エスティエラ・オーティース 魔女 127歳  デカパイデカ尻露出度高 ニコラ・フロウ 勇者 12歳 「――っはあ~~~……」 一人の女が扉の前で大きく息を吐く。 みすぼらしい宿屋の廊下には不釣り合いな美しい見目の女だった。 無造作に伸ばされながらも艶めく蒼銀の髪。 青と黒を基調に銀糸が織り込まれた魔導士然とした衣服には深いスリット。垣間見える白い肌には精霊との契約の証である魔術紋が各所に浮かんでいる。 見る者が彼女を見れば一目で高等魔導士であると察することができるだろう。 総じて、「この場から浮いている」と言い表すのがふさわしいであろう彼女の名はエスティエラ。 勇者として選ばれた少年、ニコラ・フロウが信頼を寄せるパーティのまとめ役である。 そんな彼女が今立っているのは彼ら彼女らが宿泊する宿の一室。パーティ唯一の男子であるニコラの一人部屋の前だった。 数刻前の戦闘時、ニコラが他のメンバーを庇ってとある攻撃を受けてしまったが、その快復のための技能を持っているのがパーティの中にはエスティアラしかおらず、エスティアラは不本意ながらもかわいい仲間のために一肌脱ぐことを決意した――というのが今彼女がこの場に立っている理由だった。 別に彼女自身がその手段を執らなくても庇われたメンバーにその方法を伝え、自身で始末をつけさせれば――といってしまうのは簡単だが、そのメンバーというのがこれまた初心な娘であり、それでいてニコラには懸想しているというのだから話がややこしい。 少年少女の甘酸い関係を遠目から見るのを好む彼女としてはいきなりそんな義務感と罪悪感でトッピングした関係からスタートさせるのは目覚めが悪い。 そんな諸々の理由が合わさった結果の選択ではあるのだが……。 「(覚悟を決めろわたしー……。“こうなる前”はいくらでも触ってたんだから……)……よし」 コンコン、と。 ノックをしても室内にいるはずの少年の反応はない。 「ニコラー……?」 ゆっくりと扉を開けても、同じく反応はない。 だが、居るのは見えている。 魔力に依る視界を光学的な通常の視界とは別に保有するエスティエラには、それが見えていた。 「(うわー……真っピンク……。これはちょっと大変かも……)」 ベッドの上で身悶えしている魔力の塊。 普段は清廉な色の魔力をしているニコラだが、先ほどの戦闘の際に淫魔の影響で変質した魔界植物の体液をダイレクトに受けてしまったことで齢12歳の体は淫魔由来の魔力で汚染されてしまっている状態だった。 こうなってしまうと一度汚染された魔力を排出しないといけないが、魔導院の初等課程で学ぶように魔力は何かに変換しなければ人体から容易に排出されない。 そうなるとこの桃色に染まりきった魔力を何かに変換して排出させなければならない訳だが……。 「ニコラ、大丈夫?」 「ぁ……えす、てぃえらさん……」 自身の魔力が他の魔力に汚染される際の熱に浮かされているその顔は朱く、言葉には陶酔の色が混ざっている。 「待たせてごめんね。今からキミの魔力を一旦外に排出させるから、そのための簡易紋を描くよ」 もう少しだけ我慢してね……。そう告げてエスティエラは自身の指を咥える。高等魔導士である彼女の体液を媒介に、魔力転換の簡易的な魔術紋を刻むのだ。 「元来の魔力量が多いから……丹田からの直通パスを構築して……」 ツ――とニコラの腹に優しく置かれる指。 エスティエラの魔力色である氷、或いは高温の炎のような蒼色のラインが指の動きに追従して引かれていく。 「ぁ、ぅ……」 「ちょっと冷たいけど我慢してね……定着してしまえば後は……」 後は、うん。 気持ちいいだけの時間になるのだから。 「地水風の属性を紐解いて……空に変換して……その上で薄い地水風に再変換……よし、できた」 淫魔の魔力属性は地水風の複合。それをニコラ本人の空属性に変換し、そしてそれを空属性になじむよう薄めた状態で再度地水風へ……つまりは、魔力を一度ニコラに還元した上で、精として変換する。 「さ、起きてニコラ。……たぶん、苦しいところがあると思うんだけど……やり方、わかる……?」 ニコラの上半身を抱き起こし、ベッドのフチに座らせながら魔力に依る視界で状態をチェックする。先ほどまで充満して張り詰めていた桃色の魔力色が体内で循環を始め、丹田にて空属性の無色の魔力へと転換され、…………ニコラの股間へとゆっくり流れ込んでいくのが見える。 結局のところ、淫魔の魔力を最も効率よく排出する方法はこれだ。 増えてしまった魔力を体内で全部同色の物体、つまりは精液に変え、吐精させるのが最も人体に優しく、かつ苦痛もない。 