなぁーいんだよ!」 「と、とりあえず皆さん落ち着いて喧嘩腰で喋るのは止めましょうよ…。ね、桐生院さんもトレーナーさんも冷静に…、ね」 「…そうですね。この男のペースに乗せられてはいけませんね」 「おうコラ未勝利バ、おしゃべり止めて欲しけりゃおしゃぶりしてスッキリさせてくれよ。それが吐精の仁義ってもんだろうがよ! えー!!」 「ひぃいいっ! む、無理ですぅーっ!」 「マジかコイツ!? この星の理屈じゃねーぞ! さてはスペースノイドだなテメー!?」 「ラブホで女共に囲まれてんだ、すでに俺のアナイレル・キトー少佐はガマン・ジールの出撃準備完了だってんだよぉ!」 「うわあぁああ!! 義によって勃ってるー!?」 「ザーMEN OF DESTINYじゃねーか!?」 ニクボウノマラニ-♪ フキアレルイヤラシー? エースパイロットの出現にライトハローと桐生院はおろかゴルシまで混沌に飲み込まれかけた。 このまま押し切れば勝てる…、そう思った矢先に鋭い声がピシャンと響いた。 「皆さんいい加減にしてください!」 「「「ッッッッ!?」」」 駿川たづなの一声が慌てふためく女共を押し黙らせた。 「まず初めに…、私達は女性同士で、その…、そういった事をするために集まったのでは断じてありません」 威厳すら感じさせる冷静さでことの状況を整理する駿川。緑に包まれたダセェ河童みてーな全身からは圧倒的な強者のオーラが漏れ出ていた。 「そして次に、この状況は私達ではなく貴方とゴールドシップさんがここにいることが問題なのです」 やはり一番の障害はこいつだ。ただの理事長秘書にしてはそこいらの小娘とは一線を画す凄味を持ってやがる。勝負と勝利を知っている女だ。 「そいつは失礼、アンタみたいな美人が男に飢えてる訳ないもんな」 「…今はそういう話をしているんじゃありません」 「そうですよ! 私やライトハローさんはともかく、たづなさんは男なんて選り取り見取りなんです!」 「えっ? ちょっと桐生院さん?」 全然関係ない話だけど最大の敵って無能な味方だよな。全然関係ないけど。 「いやー流石だは、もう毎日が勝ちまくりのモテまくりってことかー」 「いえ…、そういうわけでは…」 「当然です! 股に蜘蛛の巣貼ってるようなアラサー未勝利未経験バのライトハローさんや私なんかと一緒にするなんて烏滸がましいにも程がありますよ!」 「あの…、桐生院さん…?」 「私やヒューマンウマムスメセックス未経験のライトハローさんと違ってねぇ!!」 「なんでドラゴンカーセックスみたいに言った?」 「トレピッピィ!! ライトハローが息してねーぞぉ!」 味方から唐突に振るわれた死神の鎌によりライトハローは倒れた。まずは一人。 「やっぱアレかい? 毎日渇く暇もないくらい秘書の非処な秘所はビショビショなのかい?」 「いえ…、だから私はそういう話をしているんじゃ…」 「当然です! 今までどれだけの男がその身体の上で駆けて果てていったか教えてやってくださいよたづなさん!!」 「………」 「たづなさん…?」 「………」 「えっ…?まさか…経験が…」 自分達は男なんかに飢えていない。その証拠に有能な美人秘書である駿川たづなは経験豊富な魔性の女だ。それを本人の口から説明してもらう。 最強のカードを切り勝利を信じて疑わなかった桐生院の顔が歪む。 「………」 「だって…たづなさんは…、美人で…有能な秘書で…、ど、同期の男性トレーナーも憧れの的だって言ってて…」 いくら桐生院が言葉を紡ごうにも、それでも駿川たづなは押し黙っていた。 「………」 黙って、遠く、何処か遠い虚空を見つめていた。 「………」 どれぐらいこうしていただろう。刹那にも満たない一瞬、あるいは永遠を思わせる悠久。 「…小娘」 耳が痛くなるような静寂の空間を痩せて枯れた弱々しいい声が震わせた。 