あっエイシンフラッシュさんのトレーナーさん!こんにちはっ! おっと今はグラスワンダーさんのトレーナーさんでもあるんだよね! 噂になってるよ~、あのまさかトレーナーさんが複数の担当を持つなんてって! でも考えたら複数の担当を持つなんてそんなに珍しいことじゃないよね! む~ん……でもトレーナーさんはあの二人をどうやって射止めたの~? あはは!冗談じょうだ~ん!あっちからスカウトなんでしょ?所謂逆スカウト! カレンちゃんのトレーナーさんとかスーパークリークさんのトレーナーさんと同じだね! いや~あの二人は見る目があるよね~!他のトレーナーさんも凄いんだけどね~ やっぱりトレーナーさんにはトレーナーさんだけの魅力がある、ということだね!むんっ! あはは、そうだよ~これもトレーナーさんの受け売りだよ~、覚えてるよ だって悩んでた私に寄り添ってくれたトレーナーさんの言葉だもん!忘れるわけがないよね! 周りと見比べて何の特徴もない、普通だと思ってた私でも持ってる魅力があるってね! そう言ってくれたのトレーナーさんだもん!えへへ~、あの時嬉しかったな~ えっ?私?まだ担当トレーナー見つけてないよ? なんでって言われても……う~~~ん……       私に特別な魅力があるって言ってくれたの、トレーナーさんだけだもん。       他のトレーナーさんやウマ娘さんはまだ私の事普通だなって思ってるんだ。 でもね、トレーナーさんだけなんだ。私の事特別だって言ってくれたの。 私でも気づけなかった魅力をトレーナーさんは見つけてくれた。嬉しい以外思いつかないよ。 トレーナーさんみたいな人と出会えたら話は別だけど……多分、ううん、絶対見つからないよ。 だからね、羨ましいんだ。エイシンフラッシュさんが。グラスワンダーさんが。 私もね、トレーナーさんの担当ウマ娘になりたいんだよ。 ふふっ。やっと言えた……。ううん、こんな時に私冗談なんて言わないよ。 大丈夫だよ。今すぐ返事が欲しいわけじゃないから。ちゃんと考えて欲しいから。 うん、待ってるよ私、ずーっと、待ってるから。ね。 ど~こ~か~な~。……あっいたいたトレーナーさん! はーい、マチカネタンホイザだよ~。むんっ。 もー私驚いちゃったよー。まさか北海道にいるなんてびっくりしちゃった。 どうやって見つけたかって?それはね~、これ!トレーナーさんが今付けてる時計だよ~。 これ私がプレゼントした時計だよね?いつもつけてくれてて嬉しかったんだ~。 うん、トレーナーさんがこれつけてくれてたからここまで来れたんだ~。 ?そうだよ、この時計ねトレーナーさんの場所が分かるようになってるんだ~。 ほら、これ私のスマホなんだけど地図にさ目立ってるマークあるでしょ?これが時計のなんだ。 助けるの遅れてごめんね?トレセン学園からここまで時間かかっちゃって……えへへ。 それにしてもまさかトレーナーさんが誘拐されるなんて思わなかったな~一体誰がやったんだろ~。 ?これ誘拐でしょ?だってトレーナーさんが私に連絡なしにここまで来るはずないもん。 この家の周りにね、何人か見張るようにいたからむんってしといたんだ~。 後警察にも連絡しといたからもうすぐ来るんじゃないかな~。もう大丈夫だよ~。 あっ見張ってた人達はちゃんと生きてるよ!ちょっと寝てもらってるだけだからね! 確かにトレーナーさんを誘拐する価値はすっごくあるけどさ、何が目的だったんだろ~? だって誘拐してからこっちにお金とか要求の連絡とかしてないんだよ?普通はあるよね? ……もしかしてトレーナーさん自体が目的だった?だから何の連絡もしなかったのかな? でもトレーナーさんが怪我してるところは無いし、暴行目的でもない……か。 まあトレーナーさんに傷が一つでもつけてたらむんっじゃ済まさなかったけどね。 む~~~ん……エイシンフラッシュさんとかグラスワンダーさんとかならやりそうなんだけどな~。 あの二人は学園にいたしな~、見張ってた人達以外の痕跡も見当たらなかったな~。 え?うん、足跡とかもあの人達のしか無かったよ?そうそう、見張ってた人5人分だけ。 むむむ……でも何か引っかかるんだよね~。名探偵マチカネタンホイザがそう囁いているぞ~。 あの人達は実行犯だけど黒幕がどっかにいるぞ~って。トレーナーさん知らない?そっか。 まあ私はトレーナーさんが無事でそれで良いんだけどね~。えへへ、今だけ独り占めだ~。 私はずっとこのままで良いんだけどね~。あの二人が手を組むのは流石に私でもキツイかな~。 ほらこれトレーナーさんのスマホ、別の部屋にあったの見つけたんだけど……見てよ。 不在着信とメッセージの数凄いでしょ?うん、これ殆どあの二人からの連絡だったよ。 そんな事してるんだったらすぐトレーナーさんを探すべきだよねぇ?薄情だなー。 ウウウーーッ あっ来たみたいだよ警察。良かったねトレーナーさん。もう安心だよ。 ねぇトレーナーさん。私ね、トレーナーさんと離れたくないな……。 だからさ、これからもずーっと、ずーーーっと一緒にいよう。ね。