後は生殖器を刺激して吐き出させてやればよいだけなのだが……。 「やりかた……? ごめんなさい、なに、の……ですか……?」 熱に浮かされたような声が、少しずつ。 少しずつではあるが、別のものへと変わりつつあった。 ぼんやりしているだけではなく、快楽に耽溺するような。 色に浮かされるような、声。 「うん……。まあそうだよねー……」 12歳。12歳だ。 同じ年の……たとえば農村の少年ならば、自慰の方法や性欲の発散方法の一つや二つ知っているだろう。得てして“それ以外にやることがない”のが大きい。或いは、家の地位が高い少年ならば、家のためにこの年には既にそういうことは覚えているか教えられているだろう。 しかし、ニコラはどちらでもない。 神殿生まれの孤児であり、幼いころから女所帯で育った身だ。その手の教育まで清廉潔白な修道女達に求めるのは酷というものだ。 であるならば、誰かが教えなければならないのだが……。 ここで問題が一つ。 「(わたしかあ……。“前世は男だった”からやり方はわかるんだけど……)」 エスティエラ・オーティース。127歳。 見目麗しく、人格者であり(魔導院上がりとしては、の但し書き付き)、実力も申し分なく、面倒見もよいと評判の高等魔導士である。 勇者パーティとして招聘されて以降は年若い勇者達の導き手として名高い彼女であるが、彼女には誰にも明かさぬ秘密がある。 彼女は、転生者なのだ。 いや、転生者であること事態はさほど珍しくもない。前世よりの因縁、前世での因業の精算を求めて神々が魂を流転させることは時折あることである。 しかし、彼女は異なる世界より迷い出でた魂。それも、過去生では性別すら異なっていたとくる。 自身が男性であった頃の記憶――とはいえその歳月も流石に今生の四分の一以下の年月である故に薄れてはいるが――によって男性を恋愛の対象と見ることができず、されども肉体が女性である以上女性を恋愛の対象としても見ることのできなかった。それを127年の間、誰にも明かすことができずに抱え込んでいた。知られて、忌避されるのが、拒絶されるのが何よりも怖かったから。それがエスティエラの真実である。 結果、醸成されたのはつかみ所は無いが人格と能力的には信頼してもよい、と評される今の彼女だった。 男でも女でもないように、天秤がどちらにも振れないように、と努めて127年を生きてきた彼女であるが、今からやろうとしていることは明確にそのラインを踏み越えようとする行為である。 もしも、この冒険に旅立つ前の彼女であれば、悩んだ末にこの行為を他人にどうにか押しつけていただろう。 だが――。 「(……まあ、しょうがないよね……うん、しょうがないしょうがない。よし、せっかくだしきっちり気持ちよくしてあげようか。悪い思い出にしてしまうのも可哀想だし……)」 かわいらしい弟のようなニコラを苦しませるのも、そんなニコラに淡い想いを抱く他のメンバーの三人達にやっかいな仕事を押しつけるのも、彼女が望むものではないのだ。 「……じゃあニコラ、今からちょっと……ちょっと、変わったことをするけれど……これもニコラの治療のためだから、わたしの言うこと聞いてくれるかな?」 「はい……。エスティエラさん……」 「うん、いい子だねニコ、ラ―――」 そう告げながら、エスティエラはそっとニコラの下履きに手を伸ばす。 既にその布地は硬く張り詰めたもので天幕を張っていた。 ……張っていた、のだが。 「(……あれ? 大きくない? ニコラ、12歳だよね? え、あれ? なんか、すごい……大きくない?)」 今までエスティエラには毛布を被っていたからよく見えていなかったが、ニコラの下履きの下で屹立するそれは非常に凶悪なものだった。 下履きに浮いた形はともすればエスティエラの腕より太いのではないかと思わせられたし、そして何よりも雄としての威圧感のような物を既に放っていた。 「(え、前世のわたしのよりよっぽど大きいんだけど……え、いや本当にでっか……淫魔の魔力の影響……いや、そんな事例は聞いたことがない……発情効果まではあっても肉体変容はもたらさないはずだから……。……ええい、やるしかない……!)……っ!」 一瞬、ほんの一瞬だけ。 体が、本能が、負けかけたが気にしない。 なけなしの男としてのプライドのような何かにもヒビを入れられたような気もするが気にしない。 エスティエラは覚悟を決めて、下履きをえい、とズリ下ろし――――。 「…………っ……」 まず、その大きさに圧倒された。 