二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1620142792348.jpg-(29080 B)
29080 B21/05/05(水)00:39:52No.799445974そうだねx2 01:48頃消えます
温めてあった出汁に米を入れ、スイッチをひねって火を強くする。米はもう炊いてあるので、この上煮ると水を吸いすぎて柔らかくなってしまうだろうが、消化の面を考えればこのくらいで丁度いいだろう。
沸騰したところで、溶いてあった卵を流し込み、かき回して仕上げる。器と一緒に、ミトンをはめて鍋ごと居間に持っていく。
慣れた手順だ。ただ、ひとつだけ違うのは──
「ああ、もう出来たのかい」
「うん。お待たせ、タキオン」
それを待っていた我が愛バが、パジャマ姿でベッドに横たわっていたことだが。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/05/05(水)00:40:15No.799446123そうだねx2
事の始まりは今日の朝に遡る。
土曜日だからと遅めにかけていた目覚ましは、自分ではない誰かの手で止められていた。
「おはよう、モルモットくん。トレーナー業に休日はあるかもしれないが、真理の探究に休む暇はないよ?
そういうわけだ、めくるめく実験日和を始めようじゃないか」
どうやって入ったのかだとか、聞きたいことは色々とあったが、まあ彼女にこの手の質問は無意味だろう。
「呼びに来たらよかったのに」
「私が出向く方が早いよ。それに、今日は…くしゅん」
慣れたやり取りは、彼女の可愛らしい咳で遮られた。
「なんか、顔赤くない?」
「…そういえば少し熱っぽいな。なに、大した問題では…くちゅん」
二度目の咳をした彼女を座らせ、体温を測ってみる。
「38℃…実験は中止、今日は休むこと」
「えー!君に試したい実験器具を3つも持ってきたのに、それを先延ばしにしろというのかい!?」
とんでもない情報をさらっと聞いてしまったが、いま自分がすべきことはひとつだけだろう。
彼女のトレーナーとして、一刻も早く彼女に休息を取らせることだ。
221/05/05(水)00:40:58No.799446402そうだねx1
「卵雑炊か、こういうときは定番なのだろうが…実は食べたことがなくてね」
「そうなんだ…じゃあ、味わって召し上がれ」
器によそった雑炊を盆に置いて差し出すと、彼女は不思議そうな表情でこちらを見返した。
「どうかした?」
「こういうときは、作った人が食べさせてくれるものじゃないのかい?」
「…まぁ、そういうこともないわけじゃないけど…」
「ではやってくれたまえ。余人が行っていることなら、モルモットたるきみが私にやるのは当然だろう?」
流石に二の足を踏むが、躊躇しても彼女が許してくれるはずもないことは、とうの昔に承知している。
321/05/05(水)00:41:11No.799446482そうだねx2
「はーやーくー」
仕方ない。口を開けて待っている彼女に、スプーンで雑炊をそっと差し出す。
「あーん…んっ」
ゆっくりと咀嚼した雑炊を飲み込んで、喉がかすかに上下する。
こんなありふれた動作の中にもどことなく色香を見出してしまうのは、偏に風邪の為せる業だろうか、それとも自分の雑念故だろうか。
「なるほど…悪くないね、もっとよそってくれたまえ」
「…食欲はあるみたいだね。よかった」
当たり障りの無いことを言って、呼吸を落ち着けた。
──保つかな、理性。
421/05/05(水)00:41:34No.799446616そうだねx1
熱があるとはいえそれほど重い病状ではないからか、あるいは病身でもウマ娘ということなのか。
鍋一杯分の雑炊を、殆ど食べ切ってしまった。
「すごいな、もうほぼ空っぽだ…
じゃあ、片付けてくるから寝てていいよ」
空の器と鍋を持って台所に戻ろうとすると、右手を掴んで引き留められた。
「まだ残っているよ」
「確かにもうちょっとあるけど…」
残りの粒も器によそおうかと思ったが、彼女は手を離してくれない。
「タキオン…盛れないよ?」
「違うよ…ここに残ってる」
そう言うと彼女は、人差し指についていたごはん粒を器用に舐め取った。
「…ああ、うん…」
突然の出来事で、脳が硬直した。指先に確かに感じた彼女の唇の感触を処理するのに必死で、返事も適当になってしまった。
「まだ…もっと」
指が、彼女の唇に吸い込まれていた。
521/05/05(水)00:41:52No.799446776そうだねx1
根元から指先まで、ゆっくりと丁寧に舐めあげられる。彼女の温度を直に感じる。
熱のせいもあるのだろうか。ひどく熱い。咥えられた指から先が、溶けてなくなってしまったような気がした。
ちゅう、ちゅぱ、と、指を吸う唇の音が、汗をかいて暑いからとパジャマの胸元を開けた彼女の白い喉が、なにもかもが理性をゆっくりと、確実に蕩かしてゆく。
「タキオン…!」
哀願するように口が動く。
それは、もうやめて、という意味だったのだろうか。それとも、もっとして、という意味だったのだろうか。
もう、それすらわからない。
時間の感覚さえ曖昧に溶けてしまったころ、漸く彼女は唇を離した。
「…ごちそうさま。美味しかったよ」
手を洗ったあとも、彼女の舌と唇の感触が消えなかったのは言うまでもない。
621/05/05(水)00:42:23No.799446959そうだねx1
「おや、お目覚めかい」
座椅子に横たえていた身体を起こすと、もうとっぷり日が暮れていた。
あのあと、汗をかいた彼女の身体を拭くように命じられたり、自分の分の食事を作ったり、暇だから話し相手になってほしいと言われたり、色々なことをしているうちに眠くなってしまって、椅子に座ったまま彼女のいるベッドに突っ伏して寝てしまったのだった。
「ああ、体凝ってる…具合はもういいの?」
「お陰さまでね、明日にはもう快復しているだろう。それより、君はどこで寝るんだい?」
少々返答に窮する。この家にはソファがない。それこそ、さっきまで座っていた座椅子くらいしか、休めるものは置いていない。
721/05/05(水)00:42:35No.799447035そうだねx1
「またあれに座るとか…」
「今度は君が風邪を引くだろう?私にとっては好都合だが」
薬と称して何を飲ませようかと独りごちる彼女の餌食になるのは御免だが、だからと言って他に方法はない。
考えていると、彼女がベッドの端にずれて、空いた空間を手で叩いた。
「いくらなんでも…!」
「クッションでも間に敷けば問題あるまい。君と私の膂力の差を考えれば、君の危惧しているような事態にはなりえないと思うがね」
彼女は立て続けに、止めの一撃を放った。
「…これでも感謝しているんだよ。君に風邪を引かれたら、私だってばつが悪い」
821/05/05(水)00:43:01No.799447189そうだねx1
「前にも言ったかもしれないが、私の家族は結構ドライな性格でね。別に愛されていなかったわけではないだろうし、私もそのほうがいろいろとやりやすかったが。
ただ、風邪を引いたときにこんなふうに看病してもらったことはなかったんだ」
隣で眠る彼女が、ぽつりぽつりと話し始めた。
「だからかな。少しはしゃいでしまったよ」