「…それ以上は…何も言うな…」 「「「再不斬さん!!!???」」」 霧隠れの里の抜け忍は…否、皆に愛される美人秘書は静かにその意識を手放した。 これ以上、心を傷つけまいと脳が失神することを選んだのだ。 「さてと…、とりあえず二人をベッドに運びましょう。手伝ってください」 こんな状況にもかかわらず、ケロッとした顔の桐生院に促されるままにライトハローとたづなをベッドに運ぶ。 どうやら俺は見誤ったらしいい。桐生院。なかなかどうして…、面白いやつだ。 「二人はラブホ女子会で羽目を外して酔っ払ってしまった。あなた達はこの場所に来ていない。いいですね」 「お、おう…」 「…大体の絵図は読めたがゴルシが混乱してる、教えてやってくれ」 「ああ…、頼む。アタシには何がなんだかサッパリだ…何がどうなってんだ…」 「…良いですよ」 桐生院はそうして語りだした。 元々はラブホ女子会という名目でライトハローと駿川たづなを呼び出したこと。 酔い潰してあわよくば百合ぴょいしようと企んでいたこと。 「女子校時代から可愛らしい年上の女性がタイプなんです。もちろんこの世で一番可愛いのはミークですけどね」 しかしウマ娘ならではのアルコール耐性でライトハローはちっとも酔わず、たずなもまるでウマ娘並にアルコールに耐性があった。 そんな中で俺とゴルシが乱入してきた。 「最初はあなた達を排除しようと思ったんですよ」 「途中で酔い潰れない二人を昏睡させる道具として俺達を使うことにしたわけだ」 「ええ、プランの変更をしてからの説明は不要でしょう」 「終盤でのランダム加速…こいつはとんでもねえ乗り換え上手だぜ…」 俺もこいつらの脳に負荷を与えて昏睡させてから逃走するつもりだった。結果的に桐生院と協力したわけだ。そりゃ上手い調子に行くわけだ。 「あとの始末は任せる、俺達は帰らせてもらうぜ」 「さようなら、私は二人を堪能いたします」 桐生院がライトハローのシャツを脱がし、クソデカブラジャーを外す。 俺達が出てくまで我慢しろや、乳輪見えてんぞ。 「じゃあな」 壊れた扉をゴルシが力ずくで嵌め込み、今度こそ帰路につく。 つい最近も扉を壊した気がするな。 「…ごめんよ」 「なにがだよ」 しょぼくれた面の愛バの肩に腕を回し、肩を組む。 「アタシは子供だったよ…、桐生院を見て大人のやり口が怖く感じちまった」 強引な手段で百合ぴょいしようとする邪悪な桐生院を目の当たりにし、自分も同じ事をしようとしたと思いナーバス気味らしい。 「大人になってから毎日デカい糞の上を歩いてる気分だったよ」 「…そうか」 「この学園に来て、毎日隣りにいてくれる面白え奴と出会ってから、…大人の世界も案外悪くないと思えるようになった」 「…そっか」 全部お前のおかげだよゴールドシップ。 「いろんなもん見て、いろんなもんに触れて、大人になっていくんだ」 「おう…」 「そんで大人になった時に、まだ俺のことをずっと隣にいてほしい面白え奴だと思ってくれるんならお前を受け入れるよ。…いや俺の方からお前を求めるよ」 「なあトレピッピ…」 「ん?」 「なんか最後にイイ感じのこと言っておけば良い雰囲気で終われると思ってねえか」 「そうだが?」 「言っとくけどアタシが知る限りオメーが一番ヤベー奴だからな!」 「俺と出会えてお前の人生楽しくなったろ」 「嫌いだわー、オメーのそういうとこ嫌いだわー」 「ハイハイ、俺も愛してるよ」 しかしアレだな…、最後にチラッと見えたライトハローの乳輪…。 デカくて下品でかなり俺好みだったな。 いやーーいいもん見させてもらったわー。 ヒール・ライス 1 運命の三女神に導かれて夢の対決が実現しました 場所はトレセン学園ファン感謝祭特設リング、満員御礼のこの地で戦うのは因縁深きこのウマ娘達 誇り高きメジロの血統メジロマックイーン! 