「えっと、マックイーンさん？もしかして何か怒ってらっしゃいますか……？」
「わたくしのこの様子を見てもまだ疑問形なあたり、どうやら相当鈍いとみえますわね。それに今まで気が付いていなかったわたくしも大概ですが……」

何やら藪蛇だったようだ。マックイーンが怒りのボルテージを上げていくのを感じる……。

「さて、貴方を呼び出したのはほかでもありません。3つほどあなたに言っておくことがあります。これに見覚えはありますね？」
「私が送ったラインですね。契約解消についての」
「まずそこですわ！！こんな重大な要件をラインで済ませないでくださいまし！！」

マックイーンが気炎を上げる。普段からは考えられない姿だ。

「親しき仲にも礼儀ありというでしょう！？直接会った時につたえるのが筋ではなくて！？トレーナーにとっても、ウマ娘にとっても、重要な契約を破棄するというのですから誤解によるトラブルなどがないように慎重に臨むのが普通でしょう！！」

「ご、ごめんなさい……その、菊花賞の前にも意思の確認はしていたので一応、こちらとしても心の準備ができていることを伝えようと……」
「第二に！！」

マックイーンは言い訳は聞きたくないとばかりにこちらの言葉を遮り、さらに語調を荒げる。

「そもそも私 、貴方の元を離れる意思を示したことなんて……少なくともここ1年はありませんわ！」
「えっ」
「……菊花賞の前に私が言っていたのは『教えてもらうトレーナーは決めている』『菊花賞の後にそのトレーナーのところに行く』の二つです」
「ええ、ですから私から離れて別のトレーナーに……」
「そして、”菊花賞を勝った後””トレーナーさんのもとに駆け寄った私”が言った言葉は覚えていらっしゃいますか？」
「確か……『来ましたわよトレーナーさん』と……っ！？まさか！？」
「ええそうですわ！貴方は全く気が付いてなかったようですわね！！気の利いたやり取りをしようとした私が間違っていましたわ！」

どうやらマックイーンは思っていたよりも自分を評価していたらしい。

「その……いいんですか？私なんかで……」

その言葉を聞いた瞬間、マックイーンは額に青筋を立てていた。

「最後に！これが一番我慢なりません！」

立ち上がり、近寄ってきたマックイーンに人差し指を突き付けられる。

「トレーナーさん。いつまで新人気分で甘えている気ですか？貴方はG1を私に取らせたトレーナーなのです。少しは自覚を持ちなさい！」
「っ！」

頭をガツンと殴られたかのような衝撃があった。

「そのような態度は謙遜を超えて卑屈です！担当である私はおろか、私が打ち負かした他のウマ娘に対しても失礼ですわ！」
「……その通りですね。今後気を付けます」

トレーナーだというのに私は彼女に教えられてばかりだ。

「さてお話は終わりですわ。ずけずけと申し訳ありませんでした」
「いえ、言ってくださってありがとうございました。言葉を尽くしてくれたこと、うれしく思います」

彼女と心から語り合えたような気がする。
しかし契約解消しないとなるとシニアでのトレーニングプランも考えねばなるまい。
となるとこれから学園でデータを集めて……。

「今日はもう遅いですし、ここに泊まっていくとよろしいですわ。」
「え、私なんかがこんな豪邸に泊まっていいんで……」
「私なんか……？」
「何でもないです！」
「よろしい」

この後メジロ邸で何があったんだろうねえ

ま…まな板の上の鯉…

忘れてた
前回までの：fu321888.txt

続き来たか有難う
原作マック良いよね…

新人気分が抜けないトレーナーに自身が仕上げたウマ娘ボディを再確認させる作業に違いない（婉曲表現）

これはツンデレに分類されるんだろうか…

ツンデレと呼ぶというか
デレてるのにクソボケがスルーしてたというか…

ふざけた振る舞い続けた相手に本気で怒ってるだけ

菊花賞でちょっと気取った言い方だけどあなたを認めたって言ったのに全く気付いてなかったクソボケには参るね…

本気で怒るのもまた愛だね

これはまごうことなくクソボケ

これはもしや今夜のトレーナーは鴨葱……っ！？

鴨葱じゃないよ
こっちの気持ちも理解しないどこかに飛んでいく雉だって分かったから仕留めにかかっただけだよ

正しくボケ

割と原案じゃなくて饅頭のほうも近いことは言いそう

饅頭は早い段階でちゃんと素直な言葉で伝えられるけどもやもやっとした返しで逃げようとした日にはこれくらい言うかも
むしろ日常的にツンケンしない分より激しく怒る可能性もある

まあそもそも饅頭ならここまでこじれないし…

まんじゅうは素直だから確実にスレ画より恋愛強者

もうっ！て言うだけだもんな饅頭
でも原案は原案なだけに饅頭と芯は同じと言うのも分かる

ウマなのにモーとはこれいかに

は？