目が合った彼女が、穏やかに微笑んだ。
クッションをかき分けて、彼女の手が伸びてくる。その手に包まれて、彼女の頬に触れた。
まるで彼女の温度を、伝えようとしてくるように。
「暖かいね、君の手は。
あのときからずっとそうだ。君の手で包んでもらうと、ひどく心地いい。
…だからかな。ときおり、ひどくおいしそうに見えるんだ」
掌を、そっと舌で舐め上げられる。
この壁と同じだ。
止めてくれるはずの理性がぐずぐずに溶けて、ひどくやわらかくて、頼りないものになってしまった。
921/05/05(水)00:43:21No.799447326そうだねx1
「食べちゃおうかな、誰にも渡さないように」
「…それはちょっと困るかな」
「なら、ちゃんとそばにいてくれよ?
約束、だからね」

小指にそっと唇を重ねた彼女から、もう目を離せなくなった。
──大丈夫。たぶん、一生忘れられないよ。
1021/05/05(水)00:44:00No.799447571そうだねx9
おわり
舌出したタキオンは絶対えっちだと思う
1121/05/05(水)00:44:30No.799447762+
ああ〜良い…
1221/05/05(水)00:44:33No.799447786+
この前までのやつ
su4826043.txt
1321/05/05(水)00:44:47No.799447861そうだねx1
ウワーッ!うまぴょいしてないのにエロい!!
1421/05/05(水)00:45:04No.799447949+
甘々なタキトレ怪文書は健康にいいとされる
1521/05/05(水)00:45:15No.799448008+
だが待ってほしい
舌を出したウマ娘は大抵エロなのではないだろうか
1621/05/05(水)00:46:54No.799448575+
モルモット君のにんじんがうまだっちしちゃわない?
1721/05/05(水)00:47:47No.799448900+
これで安眠といい夢が見れるありがとう…
1821/05/05(水)00:49:42No.799449533+
指ちゅぱタキオンはえろだな…
1921/05/05(水)00:51:24No.799450086+
本格的にモルモット君のこと落としにきてるのでは…?
2021/05/05(水)00:58:03No.799452167+
信じられるか?このタキオンはモルモットくんが奪われないように
モブのマインドコントロールするマッドさあるだぜ?
2121/05/05(水)00:59:10No.799452523+
このタキオンにマーキングされるモルモット君というのは使えるぞ
2221/05/05(水)01:00:25No.799452922+
>信じられるか?このタキオンはモルモットくんが奪われないように
>モブのマインドコントロールするマッドさあるだぜ?
教育!教育です!洗脳ではなく!
2321/05/05(水)01:06:37No.799454728+
これ看病口実にしていちゃついてるだけですよね…?
2421/05/05(水)01:14:49No.799457086+
うまだっち舐めてもらうときとかすごいことになってそう
2521/05/05(水)01:19:03No.799458237+
タキオンも一人の女の子だからな…


su4826043.txt 1620142792348.jpg