相対するはトレセン学園が誇る最強のヒール、ライスシャワー! マックイーン敵意に満ちた目で既に臨戦態勢です ライスシャワーは太々しい笑顔、左目に余裕の色を宿しています、隠れた右目には既に勝利への直線が見えているのか? さあ、ゴングと同時に飛び出したマックイーン! 先陣の心得での先制攻撃! スレッジハンマーがライスを襲う! サンマは目黒、ハンマーはメジロ! メジロ家直伝の美技! この先制が天皇賞での借りを返す宣誓の言葉変わりか!? このダメージを引きずるのは後が怖い、ライス深呼吸ですかさずリカバリー! そのままリング中央マックイーンに組み付いたぁ! ステイヤー同士の戦いはスタミナの奪い合いこのままゆっくりと…… あーーっとぉ! ライスが仕掛けた! 一気に持ち上げ垂直ササニシキブレーンバスター! これは効いたかッ!? まだだ、まだマックイーンは戦える!一心同体のトレーナーに視線をやり視覚からの栄養補給! しかし、この状況を見逃すライスではありません! 視線を外したマックイーンに突いていく!突いていく!地獄突きの雨あられ! マックイーン食べ過ぎに依り腹は出るが手も足も胸も出ません! このままでは体力が尽きてしまう! メジロ家の繁栄は短いぞぉ! おぉーっと! マックイーンここで玉砕覚悟の特攻か! 破れかぶれのヘッドメジロック! 組み技巧者のライスにこれは悪手だぞ!? やはりライス効いてない! メジロの組み技なにするものぞ! 朝のパンと特大リンゴ飴が作り上げた肉体はいかなる技も寄せ付けない! あーーっとぉ! ライスの稲刈りキックがマックイーンの延髄を捉えた! やはりライス、ここまで足を溜めていたぁ! 狩るのは稲だけでは無い、これは貴様の命を狩る死神の鎌と言わんばかりの鋭さだぁ! マックイーン出血と共に倒れ血痕が染みるリングマットにキスをする! まさに、まさに血痕式のキスであります! 一心同体のトレーナーこれを見てなにを思う! さあ! さあ!! 血痕式でのキスの後には何が待つぅーーー!? そう! ライスシャワーだぁーーーー!! ライスがコーナーポストに登ったぁー! コーナーポストの上に青き一輪の薔薇が咲き誇るぅ!! そしてコーナーポスト上空からぁーー… 決意の直滑降-------!!! ダイビング・ブルーローズチェイサーがマックイーンの体に叩き込まれたぁ! どこまでも苛烈な直滑降! 余りにも華麗な空中殺法! インドから始まりイギリスを経由してこのトレセン学園ファン感謝祭の特設リングに華麗ライスが舞い降りたぁーー! マックイーン立てなーい! 失神しております! メジロが白目で失神KOだぁーーー!! トレセン学園最強のヒールはここまで強いのか!? マックイーンファンからは悲鳴とブーイングが鳴りやまない! しかしライスはどこ吹く風だ、あの頃の弱いライスはもういない… どうだメジロのファン共よ!? 貴様らの夢と希望を燃やして炊き上げたのが今のライス様だ! 青き薔薇が織りなす棘の道が勝利への道だ、突破できるなら突破してみろ! お兄さまと一緒に考えたセリフをメジロ陣営に投げつけ煽りに煽る、もはや貫禄すら感じさせます 完全決着です、勝者はライスシャワー!! 2 この戦いを見ずして明日のトレセン学園№1ヒールは語れない 血で血を汚し尽くすヒール同士の対決です トレセン学園ファン感謝祭特設リングは噎せ返る様なミルクの匂いとオギャーという夜泣きにも似た歓声でうるさい程です 円弧のマエストロング・ザ・母堂とは借りの姿、パーフェクト・オギャリジンがゼロ、ザ・ママンことスーパークリーク堂々たる様子です 穏やかな笑みでライスシャワーを見ています お前も赤ちゃんにしてやる…と、いった表情でしょうか? 