付け根から先端までの長さはおよそ48フィル(24cm相当)。 先端こそ皮を被ってはいるものの、カリ首もまるで茸か何かのように膨れ上がっており、それが異なる雄の精液を掻き出すために発達した器官である、とする前世の知識を思い起こさせる。 直径はおよそ8フィル。 棍棒のようにそびえ立つ竿には幾条もの血管が走っており、その凶悪な姿をより一層猛々しいものとしている。 そして、なによりもその熱。 下履きの中に押し込められていた熱気が、雄の臭気を伴って解放されたのだ。 むわり、とした、鼻の奥から下へ、下へと貫通していくかのような臭い。 「っ……」 ずぐん、という感覚でエスティエラは思わず生唾を飲み込み、身じろぎする。女性魔導士にとって最も重要な器官――子宮が、この雄の臭いで震動したのを感じ取ったのだ。 じんわりと火照っていく下腹。 魔力生成を効率化するために自らの手で刻んだ魔力紋が起動して、全身の回路が動き始めてしまうのがわかる。 ……その、自身の体の慮外の動きをエスティエラは知らないが、同時にその働き方をする事例がいかなる場合のものかは知っていた。 ――それが、魔力の波長が極めて相性のいい者相手に起きるとされる魔力の同調現象であり、つまりそれは、自分の魔力が、この眼前の少年と。そして自分の体が、この眼前の凶悪なモノと、とても、とても……相性がよい、ということを示すのだと。 「(あ――やば、い……魔力の同調、これ……“発情、わたしにも”……)」 ――くらくらする。 「(だめ……わたし、男だから……あ、今違うんだった……なら、いいか……。……ぁっ、だめっ……)」 ――胸が、疼く。 「(触ってあげたい……このおちんちんをシコシコしながら……オナニーしたら絶対気持ちい……っ、だめっ、だめだめっ……)」 ――おなか、あつくて。 「(あつい……堅い……ちょっと触るだけでびくん、びくん、って……。あっ……ぬちゅ、っていった……)」 ――あたま、ふわふわする……。 「(ふっとい……わたしのゆび、四本ぶんより、太くて……これで、これでわたしの、“はじめて”……)……。………ッッ!!」 ぼんやりと、思った。 先端から先走りをとろとろとあふれ出させて、気持ちよさそうにびくびくと手の中で跳ねるこの凶悪な逸物で、100年間オナニーばかりのくせに一度も使われたことがない、この処女まんこをめちゃくちゃにされたら。もしそんなことがあれば、きっとさぞかし気持ちいいだろうな、と。 と、そこまで考えて、ふと覚めた。 魔力の同調で発情状態へと引きずられ、一瞬で溶け落ちかけた思考がそんな底の底まで行き着いたことで再起動する。 「(ああああ、あっっっぶな……!! 発情に引きずられかけた……! あれ、わたしもしかしてニコラと相性よすぎる!? だめだめだめっ……)」 ぱぱぱっと魔力同調が発生しないように魔術紋の出力を絞るエスティエラ。 「っ……ニコラ? どう、痛くない……?」 「ぁぅ、ぅぅ……ふわふわ、ってします……」 「そう……じゃあすっきりさせてあげるからね……」 しゅっ、しゅっ……。 ぬち、ぬち、にゅちゅっ……。 そっと、優しく、肉棒に添えた手を上下させる。 極悪な大きさの、皮かぶりのかわいい逸物を愛撫しても、今度は同調は起こらない。既に発生してしまった下胎の疼きは消えないが、これなら大丈夫そうだ、とエスティエラは安心してその手による愛撫を少しだけ早くする。 「ぁっ、あっ、あぁぁッ!?」 すると、たったそれだけで刺激に慣れていない逸物がビキビキビキビキッッ!!と硬度を増した。 びくん、びくんっと、震える様は早くも一回目の射精が近いだろうことを感じさせる。 「出そう、かな……いいよ、ニコラ……ほら、ぴゅっぴゅ、して……?」 最後に、皮越しに、指輪っかでカリ首を……くりゅんっ……。 その刺激で、無垢な肉棒は限界に達してしまう。 「あうぅっ、なにかでちゃうっ、でるっ、だめぇっ、出るぅっ……!! あっ、あぁぁああぁぁっっっ!!??」 ぶびゅっ!! ぶびゅびゅびゅっ!! びゅくっ! びゅっ! びゅーっ!! ……そんな音がしそうなほど、濃厚で、重たい射精。 ……12歳のニコラにとって初めての射精。 パーティメンバーの、綺麗で、良い匂いがして、胸が大きくて、露出が多い綺麗なお姉さんに、自分の汚いところを触ってもらってする、最高の精通。 エスティエラはびくんっ、びくんっ! と震えながら未だに吐精を続ける肉棒をシゴいてやっているが、その裏で幼気な少年の性癖が決定的に破壊されたことにはまだ思い至っていなかった。 「(……うっわ……すっご……前世で見たエロ漫画みたい……。