山奥での隠居生活が軌道に乗り始めた頃、ヘリコプターが降りてきた
来たのはダイヤとキタサン、そしてシカゴ・タイプライターでも入っていそうな金属製のアタッシュケースを持った黒服の男達だった
「どうして逃げたんです…❤️ お兄さん…♥️」
虚ろな目のダイヤが詰めてきた
「どうして…だと…！ それは…！ お前が！！！」
一発ぶん殴ってやろうと構えた時、間にキタサンが割り込んできた
「サトちゃん！ トレーナーさん！ 違うんです！！！」
キタサンの話によると、悪戯されたのは事実だったそうだ
俺が消えた後、ダイヤの様子を不審がった彼女は父親に頼んで調べていた
連続子ウマ娘強姦事件
その被害者だった

犯人は留置場で首を括っていた
つまり、ダイヤが復讐する相手はとっくの昔にこの世から消えていたのだった
「でも…でも！ 私のお兄さんは…！！」
泣きじゃくるダイヤを横目に、キタサンは俺に誰かを助けた覚えはないかと訪ねてきた
「そ、そう言えば…」
確かに昔、公園のトイレでうずくまる子供を見つけ、救急車を呼んだ覚えがあった
まさかそれが…
「サトちゃんは恩人であるはずのトレーナーさんを犯人と混同してしまっていたんです」
記憶の混同
悲惨な経験をした者に起こる記憶障害の一つだった
「嘘です…！ 嘘です…！！ 私の…私のお兄さんは…！！」
「サトちゃん…」
ただただ泣きじゃくるダイヤをキタサンは慰め続けた

それから数ヶ月が経った
俺の家には洗濯・飯炊き女になったダイヤの姿があった

あの後、黒服の男達は多額の現金とダイヤの私物が入ったアタッシュケースを置いていった
キタサンが手を回していたのだった
ダイヤの件でどうしても謝りたかった、
何度も頭を下げてキタサンはトレセン学園に戻っていった
残されたのは泣き疲れ、目から完全に生気を失ったダイヤだった
そのまま野垂れ死んでしまえ、とも思ったが化けて出て来られても困るので
飯分は働いてもらうことにした
川では洗剤になる野草を教え、手もみ足踏み洗濯を、台所では火加減とお釜での飯炊きを身振り手振り教えた
何を言ってもウンともスンとも言わないが、ダイヤは教えられた通りそつなくこなした

ある日、川の深みにずんずん歩いていくダイヤの姿があった
俺は彼女を引き上げるとおもいっきりひっぱたいてやった
「死ぬのは勝手だがその前にこれまでの迷惑を償ってからにしろ！」
ダイヤはまた涙を流し続けた

キタサンがトレーナーと共によく遊びに来るようになった
ここはトレセン学園から相当遠くの山奥にあるのだが、彼女は大きなリュックを背負って歩いてきた
「いいトレーニングになるんですよ！」
事実、彼女の身体はどんどん大きく育っていた
これなら長距離レースも行けそうですね、新しく担当になった女性トレーナーは白い歯をこぼしていた
来る度に山では手に入らない物を持ってきてくれるので大変助かるのだが、俺は感づいていた
これは義理人情に厚いと評判のキタサンの父の仕業だろうと
汗ばむトレーナーの背中からうっすら牡丹が見えていた

そして一数年の月日が経った
「コラー！ 遊ぶのは家の事してからにしなさい！！」
悪ガキ達を叱るキタサンの姿があった
ある時、酒と肴を抱えたキタサンの父がやって来、
「いつも娘が御世話になって！」と酒宴が始まった
久しぶりの酒に強く酔いが回った頃、目の前に盃が置かれた
「これの意味、わかるよなあ！？」
酔った勢いもあって俺はそれを受けた
「よし、それじゃあ！」
親父が手招きすると、白無垢に身を包み、三つ指ついたキタサンが現れた
「貰ってくれるよなあ！？」
え、いきなりはちょっと…そう言いかけたとき目の前にエンコのマエストロが用意されたので平伏するしかなかった

そして、ダイヤは…
「ゆうや〜けこやけ〜の赤トンボ…」
大きなお腹で赤ちゃんをあやしていた
彼女は今、キタサンの義理の姉になっていた
良家とはいえ傷物にされた娘に縁談の話はなく、彼女は実家から追い出されていた
それを哀れに思った親父が引き取り、キタサンと共に白無垢で三つ指付かせたのだった
「もちろんこっちも貰ってくれるよなあ！？」
エンコのマエストロが用意されたので、平伏するしかなかった

「ダイヤ、そろそろ近いんだからあまり無理するなよ」
「だってお兄さん…♥️ この子が泣くもんですから…♥️」
俺は額を小突いてやった
「いつまでお兄さん、なんだ？」
ダイヤは額を擦ると、白い歯をこぼした
「はい、あ な た ♥️」

最近サトちゃんスレで流行ってる物のキタトレが犯人じゃないパターンを考えてみました
お目汚し失礼しました

>エンコのマエストロ
コワ〜…

うーんヘイトが貯まりそう

いまさんくらいかな

可哀想なのは

ほんとにお目汚しだと反応に困るな…

なんか恐ろしいものが流行ってんだな…

エンコのマエストロ2回発動してる…

文章は嫌いじゃないけど暗いのよ…

サトちゃん...？

コワ〜

>可哀想なのは
見たくない

ちょっと露悪趣味に走りすぎかな…

>サトノダイヤモンドの姦計に
誤字なのか判断に迷う…

こう…そういう方面のイジメ方は良くない…

これキタサンもトレーナーと娶ったってこと？

あの…なんだ…
せめてもうちょっと穏当な着地してあげてくれ…
あと普通にキタちゃんが可哀想過ぎる

そもそも前提が小さい頃のサトちゃんに担当になる約束して性的悪戯し、今、キタちゃんのトレーナーしているって話だからなあ

気持ち悪い話だ…流しでしか読んでないけど

サトちゃんをなんだと思ってるんだ

楽しさを捨てた怪文書は嫌い

こんなもん流行らすな