我々には97cmを誇る胸中は計り知れません さあ、黒衣の告死天使ライスシャワー、この眼差しに中指を立てていま…… あーーっとぉ!セコンドにメジロマックイーン!? セコンドにマックイーンの姿が見えます! 因縁の相手たるマックイーンがライス陣営のセコンドです! 週末は一緒にスイーツを食べに行き、月に二度のパジャマパーティーを開催する犬猿の仲の二人が手を組んでます! このスレは古いので、もうすぐ消えます。 この試合なにが起こるか分からなくなってまいりました、おっと、ここで試合開始のゴングです さあ、ゴングと同時に仕掛けたスーパークリーク! 泣く子もあやす怒涛の攻めだ! この攻めを凌ぐライスシャワー! セコンドのマックイーンを盾にし垂れウマブロック!ノーダメージです! お互いが先行型ステイヤーらしい丁寧な試合運びとなっています あーーっとぉ!ライスが抱きかかえられた! クリークのママン児固めだ!深き母の愛はライスを離さない肉体のラビリンス! しかし、今日のライスは反抗期!ライス悪い子だ!これを難なくエスケープ! おぉっとライスシャワー!クリークママの十八番を奪うファイヤーママンズキャリーで持ち上げて… 出たーッ! ダイナマイト・プランジャー! 火薬御飯! 貴様の命とママゴト遊びを終わらせてやる!赤ちゃんプレイの代金は三途の川の渡し賃と同額の六文銭! ママがんばえー、ママまけないでー、会場のファンたちの声援がクリークママの闘志を繋ぎ止めます! 母は強し!母は強し!愛する子供たちの為に母は立ち上がります! しかし、この機を逃すライスシャワーではありません! 希望を喰らう黒き獣の牙がクリークに襲い掛かります! 強烈な末脚から繰り出す稲刈りキックがクリークの顔面を捉えた! あーっとぉ!クリーク出血!クリーク出血! ライスだって裂けるんだ!クリークの額をライスの蹴りが切り裂いた! ん、なんだッ!セコンドのマックイーンが… あーっとクリークの顔面にメロンパフェ攻撃だ! 傷口に砂糖を塗る所業、マックイーンとまらない、続け様に噛み付き攻撃 クリークママの美脚に牙を立てる! まさに親の脛齧りであります! 二対一となり視界を塞がれ絶体絶命のスーパークリーク、リングの中央に倒れこんでしまったぞ、このまま決まってしまうのか! さあライスシャワーとメジロマックイーンがコーナーポスト上に並び立ち……… でたー!悪夢のツープラトン! 93年式ESS(ナイティースリー・エンペラー・スプリング・スペシャル)! ダブルダイビングヘッドバットが炸裂! クリークママの顔面にライスシャワーが一着、メジロマックイーンが二着で突っ込んだぁ! 呼吸が合わなければ自滅もやむなしの大技が炸裂いたしました!スーパークリークこれは立てません! 肉体のゴスペル! 攻撃はレクイエム! 二人のコンビネーションはバラードだぁ! いつか…、いつか自分達より胸のデカイ連中を一緒にぶっ飛ばそうね… それが二人のささやかな祈り その祈りがこのコンビネーションのはじまりのSignal 完全決着、勝者はスーパークリーク! セコンドの重度な乱入行為によりライスシャワーの反則負けです! タマトレ漫才 「私のトレーナーともあろう者がトレーナーを脱ぐのがとれぇなぁー」 『……えー、はい…、以上、シンボリルドルフ会長による特選ダジャレ100連発でしたー』 …やってくれおったなーあの会長さん。客席が地獄みたいな空気になっとるやん… 『えー、続きましてトレセン学園ファン感謝祭特設ライブ、次のプログラムはタマモクロスさんと担当トレーナーのコンビ。コンビ名、タマモCROSSトレーナーが贈る漫才となっておりまーす』 絶対無理やろ、お客さん会長を不良品を検品するような冷たく無機質な眼で見てたで、この後に漫才は無理やって! 