あんなに射精したらきっと、おちんちんの中がゼリーみたいな精液で引っかかれて……気持ちいいんだろうな…………)」 とはいえ、当人もびゅぷる、びゅぷる、と止まらない射精を続ける肉棒を間近で見ながら早くオナニーしたい、早くオナニーしたい、と脳裏で必死に己を律していたのだから非難はできないだろう。 そして。 「……ニコラ、苦しいのきえた?」 「はーっ……はーっ……」 エスティエラの言葉に、ニコラは応えられなかった。 今し方の、これまでの12年ぽっちの人生の何よりも強すぎる快楽の余韻で脳髄が痺れていたこともあるし、そして何よりも。 「……うん、まだ、だよね……」 まだ、その肉棒がいきり立っているのは明白で、そしてまだ魔力も抜けきっていない。 「…………ごくっ…………じゃあ、もう一回、しよっか……?」 そう言って、再び体を寄せるエスティエラ。 そこから発された生唾を飲み込んだ音と、その蒼色の目に浮かぶ色に気づくには、まだニコラは経験がなさ過ぎた。 ──────────────────────────────── 「はあぁぁ…………。終わったよー……」 「! エスティエラ様! ニコラさんのご容態は……」 「ん。ああ、心配しなくていいよメアリ。汚染された魔力はおおよそ排出させたから、後は一晩ゆっくり寝かせてあげれば快復するんじゃないかな」 どれほど射精させただろうか。 片手の指では数え切れないし、もしかしたら両の指の回数すら超えたかもしれない。 ただ、どちらであろうとも、ニコラの精力は無尽蔵で、最後の最後まで苦しそうなそぶりは全く無く、むしろ心底心地よさそうにしていたのは確かだった。 処置は済んだよ、と女子部屋(ニコラの部屋からエスティエラの一人部屋を挟んだ向こうの部屋)で待機していた三人に声をかければ、真っ先に駆け寄ってきたのはニコラに庇われた少女、メアリアナだった。 その顔は蒼白で、自分のせいでニコラが倒れたことを大層気に病んでいたであろうことが窺える。 「お疲れ様でしたエスティエラ様」 「よろしければ癒やしをおかけいたしましょうか?」 「いや、アニエスもタチアナもありがとう。気持ちだけもらっておくね……わたしは自分の部屋に戻るから、メアリを落ち着かせてあげて、ゆっくり寝かせてあげて……ふぁぁぅ……うん、おやすみ……」 ひらひらと手を振って部屋の外へ出る。 ……わざとらしくあくびの振りなどして、逃げるように少女達の前から立ち去ったのは、彼女たちには気取られなかっただろうか。 ……内股から、粘性の雫を垂らしていることに、気付かれなかっただろうか。 信頼できる大人のような顔で、逞しい雄に奉仕する歓びの甘美を盗み食いしていたことを気取られなかっただろうか。 ……メアリは気付かないだろうし、アニエスもおそらく気付かない。ただタチアナはなぁ……察しが良いからなあ……。 そんなことを考えては、考えるだけ無駄だ、とそれを否定する。 「(あーやだやだ。オナニーして寝よ……今回みたいなことはこれが最初で最後……。あんなぶっといイケメンちんぽなんてわたしは見ませんでしたーっと……)」 ……ばたんっ。 自室で、ドアの内側に背を預ける。 ふと視線が向かうのは、右手。 ……先ほどまで、あの凶悪な逸物を握っていた、右手。 「……………………………………………………………………すんっ……」 その匂いを、なぜか嗅いでしまって――。    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆ 「い゛ッ、ぐぅ゛ッ……!!♡♡♡ や゛っばい、これ覚えちゃった、ぁ゛ぎッ……! 100年以上オナニーばっかりのぉ゛、まんこほじくり回して開発済みの雑魚雌の前にぃ゛ッぐッ……!!♡♡♡♡ あんなの出す、なァ゛ッ♡♡ あ゛ッ♡♡ ちんぽっ、あのぶっといの、ぉ゛ォ゛ッ♡♡ ぃぐぃぐい゛っぐ……!!♡♡ おとこ、じゃないしっ♡♡ 100年以上処女のドスケベマゾ女だからッ♡♡ ホモじゃないもん゛ぎぃ゛ッ♡♡ オナニーっ、オナニーしてるだけだから……♡♡ あのイケチンで雑魚穴ずぼずぼされたいとか思ってな、ぁ゛ッ♡ あ゛ッ♡♡い゛っぐぅ゛ぅ゛ッッッ♡♡♡♡」 ――余談であるが、今後もなんやかんやでエスティエラがニコラの性処理をせざるを得なくなる機会が訪れて、そしてその度にエスティエラは墜ちていく。 最終的に彼女がパーティメンバー全員から共有されるむっちむちのドスケベマゾ雌オナホ魔女に堕とされて隠し持ったマゾ性癖を十全に満たされるまでの話は、またいつかの機会に。