「トレーナー逃げよ、これ無理やろ」 「トレーナーじゃない、相方と呼べ」 この状況でどういうメンタルでその言葉チョイスしとんねん? 「二人で頑張って来た、二人だから頑張って来れた。稽古の成果を見せるぞ」 いややわぁ…ウチの相方カッコ良すぎて気味悪い。もうカッコ良すぎて薄気味悪い。 「タマ、俺はお前を信じてる。だからタマも俺を信じてくれ」 もう抱け。いっそここで抱いてくれ、メチャクチャにしてくれ。ウチと幸せな家庭を築いてくれ。ベッドの中ではアンタが突っ込みや。 「例えドンズベりしたとしても、お前とならどれだけ恥をかこうが構わないんだ、俺にとってタマ…お前が一番だってことは揺らがないからな」 もうこれ抱いてるやろ。何回か抱かれてるやろウチ。経験ないけど月水金で日曜日は昼と夜の二回ペースで抱かれてるやん。 「よっしゃ!やったる!やったるでー!行くぞトレーナー!いや、相方ぁ!」 「応!」 あー、どんなレースよりも緊張する。もう破れかぶれや、どうにでもなれや。あークソッ!やったるわ! 「「はい、どーもー。タマモとトレーナーが交差する。二人でタマモCROSSトレーナーです」」 「いやー、実はウチ、バイトしたことないねん」 「まあ、この学園じゃそんな暇無いだろ」 「それ以外にも、みんな意外とエエとこのお嬢さんやからバイトの必要が無いと思うんやけどな」 「この学園は箱詰め娘が多いよな」 「箱入りな、京極夏彦みたいになっとるやん」 「じゃあ、タマは、もしバイトするならどんな水商売がいい?」 「限定すんなや!あー、アレやな、オシャレなショップ店員とかええなぁ」 「じゃあちょっとやってみるか。タマ店員役な、俺はショップ専属デザイナーの役やるよ」 「客の役してくれへんかな?」 「はいはい、客やればいいんだろ」 「たのむでー」 「おっ、こんな所に服屋がある、ちょうど服を着てないことだし行ってみるか」 「お前が行くのは警察や」 「もー、タマ文句が多いなぁ」 「アホかぁ!もうエエ!埒が開かんからウチが客やる」 「じゃあ俺がビシッと店員やるよ。なんか趣旨変わってるけどな」 「よーし……おっ、こんな所に服屋がある、へー、良さそうやな、入ってみるか」 「いらっしゃいませ~、お客様にはまだブラは必要ないかと思いますがどんなものをお探しでしょうか?」 「ケンカ売っとんのかワレェ!普通に服探しにきたんや!」 「どんな感じの服をお探しですか?」 「オシャレにちょっと疎いんでオススメの紹介してや」 「僕のオススメでしたら隣のカフェのコーヒーセットが値段も安くてオススメですね」 「服出せや!服のオススメや!」 「じゃあカラーから決めましょう。うーん、こんな色ならお客様にお似合いですよ」 「おー、ちょい地味やけどエエ色やん」 「はい、当店の玄関マットと同じ色となっております」 「さっきから踏んだり蹴ったりすぎるやろ!」 「玄関マットだけに?」 「うっさいボケェ!」 「これでダメでしたら…そうですね、こちらの組み合わせなんていかがですか?」 「やーっとまともなのが来おった。うん、エエなぁ」 「こちらのアウター、通気性が大変優れていて汗が掻きにくく、お客様にオススメです」 「ええやん、残りのは?」 「はい、こちらのトップスは消臭効果の有る生地を使ってます。ボトムスは雑菌の繁殖を防ぐ効果があるんで…」 「待って待って待って! えっ? ウチって臭い?!臭いの?!」 「………」 「うぉい!答えろや!」 「じゃあ、こちらの試着室を使って下さい」 「答えが返ってきてない…」 「着替え終わったら声かけてください、隣のカフェで待ってますんで」 「どんだけカフェ推してんねん!ハートブレイクさせといてコーヒーブレイクしとるんちゃうぞ!」 「でもタマに一番似合う服なんてそれこそレース用の勝負服だし」 「な、なんやねん急に?変なアドリブ急にブッこむなや…」 「あの勝負服着てレースしてるタマは最高にイケてるからな。バイトなんぞ必要ない。二人で勝ちまくってガッポガッポ稼ごうぜ」 「せやな…せやな!バイトなんか必要ない!ウチはレースで飯食ってくんや!」 「そうか、俺はスプーンとか箸で食う」 「もうアンタとはやってられへん」 「「ありがとうございましたー」」 ドロドロキタちゃん 仮にこの手がトレーナーさんの手だと仮定しよう。 上手にトレーニングが出来たときに撫でてくれる手、レースで好成績を収めたときハイタッチしてくれる手。 その手があたしの頬を優しく撫でる その手は首からデコルテに下り、中心に、奥に。 あたしを知り尽くした手が柔らかく揺れる部分や、硬く充血して尖った部分に触れる。 私の内側に触れて心と肉体の輪郭を曖昧に濁らす。 焦らして、揺さぶって、誘って。 いつしか手は二つになり、あたしの全てを晒そうとする。 もっと奥へ、もっと先へ、もっと…、もっと…。 ぐちゃり。ぐちゃり。ぐちゃり。 泥濘を混ぜる音。 楔のように指を突き入れられ、最も奥を暴かれて出た声は、貴方の名前のオクターブ。 いつもの一人芝居、虚しい独り善がり。 トレーナールームに充満した女の匂いは大雨と暴風のせいで換気が出来ず行き場を失っている。 部屋の主がいないこの場所で意地汚く存在を主張しているみたいだ。 貴方はあたしの匂いに気付いてくれますか? 貴方はあたしの想いに気付いてくれますか? その手で触れて、捕まえて。 一人だと道に迷うわけじゃないの。 一人だと迷子にもなれやしないの。 机に置いてある写真の中には笑顔のあたしが映っている。 レースで勝つ度に写真立てが増えていった。 その中で一つだけあたしが写ってない写真がある。 学生服のトレーナーさんと学生服の女の人。 高校の卒業式に撮ったんだろう、胸に花飾りが付いている。 『明日は彼女と大事な話をしてくる。だからトレーニングはお休みかな』 トレーナーさんはこの女に会いに行った。 具体的な内容は聞けなかった、聞かなかった、聞きたくなかった。 どんな話をしているのだろう? この女はあたしが欲しかった言葉を聞いてるのだろうか。 あたしが願った思いを受け止めているのだろうか。 雨はまだ止まない。 レースで勝つということは誰かの夢、誰かの思いを踏み躙ることだ。 別にレースに限ったことではない、一番は唯一であり他者と共有できるものではない。 だとしたらあたしは…。 優しく踏んでほしい、大切な夢だから。 ─ガチャリ。 どれ位ぼんやりとしていたのだろう。 ドアが開く音でトレーナーさんが帰ってきたことに気付く。 夏の嵐は普段なら必ず気付くトレーナーさんの足音を消していた。 「…来てたのか」 頭から爪先までずぶ濡れのトレーナーさんは私に声をかけると、所々に跳ねた泥の跡を恨めしそうに見ている。 「お帰りなさい」 トレーナーさんが濡れた髪をかき上げる。 「ただいま」 すぐに一房の髪束が額に落ちる。 その顔があたしには可笑しなほどに魅力的に映って…。 「話はちゃんとできましたか?」 「出来たよ」 「どうなりました」 「…言わなきゃ駄目?」 「駄目です」 この人とのをすべてを受け入れようと思えた。 「…暫くは距離を置くことになると伝えたよ。お互いに社会人として新人だ、今が大切な時期だからね」 「…そうですか」 「これからは今以上にキタサンに付きっ切りになる、覚悟しろよ」 「あたしを選んでくれて嬉しいです」 「お子ちゃまがなに言ってんだ」 もう子供じゃありません。 貴方のせいで子供のままじゃいられません。 「当分は会えないけど正式に別れたわけじゃないよ。アイツも待っていてくれるさ」 どうでもいいんです。 何でもいいんです。 恐れていた結末と違う展開に自分自身、考えが及ばない。 貴方が誰かのものになってしまうんじゃないかと怖かった。 「寒そうですね」 「そうでもないよ、蒸し暑いぐらいだ」 レースで勝つということは誰かの夢、誰かの思いを踏みにじることだ。 別にレースに限ったことではない、一番は唯一であり他者と共有できるものではない。 だとしたらあたしは…。 踏み躙る。 「寒いですよね」 胸に渦巻くドロドロとしたこの熱を分けて温めてあげなきゃ。 あたしとの日々を綺麗な思い出じゃなくていい。 汚い染みになっても消えない跡を残したいんです。 この泥水と貴方を思って溢れた愛液で、二人の今をあたしの手で綴ってやる。 「ちょっ、汚れるぞ!?」 縋り付くようなあたしの包容にトレーナーさんは驚き、それでも振りほどけないでいた。 ウマ娘のあたしに力で叶うわけないんだ。 コントロール出来ない感情、制御不能の衝動。 一人じゃ手に負えないの。だから一つになりたいの。 「汚れたいんですよ」 ソファーに押し倒されたトレーナーさんは初めて見る表情で…。 「…自惚れに聞こえるが…、初めて見た時から…、どこかでこんなことになるんじゃないかと思っていた…」 諦めにも、納得にも、後悔にも、それら全部を混ぜ、受け入れる顔に見えました。 対する私の表情は笑顔で、それでも写真の中の笑顔と違う顔。 「一目惚れだった。目つきと顔つきがよかったから…」 今のあたしの顔も好みですか? 「…寒いですよね」 夏の嵐は激しさを増すばかりで…。 「………ああ、寒いよ」 雨はまだ止まない。 唇を押し付けた時、なにかを踏み潰した音がした。 ぐちゃり。 あたしウマドルやからね 芝を走られへんのやと書いたウマ娘の手紙の文字はとがりながらふるえている ウマだからと尻を打たれ 少女たちの眼が光だす 砂を踏み締めすぎた靴の中 匂いがこもりだす 私 本当は目撃したんです 昨日レースのとき中団で 先頭をぶっちぎったウマドルと諦めにも似た後続のうす笑い 私 驚いてしまって 追走も叫びもしなかった ただ強くて逃げきりました ダートの王はあいつです ファル子! 闘う君の脚を 闘わない奴等が笑うだろう ファル子! 渇いた砂の上を 奮いながら走ってゆけ 暗い闇の流れに紛れながらウマたち走ってゆく 光ってるのはナイター実装してるのとペンライト揺れるから いっそバ郡の流れに身を任せ垂れ落ちてしまえば楽なのにね まんまるで そんなにまんまるでウマたちは駆けてゆく 勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの出場通知を抱きしめて あいつは鬼になりました ファル子!闘う君の脚を 闘わない奴等が笑うだろう ファル子! 渇いた砂の上を 奮いながら走ってゆけ 孝行もんが田舎の町に逃げ足で砂ばかけるって言われてさ 出張るならおまえのファン1号も歓迎しちゃるって言われてさ しっかり燃やしたウマソウル バッチリ燃やせたウマソウル あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京大賞典 ファル子! 闘う君の脚を 闘わない奴等が笑うだろう ファル子! 渇いた砂の上を 奮いながら走ってゆけ あたしウマだからよかったわ 力ずくでトレーナーを思うままに捩じ伏せて思うままに組み敷ける あたしウマに生まれてよかったわ ああ ウマたちの群れ きらきらと 砂の中のコーナーを越えてゆく 隼という名のウマを 身をよじって追ってゆく ファル子! バキバキ君の脚を 闘わない奴等が笑うだろう ファル子! 渇いた砂の上を 奮いながら走ってゆけ ファル子! バキバキ君の膝を 闘わない奴等が笑うだろう ファル子! バキバキ砂の上を 奮いながら走ってゆけ ファル子!